2015年01月31日

金属ボディのNゲージ183系

 秋葉原とか、故郷とか、出先で中古モデルの掘り出し物を見つけるという事はよくあるのですが地元を回っているだけだと見つからない様なジャンルの物があるとつい手が出てしまいます。
 今回の出物を見つけたのは今月初めに研修会絡みで出かけた大宮ですが。
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 物はしなのマイクロから切り替わった直後のマイクロエースの183系。
 183系自体は後にKATO、現行マイクロ等から色々なバリエーションも含めてリリースされていますが金属車体のモデルは恐らくこれだけでしょう。

 80年代半ば頃の最初のリリースの時点でこのモデルの存在は知っていましたが、高価だったのと専門誌の紹介写真で見る限りプラ車体ほどにディテーリングが無い様な感じがしてそれほど関心が無かった物でした。
 これは私だけの印象ではなかった様でこれまであちこちの中古ショップを回っても実物を見た事がありませんでしたし、奥の出物も殆ど無かったと記憶しています。
 モデル自体が希少なのかもしれませんがむしろ登場時からユーザーの関心を引かなかったという方が正しい気がします。
 この「電気釜フェイス」の電車は同時期にKATOやTOMIXから形式違いとは言え485系や381系と言う形でプラ製品がリリースされていますし。
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 ですので今回購入したモデルが文字通り初見となるのですが、事前の印象は良い意味で裏切られました。
 金属車体の電車モデルの場合、これまで他の機種でも書いてきたように窓抜きのクリーンさや車体の肉の薄さ等から来る質感の良さが中心でディテーリングは二の次三の次となるのが普通です。
 この183系も例外ではないのですが先頭部の印象はあっさり目ながら非常にクリーンなものでした。
 同時期の学研の485系辺りよりは確実に高印象ですしディテーリングを別にすればTOMIXの381系といい勝負な気もします。
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 ヘッドライト周り、タイフォン、手すり等の造形は金属モデルゆえエッチングによる彫り込み表現ですが、そのあっさりした感じも意外と高印象でした。
 もしもですが、今私たちの体が150倍に巨大化して実物のクハ183を手に取って見てもKATOやTOMIXの様な彫りの深い物よりはこのマイクロのそれの印象の方が近いのではないかと言う気もします(笑)
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 特にライトを点灯させた状態は意外なほどのリアリティを感じました。
 モデル自体の印象把握が良好な証拠でしょう。
 これまでの悪印象の原因はおそらく専門誌などでの写真に先頭部のアップが無くディテール表現がわかりにくかった事と、先頭部のひげの部分の塗り分けが雑だった事が遠因のひとつだったのではないかと思います。
 その塗装ですが普通の国鉄特急塗装ながら色のトーンが他社のそれに比べてかなり抑えられておりこれも好印象に繋がっています。
 実際、昔も今も鉄道模型のカラーリングは実車よりどぎつい気がするのでこういうあっさり系を見るとホッとする時があります(笑)

 走行性ですがいつものマイクロの動力からフライホイールを抜いた物なので以前紹介の103系や営団5000系ほどスムーズではありません。
 (それでもまるで走らなかった185系のそれよりはましですが)1000CLの最大出力でもKATOの6割くらいのスピードでガラガラした感じは特急電車らしからぬ物です(爆)
 それでもこのモデルにはかなりの好印象を持ちました。

 余談ですがエンドウでもこの時期金属製のNゲージ485系を企画していた様ですがこれが実現していたらどういうモデルになっていたか興味が出て来ます。
光山鉄道管理局
 HPです。昨日「車両の紹介」更新しました


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2015年01月30日

「偉大なる凡庸」の系譜・DD13

 久しぶりの「偉大なる凡庸シリーズ」今回はDD13を取り上げたいと思います。
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 この趣味の中断前だった40年くらい前、当時の私の車両のラインナップは学生という身分もあってごく貧弱な物でした。
 機関車などもEF65、ED75にナインスケールのCタイプディーゼルがあるくらいだったものです。

 ところがその中にあって当時唯一「同一形式で2両在籍した」機関車がありました。
 それがDD13です。
 何のことはない、ほぼ同時期にKATOとTOMIXが相次いでリリースし、特に後者は当時としても安価なロコだったという理由が大きいのですが。
 その2両のDD13も趣味の中断時期に親類の子に譲渡してしまい未だに後悔の種に(このフレーズ、多いですね汗)

 運用上非常に手軽なロコでもあったので当然、趣味の再開時に近所のショップなどを探したのですが新車・中古を問わず見事な位に払底していました。
 ちょうどこの時期がDD13リリースの谷間の時期だった事も大きかったようです。
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 マイクロがDD13の初期型をリリースしたのは確かその5年後くらいでしたか。
 これまた需要が多かったのかあっという間になくなってしまい当時私が入線できたのはカラーリングこそ国鉄色ながら台車が別物の「2001」型でした。
 (それもそのはずで新幹線用に標準軌に改軌した機種でしたから)
 それでもあの頃の思いでのDD13がようやく入線できたのですからそれなりに感慨もありました。
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 この辺がきっかけとなったか中古ショップでもKATOのDD13(2灯式のライトが特徴的な後期型)を中心に出物が増え、急速に増備が増えました。
 棚幡線みたいなミニカーブが標準径となっている線区ではDE10でもきちんと廻りきれない物も多いのですがそれより小さく小回りが利くDD13は楽々走ってくれます。
 しかも実車の増備期間が蒸気時代と無煙化時代のはざまに当たっていたのでDE10以上に時代を選びません。

 そんな訳でいつの間にか数機のDD13が活躍中です。
 大半がKATO機で先日リニューアルした初期型も入線中です。
 ただ、このDD13製造時期やメーカーによって信じられない位に大きさが異なるために同一機種でありながら「全員集合」がやりにくいという欠点があります。

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 その中でも変り種を選ぶなら

 小田急デユニ1000.
 なぜこれが出てくるかと言いますとこれは35年くらい前に乗工社が「DD13の動力を流用する」という前提でキットを出した小型電車だったからです。
 当然これも足回りはKATOのDD13。金属ボディで車体が重いせいかベースのDD13よりスローが効くという意外な美点もあります。

 こんな意外な書き方ができるのも模型ならでは…ではあります。
光山鉄道管理局
 HPです。本日「車両紹介」機関車の部一部追加しました


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2015年01月29日

太陽にほえろ!から「四色の電車」 太陽にほえろ!の625話「四色の電車」から

 今回はちょっと変わり種のネタで。
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 先日再放送を観ていた「太陽にほえろ!」の625話「四色の電車」というのをやっていました。
 東京と関西で発生した女性連続殺人事件。
 すべての現場に犯人が残した「濃い緑色のライター」が落ちていたというのが発端です。
 被害者そのものには殆ど共通点がなく難航する捜査の中、神田正輝扮するドック刑事が着眼した共通点。
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 それは「すべての現場から国電の電車が見える」という事でした。
 さらに捜査が進むにつれて現場から目撃できる編成が全て103系だったという共通点が浮上。

 次に事件が起こるのはどこか、狙われるのは誰なのか?そして犯人の狙いは?
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 というのが大体のストーリーです。
 これを見た方にはお分かりと思いますが当時の常磐線103系の混色編成が重要な複線になっています。

 あの当時としてもかなりマニアックな題材でよくこれが夜8時台のドラマで放送された物だと妙なところで感心しました。
 未見の方もおられると思うので落ちについては触れません(まあ、大体刑事ドラマにありがちな落ちではあるのですが)
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 さて、ここまで書いてお分かりの様にこの話では103系そのものがストーリーの上での伏線になっています。
 当時の103系にはドラマで取り上げられた通りの編成が実際に走っており、見様によってはあの頃でないとみられないという意味では興味深く、且つ楽しい物でした。
 (少なくとも私はそう思うのですが…)

 本放送の当時は私は趣味の中断中でしたし、そもそも103系自体持っていなかったのですがご承知の通りこの春の「ジャンクの玉手箱」のおかげで103系が大量増備されこれに近い物は再現できるようになりました。

 そんな訳で調子に乗って(笑)シーンの再現です。
 登場する103系が非ATC仕様に近い初期型の顔なのもKATOの103系しかない私のラインアップの上では好都合です(あっ、これもドラマの伏線だ)

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 余談ですがこの話で犯人役だった長谷川 諭(テロップでは論と誤植?)は昭和50年代の初め頃はNHK少年ドラマの常連だった子役で、個人的には「明日への追跡」の謎の転校生、竹下清二役が鮮烈な印象を残します。
 後には青春ドラマのレギュラー生徒役でほぼ正反対の性格のガラッパチ的な役もこなしていました。

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2015年01月27日

鉄道コレクション第20弾のクモヤを比較する

 今回も鉄道コレクションの第20弾絡みのはなしです。

 以前も触れたとおり今回のラインナップはかなり他社との競合車種が見られるのが特徴ですが、その中からクモヤ145を取り上げます。

 比較対象は同じクモヤでも143の方ですが145とは外見上の差異がごく少ない事、模型としての基本的な構造がメーカー毎に異なる点から選んだものです。(実車の方は145が101系からの改造、143は新製車という根本的な出自の違いがありますが)
数年前に中古を見つけていたGMのプラ車体モデル(恐らく完成品)のT車と先日紹介したジャンクの玉手箱でしなのマイクロ製の金属車体のM車。

 機種自体が当時のNではマイナーな部類であるにも拘らずリリース時期の違いで3つもバリエーションが出てくるとは正直思いませんでした(笑)
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 先ず車体の造形
 ディテーリングですが金属車体一発成型のしなの製はこの比較では分が悪い。
 エッチングの浮きだしに頼らざるを得ない分細部ではどうしてもシャープさに欠けます。
 GMの方は当時としてはかなり頑張った部類と思いますが最新の鉄コレのそれに比べると繊細さに欠けます。
 とはいえ、KATOのクモニなどに比べてサッシ周りの細密度で鉄コレに肉薄するところもあります。
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 一番の差はGMは塗装の黄色い部分を別パーツで表現している所です。これは当時KATOやTOMIXの直流電機でよく見た技法ですがGMの場合パーツの合いの関係からか段差がかなり目立ち損をしている所です。
 一方で鉄コレ仕様の方はクモニで気になったプラスチッキーなところがかなり緩和されています。
 濃い色のボディである点がここでは有利に働いている気がします。

 しなののクモヤはこの中では一番あっさりめの造形ですが、それもサッシ部分に銀を刺すだけでかなり印象は改善しそうな感触を持ちました。

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 とはいえ、離れてみる分には全体の印象についてはそれほど大きな差を感じないのも確かです。
 しなのの方はブラスモデルならではの強度を伴った肉薄感のあるボディに好感を感じますしGMの方も鉄コレと並べて見ない限りは大きなハンデがありません。
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 このクモヤの場合、回送編成では他の車両を挟んで先頭と後尾についている事が多いので混成使用ではそれほど問題もないと思います。
 但しふたつが直接つながった2連では鉄コレとGMはともかくしなのとの組み合わせでは差を大きく感じやすいかもしれません。マヤなんかを1両間に挟んだ編成なら少しは緩和しそうですが。

 この組み合わせではしなのがM車なので少し気になるところです。
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 走行性についてはしなのと鉄コレとの比較になりますがスロー走行では鉄コレの圧勝です。
 最もこれは単純に製造時期の差もあるので一概に優劣をつけ難い所ではあります。

 クモヤは用途が特殊な電車でもあるので動力化せずとも側線のアクセサリとして十分機能すると思います。
 その意味ではそうそう目くじらを立てるような比較もあまり意味がないかもしれません。
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2015年01月26日

趣味の原点を振り返る・番外編「鉄道模型の入門セット」のはなし


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 先日入手したナインスケールの基本セットをいじくっていて思うことを。

 思えば40年前にNゲージを始めた時は既に機関士の親類が16番をやっていてそのパワーパックを借りて試運転をしていました。
 その関係から第1号車両のKATOのキハユニ26の他はフレキシブルレール2本だけ。
 後にパワーパックを買ってもらった時もフィーダーレールを追加した位でTOMIXが登場するまでエンドレスにすらなっていない一本の線路を片側運転台のキハユニがただ往復するだけという貧弱極まりない運行体制でのスタートでした。

 曲りなりにエンドレスでの走行体制が組めたのはそれから2年後、TOMIXの線路が盛岡でも買えるようになってからです。
 その頃になるとTOMIXでもレールと車両が揃ったセットがぼつぼつ出回り始めたと記憶しています。
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 そういう経緯があるので私個人はこの手の「基本セット」を購入した(あるいは買ってもらった)事はつい3年位前までありませんでした。

 だからという訳ではないですが当時から基本セットに対してはあまり良いイメージを持っていなかった記憶があります。
 これがプラレール辺りなら最初にセットを買ってもらってシステムを展開する事にそれほど抵抗は感じなかった気もしますが、当時から事「鉄道模型」に関してはお仕着せの揃いから入るよりは線路一本、車両1両から徐々に揃えながら自分好みの鉄道を構築する方が楽しいと思っていた事が大きかったと思います。
 
 まあ、現実にはセット物は当時から高価で私の亡父といえどもおいそれとは買えなかったでしょうし、あの頃は「鉄道模型のセットをクリスマスなんかに買ってもらう」なんて行為は「ブルジョアの子弟の最高の贅沢のひとつ」という認識でしたからw
 (当時の子供向けのドラマかなんかでもお金持ちの子供が「鉄道模型のセットを買ってもらう描写」がよくありました)
 ですが最初にセットから入らなかった事は私自身のその後に照らし合わせると決して悪い選択ではなかった気がします。
 足りないパーツを徐々に揃える過程というのはそれなりに粘り強さを身に着けさせたと思いますし、乏しい財源の中から次に何を買うかを妄想するのはそれなりのイメージトレーニングにはなったと思えます。

 こんな事をいまさら書いた所で「元貧乏少年の繰り言」にしか聞こえませんが。

 尤も、Nゲージの入門セットというフォーマットはTOMIXの登場やそれに続くユニトラックのリリースで一気に一般化しました。
 それまでの16番の基本セットがプラレールと見分けのつかないショーティな簡易モデル中心だった(その割に高価)のに対して曲がりなりにもスケールモデルで編成が組めるNのそれがヒットするのも当然と言えば当然でした。
 ですからこの手のセットが鉄道模型自体のすそ野を大きく広げたのも間違いのない所です。 

 閑話休題
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 ですがそんな気概を持てたのも精々3年前までです。
 3年ほど前に中古のメルクリンミニクラブの基本セット(それもパワーパックが故障していた奴w)を入手したのでZゲージについてはセット品からのスタートになりましたがその時は私は既に40代(恥)
 16番の方もその半年前にこれまた中古ショップでKATOのDD51のセットを格安で入手したのがきっかけでした。
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 つまりNゲージ以外のフォーマットについては中古モデルの出物があったとは言うものの「基本セットから入門する」という極めて「ありがちな展開」から入った事になります。

 加えて一昨年の暮れにマイクロエースの入門セットをこれまた中古で買ったので単に「貧乏人の僻みをいい年をしてからリベンジしている」と言われても仕方ないですね。
 しかしその過程で意外な副産物にも当たる事になりました。
 それについては後の機会に。
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2015年01月25日

「北国縛り」の自宅運転会(笑)

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 このところ気候の寒さに助けられてか自宅の運転をする機会が増えました。

 元々東北出身で寒さにはそれなりに耐性のある方と思っていますし、そもそも現住地は故郷に比べると天国と言っていいほど昼間が温暖な所です。
(但し何故か朝の冷え込みは盛岡並みに凄いのですが)

 だからという訳ではないのですが今回の運転会は北海道を中心とした寒冷地の列車が集いました。
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 宮沢模型(TOMIX)の711系。
 個人的には新塗装よりもこちらの方が好みです。如何にも北国の電車らしい小さい上に気密性のよさそうな窓の並びがそれっぽさ全開です。
 学生時代の修学旅行以来「北海道の汽車=二重窓」と言う刷り込みがあるので小さい窓がちまちま並ぶ編成には独特の印象を持っています。
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 GMのキハ22の群れ(笑)
 3年ほど前に入手していた中古のキットメーク品ですが標準色と首都圏色が3両づつ、北海道色も1両混じるという「キハ22(だけの)詰め合わせ」みたいなセットでした。
 動力も2両ありましたからこれだけで運転会が開けます(笑)このセットのおかげで私のラインナップではキハ20や52をぶち抜いてキハ22が気動車の単一形式としては最多在籍車両となってしまいました。
 (実はこれの他にブンカの盛岡色と鉄コレのキハ22譲渡車も在籍しているのでトータルでは10両を超える)

 キットメークで細密なパーツを組み込みやすいという事情もありますがKATOのキハ20やどうかするとTOMIXのHGよりも細密っぽく見える前面周りをしています。
 カラーリングは他社よりもやや淡い感じですが悪い雰囲気ではありません。
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 同じくGMのキハ45
 これこそ見るからに北海道と言う感じです。
 前にも触れましたがオハ61系をベースに気動車化した変わり種です。しかも付随車に基本的に客車を塗り替えただけの「キサハ」まで存在していますから異様さは只者ではありません。
 その特異な出自のせいか今回のラインナップではいちばん国鉄らしさを感じない機種でした。
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 とはいえ、街並みの中を回送するよりも雪景色の葉純線辺りを走るのが一番似合いそうな気がします。
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2015年01月24日

トミーナインスケールの基本セットのはなし・3

 ナインスケールの基本セットで感じた事から、第3回です。
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 このセットは使い込まれた形跡がある割にはパーツの欠落も最小限で中古のセット品として中々良いコンディションの様に思います。
 で、当然「説明書」も付いています。

 この説明書が懐かしさ満点で(笑)
 しかも内容の丁寧さは当時のKATO(関水金属)のカタログのそれよりも丁寧な位です。
 いや、ひょっとしたらこの間入手したクラウンモデルのZゲージセットよりもそれらしいかもしれません(笑)

 この辺りはプラレールのトミーというか「良い意味でのおもちゃ屋さん」の面目躍如たる所だと思いますし、同時にナインスケールを「年少ユーザーのプラレールからの上級移行」を狙った遠大な目論見すら感じさせます。
 (TOMIXに関する限りその狙いは結構当たった様な気もしますし)

 中でも一番時代の違いを感じるのが「車両の整備」の項です。
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 少し長いですが引用すると
「(前略)時々図の様に車輪を空回りさせながら目の細かいサンドペーパーを当てて汚れを取り去ってやります。貨車などの動力の付いていない車両にはこの必要はありません」
「一般的に言ってNスケールの場合、注油は殆ど必要ありませんが、もしあなたの動力車が突然キーキーとかすれた音を出すようになったら、一度ボデー(原文ママ)をはずして、モーター軸受とギアに注油してやる必要があります。
つま楊枝の先などで、ミシン油をほんの数滴垂らすだけで十分です。(食用油はいけません)
ついでに、モーターのコンミテーターのミゾを針先などで掃除してやれば完全です。
 くれぐれも油のさしすぎに気をつけて、モーターのブラシ、車輪の踏面、集電ブラシなどに油が付かない様注意して下さい。
(これらの部分は、むしろ絶えず気を配って、ベンジンなどで油気を吹き取る位の注意が必要です。)」

 初心者用セットで「最低でもボディの分解整備必須」という前提で話が進められている所が凄いです。
 マニアが増えている今だってモーターの軸受にまで注油するユーザーがどれだけいる事か。

 この文中の出てくるコンミテーターですがこのセットが出る数年前のTMSの誌上で(昭和40年代前半ですからもちろん16番の話ですが)「コンミテーターに注油すべきか否か」という論争が行なわれていた事を思い出させます(笑)
 当時反対派の殆どは実験もしないでやみくもに否定するのに対し、試しに実験したり以前から実行していたユーザーの大半が賛成派に回っていたそうです。中には後にある専門誌の主筆を務めた読者もいたりするのが興味深い話ではあります。
 まあ、これは閑話休題。

 初めてこれを買ったユーザーはこれを読むだけで「プラレールとは違う覚悟のいるホビーである」事を覚悟した人も多かったのではないでしょうか。
 (一方で恐れをなしてこれだけで足を洗ったユーザーも多かったのではないかという気もしますが)

 それにしてもこれだけで下手な入門書よりも確かな内容の説明書になっている事に驚きを禁じ得ません。
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 それと今となっては懐かしいのが裏面の製品表。
 この頃のナインスケールはまだ機関車と二軸貨車だけのラインナップで「ワキ1000」「タキ3000」などのボギー車が「予定品」になっていたり解説ページの下の方のイラストがこれまたまだ出ていない「K・S・KタイプCタンク」のそれだったりします。
 更に予定品に載っている「月光形電車」が実際に出た583系ではなく581系でラインナップされている所も興味深いです(もっともこのふたつ、そう大きな違いはないのですが)
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 入門セットの中で製品予告までやっている(しかもちゃんと製品化※を実行している)とはトミー恐るべし(爆)

 ※・・・同じ頃の関水金属のカタログで予告されていた「D52」はいつ出るのでしょうか。そろそろ40年近く経ちますしいいかげん待ちくたびれてます。
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2015年01月23日

KATOのキハ20系のはなし

 今回はNの定番車両のはなしから。
 出だしはやっぱり中古モデルからです。
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 昨年秋に見つけたKATOのキハ20セット。
 国鉄旧塗装の仕様です。
 昔はこういうのも「横須賀色」と称していた事もありましたが実際にはクリームの部分がくすんでいるので完全なスカ色とは異なります。
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 先日ジャンク箱で入線したアーノルドのレールバスと似たカラーリングでもあり個人的には好きな色です。
 走行性はさすがに今のモデルだけあってスムーズなものです。

 KATOのキハ20は3回くらい動力をモデルチェンジしていますが今回のような最新タイプはあまり手持ちがありません。
 一度など、800円で買ったキハ25のM車の動力だけ取り出して鉄コレのキハ20タイプにコンバートした事すらあるくらいです。
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 さて、先月から紹介のジャンク箱にも当然の様にキハ20系が入っていました。
 こちらはひと世代前の動力の国鉄色。70年代Nゲージャーの定番商品です。
 キハ20とキハユニ26の組み合わせは私も含めて当時のNゲージャーが必ず買った組み合わせでした。
 ふだんはキハ20を単行で、気が向いたらキハユニをつないだ2連というのもありですが、旧動力ユニットはモーターマウントの関係上真ん中のでっぱりが大きかったのでそれをごまかしやすいキハユニを動力にするパターンも多かったと思います。
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 40年前に私が最初に買ったのもそういう組み合わせでしたが、ジャンク箱の前のユーザーもそうだったようです。

 ボディ自体は71年のデビュー以来ほとんど外観が変わっていません。
 この種の時代を超えた定番商品と言うとKATOでは他に103系やオハ31系辺りが該当しますが、何れもボディ周りが殆ど変っていないのにあまり古さを感じさせない辺りが凄いと思います。台車の転がりの良さなどは40年前も今も殆どそのままですし。

 正にロングセラーたるにふさわしいクオリティを最初から持っていたという事なのでしょう。
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2015年01月22日

カラーブックスの「軽便鉄道」から

カラーブックスの鉄道ネタから。

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 今回は「軽便鉄道」について書こうと思います。
 蒸気機関車などは最近レストアやイベント列車での運行も増えてきているので昭和50年当時のフィーバーは何だったのかと思えるほどに身近になりました。
 電気機関車でもEF55がイベントに駆り出されるなど以前からは想像もできなかった位です。
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 ですがその一方でナローゲージの軽便鉄道の方は遊園地用等を除くと実質絶滅状態。
 車両だけではなく施設や周囲のインフラ、社会構造と密接に結びついて成立するジャンルなだけに簡単に復活できないのが現実です。

 
 少なくとも「地元の生活に密着した交通機関」としての軽便鉄道は完全にノスタルジーのかなたに飛び去ってしまった感があります。
 それを端的に示すのが最近専門誌やWEBなどでナローゲージの鉄道模型が第二次隆盛期に近い感じで活況を見せ始めている事です。
 サイズの手ごろさや素朴さに魅力があるのももちろんですが「既に絶滅状態で資料を基にしたモデル化しかできないジャンル」である事がモデラーの製作意欲を強く刺激している側面が大きいのではないでしょうか。
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 それはさておき、
 鉄道模型の世界でナローが第一次ブームを迎えたのは私の印象では70年代の初め頃に「レイアウトモデリング」で「祖師谷軽便鉄道」が発表された前後からと思います。
 75年前後からはナローモデルの記事が明らかにそれとわかる位増え始めましたし、年少者向け雑誌の「子供の科学」までもがナローの鉄道模型の記事を連載していたほどでした。
 80年代前後には「ナローゲージモデリング」も刊行されブームも最初のピークを迎えた感があります。

 (私の想像ですが今のナローの小ブームの背景のひとつにはこの時期に年少者だったモデラーがいい大人になり、ようやくナローに挑戦するチャンスをものしているという側面もあると思っています)

 前振りが長くなりましたがカラーブックスで「軽便鉄道」がリリースされたのにはこの時代の空気が強く反映している気がしてなりません。
 一応カラーブックス自体が一般書としてのシリーズですからあまりマニアックにはならないですが、初めて軽便鉄道の存在を知った人にその魅力を伝えるという意味では良く出来た一冊と思います。

 「ナローゲージ」では少なかったカラー写真もふんだんに使われていますし、眺めていて楽しい本に仕上がっているのは流石と思います。

 最近の軽便ブーム(?)を思うと上述の「ナローゲージモデリング」を含めて本書も復刻を期待したい一冊です。
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2015年01月20日

「KATO」と「鉄コレ」・ふたつのクモニ143


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 先日しなのマイクロと鉄道コレクションのクモニ143の比較記事を書きましたが、その後にKATO版のクモニ143(但し旧製品)があった事に気が付きました。
 手元にあるKATO版は数年前に中古で入手していたものです。確か115系と込みで一袋いくらと言う奴でした。ですので現在店頭にあるものとは異なる部分もあると思いますがそこはご承知おきを。
 ただ私の記憶違いでクモユニ74か何かと覚えていたのですが改めてよく見たらクモニ143だったというお恥ずかしい次第です(恥)
 そんな訳でKATO版との比較もこの機会にやってみようかと思います。DSCN6470.jpg
 鉄コレのクモニは5号機でしなののそれは2号機と厳密な意味でのプロトタイプは異なるのですが今回確認してみたらKATO版も鉄コレ同様5号機だったというのは驚きです。
 ほぼ同じ構成、造形でプロトタイプが全く同じと言うのは電車の場合結構珍しい気もします。

 二つを並べてまず気付くのはオレンジの色調の違い。
 KATO版はどちらかと言うとしなのの色調に近い印象でよく言えばリアル、悪く言えばややくすんだ感じです。先日触れた鉄コレ版のややプラスチッキーな色調と比べるとそれなりに好感は持てます。
 これは推測ですが塗装前のボディの地色がKATOが黒なのに対して鉄コレが白っぽいグレーでやや光の透過性のある素材である事がこの印象の違いと関係あるのかもしれません。
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 細密度やレタリングの細かさは殆ど互角。と言いますか微妙に違う双子でも見ている感じがします。
 製造時期がしなのに比べて比較的近接している事とプラの一体構造と言う共通点があるからかもしれません。
 但し荷室扉を中心としたサッシ周りの細かさは鉄コレの方がそれっぽい感じです。
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 屋根上はこの二つで最も相違が目立つ部分で避雷器やベンチレータが別パーツ化されている鉄コレの方に雰囲気の良さを感じます。
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 こうやってつなげてみても相違をあまり感じません(プロトタイプが同じなので当たり前ですかw)
 逆にここまで似ていたら2両居る意味が希薄になる感じすらします。
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 ここは好みの分かれる所なのですがKATO版の利点はスカートが台車一体式でアーノルドを装着した場合鉄コレほど違和感がないのが有難いです。(当然KATOカプラーにも対応)とはいえ、スカートが豪快に首を振るのに違和感を感じる向きには欠点と映るでしょう。この辺りは難しい所です。
 又、ライト点灯を前提としているせいかライト回りの印象も鉄コレよりしっかりしています。

 と、値段を別にすればKATOと鉄コレのクモニは素人目にはクローンにしか見えないほど近接した出来である事は確認できました。
 昔はクモニばかりを繋げた荷物電車の専用編成というのがありましたが、動力の入手が比較的容易な鉄コレのクモニをM化してブラインドパッケージでなく購入できる(笑)KATOのT車と組み合わせて編成化というのもこれはこれで結構面白くリーズナブルかもしれない。
 そんな事を思わせる比較となりました。
光山鉄道管理局
 HPです。一昨日「ふと思うこと」を追加しました


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posted by 光山市交通局 at 06:00| 岩手 ☁| Comment(4) | 車輌・電車 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする