2014年11月30日

今月の新車・マイクロの701系田沢湖線仕様

 今回は久しぶりに新車のはなしから。
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 先日発売されたマイクロの701系5000番台、田沢湖線仕様です。
 私の故郷が森岡である以上これはぜひ欲しかった編成だったのですがようやくの入線となりました。

 この機種は盛岡近辺での主力車種となった701系のバリエーションのひとつなのですが他の仕様(IGRや青い森鉄道を含む)が結構相互に異なる線区への乗り入れをやっているのに対し田沢湖線以外では見られないという特徴があります。

 それも道理で「田沢湖線=秋田新幹線」である以上、線路に標準軌を採用しているので他の線区での運行ができないからなのですが。
 それでも下の写真の様に他の仕様との外見上の差異が少ない(実際にはステップの省略などの差異があります)ので異なる仕様の二編成が並んでも違和感が全くありません。
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 もっともモデルの世界ではゲージが統一規格なので相互乗り入れも何の問題もなく行なえますが(笑)
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 モデルとしては久しぶりの701系のリリースですがM車の屋根上の賑やかな屋上機器とT車のすっきりしすぎるくらいに何もないそれとのコントラストが面白いと言えば言えます。
 走行性能は新車なので全く問題なし。
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 それにしても701系としては一般性が比較的薄いこんな仕様までリリースされてくると「盛岡色だけが未だに出ていない」のが余計悩ましくなります。
 既存車を改造しようにもベースの701系自体がなかなか手に入りにくい現状ですからそろそろどうにかしてもらいたいところですね。


 田沢湖色のマゼンダ帯、IGRの青と黄色帯、青い森の青帯、たまに乗り入れてくるらしい仙台色の緑と赤帯、そして前述の盛岡色のパープル帯と盛岡駅のホーム上も随分とカラフルになったものですが基本車体がどれも同じ701系な上にどの色もトーンを抑えた色調なので東京近辺のような華やかさには欠けます。
 もっともそんな所も周りの風景には似合っているとも言えますが。
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2014年11月29日

MODEMOのスハ32系と外国型機関車の自宅運転会

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 今回はMODEMOの旧客を使った自宅運転会第2弾から

 こちらのテーマは「外国形」但し日本の客車と組み合わせてもあまり違和感のない組み合わせです。
 ついでなので同じダブルルーフつながりのKATOのオハ31系も動員してみました。
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 この間も触れたPECOのLMSジュビリータイプ。
 見ての通り純然たる英国型ですが大正の頃は英国型の輸入機やそれに範を取った国産機がいくつかあるので不自然さはあまりないはず…です。
 ただボイラーが日本型ではなかなか見ないような豪快なテーパー構造(前に行くほどボイラーが先細りになる)なので遠目で見ても少し違和感はあります。
 ですがそれを補って余りあるのが走りの良さ。
 40年前の製品とは思えないほどのスムーズ且つ軽快な走りを見るとそんな事はどうでもよくなります。
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 フライッシュマンのBR38
 こちらはドイツ型ですがこれの狭軌仕様みたいなのが日本に8800形として輸入されているので多少手直しすればそこそこ8800として通用する…筈の機関車です。
 ただし日本仕様はテンダーが国産の3軸仕様なので厳密に8800とはいきません。
 テンダーを交換しようにもこちらに動力が入っているので現実には難しいでしょう。事によるとエンドウの9600のが使えるかもしれませんが物凄く勿体ない気もします。
 こちらの走りはドイツらしい重厚感のある走りでこれもまた魅力的です。
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 ムサシノモデルのED54
 スイスからの輸入機でモデルは実質韓国製です。
 実車が他の機種との互換性が殆どない特殊な構造なのでNの量産品が出るなど考えられなかった機種ですがよく出してくれたものです。
 これまでのロコの中で最も高級なモデルですが真っ黒なボディがスハ32系にはよく似合います。

 今回のはある意味「夢の組み合わせを楽しむ」様な感じになってしまいましたが、実はこれまでの日本メーカー車中心の運転会とは異質の楽しみがあった運転会でもありました。

 どういう事かについては次の機会に。
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2014年11月28日

「偉大なる凡庸」の系譜・オハ47のはなし

 当鉄道における「偉大なる凡庸」ネタ。とはいえ今回の題材は少なからず個人的な好みと思い出が入っていますのでその辺りはご勘弁を。
 今回はオハ47のはなしです。
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 私の学生時代まで故郷を通る東北本線の「普通列車」はそのほとんど全てがED75の牽引する旧客列車でした。
 確か高校辺りから順次50系に置き換えられていったのですが、それでも盛岡以北ではかなり後まで旧客が主体だったと記憶しています。
1314815000.jpg
 その編成ですが何両科のオハ47と1,2両のオハ35、これの両端にオハフ61が付くと言う組み合わせでした。
 私が子供の頃は一部で10系もあったのですが意外に早く姿を見なくなり上記の編成で昭和の終わり近くまで持たせていた記憶があります。

 当然車内は木の背もたれに木のサッシ。座席は昔の路線バス並みのクッションでいざとなれば取り外せる(昔の写真ですが空襲警報が出た時はシートを外した空間に伏せる様にしていたようです)構造でした。
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 普段はそれなりに閑散としていた車内ですが盆の帰省シーズンは無闇に乗車率が高くデッキのドアを開け放して自然通風なんてのは当たり前でした。どうかするとステップに乗っかって風に当たる豪の者もかなり見かけた記憶があります。
 トイレは上から覗き込むと真下の枕木が丸見えの物でなかなか使う気になれませんでした(笑)

 そういう意味で思いで深い車両でしたのでレイアウト上でもオハ47は旧客の中では結構な両数となっています。
 何しろ中古ショップで出物を見つけては片端から押さえていましたので(笑)

 オハ47はスハ43の台車を簡略化した構造なので台車以外は見た目にスハ43との区別はあまり付きません。
 時期的に青色が多かったですがぶどう色もちらほら残っていました。
2011-0924-017.jpg
 当鉄道でのオハ47は殆どがKATOですが、八甲田セットに付属したマイクロの47も1両在籍しています。

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2014年11月27日

Nゲージ蒸気機関車・PECOのLMSジュビリーに懐かしみ、驚く(笑)

 今回はNゲージ中古モデルの掘り出し物から。
 ある年代には有名だった割にこれまで私も触れた事のないモデルです。

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 PECOのLMSジュビリータイプの4-6-0蒸気機関車。
 おそらくこれを覚えているか知っている人は少なくとも40年以上のキャリアを持つNゲージャーでしょう。

 Nゲージの揺籃期だった1971年暮れ頃、PECOの輸入代理店でもあるTMSこと鉄道模型趣味の機芸出版社がNゲージの普及を目指して発売した蒸気モデルです。
 何しろこの当時日本形の蒸気はKATO(関水金属)のC11とC62のみ(C50は既に生産中止でした)
 ラインナップ上でちょうどこの時期は手頃な中型蒸機が存在していませんでしたからディテーリングを外せば大正期のテンダー機に見えない事もないジュビリーを出す意義は大きかったと思います。

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 ですがこの機種については知名度の割に専門誌で取り上げられる事の少ないモデルでもあります。
 これは推察ですが当時唯一の鉄道模型専門誌が輸入・販売していた事から他のメーカーの手前あまり大っぴらに宣伝できなかったのではないかと思います。
 ましてどんなに物が良くてもあまり褒めると我田引水に取られかねない恐れもあったでしょうし。

 実際、当時のTMSのバックナンバーを見てもこのモデルの紹介、特に走りについての記述は殆ど書かれていません。
 なにしろ本機について一番まとまった記事が72年3月号で「ジュビリーを日本型フリー蒸気に改造する」と言う位です。
 改造記事なので一度分解する必要上モデルの構造についてはよくわかるのですが…

 そのジュビリーを大宮の某ショップの店頭で見つけたのですから手を出さない訳に行きませんでした。
 いつもの様にもちろん安さも決め手だったのですが(汗)
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 帰宅後早速走らせてみました。
 このモデルはブランド名こそPECOですが実際にはイタリアのリバロッシに外注した物です。
 リバロッシと言えば当時アーノルドに並ぶ世界的なブランドですので走りについては折り紙つきの筈です。

 走り初めこそ引っ掛かりが合ったのですがひとたびギアの辺りが付いてくると信じられないほどのスムーズな走りを見せました。
 40年前の超が付く中古モデルとしてはこれは異例な事です。

 動力は3軸のテンダーにモータを内蔵したテンダードライブですが実に滑らかです。機関車部は動力に押されて走る形になるのですがロッドを空回りさせるだけでなくきちんと車軸にギアを噛ませてロッドの引っ掛かりを防ぐ機構になっています。
 恐らくロッドの引っ掛かりのトラブルは皆無でしょう。
 もちろん「テンダーに押されている」感は全くありません。
 このスムーズさがこのモデルの最大の特徴であり美点であると断言しても良いでしょう。

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 この走りに比べたら後から出たTOMIXや中村精密のテンダードライブ機が一種の欠陥品に見えてくるくらいです。
 この走りを楽しんでいるうちにこのロコが外国型である事をしばしば忘れてしまいます。
 逆に言えば走りの良さは国境を超えるという事なのでしょうか。

 それを差し引いても外国型のトレードマークとなる一部のディテールを撤去するだけでも「大正期の輸入機」で通用しそうな端正なプロポーションは持っていると思います。

 いずれにせよこれは結構な掘り出し物でしたし、この間から入線しているMODEMOのスハ32や古くから出ているのに適当な牽引機に恵まれないKATOのオハ31系にはよく似合う蒸気と言えます。
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2014年11月26日

鉄道模型のエージング(あるいはアイドリング)に思うこと

 ここ3年位中古モデルの入線が続いています(最近この書き出しの多い事)
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 それらの中には「不動品」とか「走りに問題あり」とか書かれたモデルに当たる事が最近増えています。
 実際初期のKATOのD51などは少し調整した位ではなかなか走らない物が多かったですし、マイクロの185系の様にギアの噛みあわせが悪くモータが空転するだけと言うのもあるにはあります。

 その一方でGMのキット組み品とかエンドウのキハ35みたいに少し走らせるときちんとした走りになる様なモデルもかなり多いです。
 
 以前紹介した「ジャンクの玉手箱」の動力車の大半も当初はあまり走らない物が多かったです。
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 ところがそれらの殆ど全てがレイアウト上でエンドレスを数周させると意外なほどスムーズな走りが復活するのです。
 最初のうちは私自身偶然の産物かとも思ったのですが同様のケースにいくつも当たるうちに少し考えが変わってきたような気がします。
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 さて、少し畑違いですがオーディオ用語のひとつに「エージング」と言うのがあります。
 これは主にスピーカーの慣らし等で使う言葉ですが購入当初のスピーカーと言うのは駆動部の「当たり」が付いていないので音楽を聴く前等に30分くらいピンクノイズを鳴らして当たりをつけてやると音楽が滑らかに聞こえやすくなる事を指します。
 これは購入時だけでなくしばらく鳴らさなかったスピーカーを使う時にも行なう一種の手順です。
 聞くところではブラウン管時代のテレビなどでも似たような傾向があり長時間点けっぱなしのテレビの方が買いたての新品よりも画質が良くなるなんてのがあったそうです。
 クルマで言う始動時のアイドリングに近い性質のものと思えば良いでしょう。但し物によっては1時間以上これをやらないと本来の性能を出せない物もあったりするそうですが。
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 これと同じ事が鉄道模型にも言えるようです。
 最新製品などの様に購入直後からスローが効いてするする走るモデルに慣れっこになっているとこういうプロセスがまだるっこしいとは思うのですがいったん調子を取り戻せば旧モデルでも結構良く走ってくれるものが多いです。
 それに走行前の一種の儀式代わりにエージングをしているとなにやら優雅な趣味に浸っている様な気になったりするから不思議です(笑)
 クラシックカーの走行会の一場面に似た所があるからかもしれないですが。

 そこで問題となるのがショップなどにある試運転用の台です。
 大概のショップでは1メートルくらいの直線を行ったり来たりする事が多いのですが外国形や一部のキットメイク品などの中にはこの程度の走行では本調子が出ない事が多く結局良く走らないモデルという烙印を押されやすいのではないかと思います。
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 私の経験上では故障がないという前提ならば日本型でエンドレス2周以上、外国形で調子のよくない物でもエンドレスを10周くらい走行させると走行が滑らかになり、スローも効く様になるようです。
 (ここで言うエンドレスとは小型車両の場合は棚幡線の140Rエンドレス、大型機はメインレイアウトの280R以上のものです)
 直線だけのコースでは台車とギアの当たりが十分つかないケースもあるでしょうからできればエンドレスのぐるぐる回りの方が調子を取り戻しやすいようです。

 おそらくこれは長期にわたって死蔵されているモデルでも同様と思います。

 実際、これに気が付いてからショップの「動きません」「走りませんでした」という表記を鵜呑みにしなくなりました(笑)
 特に専門ショップでない所では尚更です。
 とはいえ、額面通りに「走らないモデル」もやはり存在するので「賭け」であることには変わりないのですが。
 特に自分で動力系の調整をしない人にはこんな買い方はお勧めできません。この点だけは強く申し添えておきます。

 その意味で常設の試運転用エンドレスを持つというのはまんざら無意味ではない気もします(モデルを入線させる度に一々エンドレスを組み立てるのは結構な手間ですし)

 (写真は本題とは関係ありません)
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2014年11月25日

今月の自宅運転会から・キハ58系三社三様(笑)

 秋の運転会直後の週末は雨に降り込められる日々で気分が腐る事夥しい一日でした。
 当然外出も殆どなしです。
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 そんな折ですから自宅の運転会が結構な気分転換になりました。

 そして今回は「キハ58系縛り」で。
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 キハ58系は私にとってはキハ20系と並んで故郷でよく見かけたディーゼルカーでそれだけに思い入れもあるのですが前にも書いた様にレイアウトの運行形態の関係で長編成物は殆どなし。
 しかも一機種を除いて新車で買われた物がないという「走る鉄道模型博物館」状態のラインナップです。

 故郷のローカル線等では仕様やコンディションの異なる車両が組み合わされている事も多かったのでメーカーや年式の異なるオムニバス編成を意識的に楽しませてもらいました。
 個人的なイメージですが、事キハ58系に関する限り同系列でも「編成美」というものはあまり考えません(笑)

 ですので同じ編成でKATO、TOMIX、エーダイがちゃんぽんになってもあまり気にしません。
 今回面白かったのは年式やメーカーの違いが走りにもろに出ていた事です。プロトタイプがほとんど同じなのに走行性はまさに千差万別。こういうのもモデルならではの楽しみであり興味深い所でもあります。
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 30年以上前にリリースされたエーダイのキハ58。
 塗装の艶が独特ですが、個人的に好ましく感じるモデルです。走行性は後述のTOMIXよりはスムーズですが、見るからに「モーターが回っている」というサウンドです。
 「歯医者でよく聞かされる電気ドリルの音」に酷似していますが、エーダイの動力車は耐久性に問題があるという話をよく聞きますので長時間の走行は避けています。
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 そのエーダイとタッチの差でリリースされたのが先日も紹介したTOMIXのキハ58。
 走行性ですが、今回の運転会で一番喧しかったのがこれでした。30年前の、それもスプリングウォームという独特の伝達形態をとるのでノイズは盛大、年式のせいもあってスムーズさにはもっとも欠けます。
 同じころの旧動力のKATOのキハ20の感覚に近い走行フィールですが、昔は実車でキハ52とキハ58が併結される様を毎日見ていたので実はあまり違和感がなかったりします。
 それにこのノイズが一番ディーゼルカーらしさを感じますし。
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 最後にリリースされたKATOの58は上記2社の曲者モデル(笑)に比べると造形も走行性もニュートラルな印象です(写真はキハ65ですが)
 ボディ周りに破綻らしいものは感じませんし、印象把握も確かなので一番安心して運用できるキハ58と言えます。
 走行性もスムーズで上記2社のそれに比べると角が取れた走行フィールですしノイズも静かな方。
 地味ながら手堅さを感じさせるモデルです。
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 そしてこれらの58のラインナップで一番の曲者にして最新のモデルが唯一新車で購入したTOMIXのHG仕様。
 どこが曲者かというと富士急行の発注車で国鉄の仕様にない「両運転台のキハ58」という点です。
 レイアウト派にとってはレールバスさながらに「1両で鉄道が開業できる58」というのは富士急や譲渡先の有田鉄道に縁のないファンでも魅力的と思います。
 さてこちらはHG仕様だけあって細密感は随一。相当に目を近づけてもおよそオモチャっぽい所は感じられません。

 何より特筆ものは走行性。
 HGらしく「シルキー」という形容が似合うスムーズさでスローも十二分に効きます。いい意味で(笑)「キハらしくない」とすら思えるほどの走行性が私にとっては最大の美点のモデルです。
 先日の運転会でも「他社のT車をかき集めた無理やり10連」の先頭に立って活躍したのはこの58でした。
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 これらの編成が行き交う風景はほとんど同じプロトタイプの邂逅ばかりなのに少しも飽きません。
 前回の103系縛りが「カラーリング以外はほとんど同じモデル」ばかりだったのでやや単調だったのとはえらい違いです。

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2014年11月24日

TOMIX最古のキハ58から

 今回は先日書いたキハ58のちゃんぽん編成に関連したネタです。
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 TOMIXのキハ58とキユ25、いずれも初期モデルです。
 それまでNの気動車と言うとKATOのキハ20系と82系しかなくラインナップの不足がささやかれていました。
 この少し前頃のTMSのミキストで読者の要望アンケートの話があり、当時のNゲージャーが欲しいのは第一に気動車、次にSLが来ていた事が明らかになっています。
 当時はNの車両の新製品がどんどんリリースされ始めた頃ですが、それらは客車と電車に偏った状態で(メーカーとしても動力系の関係上リリースしやすいジャンルに集中していたという事情もあったのでしょう)メーカーの予定とユーザーのニーズにずれが生じ始めていた時期でもありました。

 1980年の初め頃エーダイを筆頭にTOMIX、KATOがほぼ同じタイミングでキハ58系をリリースしてきたのは偶然かもしれませんが上記の様な事情もあったのかもしれません。
 とはいえ当時の貧乏学生の私には中々手が出せず、趣味の中断前には遂に買う事のなかった機種でもありました。
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 私のレイアウトでキハ58系が増備され始めたのは趣味の再開後5年近くを経過してからでして、しかもその大半が当時の製品の中古(既にTOMIXのHG仕様が出ていたのに)と言うのは当時の恨みも少なからず影響していた気がします。

 さてそのTOMIXの初期製品ですが動力車がキハ58、トレーラーにキハ28、キロ28、そして以後長い事TOMIXが唯一の製品となったキユ25と言うラインナップでした。
 更にコストの関係からかボディがアイボリーの成形色の上から赤20号の帯を塗装したものでサッシには銀が入っていない、やや安っぽい仕様でした。
 同時期のエーダイはアイボリーの段階から塗装を施しサッシの色差しもされていましたから見た目の質感ではやや見劣りするものだったのは確かです。

 ですがスプリングウォーム伝達による動力の信頼性は高く(113系もそうでしたが)ノイズは盛大ながらも豪快なかつ安定した走りを披露してくれます。
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 今回のモデルは数年前に中古ショップで動力車も含めて1両600円位で買えたものです。奥でもキユ25は結構な落札額になる事が多いので今となっては悪くないと思います。

 初期モデルの特徴であるステンレス製のスカートは台車マウントのカプラーの動きをかなり制限するのですが2連で140Rのミニカーブを楽々クリアしてくれました。
 走行フィールも「昔のディーゼルカー」みたいな感じで意外にリアルかもしれません(笑)
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2014年11月22日

キハ58のちゃんぽん編成のはなし

 今回は先月の入線車から。

 SL銀河に乗ったついでにまた故郷の中古屋などを少し回ってきたのですがそこの戦利品から。
 と言っても特に変わったラインナップではないのですが。
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 TOMIXのキハ58のT車。HG仕様です。
 私にとってはキハ20系同様キハ58もいくら居ても困らない機種ですが、KATO、TOMIX、エーダイと三者三様、しかもTOMIXなどは30年以上前の初期モデルと最新のHGモデルが混在するという凄まじい配置です。
 しかもメインの線区が20M級2連が基準のローカルレイアウトの葉純線なので在籍している58系の半数がM車だったりします。

 ですが運転会などで「アルプス」なんかを再現しようとするとどうしてもT車が不足するので最近は主にT車の出物があれば押さえる様にしています。
 HGの58は富士急仕様を含めて4両編成が組めるところまで来ました。他社との併結も含めると往年の「アルプス」までもう一息です(笑)
DSCN5706.jpg
 これらで最大10連までは編成が組めるところもできていますが、前述した様にT車が3社4仕様の混成軍なのでよく見ると統一性の無い組み合わせには見えます。
 ですが故郷で見かけるキハ58は登場から大分経ていたせいか1両1両の車歴や仕様が異なっている事が多く、これ位の方がむしろ賑やかで楽しい気もします。
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 そんな訳で今月初めの運転会ではこの「キハ58系混成軍」みたいな10連が練り歩いた訳ですがこれはこれで「準・ジャンクの花道」ではありました。
 
 で、運転会の直後も調子に乗って自宅で「キハ58大会」をやらかしたりするのですがそれについては次の機会に。
 追記・さっき写真をよく見たら富士急仕様の両運転台になっていました(大汗)

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2014年11月21日

大レイアウトを考える・「パノラマな通過風景」に憧れる

 先日の運転会でふと感じた事から
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 この間の運転会の動画をこのブログでも挙げましたがその動画の中ほどに「新幹線のフル編成がモジュールの端から端までを通り過ぎる」というのがあります。
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 文字通りけし粒ほどに見える列車が徐々に迫ってきて目の前を一気に通り過ぎる。
 あるいは逆に目の前を通過した列車が速度を緩めることなくけし粒の様になるまで見送る。

 正に子供の頃に列車が目の前を通るのを眺めたのと同じようなワクワク感のあるカットでした。
 この感覚をNゲージの模型で感じる事が出来たというのはそれなりに感動であります。
 これまでの運転会では結構走らせるのにせわしかったりして中々こういう気分を感じる事ができなかった気がします。
 全くなんで今までこの快感に気付かなかったのか。

 さて、こうしたスケール感のあるカットは小レイアウトでは実現不可能なモジュールレイアウトならではのものです。
 殊にこの動画の舞台となっているのは9枚のモジュールをつなぎ合わせて一続きの風景にしたヤードの風景(この部分だけで全長は8メートルを超えます)が中心ですから尚更スケール感がある訳です。

 思えば実際に列車を眺めて楽しんだ思い出と言うのは正にこの「余韻のある通過風景」そのものが原点と思えます。
 恐らく鉄道ファンなら誰しもがそうでしょうし、実車を眺める時には必ずと言って良いほどそうした時間の流れを経験している筈です。
DSCN5644.jpg
 現に「ただ列車を留置している」だけの絵面ですら「フル編成最後尾のまだ先に直線がある」というだけで相当なパノラマ感、スケール感を感じます。
 ですがNゲージですら模型という形でこれを表現しようと思ったら今回の経験から言っても10メートルくらいの差し渡しが必要という事になります。
 Nでさえそうですから16番以上となるとこれは想像を絶するレベルです。Zゲージですら5,6メートルは使うでしょう。
DSCN5690.jpg
 もちろん、そんなのは個人のレイアウトでは夢物語に近いですし、レンタルレイアウトでもよほど大きい物でもないと不可能でしょう。
 ですが、この快感はこれまでちまちまとモジュールやら個人のレイアウトやらを作っているうちに忘れかけていた感覚だったとも言えます。

 たまには模型の世界でもこんな風にフル編成がけし粒ほどに小さくなるまで遠ざかって行くような豪快な経験をして見るのも悪くないかもしれませんね。
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2014年11月20日

ケイブンシャの「鉄道模型大百科」から

 先日の吉祥寺の運転会の折、かねて立ち寄ってみたかった某有名中古ショップ(最近某万引き事件で有名になった所ですね)を覗いてきました。
 お目当ては鉄道模型の中古…ではなく懐かし系の本、特に最近このブログでネタにしている大百科とかジュニアチャンピオンコースなんかにいい出物がないかという好奇心からでした。

 実際たどり着いたそこはマニアの店を標榜するだけになかなか面白いラインナップが揃っていたのですが…
 如何せんどれもこれも高いこと!

 以前から欲しかった本とか私の持っている本のいくつかがここでは万単位、どうかすると10万以上の値が付いていたりして仰天しました。
 欲しかった本の大半は以前借りたり立ち読みしたりして内容がわかっており確かに面白い事は面白いのですが、これだと気楽に手を出す事もできません。
 手持ちの本の損傷が激しい物のバックアップに買えれば…などと思っていた目論見がまず崩れます。

 今回入手できた本はそれでもどうにか千円前後で買える物の中からかねて欲しかったものを見つけられました。
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 「大百科シリーズ」から「鉄道模型大百科」(やっぱり汗)
 このネタは以前にも何度か紹介してきましたが、その元祖たる本書だけはこれまで手にする機会がありませんでした。
 千円ちょっととはいえこれでも定価の倍近いお値段で一瞬躊躇わされるものがあります。

 ですがさっそく帰りの電車の中で読んでいて驚きました。内容の充実度は以前紹介の「鉄道模型大作戦」に匹敵するものだったからです。
 本書の監修は「鉄道模型レイアウト」の長真弓、執筆は長氏を筆頭に水野良太郎、江頭 剛、南 正時と今見ても錚々たる顔触れがそろっています。

 発行時期が昭和55年というNゲージ勃興期なので16番やライブスチームなどの説明はおざなりですし、車両工作の項はプラキットの素組み中心、後半の鉄道模型カタログなどは「大作戦」に比べて精彩を欠いています。

 ですがそれ以上にレイアウト造りの項は写真も豊富で極めてしっかりした内容の上に、参考になる実景の写真を集めたコーナー(後続書の殆どにはこれがありません)もついており読んでいて非常に楽しめました。
 同様の事がメンテナンスや写真撮影法についても言え大百科シリーズ初の鉄道模型ネタとしてはとてもよく出来ている印象でした。

 (この続編を出そうとしてもこれ以上の物になったか疑問ですし、現実に後続の大百科シリーズは本書の内容を理解できた人向けのよりマニアックな方向へ伸びて行った・・・と言えるかもしれません)
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 さて、この本で一番の収穫は後半の「すばらしきマニアたち」のコーナーでした。
 水野良太郎、南正時、ライブでC63を誕生させた国鉄郡山工場スタッフなどの面々と並んで関沢新一氏も掲載されています。
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 実は関沢氏のレイアウトはあちこちの資料でレイアウトの一部が写真で紹介されているのですが、トラックプランを含む全体図が紹介される事があまりなくどんな構造なのか今ひとつはっきりしませんでした。
 それが図という形にしろ俯瞰図で掲載されていたのは嬉しいポイントでした。
 これだけでも買った甲斐があるというものです。

 そう言えば昨日は関沢新一氏の命日でした。

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posted by 光山市交通局 at 06:00| 岩手 ☁| Comment(2) | 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする