2013年11月30日

ペーパー車体上信250リベンジ計画(汗)


 先日大惨事の状態を晒してしまった上信250ですが早速作り直しに掛かろうと思います。
 こういう時、同じ型が身を何回でもコピーできるメリットは大きいですね(汗)

 前回の反省点を抽出して見ると
 薄手のフォトペーパーを使ったので車体が歪みやすかった事。
 屋根の髷をフリーハンドで行なった為に両側でねじれを生じた事。
 前面部の塗装が側面と微妙に異なってしまった事
 車体全体の補強が足りなかった為にパーツを付けるたびに歪んでしまった事。

 といった事が挙げられます。

 ですので今回は車体のペーパーに工作用紙か何かで裏打ちを行ない、屋根と側面の曲がりについてはエポキシなどを充填して強度を確保した上で屋根上工作に掛かる積りです。
 場合によっては屋根と側面を切り離したうえで屋根だけ曲げを加えようとも思います。
 というのも一枚の紙で直線と曲面を同時に処理するというのはかなり難しい事を今回実感したからです。

 何しろ一号機があの通りの惨状なのでそれよりはましな状態に持って行きたいものと思います。
 今回はフォトペーパーからクラフトペーパーに素材を変更。
 裏打ちを想定して多めにコピーします。

 前面部の塗装ですが、西武アイボリーが上信のそれより黄色味が強いのでむしろ普通の白をベースに調合した方が良さそうです。
 とにかく前回と同じ失敗だけはしない方針で行きます。

 ですが今回の一番の反省点は
「工程が後になるほど先を急ぎたがるせっかちさ」これに尽きます。
 最初のうちの窓抜きこそじっくり腰を据えてかかるのですが屋根の曲げの辺りから焦りが見え始め、前面の装着では色の違いを承知で無理やりくっつけてしまう失態をやらかす事になります。
 次回に一番注意する点です。

 ペーパー車体の強みで後から追加したプラのパーツやパンタなどは壊さずにそっくり使えます。
 このメリットはぜひ生かしたいですね。

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2013年11月29日

「幻の国鉄車両」


 最近新刊本屋で雑誌以外の鉄道本を買う事がめっきり少なくなりました。
(古本や頂きものの書籍が今年は殊の外多かった気がします)

 久しぶりに購入したのが「幻の国鉄車両」
 初版が2007年ですから6年も前の本です。

 国鉄時代に構想又は設計まで行なわれながら実際に作られなかった車両、あるいは1両だけの試作車を中心に取り上げた本です。
 この手の「生まれなかった車両たち」は明治期からの「広軌計画」や昭和の「弾丸列車構想」との絡みもあって個人的に興味を引く題材です。
 実際本書の前半は標準軌仕様の制式機関車や弾丸列車の牽引機の構想にかなり費やされ、これに新幹線の貨物列車(のちに在来線用スーパーレールカーゴで実現)や郵便列車の項が付け加えられる体裁を取っています。
 
 どれも構想の段階で問題点が露呈したために実用化されなかったものばかりですので本書の後書きに描かれている様に「名車」と呼べるレベルの物は殆どありません。
 特に機関車で顕著でしたが図面や予想図を見る限り形態こそユニークですが、これが線路上を爆走する姿を想像するのが怖くなるレベルの物が多かったです。
(1車体4台車のEH50の様にもし出ていたら模型化がかなり難しそうな代物まであったりします)

 どこかで見た様な形態の機種であっても実用車に比べて微妙にバランスの崩れた様な車両も多かったですが、これらを見ていると日本のあちこちにある「●●富士」が本家の富士山よりも微妙に違う所に独特の怖さを感じさせるのと同じ感覚を感じました。
 (あるいは「ウルトラマンとザラブ星人の化けたニセウルトラマン」の違いとでも言いましょうかw)

 そうした妙な印象の機種が機関車の場合は多かったですが、これが電車や客車になると性能面での問題で実用化されなかった(むしろ線区の条件の変化などで作られなかったケースが多い)ものが余りないせいか実際に居てもおかしくないレベルの物が多かったのが面白いところです。
 中には「腕さえあれば一度自作してみたい」様なものも多く自作、もしくは製品化の穴場かもしれません。

 個人的に惹かれたのは
  身延線のモハ61(新造車)
  153系顔の両運転台ハイデフギア電車 
  キハ43000系5連の超特急気動車編成
  オシ17の3軸台車仕様のスシ58
 なんかでしょうか。

 機関車の方は「余剰機の活用」の側面から計画された物で市販品ベースでやろうと思えばできそうな物が穴場の気がします。
 EF70の直流化(実際はEF62で代替)かつてKATOがブルトレ牽引用に「青いEF70」をリリースした事がありますが実車もそうなる所だったとは知りませんでした。
 もっと早くこれを知っていたら5月にレストアした旧製品のEF70がこれになっていた可能性はかなり高かった気がします。
 身延線用のEF80直流化機(同EF64)
 ED71試作機ベースの入れ替え用蓄電池機関車
 辺りに食指が動きます(笑)

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2013年11月28日

今月の入線車・KATOの京急800から

 今回は今月の入線車両から。
 偶然と言いますか、先日になってようやく読んだ今月号のRM MODELSの鉄道模型考古学で京急800が取り上げられておりました。
 この記事はサブブログにも先日上げましたが折角なのでこちらでも書こうと思います(笑)


 そんな訳でKATOの京浜急行800系のジャンク品です。
 
 このモデルは最近マイクロからもリリースされているようですが、KATOのは初のキット形式、初の私鉄電車、初の18M級動力搭載と初物尽くしの位置づけで京急ファンならずとも興味深い機種と思えます。
 KATOのモデルは後に完成品も出ていたそうですが見た目のくたびれ具合から言って前のユーザーが組み立てたものではないかと思われます。
 ジャンク品ですから、当然組み立て済みでパーツの欠落や年式相応の汚れなどもあったりするのですが80年代初頭のKATO製品の水準の高さを実感させるものです。


 実はこの製品が出た当時は塗装から始めるGM辺りのキットに比べると「半完成品」みたいなイメージが強く、キットの割にはそれほど安くなかった事もあって「何故キットで?」という疑問が抜けませんでした。

 ところが今回の編成を手に取ってみると床下機器を一つ一つ後付けする構成のせいで完成品の一体成型と違う独特の細密感が感じられたこと、同様に屋根上の配線類の別パーツ化による(今の水準からすれば相当に太いのですが)細密感の演出がなかなか好感を持てました。

 とはいえ、車体は塗装済みで車体と足回りの組み立て方は量産品の完成車とほぼ同じ工程であり作る側からすれば「工作」というよりも「工場の従業員」みたいな気分になったのではないかと思えますが。

 「出来上がると完成品よりも精密に見える」というのは「車体の組み立て」というよりも「ディテールアップ」のそれに近い感覚があります。
 GM辺りのキットの場合は車体を箱型に組み上げる時点で神経を使う反面「ああ、車両工作をやっているなあ」という実感もあるのですがその辺は少し希薄な感じもします。とはいえ大がかりな割に精度を要するプロセスがあらかじめ出来上がっているというのは気分的に楽なのも確かでしょう。


 数年前までのKATOのモデルは後付けのパーツをユーザーに取付させる方向性が顕著でしたがそのルーツは案外こういうキットにあったのかもしれません。
 尤も、最近はナンバー以外は大概のパーツが取付済みになってきましたが。


 そうした要因もあるのでしょう。30年近く前のモデルなのに最近のと大して変わらない細密感はあります。
 これをどう評価するかは見る人にもよりますが。
 私はモデル自体については結構好感を持ちました。

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2013年11月27日

機関区風セクションのアクセサリ追加

 機関区風セクションの改修。今回はちょっとしたトッピングです。

 トミーナインスケール時代に出ていた事のある「シグナルブリッジ」を追加してみました。
 シグナルブリッジは機関区や駅構内なんかにあるととても良い雰囲気を作ってくれるありがたいアイテムです。

 ですからこの機関区風のセクションを作った当初から手持ちの架線柱や何かを使ってそれっぽくでっちあげたりとかしたのですがやはり本物の迫力には及びません。
 ですが先日の運転会の帰りに立ち寄った某中古屋でナインスケールのシグナルブリッジを見つけた時の驚きと狂喜ときたら(笑)

 早速購入、その日のうちに配置です。
 先日落成の給炭塔と併せて機関区の密度感が一気に上がった感じがします。

 残念なことにこのブリッジ元々旧ナインスケール規格の複線間隔に合わせているのでそれより広いTOMIX規格の複線に対応できません。
 ですから線路一本だけを跨ぐという少し間抜けなルックスになってしまいます。

 といってもそれが気になるのはあくまで上から見下ろした場合であって下から見上げる分には全く問題ありません(笑)

 更にもうひとつ、先日紹介した「エコーモデルの16番用の秤」
 台座に車輪が付いているのをいい事にNゲージスケールのトロッコとして詰所前に配置してしまいました。

 なんだかキット付属の保線トロッコよりも細密感を感じさせるのが不思議です。

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2013年11月25日

アリィのEF65とEF66がやって来た(笑)

 今回は16番スケールのモデルから。
 但し今回は鉄道模型ではなくプラモデルです。

 Nゲージャーには「マイクロエース」で知られるアリイの16番プラモデル。
 その中のEF65とEF66のキット組み品を見つけました。
 2両合わせてNの中古機関車1両よりも安価という所がいかにもプラモデル的です。
 と、言いますかいくらプラモとはいえ走れるモデルで一両525円というのは(驚)

 サイズ的にはさすがに16番。迫力がまるで違うのですが細部の作りは所々プラモデル的です。
 このモデルの場合ギアを組み込んだ動輪が付いておりモーターさえあれば自走も可能なのが特徴です。
 但し、モーターはマブチのRE180、単3電池4本で駆動するタイプです。

 今回もモデルは当然の様にモーターが組み込まれ単3電池を組み込むと勇ましい唸りを上げてくれました。
 ただ、走りはいかにもプラモデルといった感じです(笑)し、シャシが頼りなくモーターとウェイトの重量に耐え切れずにしなっている様子もあります。


 これを出した当時のアリイは鉄道模型メーカーではなかったので造形に隙も散見されますが全体としては朴訥な印象で70年代のモデルの様な感じもあります。

 さて、これを入手したからにはどこかしら手を加えたいのが正直なところです。

 大昔の事ですが昭和20年代から16番のレイアウトをやっていた宍戸圭一博士は晩年にこの手のプラ16番を動力化・改造していました。
 EF65の場合は片側にデッキを増設しEF67タイプに改装していたというから本格的です。

 そこまでは行かないまでもどうにか「鉄道模型」として自走させたいのが個人的な感情ではあります。
 一番確実そうなのは床板から自作、インサイドギアの動力装置を組み込むものですが、適当なサイズがあればパワートラックの利用も考えられます。
 (牽引を考慮しなければ多少かるくても可…とも思えますが)

 外見上では肉厚感丸出しの前面にガラスをはめ込んでスム-シングしたい所です。
 カラーリングはブルトレ仕様はありきたりなので一般色か茶色も良いかなと(笑)
 来年の16番モデル工作はこいつのレストアに費やされそうです。

 それにしてもNのペーパー車体モデルと言い今回のプラモといい、最近搦め手みたいな車両工作が続きますね(爆)

 さきほど、当ブログの訪問者数が57万を超えているのに気が付きました。
 相変わらずの内容ですが今後ともよろしくお願いします。
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2013年11月24日

大レイアウトを考える・ホームのサイズと形状のはなし

 レイアウトの駅、ホームのはなしから。

 先日紹介した「鐵道模型レイアウトの製作」の「駅とホームの製作」の中に興味深い資料を見つけました。
 山手線の主要駅を中心にして「ホームの幅と上屋の構造を図式化した表」です。

 正直言ってこれまでこうした表を見るまで「実物の適切なホームの幅」というものがどれくらいなのか考えた事がありませんでした(恥)
 これによると最も幅の狭い日暮里で6.3メートル、特急が停まる上野駅で9.4メートル、最も広い東京駅に至ってはホームの幅は12メートルを超えます。
 これを単純にNスケールに当てはめるなら日暮里で4センチ強、上野や新橋で5〜6センチ、東京駅では8センチ強となります。
 
 一部を除いて市販品のホームに比べて桁外れのスケールです(笑)
 とはいえ、個人所有のレイアウトではスペースの関係から幅を狭くしたホームでないと線路を増やせないという事情もあるのでやむを得ません。


 ですが、博物館やイベントでのショーモデルとして、あるいは夢想の中での「大レイアウト」を検討するならこの数字を無視できないのも事実です。
 なぜなら「ホームの幅の設定で駅のスケール感そのものが決定される要素が大きい」事が上の資料から示されているからです。
 同時にホームの形態についても市販品では物足りない側面があります。
 それは「カーブ」の存在です。

 実景の駅の俯瞰や鳥瞰図をチェックすれば分かりますが市販品の様などこまでも真っ直ぐなホームがいくつも並んでいる光景と言うのは非常にまれです。
 大抵の場合側線や退避線を含めた線路は周囲の地形や諸事情に合わせて微妙にカーブしている事が多く、それに付随するホームも例外ではありません。
 言い換えれば「ホームほど周囲の地形やトラックプランに依存した形態となりやすい=カーブしやすい」駅施設は無いとも言えます。

 それを実感させられるのが、数は少ないながら特撮映画のミニチュアに出てくるホームです。
 「新幹線大爆破」の浜松駅や「妖星ゴラス」の有楽町駅(?)などは微妙にカーブした構造のホームがそこはかとないリアリティを感じさせてくれます。

 同時にそれはホームと線路のコラボレーションと言う形で「魅力あふれる俯瞰」を構成する要素の重要なひとつとなり得ると思えます。
 とはいえ、このメリットが生かせるのはある程度以上の規模の大レイアウトのみでしょう。
 あるいは「駅だけの大規模なセクションかモジュール」でも言えるかもしれません。

 結論として、もし大レイアウトを作れるなら(ランドマークたる)駅の本屋とホームだけはフルスクラッチに近い自作が望ましそうです。
 そして「線路とそれに付随したホームは周囲の地形設定に準拠する形で可能な限り美しいカーブを描くことで大レイアウトらしいスケール感とリアリティを発揮するだろう」となりそうです。

 とはいえ、これはあくまでも理想論です。決して「絶対にこうであるべき」という意味ではない事を最後に強調しておきます。

(模型の写真は本題とは関係ありません)

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2013年11月23日

趣味の原点を振り返る36・車両工作の原点をおもう

 先日来突発的にペーパー車体のモデル工作が続いていますが今回はそのルーツとして思い出す事から。

 まずはこれまで折に触れて取り上げている「模型と工作・鉄道模型工作ハンドブック」
 私にとっても小学生時代からの聖典のひとつ(笑)でしたが、これは同時に私をこの趣味に引き込んだ元機関士の親類にとっても工作のネタ本のひとつでもありました。

 今では「鉄道模型車両の作り方」という題材の入門書など絶滅状態ですが、昭和30年代〜50年代後半くらいまでは「模型と工作」「模型とラジオ」「子供の科学」などで毎度毎度車両の工作記事が掲載されていました。
 当時の(今でも?)TMSなどがファンの製作記事を満載していましたがこれらはどちらかというと「製作記」のノリであり、そのまままる写しして工作できるような構成にはなっていない事を考えるとビギナー向きに「作り方」を手ほどきしてくれるこの種の雑誌の価値は非常に大きな物がありました。

 それはさておき、
 その親類(仮にN氏としておきます)も本書を片手にいくつかの車両をものしておりました。
 本書の特徴は車体の素材にペーパーを使う事、細かなディテーリングよりも全体の印象を重視している事です。
 
 特に後者は「よくいえばスカッとさわやか、悪く言えば大ざっぱ」と筆者が描いていた通り、細密度ではお話にならないのですが全体の印象把握が的確な物が多く明らかに「モケイらしい」ものでした。
 とはいえ木と紙を使う工作なので切削のセンスやパーツの無さを省略で補わざるを得ない条件もありその通りに作っても「作り手によって表情が異なる」事も多かったのではないかと思います。
 
 N氏の作ったモデルはED75が2両、181系の5連、103系の先頭車、ナロ10だったと記憶しています。他に本誌にないクモハ457やクハネ583なんかもありましたがいずれも模型というよりはモックアップを連想させる大雑把な作りではありました。
 何しろ車体こそペーパーですが窓ガラスにそのものずばりの「板硝子」をカットして使っていたりカラーも手持ちのラッカーからその都度調合していた位です。
 181系に至っては両側にクロハがあり窓にはなぜかサッシ(窓枠)が入り、ボンネット部こそ造形されていましたがライトパーツや方向幕もないというきわめて独特の印象を与えるモデルでした。
 
 ですがN氏のそれらの模型が醸し出す表情は細密一辺倒のモデルにない表情と温かさが感じられるもので今でも「モケイのあるべき姿」のひとつの表現として強い印象を持っています。
 (これまた昨年来折に触れて紹介している宮沢のC54,C58、BタンクもN氏の所有だったものですが、この3両のみが完成品を購入した物でした)

 本来ならそれらのモデルの写真でもつけるところですが、生憎N氏の没後に処分された様で今では見る事ができません。
 
 今回のペーパー車両を作っている時に時折思い出されるのがN氏のそうした思い出がよぎりました。
 本誌の掲載のモデルではいくつか私自身惹かれるものが多いので、今後どうかして自作に挑戦してみたいと思っています。
 (但しNでそれをやるにはペーパーという素材の限界みたいなものも感じるので出来るなら同じ工法でブラスをやってみたいと思います。それらについては近いうちに考察したい所です)
 写真の中に本稿の内容と一部関係のない物がありますがご了承ください。

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2013年11月22日

しなのマイクロの営団5000系入線

今年の入線車は本当に中古づいています。
 しかもこれまであまり見なかったブランドの物が多いのも特徴だったりします。


 今回紹介するのは「しなのマイクロ」の営団5000系。
 「マイクロエース」ではない、金属車体時代の一品です。確か1980年頃の奴でしたか。

 金属車体の電車モデルは一般に細密感には劣るもののプラでは不可能な車体の肉の薄さと窓ガラスのマッチングの良さで好印象なものが多い気がします。
 更にコルゲート板の車体だとプレスによるシャープな表現がよく似合い、さらに魅力的です。

 今回の5000系は正にそうした条件にはぴったり当てはまります。
 前述のとおり細密感には欠けるのですが、車体全体のイメージが実にクリーンで様になります。

 とはいえ、妙におでこの広いフロントには違和感を感じもするのですが。


 そしてこのモデルのはもう一つ売りがあります。
 日本初の「フライホイール付の動力ユニット」というのがそれです。
 今でこそ鉄コレの動力にまで装備されているフライホイールですが、初の商品化がしなのマイクロだったというのは当時を経験していないと分からない事かもしれません。

 とはいえ大半はその性能を発揮しきれなかったという事ですししなのマイクロが有井に吸収された後は同じ車体でもユニットからフライホイールは外されていたようです。
 いずれにしてもしなの製のフライホイール動力は私にとっては初体験です(笑)


 試走させてみると決してスムーズとは言えませんし、ノイズも結構大きめですがフライホイールの威力なのか微妙にですがスローが効きやすい印象でした。
 低速域ではそこそこ威力を発揮するユニットの様です。ただし、パワーパックのスロットルへの反応性はあまりよくはありません。

 結論から言うなら「素性を知っていればなかなか面白いモデル」というところでしょうか。
 地下鉄の車両ですが風景への適応度もかなり高い(要するにどんな風景にもそこそこ似合う)機種と思います。

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2013年11月20日

夏の入線車から・マイクロのED91タイプ

 今回もこの夏の入線車を紹介します。
 とはいえ、先日のED71とはある意味対極みたいなモデルから。

 マイクロのED91・・・と言いますか、ED91のショーティの3軸電機です。
 以前「鉄道模型考古学」だったかでフリーのショーティモデルの中でかなり高い評価(2台買ってスケール機を作りたくなるとまで言われた)だった製品でこれまた奥なんかではあっという間に結構な値が付いてしまう機種でもあります。
 実際、一度秋葉のとある中古ショップでこれが並んだ直後に近くの客がさっと買っていくのを目撃した事すらあります(笑)

 今回これが店頭に並んでいたのを見せてもらった(さすがに今回はそこまで手の早い客は見ませんでしたが)のは「それほどの評判のモデルとはどんなものだろう」と言う興味からでした。
 
 なるほど評判通り、デッキ付きの交流機という珍しい素材を上手く料理している印象でした。
 
 ですが一番好感を持ったのはその走りっぷりです。
 ジージーとかなりノイジーなギアノイズがあるもののそこがまた一所懸命走る旧型機と言った趣です。
 ある意味モデルの性格通りの「かわいらしさ」を感じさせるものでした。

 、と言う訳で気が付いたら1両買っていたりします(笑)
 価格は当時の定価とほぼ同じでしたが先述のワールドのED71が正直ワールドとは思えないほど安価(何しろ以前紹介したAB10より安い)だったのでトータルでは悪くない買い物だった訳です。

 ですがこれを持って先日の運転会に臨んだ時「ギャラリー&主催者のニーズ(JRE系の有名列車の編成物)からあまりに離れ過ぎていた」ので運転させずに持ち帰ったのはここだけの秘密です(笑)

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2013年11月19日

ペーパー車両工作をやってみて思うこと・総括


 先月の今頃から丸ひと月ほどペーパー車体工作ばかりやってきた気がしますがここまでの総括をしてみようかと。
 ついでに鉄道模型の工作についての心境の変化&反省なども書いてみたいと思います。 

 ここまでで3種類の技法によるNゲージ電車工作を実際に体験しました。
 全般に市販車はおろかモデラーの工作としてもまだまだのレベルですが、それでもやっていて楽しかったのも事実です。

 今回は総括と考察としてクモユニ74を例に考えたいと思います。

 皆さんもご存じの様に完成品やキットのクモユニ74を購入するのは今でも難しい物ではありません。
 言うまでもなくKATOから間然する所のない完成品もあればGMのプラキットもあります。
 (他からもキットが出ていた筈ですし、確かしなのマイクロから金属車体のモデルもあった様な気もしますが確信はありませんw)

 つまりこのクモユニ74に関する限り「別に作らなくても完成品を買えば済む」訳です。
 もっと言うなら「なければ作る」という最近のモデリングのトレンド(笑)からも真逆のポリシーです。
 
 ですがそれでもこのクモユニの製作には自分でも驚く位にモチベーションが上がりましたし、大惨事レベルの出来でも後悔する気にはなれませんでした。
 今回のクモユニについては既に完成品やキットが出ているがゆえに邪心なく工作に没頭できた事が大きかったと思います(笑)
 正直、完成品と張り合う気もありませんでしたし自己満足以上の成果も期待しませんでした。

 つまりこのひと月ほどの車両工作については「作るために作る」「作る事自体を楽しむ」という要素が前面に出ていたと思います。
 そしてその過程自体が実に楽しかったし結構充実した気もします。
 特に今回の工作は単なる素組みではなくその過程の中で自分なりの工夫を考えてやった分頭も使いましたし、テキストになかった技法も試せました。

 なるほど「車両工作の魅力のひとつはこれか」と、その一端に触れた気もしました。
 これまでのレイアウト工作やキットバッシュとは異質な、それでいて鉄道模型の愉しみの本質のひとつである部分が「作ること」だと実感しています。

 まあ自己満足の戯言はこれ位にして、

 実際に今回の3両の工作でまず感じたのは「ペーパーのカラー印刷済み車体」工作の問題点と限界でした。
 一見すると簡単そうに見えたのですが車体の形の形成そのものでかなり大掛かりな機材や技法を要求される部分がありますし、窓抜きひとつとっても毛羽立ちなしにスムーズな窓抜きをするのは意外に難しい物でした。
 何より問題だったのは既にカラーが塗装積みなのでパテ盛り、切削等の修正が難しい事(要するに僅かの寸法のずれや失敗が許されない)も大いに気になる点でした。

 むしろ同じペーパーでも無塗装の型紙から車体を作った上で全体を塗装して作った方が後からの修正が効きやすい分有利な印象も持ちました。
 もっと言うと窓抜きの手間を別にするならブラスでボディ形成をした方がよほど楽で効果的な感じもしますが、これについては後でまた触れます。

 さて、次回からは以前予告の通り「上信250のリターンマッチ」をやってみようかと(汗)
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