2010年08月31日

42年前のTMS から学ばされたこと


 先日親類からお借りした資料の中に昭和40年代中盤頃のTMSが何冊かあるのを見つけました。
 これが出ていた頃は私自身未就学だったので当然リアルタイムで見る事はなかった本です。当時もこれを見た記憶がなかった事からして親類も当時の私に見せるのを躊躇ったのかもしれません。

 実際目を通してみると実に濃い内容で冊子の薄さがまるで気にならなかったのには驚きました。

 そんな中で今回一番印象的だったのは1968年の1月号です。
 これには当時の主筆とゲストを交えての鉄道模型の対談が掲載されていたのですがこの号のゲストは関沢新一氏。

 前にも書いた事がありますが美空ひばりの「柔」の作詞者であり「モスラ」や「海底軍艦」の脚本も書かれていた多才な方ですが、「ほろびゆく蒸気機関車」でかつてのSLブームの火付け役となり、わたし的には「自宅の中を周遊するレイアウトを作った人」として印象深い方です。

 その方の対談だけに期待して読み進めました。

 が、そこで語られている「鉄道ファンの気質」についての一言一言が胸にささりました。

「自分の思っていることだけが真の鉄道ファンだという排他性と思い込みの強さ」
「プロフェッショナル的なところだけがマニアやファンの最高峰だという、変なエリート意識」
 「模型や鉄道の世界に入り込みすぎてファンとしての才能はあっても社会と断絶した奇形的(特異児童)存在」への危惧。

 これが書かれてから42年経つ(しかもその間にSLブームとブルトレブームを経ている)というのにマニアの実態がまるで変わっていない現状に驚かされると同時に、自分に引き合わせてみて身につまされる所も多かったです。

 その一方で
 「何をしている時でも常に心の中のカマの火を絶やさぬ(常に観察眼と思考を働かせ、センスを磨き続ける)」こと
 「自分の立ち位置が枝葉の先であったとしても(そこから)木全体をみていなければならない」

 など趣味人として学ぶべき所、かみしめるべき言葉も多く、詠み終わって一種の元気になれた爽快感のようなものも感じました。

 これは鉄道に限りませんが最近の趣味の専門誌では趣味人としての行き方、ポリシーについて個々の人生観と照らし合わせて語る性質の随筆や対談の記事が非常に少ないと感じます。テクニックや新製品情報の話も結構なのですがある意味骨太なホビーライフが語られる事があっても良いのではないでしょうか。

 その意味でも今回のTMSは私にとって意外の収穫であった感じでした。

 (なお、内容については一部私の解釈を交えたものです)

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2010年08月30日

帰省土産、10系スパイラル・1


 今回入手の中古車両、10系が多くなりました(笑)
 それぞれに出自が異なる所が個人的におもしろかったりしますが。

 まず往路最初のショップで見つけたのはスハネ16。マイクロエースです。
 といっても「しなのマイクロ吸収直後」の日本製の奴です。

 私のラインナップでは10系は旧客の編成の彩り用のKATOのナハ11が一両あるきりだったのですが、見た感じではそれと比べても遜色がない感じでした。妻板のモールドなどところどころに当時のマイクロらしいこだわりも感じられて良い印象でした。
 余談ですが「スハネ16」という名称、他の10系寝台車に比べて微妙に異なるネーミングを不思議に思っていましたが、今回のパッケージを見て純粋な新製車ではなく旧客の下回り利用の車両である事実をはじめて知りました(笑)よく見たら台車も他とは違っています。

 ですがこれ1両だけでは編成がしにくいのも事実。とはいえ、新品のセットはKATOのは見かけず、今のマイクロのは高価で手を出しにくいのも又事実でした(汗)
 と、いうわけでこの後のショップめぐりに期待をかけました。
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2010年08月29日

帰省土産、鉄道「遺産」


 今回は先週の帰省にまつわる話です。

 以前から度々触れていますが、かつて幼かった私を鉄道模型の趣味に引き込んでくれた親類の機関士の方が居ました。
 鉄道模型ばかりでなく様々な工作や工芸にも秀でそのセンスやライフスタイルなどにおいて多大な影響を与えてくれた方でしたが、惜しくも私が鉄道模型を復活した直後に亡くなられたため模型関係での交流ができなかった事が悔やまれる方でした。

 今回コンペの受賞(努力賞ですが)を機にその報告方々霊前にご挨拶をする事も今回の帰省の目的のひとつでした。

 実を言いますとその折にかつてその方が作った機関車モデル(自作品で、細密とは程遠いものでしたが「運転士が実際に自分が乗務していた機関車を自分の印象・イメージによってモデル化した」という点で少なからず影響を受けたモデルでした。できればこの場をお借りして紹介したかったモデルです)を見せてもらいたかったのですが、残念なことに死去と同時にそれらは処分された由。

 ですが、ご家族の方からかつて国鉄勤務時代に持っておられた書籍や資料を見せていただく事ができました。これらの中のいくつかは子供時代の私が字もろくに読めないままに絵本代わりにしていたものも含まれておりとても懐かしいものでした。ご家族もその頃のことを思い出してくださったのでしょう。それらの資料をお貸し下さるとの申し出を頂きました。

 とても勿体無い申し出でしたが有難くお受けさせて頂きました。

 改めてそれらを今見ると懐かしさと同時に今になって始めて意味がわかる新事実や単なるロケハンでは得られない資料性の高さに驚かされます。
 正に私にとって第一級の「鉄道遺産」でした。

 これらの本についても今後徐々に紹介してゆきたいと思います。


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 先程アクセスが15万に達していました。趣味も話題も偏ったブログですがお付き合い頂きありがとうございます。
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2010年08月27日

ローカルレイアウト・着工編


 先日コンペで努力賞を頂いた900×600のサイズのローカル風景主体のレイアウトの製作について少しづつ上げてゆこうかと思います。

 今回の製作に至る経緯ですがこれまで都会・都市近郊風のレイアウトやセクションしか作って来なかった反動から徹底的にローカルなレイアウトにそろそろ挑戦したいと3年ほど前から考えていたのに加えてここ1・2年のジャンク・中古車攻勢の中で単行DCやローカルにしか向かない物が増えていた事がかねてからの状況としてありました。

 そして何より直接的に私を後押ししたのが昨年春に亡くなった家族が生前「一度温泉地へ旅行がしたい」と言っていた事です。
 その願いは叶える事ができませんでしたが、せめてその風景だけでも霊前に供えたい気持ちもありました。
 これらの要因が重なり今回の着工となった訳です。
 
 作る以上はこれまでの様なあいまいなコンセプトでは意味がありません。
 少なくとも地域・季節の設定は明らかにする方針で臨みました。



 純粋な温泉街はスペースの問題もあって難しいので手前側の隅に旅館を配しそこから風景を見下ろす形としました。又、奥側には出来る限り高い山を配し手前側は田園風景とする事で風景の立体感とメリハリをつけ、その二つの地形の緩衝にU字型に川を配する事にしました。

 季節の設定は3月下旬の早春。溶けかかっているとはいえ、まだ積雪がぎりぎり残っている時期を選びました。個人的に好きな季節である事もあるのですが、ここでは「長い冬が終わり少しづつでも春が近づいてくる」とのメッセージ性を持たせたいと思いました。

 以上のコンセプトに基づき昨年の暮れに設計と製作をスタートさせました。
 
 TMSのコンペへの参加はこの時点では漠然としたものでしたが参加を考えるようになったのは地形が徐々に出来てきた3月以降になって物です。


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2010年08月26日

帰省・中古屋ツアー2・思い出のあのロコ


 今回も中古ツアーの戦利品から(笑)

 TOMIXブランドのDC国鉄色。当時のパッケージと込みで500円玉一枚です。

 この機関車は私にとっては思い出深い機関車です。
 昭和50年代初頭、それまで鉄道模型といえば16番モデルしか見た事がなかった私が実家の近所の模型屋の店頭で初めて見た「Nゲージ」のモデル(何しろその時点で「関水金属」すら知りませんでした)がこのディーゼル機関車でした。
 これと同じモデルが何両かの二軸貨車を牽引しているディスプレイを見た時「これなら(当時子供だった)私でも鉄道模型が始められるのでは」という期待を初めて抱かせてくれた思い出のモデルでした。
 あの頃はTOMIXもまだ出ていませんでしたから当然「トミーナインスケール」でしたが。


 とはいえ、その時点でこの機関車を買う事はなく(笑・実際にはそれから3ヶ月以上経ってからKATOのキハユニを初めて買いました)いつしか思い出の隅へ押しやってしまっていたモデルでした。
 ですのである意味「35年目の仇討ち」みたいな購入となった訳です。

 ちなみに同じショップでは旧TOMIX製品が結構並んでいて「横須賀色のサロ112」とか「妙に腰の高いク5000」とかも一緒に入線できました。前者は実在しない機種だそうですがそれならそれで鉄コレのモハ62系にまぜ込んで見るというのも面白いのではないかと(笑)


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2010年08月25日

帰省・中古屋ツアー(笑)

 先日帰省から帰ってきましたが、今回の帰省は車を使った関係上、昨年と同様に「中古ショップ漁りツアー」の側面が前面に出てしまいました。
 その意味ではJAMの買い物ツアーに近い物があるかもしれません(汗)

 今回は経路上の4県のショップに立ち寄りました。帰省の経路上を選んだので交通費のコストはどこにも寄らない場合と同じという利点があります。ただ、時間は食いますので家族サービスも欠かせませんが(汗)

 TOMIXのDD54。
 この秋にKATOから同形式が出ますがそれとは微妙にちがうバージョンなので入手価値はあると感じました。運行線区が限られる車両なのですが、デザインの良さは(個人的にですが)DLの中で一等群を抜いていると思います。


 同じくTOMIXの73系。これまで可部線・仙石線の仕様が入線していましたが最もコンベンショナルな茶色の編成がなかったので有難い出物でした。
 但し、増結セットなのでそのままでは自走できませんがこれには裏技が(それについては後ほど)


 これもTOMIXのキハ52。
 HGモデルです。キハ52はKATOの国鉄色と大糸線色が入線していましたが首都圏色がTOMIXで見つかると思いませんでした。模型専門のショップでなかったせいかほぼ半額でした。
 先日のレイアウトには最も似合う車両であり、かつ140Rをクリアできる小回りの良さは大きな武器となります(先日のレイアウトの最急カーブはR177)

 この他にもまだあるのですがそれについてはまた。

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2010年08月24日

レイアウトコンペの盾


 実は今日まで実家のほうへ帰省しておりましてブログの更新が止まっていました。
 この世界では先週末はJAMなどのイベントで盛りあがっていた様ですが今回も観に行けず残念でした。
 とはいえ、帰省中の留守にうれしい届き物があったのでそれも帳消しといった所でしょうか。

 実は昨年末から春にかけてローカル風景のレイアウトを製作していまして今年のTMSレイアウトコンペに出品していたのですがこのほど努力賞を頂く事ができました。
(正月の当ブログであげていた新展開とは実はこれの事でした。尤もあの時点ではベースも何もできていませんでしたが)

 その記念の盾が先日届いた訳です。帰省中も行き帰りも猛暑にやられてばて気味でしたがそれも吹っ飛ぶ嬉しさでした。


 受賞といっても一番下位の努力賞なので出来がまだまだの所もあるのですが(そもそもまだ煮詰めきっていない状態です)このレイアウトについては追々紹介してゆきたいと思います。

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2010年08月20日

ロマンスカー地獄(汗)


 
 今年に入ってSE・NSEと小田急ロマンスカーの入線が相次いでいる当レイアウトですが早くも第3弾(笑)のLSEがやってきました。
 近所の中古に出物があったのですがこれまでのロマンスカーでは尤も安価な編成となります。

 見ての通りTOMIXの旧製品。先日のレッドアローと同様のスナップ留めの箱に入った(しかも疵付き)ステッカー貼り付け済みというコンディションなので値段も納得です。

 とはいえ動力性能は先日の旧ビスタカーより好い位で快調そのもののスムーズさ。この点では掘り出し物だったと感じます。
 ・・・ヘッドライトが緑色なのさえなければ・・・

 これでロマンスカーも3編成、それも半年ほどでこのペースです。よもやこれ以上増えるなどという事は・・・

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2010年08月19日

炎天下ではやってはいけない事(汗)


 上の写真は先月中古(?)を見つけたGMのクモハ123。
 夏場の車両工作にはうってつけとばかりに購入しました。その後地元のショップでパンタやら塗料やら台車やらを入手。事前の準備としては申し分ない体制で望みました。

 製作開始はお盆直後。車体を作り次は塗装です。
 先日の盆明け休みを使って意気揚々と久しぶりにエアブラシを引っ張り出しました。

 私の場合はブースはダンボール(笑)場所は庭の隅。
 その日は天候が良いのはいいとして、今年一番の炎天下。あの暑さには参りました。

 そのせいか塗料の調合を間違えたりシンナーが薄すぎたりと大惨事な結果を招きました(汗)更に問題だったのは意外と風が強かった事。ダンボールがすぐに吹き飛ぶ始末。
 短時間で済ませる積りが時間の経過とともに頭がボーッとしてきます。
 これらの条件に自分の未熟さを加えた結果、製作途中にしていわゆる火災車両ならぬ大惨事車両に(大汗)
 前面の塗りわけなどとても見てられないレベルであります。

 結論。
 
 晴れていてもちゃんとしたブースがあって室内で塗装できる環境の方が圧倒的にいいと思います。

 尚、とりあえず車両は完成まで持ってゆく積もりです。

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2010年08月18日

レイアウトチェンジ2010・20・踏み切りの加工3

 先ほどの踏切の改修ですが、SNS上でさまざまな方からのアドバイスを頂く事が出来、それに基づいて洋白線を利用した再加工を行なう事が出来ました。昨日がたまたま平日休でアクションが取りやすかったとはいえ、今年一番の暑さという悪条件の中でよく動いたものです(笑)

 ただ、肝心の洋白線ですがホームセンターで見つからず、近所の模型屋で最後に残っていた0.3ミリ径をあるだけ入手することしかできませんでした。聞く所ではその店でも鉄道模型用というより車のプラモでエンジンルーム周辺のディテールアップ用に残していたとの事でした。
 車両工作をやる人の多い都会ではあるいは入手も多少容易かもしれませんが、田舎ではこうした素材の入手はやはり難しいもののようです。

 さて前回は真鍮線やアルミ線を使ったため設置後に弛みを生じやすかった警戒票のワイヤ部でしたが支柱の間を突っ張るような要領で洋白線に切り替えるときちんと張る事が出来ました。
 見た目にはかなり細い針金ですが張りがきっちりしている点重宝な素材です。

 おかげで前の改修では手前側だけで挫折していた高さ制限票も今回は両方に設置出来ました。

 今回の素材は量が少ないので直には掛かれませんが、今回の成績を見るとこれまで真鍮線など作りかけては挫折してきた軌道線の架線の表現に洋白線を使う事で上手くできるのではという希望を持ちました。

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