2013年08月31日

過ぎゆく「鉄夏」に思うこと


 思えばこの夏は「鉄夏」でした。

 JAMやショウこそ行けませんでしたし夏の常でレイアウト関係の大仕事はほとんどできませんでしたが、例年なら1回の運転会は3回もありましたし、帰省にはレイアウトを持ち込み青天井での運転を楽しめました。
 一方で中古モデルの掘り出し物や故郷の物置からの発掘品もことのほか多く、その意味でも実り多い夏だったといえます。

 とはいえあの暑さには閉口しました。
 運転会はともかく自宅での運転は殆どなし。今月ばかりは運転会や故郷の方が圧倒的に運転する機会が多かったとも言えます。
 当然工作の類もデスクトップでできる事が主でしたが。
 さて、夏中暑さに茹だっていた身としては有難い気候だったので「鉄夏」の締めくくりにふさわしい事をやってきました

 近所で鉄道展が開催中とのことで平日休で人出がないのを見越して出かけてきました。
 展示自体は郷土の鉄道史を扱うイベントとしてはよくある奴ですが、16番やOゲージを中心にした鉄道模型の展示はそれなりに楽しめました。

 HO のレイアウトはそれなりに迫力あります。
 これが「鉄夏」最後のイベントとなりました。

 そんな(いろんな意味でも)暑かった夏もそろそろ終わりですね。

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2013年08月30日

機関区風セクションの改修工事・4・給炭塔を完成させる


 この夏に入ってから暇を見つけてはちょくちょくと進めて来ました給炭塔。
 素組みとはいえ結構手間をかけましたがようやく形になりました。

 一番手間が掛かるのが手すりの取り付けと起重機の骨格部でしたが組み上がって見ると手をかけただけあってなかなかの精密感です。
 セクション内での存在感も更に高まりました。

 先日の帰省時に取り戻してきたシグナルブリッジ(これについては後述)も追加され、今回の改修で機関区風セクションもようやく画になってきた感じがします。

 特にローアングルで捉えた蒸機の背後に給炭塔がどんとそびえる様は中々にそそられるものがあります。

 このタイプのクレーンとしてはガントリタイプの物をよく見かけたのですが今回のキットの様なエンジンタイプの起重機もない訳ではありません。
 蒸気全盛期を再現する上では下手なターンテーブルやラウンドハウスよりも説得力のあるアイテムと改めて思います。

 ところで発売予定のジオコレの給炭ホッパーはコンベア式をモデル化しているようですがこちらは少し造形が大雑把な感じもします。
 ジオコレとは異なる形態である分今回の工作もまんざら無駄ではなかったですね。

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2013年08月29日

今月の失敗談・ハンダ付けの罠(大汗)


 さて猛暑も一段落し、朝夕はそれなりに涼しかった昨日は今月最後の平日休です。
 夏中暑さに茹だっていた身としては有難い気候だったので「鉄夏」の締めくくりにふさわしい事をやってきました。

 とはいえお恥ずかしい事夥しい展開でもあったのですが(大汗)

 まずは昨年からの課題だった宮沢のC58(もちろん16番)のレストア作業。
 高細密化ではなくあくまでも当時の状態に近づける事が目的でしたので破損部のリペアとリペイントが中心になります。

 そこで登場するのが先日買い揃えた塗料剥離剤とフラックス、はんだも模型用の低温タイプを用意し体制は万全です。
 庭の一角にテーブルを用意し、電源もOK。
 フラックスの使用は初めてでしたし(これ、後への伏線ですw)有害ガスなどへの対処とはいえ私としては前代未聞の「アウトドアはんだ付け」となりました。
 まあ、これをやるために涼しくなるのを待っていたのですが。

 手順は鏝にはんだを少量付けて予めフラックスを塗った部分に押し当てる。これだけで十分なはずでした。
 ところが肝心のはんだがダマになるばかりで全く接着しません。

 温度設定のミスでもなさそうですし、塗装もきれいに剥がしていたので下地処理の問題とも思えません。

 こうしてひたすら格闘すること1時間半。それでもくっつかず。

 いよいよダメかと思ったその時、

 フラックスの様子が変な事にやっと気づきました。

 あわてて見返すとフラックスと思っていたのが「塗料の剥離剤」だった事を知った時の脱力感ときたら(大汗)

 これがキットメイクであれば剥離剤なんか使わないので間違える事もなかったのですが初のはんだ付け工作が「既存モデルの補修」だったことが最大の敗因と言えます。
 塗料剥離を先月やってから猛暑にかまけて丸ひと月半放置していたので、剥離剤とフラックスの瓶がどっちがどっちだったかすっかり失念していました。
 全く年は取りたくないですね。

 早速フラックスを塗り直しはんだを流し込むとあれほど手こずった部分がたった2分で(!)固着完了したのには思わずがっくりです。
 見事なくらいにはんだが流し込まれたのには涙がでました。
 補修箇所が1箇所、接着点も4か所だけなのでキサゲだって10分も掛けません。全くあの1時間半は何だったのかと(涙)

 とはいえ、やってみると案外はんだ工作も(うまい下手は別として)そう難しくはない気はしてきました。
 わたし的には準備段階の儀式化された手順が面倒ですが、まあ、それも慣れの問題なのでしょう。
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2013年08月27日

Nゲージの「骨董モデル」に思うこと


 今回は最近の入線車に感じたことから

 2,3か月前でしたか、たまたま奥の出物に「関水金属の初代C50」というのがあり入札状況を見ていたらあれよあれよという間にとんでもない値付けが付き仰天した事があります。
 最後の方では8万円弱位になっていたと思いますが落札画面を見ていないので最終的にはいくらになったのやら。
 これで驚いているようでは自分には骨董コレクターは向いていないとつくづく思います。

 さて、一昨年、鉄博風のモジュールを作った時にそこの展示車(もともと運転会で他のメンバーの自慢の車両を展示してもらう事が目的でしたからあまり自分のは意識していなかったのですが)をエントリーした時、自分の手持ちの車両の中に骨董物の旧モデルが意外に多いのに気づいて苦笑した事があります。

 以前も触れましたが私の場合、趣味の中断期間の終わり頃に車両の大半を親類に譲渡してしまっており、基本的には再開以後の車両ばかりです。
 ですからここに並ぶ骨董車両の群れは趣味の再開以降にあちこちの中古屋で見つけたものという事になります。
 (中にはKATOのEF65とかDD13とかみたいに奥で見つけたものもあるにはあるのですが)

 その目で見るとこの10年位でずいぶん増えたものです。
 入線理由は値段の安さというのももちろんですが、親類に譲渡してしまったのと同じ機種を懐かしさにかられて購入するパターンとか、中断前の時期に「欲しくても買えなかったもの」への意趣返しとかもあると思います。

 前者の場合は、中断前の青春時代の思い出を甦らせるという意味では純粋なノスタルジーという事になります。
 ですが後者の場合はどう解釈したものやら(汗)
 KATOの181系とか、TOMIXの香港583系、あるいはエーダイのキハ58系なんかがこれに該当します。
 いずれも現代の水準でリニューアルされているモデルが多く、単純に出来を問題にするなら最新型のモデルを買った方が良いに決まっています。

 ですが店先などでこれらの骨董モデルを見つけてしまうと親の仇を見つけた様な気分になります。
 あの頃のあこがれのモデルは大概カタログや専門誌などの写真を食い入るように眺めたモデルが多く(笑)頭の中に刻みつかれた特徴が実物を目の前にすると甦る事で頭の中の何かのスイッチが入ってしまうようです。
 で、気が付くと鉄博モジュールを埋め尽くしても足りないくらいの骨董モデル(そのくせプレミアは殆どなし)が並ぶ事になります。
 我ながらなんという事かと。

 不幸中の幸いはそれらの大半が1両辺り3桁価格だった事です。
 今ほど骨董モデルにプレミアが付かなかった時期に集中して購入・入線させたのが効いていますが最近ではなかなかそうもいかない事も多いようです。
 最近だと先日レストアしたEF70あたりがそんな値段でしたがあれくらいのパーツの欠落が無いと安くもならないようですね。 

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2013年08月26日

機関区風セクションの改修工事・3・給炭塔の追加・その3



 機関区風セクションの改修作業。
 前回の書き込みから3週間も開いてしまいましたが、その間、休止していたわけではありません。

 とはいえこの夏は蒸し暑い日々が続き夜になっても頭がボーっとしてくる事が多く何事も進みにくかったのも確かです。
 精々がキットの素組みを寝る前の僅かな時間に台所の隅でやる程度でした。

 こういう時に工程が多く、素組みでも簡単にできない外国製の建物キットなんかは一日一工程、頭を冷やしながら作れるので写経に近い効果がある様な気がします(笑)
 先日来進行中のファーラーの給炭塔等は箱を開けて中を見るだけで一瞬ビビる位の工程とパーツの多さ。
 ジオコレのキットばかりで鈍り切っていた工作心に活を入れられる思いでしたが、それだけに取り掛かるのが遅かった事。

 購入以来2年弱、ブログで予告してからでさえ1年4カ月も寝かせてしまいました(恥)
 ですが毎日毎日少しづつ工程を積み重ねるにつれて建物の形ができて行くのを目の当たりにできるのは車両工作とは異質の達成感があります。
 (一方で、出来あがっても「試運転」なんてのはできないのですが)

 ところで、今回の様にレイアウトやセクションのランドマーク的な建造物を夏の暑いうちに作って見るというのは「大人の夏休み宿題編」として見た場合中々いい感じがします。
 私の場合、思い起こせば「電気街の超高層ビル」とか「GMのペーパー神社」なんてのを作ったのもこの時期でした。
 どちらも製作そのものより「夜風に当たりながら汗をふきふき作っていた」という思い出がたっぷりと(笑)

 夏が過ぎた時にレイアウトにそれらが追加された時の快感も悪くありません。

 先日来手こずっているのは主にコールバンカー部です。ですが形ができて来るにつれて迫力が付いてゆくのを見るのがそろそろ楽しくなってきました。
 このくそ暑いのに色々なアングルから見上げてはニタニタしている自分がいます。

 次回辺りで給炭塔もいよいよ完成です。
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2013年08月25日

中村精密C51・「亀の子スタック」のはなし


 前回紹介した中村精密のC51のその後です。

 その昔、私が乗っていた車にメルセデスベンツのAクラスという無闇に最低地上高の低いコンパクトカーがありました。
 高速の走行はベンツらしいどっしりしたものでしたが、ホイールベースが長すぎてちょっとした積雪ではすぐに車体の底が雪に乗り上げて車輪だけが空転するという、いわゆる「亀の子スタック」をしばしば経験しました。
 よもやそれに近い事を事もあろうに「Nゲージの鉄道模型」で体験しようとは(笑)

 先日のC51ですがレイアウト上を走行中に突然車輪が空転を始め、線路上で動かなくなってしまいました。
 脱線した形跡もないので最初はギアが割れるか何かでモータが空回りしているのかと疑ったのですが、よく見るとテンダーは停止しているのに両端の動輪が揃って空転しています。

 引き上げて調べてみると何と動輪に巻いてあったゴムタイヤが劣化して分解していました。
 それだけならまだしもこの動輪は隣接するトレーラ車輪(テンダの2・3軸に相当します)よりも少し小ぶり(つまりゴムタイヤを巻いて初めてトレーラと同じ直径になる)だったために動輪がレールに接地できなくなり空転したものと判明しました。
 未だかつてNの動力でこんなトラブルにあった事はありません。
 普通なら笑ってしまうところですが折角初入線を果たしたC51です。

 どうにかならないかと思案してチェックしたところトレーラの車輪にもダミーのギアパーツがはまっている事が判明。
 つまり「1・4軸と2,3軸の車輪自体を交換すれば少なくとも亀の子だけは解消しそう」な目途が立ちました。


 このメーカーのパーツは車輪に車軸をさしこんで固定するタイプなので分解に少しまごつきましたが交換自体は簡単にできました。
 結果、走行性はそこそこ改善を見ました。ごく微妙な違いですが上の写真と比べると動軸車輪がきちんと接地しているのが確認できます

 言い忘れていましたが、C51の場合はテンダーは純粋に駆動しているだけで集電は機関車本体から行っている為にこうした珍しいトラブルが出たと思います。
 とはいえ、TOMIXのC57の様に集電も駆動も同じテンダーで賄っていたら集電もできずに完全な不動状態になる可能性もあったと思いますからどっちがいいとも言えません。

 いずれにしろ私には初体験となるトラブルでした。

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2013年08月24日

この夏最後の「エキチカ」運転会(笑)



 この夏はクラブの運転会のイベントがずいぶん重なりましたが、これがこの夏最後のイベントとなります。

 隣県の駅ビル地下での運転会がそれで、メンバーの皆さんも朝からバンを仕立ててモジュールの運搬、設営とこれまでにないハードなスケジュールをこなしました。
 私にしても現住地の県外でのイベントへの参加は今回が初めてでしたが、モジュールも、走行車両もいつもの運転会とほとんど同じだったにもかかわらずかなり新鮮な印象で帰宅する事ができました。


 例えば先ずロケーションが違うこと
 普段の運転会は大概が蛍光灯の下で行なわれる事が多いのですが今回は電球色のダウンライトの下。
 同じモジュールが何か「博物館の展示品」みたいに見えましたしシーナリィに差す影も蛍光灯よりはっきりしていて独特の叙情性を出していた様に思います。

 次に観客の違い。
 正直、これほど平均レベルでこれほど垢抜けした、洗練された雰囲気(要するに現住地より確実に都会的)のギャラリーの前でレイアウトを運転した事自体初めてでした。
 ファッションや態度の端に感じる雰囲気の違いもあるのですが現住地のそれよりも専門知識を持った人が多かったのも結構印象的でしたし、それ以上に鉄道模型に対して率直に驚きの態度を示す方が多かったように感じました。
 これらの反応の微妙な違いというものも又かなり新鮮な刺激でした。

 こうした環境の違いによる印象の違いを楽しめるのは以前触れた「レイアウトを外に持ち出す」「旅行に持って行く」時の感覚に近い物を感じます。

 逆に向こうのスタッフの方が感心されていたのは「モジュール撤収の手際の良さ」でした。
 今回は参加メンバーが5名と通常の半分〜三分の一以下の頭数だったのですがそれでも18枚程度のモジュールを1時間弱で撤収、車への積み込みまで果たしました。
 普段あちこちで運転会をしていて設営、撤収のノウハウを各メンバーが体で覚えていた事が大きいと思います。

 ともあれ、今回の運転会で「私の夏」は8割方終った気がします。
 今この瞬間はかなり蒸し暑いのですが(大汗)

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2013年08月23日

今月のダークホース・中村精密のC51

 先日入線した中古車から。

 私にとっては初めてのブランド、中村精密のC51です。
 これがリリースされたのは80年代の初めころと記憶していますが、当時は私自身がそれほど蒸気機関車に興味を持っていなかったのと何よりも高価すぎて手が出なかった機種でありました。
 先日リリースされたTOMIXのC57が1万5千円という高さで話題になった事がありますが、こちらは30年以上昔の話で1万4千円。今の感覚で言うなら3万円以上に相当する割高感だったと思います。
 ここで「割高感」という言葉を使いましたが、当時や後の「鉄道模型考古学」なんかでのこのモデルの評価は概して「この中身でこの値段は割高」というものでした。写真なんかで見るとそれもむべなるかなで梯子や一部のパイピングは別パーツでなくボイラーへのモールドで済まされていましたし、テンダードライブという駆動方式も本物志向(要は「機関車本体が走るのではない」のが気分的にリアルでないという捉え方)にはマイナスイメージだったようです。

 実をいうと当の私もそれに近い感じ方でしたし、このメーカーの車両自体がそこいらの中古屋ではなかなか見掛けない代物でしたからこれまで対して関心を示さなかったというのが正直なところでした。

 春の帰省の折にいつもは覗かない骨董店の延長みたいなショップに知人の付き合いで入った折にこれを見つけた時は心底驚きました。
 外函も「中村精密」の文字を見るまでは仏具か線香だとばっかり思ったくらいです。

(これまでこの手の店はノーマークでしたがこんな事があると全く油断できません)

 ここで初めて「中村精密のC51」の実物にお目に掛かった訳ですが、上記の様な悪印象(先入観)が幾分払拭された気がしました。
 確かに指摘されたような粗はあるものの、Nゲージのサイズのモデルで少し離れてみる程度にはあまり気にならなかったのです。
 むしろ昨年レストアした35年前の16番のC54やC58を思わせる独特の風合いが却って好ましく感じられたのも確かです。

 さあ、そうなってくると問題は「これがまともに走るのか」に絞られます。
 構造がやや複雑な分先日のEF70のような訳にはいかないだろうと覚悟していたのですが、案の定通電直後はかなりがたつきがありおまけに車体が足回りから分離してしまうというおまけつき(笑)
 とはいえ何度か前後させると案外調子よくなってきました。
 これなら入線させてもいいかと思い手を出してしまった次第です。

 離れてみてのプロポーションはなかなか伸びやかさを感じさせC54以降の近代型蒸気にない雰囲気があります。
 ダイカスト?のボディはなかなかの重さがあり見た目の上でも独特のどっしり感を感じさせました。

 帰宅後にチェックしてみたところ、動力はテンダーというのは知っていたのですが4軸中1軸と4軸を駆動させる形式(つまり2軸駆動)です。
 まるでポケットラインの動力を思わせる構造に最初は不安を感じましたがこれが意外なほどパワフルな走りを見せました。テンダー自体がかなり重い事が効いているようです。
 さて、本機ではテンダー自体では集電せず機関車部のシューから電気を取り出す形式です。一見まだるっこしいですが「テンダーだけ浮かせて車輪を空転させることができる」ので車輪のクリーニングはむしろ楽かもしれません(笑)
 その機関車部ですが今のところロッドの引っ掛かりもなく「押されて走る感」は感じません。ただ一部に接触不良があるようで「ボイラー下の空間に時々火花が散る」という珍現象が確認できます。集電部は要清掃でしょう。

 全体としてみた感じは当時の定価に割高感が感じられたのは無理もないと思えながらもかなり頑張って作られたという印象もあり悪い気はしませんでした。
 (奥なんかでは結構な値段の出物がちらほらあるようですが…) 

 さて、これが最初で最後の入線だろうと思っていた中村精密のロコですがこの後驚愕の展開が待つことになります。

 最後に、
 当ブログの訪問者数が53万を超えました。
 最近は自分でもどう転がるのかわからないブログになりつつありますがよろしくお願いします。

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2013年08月22日

「レイアウトと旅をしてみる」こと


 小レイアウトを車に積んでお出かけ、好きなところで走らせる。

 今でもこういうのは変わり者の楽しみ臭いところがあるのですが、かといって昔ほどこういうのが突飛な楽しみではなくなってきているのも事実と思います。
 今回の帰省でそれを実行しましたがこれとて実は2回目なのでそれほど冒険した感じもありませんでした。

 むしろ一回目に600×900のモジュールを丸ごと持ち込んだ反省からそれより小さめで台枠を軽く、アクセサリの固定率を上げるといった改良点を加えて臨んだものです。
 軽量で丈夫な台枠を使い、シーナリィは可能な限り固く固定する(その意味で運転会用のモジュールの技法はかなり参考になります)か、簡単に修理できるようにする。配線は可能な限り台枠内に固定しコードのはみ出しを作らない。
 この条件さえ満たせれば「持ち歩けるレイアウト」というのは決して不可能事でも夢でもありません。車もムーヴ、ワゴンR以上のサイズであればレイアウトボード一枚分のサイズのレイアウトを持ち運べます。
 旅行に持ち込むとなるとさすがに最低でもノア、セレナ級のミニバンかワゴンがいるでしょうが…


 さて、この楽しみ方ですがプロトタイプがなかったわけではありません。
 20年くらい前に買って読んでいたある雑誌がヒントになっています。

 1992年号の小学館の「サライ」誌の特集「車は隠れ家」
 当時はバブルの直後くらいの時期でミニバンはおろかSUVもまだ一般的ではなかった頃。「クルマ」といえばステイタスシンボルとしてより速く、より豪華に、より大馬力にが合言葉だった様な時代で「持ち歩ける空間」としての側面がまだ理解されていない時期だったのですがそんな折にこの本を読んだ時の衝撃は忘れられません。

 今でこそ半ばマニアの間では当たり前になっている「走るAVルーム」「持ち歩ける書斎」と言ったコンセプトが90年代初めの本で支持されていたのですからその先見の明は大したものであったと同時に「こういうのをやってみたい!」という夢を持たせた罪深い一冊でもありました。
 さて、その中のひとつに「釣った魚をその場でさばいて調理する、走る厨房」というのがあります。

 今思えばこれが今回の「帰省にレイアウトを持って行く」というアイデアの源流になっていると思います。

 殊に最近の車はHV車を中心にかなり大容量のAC電源を装備している車も多いので「旅先でアウトドアレイアウト運転」なんてのまで夢でなくしてくれています。
 そう考えてみるとレイアウトを持ち歩ける最大のメリットは多いと思います。「周囲の風景を常に変えられる借景」として使える事、車両が限定されるものの「旅先で買った車両をその場で運転して楽しめる事」「誰にでも分かる形でレイアウトの魅力をアピールできること」
 これらはどれもこれも従来の鉄道模型の楽しみ方から一歩踏み出した開放感を与えてくれるものとも思えます。

 決して誰にでもお勧めできる愉しみ方ではないのも確かですが、それでも一つの方向性として考える余地はありそうです。

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2013年08月20日

今夏も帰省してきました・6・TOMIXのカタログにときめいた頃(笑)


 先日はGAKKENーNのカタログについて書きましたし、以前にはKATO(関水金属)のカタログ話もしていますが、今回はTOMIXのカタログから。
 何の事はない、先日の帰省の折に実家の本棚から黎明期のTOMIXのカタログを発掘してきただけなのですが。

 TOMIXブランドのカタログが初登場したのは公式には1977年版からと言う事になっていますし、実際に私が購入したのもその年の夏ごろと記憶しています。
 当時のKATOのそれより一回り大きな版で紙質も分厚い豪華な印象で買った帰り道帰宅まで待ち切れずに模型店近くの公園でむさぼり読んだのが思い出されます(笑)

 「Nゲージの特徴」の解説がトップに来るのは当時のKATOも同様です。
 さすが大手玩具メーカーからスタートしているTOMIXだけあってスマートで垢ぬけた表現が印象的で、この点では16番メーカーも含めた他社のそれが非常に泥臭く感じられます。
 このセンスがあったがゆえに当時のビギナー族を鉄道模型に誘引させる事に大いに貢献したのは想像に難くありません。

 最初のカタログではEF81、113系、583系、24系が予定品として示されています。
 明らかに当時のKATO(関水金属)のラインナップを意識してアイテムのかち合いを避ける配慮(何よりもNゲージの普及を優先するためにトータルでの車種の充実を目指す)がされている印象でした。
 新規参入メーカーが増え、ブルトレブームに火が付く79年頃辺り以降は同一車両の競合を避けなくなっていますが。

 更にこれまでのNゲージに先例のない「規格化された道床付きのレールシステム」のラインナップも鮮烈でした。
 まだこの当時は複線のエンドレスにポイントがあるといった程度の物だったのですがこれほどスマートなシステムがこれまでなかっただけに衝撃度も格別だったのです。
 とどめに線路システムに完全にのっとった駅・ホームシステムや架線柱、完全にシステム化された給電システム!
 何もかもがこれまでの「鉄道模型」のイメージを覆すものでした。

 前述のように公園のベンチでこれをむさぼり読みながらNゲージの未来に力強いともしびが照らしだされる思いがしたものです。

 これ以降のカタログでも毎年のように車両、レールシステムともに充実が手に取るように感じられました。
 とにかくKATOにない独特の勢いを強く感じるカタログで今読み返してもワクワクしてきます。

 ラストにはナインスケールの時のレイアウトを使った夜景シーン。
 あの頃もこれを観てジーンと来ていました(笑)

 まさに「新時代の鉄道模型への旅立ち」を予感させる物でしたがこういう抒情的なラストページのカタログも最近見なくなりました。

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