2015年03月31日

荷物列車とワサフ8000&スニ41のはなし

 昨年暮れ、ホビーセンターで購入したKATOのワサフ8000。
DSCN6050.jpg
 元々は「八甲田」の編成を再現するためのリリースでしたし、私自身これを買ったのは北星仕様のワサフ8800にリペイントする意図で入線させたものです。
DSCN6049.jpg
 ですがこのワサフの本領はそれらよりもむしろ荷物列車の後尾や機関車の次位への連結にあります。
 折角組み上げたワサフですし、リペイントの前に荷物列車として活躍させるのも無意味ではありません。

 幸い、一昨年来GMのキットメイクを中心に荷物列車を組めるくらいの客車の数だけは揃っています。
 そこで一度はやってみようと思い立ちました。
 ただし、編成自体は完全なオリジナルです。

 牽引機としてはEF58、ED75、EF62なんかが適当でしょうが実例がなくとも似合いそうなロコを選んで先頭に立てるのも一興と思います。
 或いは客車だけでなくスニ40やワキ8000との組み合わせでも違和感がないですし(というか、これだけで編成を組んだら殆どただの貨物列車ですが)

 早速ひと編成をでっち上げて運行開始。

 今回の牽引機はEF58。北星牽引用として小窓、横ルーバー仕様を探し出したもので実は趣味の再開時に最初に入線させた電気機関車でもあります。
 58の次位につくワサフの存在感は流石です。異なるメーカーとの組み合わせでしかも客車の大半がGMのキットメイク品なのでもっと落差を感じるかと危惧していたのですが意外に気になりませんでした。
DSCN6051.jpg
 さて、最後尾につくのはスニ41です。
 後部貫通扉がない事からお分かりの様にこれはKATOではなく、キングスホビーのブラスモデルです。
 以前は中古でも物凄い値がついていたのですがKATOがリリースした前後の時期にそれなりに値が落ち着いてきた所を押さえる事ができました。
DSCN6052.jpg
 一応完成品なのでテールランプが点灯するのが有難いです。
 このスニ41、KATOのそれに比べるとややディテーリングの甘さを感じるのですがこれは技術上というより既製品のスニ40と併結した時の違和感を押さえる為にあっさり目にしたのではないかと思えます。
 それでいて窓周りはブラス特有の肉薄感があり、これは今でも大きな美点と思います。
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2015年03月30日

カーブの質感向上へのアプローチを考える7・「緩和曲線とシーナリィその2」

 緩和曲線のはなし、シーナリィ編です。
 

 前回レールを固定したベースに建物類や山などを配置して比較してみたいと思います。
 建物類は手持ちの中から、山はメインのレイアウトのシーナリィ差し替え用の物を使いました。
DSCN7063.jpg
 これらをまず組線路(317-243R、90°の直角+直線線路)のベースに配置してみます。
 今回は遠景としてコーナーの最も奥に山とトンネルを配置しました。
 建物は市販の規格品なので敷地も四角形。道路のカーブに合わせて配置するのは苦手です。

 真上から見た配列では直線部では破綻ありませんがカーブに掛かると扇状に開いた配列になりやすくなります。
DSCN7065.jpgDSCN7064.jpg
 視点を下げた場合はカーブ内側の有効面積は増えますがコーナー外側の三角スペースへの建物の配置に苦しさが出るようです。
 とはいえ、特に指摘されなければ見られる事は見られる風景です。
DSCN7067.jpg
 次に前回製作した緩和曲線との組み合わせで。建物の配置は基本的に変えていません。
 組線路に比べて線路の曲線に沿った建物配置がしやすい事がまず目を引きます。
 又組線路特有の直線からいきなり直角に曲がる形を取らないために線路の奥行が出やすい感じがします。
DSCN7071.jpgDSCN7068.jpg
 効果としては僅かに見えますが街並みと線路とのつながりは自然になってきました。
 特にコーナー部のビルの配列の唐突さが幾分薄められているのが解ります。

 おそらく線路柵や架線柱、ガードレールなどが配列されるともっと効果が出ると思われます。
 
 さてここまでは組線路との比較の関係上建物の配列をいじっていないので緩和曲線の方ではカーブ外側の空きスペースがかなり広がっています。
 そこで今度は比較を考えずに外側のスペースを生かす方向で建物を再配列してみました。
 ここでは「線路と道路が交わる(踏切など)」ポイントを想定し「通りの向こうに線路が見える」感じで通りを配置してみます。
DSCN7078.jpg
 手前側には意識的に「低くて敷地の広い建物」や「マッスの大きい建物」を配置します。最近のジオコレの建物類にはこの手の物が多いです。
 その結果、手前の建物と奥の建物、遠景の山とのつながりがごく自然になりそれなりに遠近感のある風景になります。
 その中ほどを横切る形で線路が緩やかに曲がってゆくのですが手前の建物を見え隠れしながら通過する線路は風景としてもかなりいいアクセントに見えました。
 もちろん列車を走らせた時のリアル感もあります。
DSCN7083.jpg
 線路の手前にわざと街並みや道路を配列して列車を風景に溶け込ませるというのはリアル志向のレイアウトではよくあるテクニックですが直線部よりもコーナー部の方が効果は高そうです。
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2015年03月29日

「鉄道模型は高いのか?」について考えてみる・個人的な思い出から(汗)

 今回は自分自身の思い出ばなしと絡めて書きたいと思います。
DSCN9073.jpg
 私が最初にこの趣味を始めた頃はKATOの20系が1両800円、M車のキハユニ26が2850円、EF65が3500円だったと記憶しています(あの当時ですから消費税なんてのはありませんでした。その代り安売り店の模型屋というのもなかったですが)
 これでも子供〜学生の身分ではなかなか手が出せない価格でしたし、ここまでのコストに線路とパワーパックが入っていません。
 強いて言えばナインスケールの2軸貨車の「1両300円」が有難かった位でしょうか。前述の様にかつ丼一杯300円の時代でした。
DSCN9508.jpg
 以後、モデルのクオリティの向上、新規メーカーの参入などはあったもののNゲージの世界では車両の価格は徐々に高くなる方向で推移します。
 してみると初期の頃からほとんど変わらない値段で今も現役のKATOキハ20系や103系というのは凄いモデルでした。
 機関車もそれ位のノリでDD13のふたつ眼辺りをビギナー用と割り切って定価据え置きで継続してくれればうれしかった気がします(今はC11がそのポジションでしょうか)
CSCA-0012.jpg
 20年後に再開した時はKATOのきららから入ったのですが「2両で8000円」というのに正直驚いた事が(汗)
DSCA-0011.jpg
 そんな具合ですから私自身の経験から言うなら鉄コレが最初に出た時の「1両500円、動力ユニット2000円弱」(但し税抜)という値付けはかなり衝撃的でした。
 それまで完成品の動力車は電車の中間車でも4千円前後、機関車に至っては6千円位出さないと買えなかったですから多少作りにラフなところがあっても許容できる(実際には価格以上のクオリティは確保されていましたし)レベルでした。
 同様な事は初期のマイクロ製品でもあったらしいですが(マイクロが再開したころは私自身は趣味の中断期間でした)

 これまでのところ後にも先にも「新品の鉄道模型が安くて驚いた」という経験はその時だけです。
 (平成の初め頃の消費税施行に伴う物品税の廃止から高価なモデルについては一時的に定価が下がった例はあるらしいですが)

 割合最近の話で16番では以前KATOが1万円ちょっとでEF510をリリースした事がありますがなかなか後続が続かなかったようです。
 モデルのクオリティというよりも線区や用途の限定される機関車だった事がその要因のひとつの様な気もします。
 これがどんな鉄道でも見かけるDE10とかDD13、あるいは1両でも運用できる京急のデハ290辺りだったら結果は少し違ったような気もしますが。
 とはいえKATOやTOMIXの16番モデルも「ブラスに比べれば」結構リーズナブルな値段にはなっている気もします。何しろEF65で2万円弱、ED75のプレステージモデルと称するものでも4万円弱というのは30年前のブラスモデルの価格水準にごく近いですし(因みに現在ブラスのED75は25万円だそうです)
 ただ、問題はこれを「高い」と見るか「安い」と見るかです。

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2015年03月28日

鉄コレ版の富山地鉄の14760・10030形から

 先日の上京で鉄コレの動力ユニットをまとめ買いした話の延長です。
DSCN0883.jpg
 昨年の夏に入線以来、側線の飾り物と化していたいくつかの編成も動力化しました。
 富山地方鉄道14760形・10030形のツートンコンビもそのひとつです。
DSCN0882.jpgDSCN0874.jpg
 先日紹介した10020形の入線などで富山地鉄も充実してきましたし、14760などは適度に近代的な2連の電車という事でそれなりに魅力を感じ始めていました
 それと京阪テレビカーの塗り替えとしては中々センス良く感じられる10030もそうです。
 こちらは以前マイクロからもモデルが出ていた事がありますが当時はなかなか手が出せなかったもので鉄コレでのリリースは有難い物がありました。

 今回の上京でやっとこさ動力を調達できましたので7カ月目くらいの自走化という事になります。
 2連で済ませられる18&19M級編成なので小レイアウトでもよく似合う編成と言えますが、カラーリングがお揃いの異なる形式の2ショットというのは如何にも地方私鉄っぽい感じで好みではあります。
DSCN0876.jpg
 それにしても鉄コレ・GMの混成軍という陣容とはいえ、富山地鉄もここ2年位で随分とラインナップを増やしたものです。

 この話には少々続きがあるのですがそれについては次の機会に。
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2015年03月27日

「鉄道模型は高いのか?」について考えてみる・序章(笑)

 3月も終わりに近づき、送別会シーズンやら総会シーズンやらで妙に飲む機会が増えています。
 今回はそんな折に少し酔った頭で考えた事です。ですので筋の通らない所もありますがそこはご勘弁を。
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(前略)TMSのアンケートのメーカーへの希望で非常に多かったのは「もっと安くしてください」「高すぎる」というものであった。
 私の予想よりはるかに多くの人がこう書いている。(中略)
 ファン多くが何に比べて高いと言っているのか知る由もないが第一に自分のポケットマネーと比べていると想像される。
 このことは日本と外国のファンの年齢の差にもなる。
 しかし、大人のファンも同じ事を訴えている。
 要するにみんなポケットマネーが足りない訳である。
DSCN8907.jpg
 国鉄形車両については殆どの人が、それも高価な品を買う人でさえも「高すぎる」という声が圧倒的である。
 高い理由は単に原価の問題だけでなくファンは知らない流通機構などの問題もあるがとにかくすでに限界に近い事は販売する側もわかっていよう。
 今、高い模型を買っている人はまず十分にお金がある人ーこの一部には収得して値上がりを待つファンも含むがーは勿論であろう。
 あとはお金はないがどうしても欲しいのを1年に1両と言ったファンが意外に多い様に思う。贅沢はしたいが何もかもとはいかない人々が日本人に多い一点豪華主義で買っているのではないか。3万円の洋服のポケットに9万円のカルティエのライターが入っている様な調子である。


 上述の事は最近の傾向の事を書いているのではありません。
 上の一文は昭和43年6月号のTMSのミキストから、下の一文は同じく昭和50年のミキストからの引用です。
 参考までに該当する号に掲載されている16番モデルでは前者は鉄道模型社のC62の完成品が7700円、後者ではアダチ製作所のD61の完成品で19500円でした。
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 更に昭和46年の年少者向けの入門書である集英社の「模型工作教室」の中で「それに完成品じゃあNゲージでも5,6両の列車をぐるぐるエンドレスレールに走らせるだけのセットでも7,8千円もする」「とてもおこずかいじゃあ足りないよ」というくだりがありますし
 又、「TOMIXのすべて」の中でブルトレブームの直後の世相を書いた江頭剛氏の漫画に「だってえ、天●堂のSL1台分でNゲージならたくさん買えるもん」というセリフがありました。

 で、私が今手にしているTMSの最新号を開くとカンタム仕様の天賞堂プラ製C62は87000円。但しこれは「16番でこの内容としては安い」と言われるレベルであり同じ広告に出ているブラス仕様のEF81の値段は285000円となっています。
 実際に時代の流れに伴う物価上昇を考慮に入れなければならないとしても16番モデルの場合、47年前の10倍以上のお値段になり、ブラスともなると更に想像を絶する上がりっぷりな事がわかります。

 昭和50年当時と比較してもあの頃はかつ丼一杯が大体300円前後。今近所のパーキングエリアで出されるかつ丼が700円である事を考えると凄い話です。

 ですが今回の本題は実はそこではありません(笑)
DSCN1718.jpg
 ここで考えたいのは50年近く昔から現在に至るまで「鉄道模型の完成品は高すぎる」という声が高く、その傾向が殆ど変わっていない事です。
 もちろん16番からNへ、ブラスからプラへという変化もそれなりにあるのですがどのフォーマットに転んでも初期の鉄コレを除けば「鉄道模型は高い」という話にしか行かなくなってしまいます。

 言ってみればこの趣味の世界、常に「お値段との戦い」の歴史を重ねてきたとも言えます(完成品に限らずキットやパーツも含めて)
DSCN0128.jpg
 上述の文章を見れば「自分の小遣いと比べて」という形で理由をうかがわせる所もあります。
 ですがその割に「この鉄道模型が買いたいから携帯を止めてIP電話にした」とか「クルマをやめて自転車通勤を始めた」「好きだった酒やスイーツをやめて金を貯めた」という武勇談をついぞ聞いたことがありません。
 (まあ、単に私が聞かなかっただけの話かもしれませんし、もし聞いたとしてもそれはそれで正直感心しないところもあるのですが)

 そこで思うのは「では完成品の場合、鉄道模型のユーザーにとっての適正価格はいくらくらいなのか」です。
 この際「安ければ安いほどいい」とか「タダが一番いいに決まっている」といった具体性の無い論旨は一旦忘れて考えてみたいと思います(この項随時更新)
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2015年03月26日

カーブの質感向上へのアプローチを考える6・「緩和曲線とシーナリィ」

 レイアウトの緩和曲線の考察から。
 今回はシーナリィの側面から考えてみたいと思います。
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 まずは私が最初に作ったレイアウトの写真から。
 愚作ではありますが、レイアウトの風景の中で個人的に一番気に入っているポイントから撮影したものです。
DSCA-0001.jpg
 「線路を挟んで両側に街並みが広がる景色」というのは自分でもやって見たかった所であり、最初のレイアウトとしてはどうにか纏まった所でもあります。
 殊に最初のレイアウトは併用軌道をモチーフに使う所も多かったので、電車の両側に街並みがあるというのはかなりのリアリティを感じさせてくれるところです。
 
 但しこれができたのは前述の様に小規模なレイアウトで、比較的線路の引き回しが少なかったから実現できた部分でもあります。
 実際、この後に作った本線区間のレイアウト、あるいは最近作ったミニSLレイアウトの棚幡線ではスペースの都合もあってこういう風景はなかなか作れませんでした。

 事に組線路主体で本線がベースの端すれすれに配されたトラックプランでは列車全体が見渡せるメリットはあるものの「ギャラリーが風景の中に入り込んだかのようなライブ感のある風景」にはなかなかならなかったのも確かです。

 私ばかりではなく専門誌などで見かけるレイアウトもその大半は同様の線路配置となっている物が大半だと思います。
DSCA-0007.jpgDSCA-0008.jpg
 そしてこれまた全般的に言える事ですが組線路を使った、幾何学的なトラックプランのエンドレス主体のレイアウトでは「コーナー部分がデッドスペースになりやすい」言い換えれば「コーナー部分が一番の邪魔者扱いとなっている」ケースも多いと思います。
DSCA-0010.jpg
 次に私が列車の車窓風景として撮影した映像からのカットアウト部分から。
 ここでは新幹線と並走する線路があるポイントで新幹線から分かれて(画面では進行方向左側)奥の方へ去って行く線路の流れになっています。
 この画では両側が土手の切り通し区間となっているのでビジュアルとしては今ひとつですが、それでも「線路の両側に風景が広がる」構図なのでなかなか見応えがあると思えます。
DSCN6957.jpg
 これが直線から直接急角度でリバースカーブに繋がるならこの構図は不自然極まりない(敢えて言えばオモチャ臭い)光景になるでしょう。
 ですが先日の実験線の様にアプローチ区間がかなりの大径の緩曲線からスタートして徐々にカーブがきつくなる様な構図ならその不自然さはかなり緩和される気がします。
 何よりこれなら線路の手前部分にもシーナリィを組み込む事で、前述している様な「線路の両側に風景が広がる」構図が容易に作れると思います。
 これは同時にこれまでシーナリィ上のウィークポイントだったベースのコーナー部分が逆にレイアウトの見せ場の一つとして使える事も意味します。

 又、今回の緩和曲線は「奥に行くほど径がきつくなる」構成ですがこれも又編成物の列車を走らせる際には遠近法の如く風景や列車の見え方をかなりディフォルメ演出できる余地を感じさせます。
 その観点から実験線に簡易式ながらシーナリィを加えてその効果を見て見たいと思います。
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2015年03月24日

今月の入線車から・鉄コレの相模鉄道6000系

 今月の入線車から
DSCN6974.jpg
 最近鉄コレのNゲージ化車やGMのキットメイク車を安価に入手するパターンが多いのですが今回もそれです。
 入手先はいつもの中古ショップですが連続して今回もそういうのを買えるとは思いませんでした。

 田舎の中古ショップとしてはかなり異例の事です。

 物は鉄コレの相模鉄道旧6000系の6連。
DSCN6975.jpg
 相模鉄道の車両は先月に7000系を3年越しのブランクを経てようやく動力化したばかりなのですが偶然とは恐ろしい物です。
 このモデルは事業者限定品なはずなのでこちらではまず買えない代物なのですが動力化、パンタ交換はもちろん先頭車のカプラーもナックルタイプとはいえ交換されており最大6連まで走らせられる状態でした。
 しかも旧塗装4両に新塗装2両という組み合わせ。
 個人的にはラインがうるさく感じる旧塗装よりは若草色一色の方が好みですが中古モデルに贅沢を言っても仕方ありません。
DSCN6976.jpg
 動力が旧塗装車内臓なので新塗装を走らせるにはどうしてもちゃんぽん編成にならざるを得ないのが辛い所です。
 新6000系ならこの手のちゃんぽんもあったようですが旧型にこれがあったのかは確認できません。まあ私としては模型らしい架空編成でも十分なのですが。
DSCN6977.jpg
 これを入線させたなら当然先輩格(実車とは逆なところも模型らしいですw)の7000系と絡めてコラボ走行のひとつもさせたくなります。

 実車のような豪快な長編成という訳には行きませんがこれでも十分に楽しめました。

 今回も動力込みでここまでやったモデルが1両3桁価格。
 いつもながら複雑な気分です。
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2015年03月23日

カーブの質感向上へのアプローチを考える5・「組線路で緩和曲線?」

 緩和曲線の実験線話、今回は完全に番外編です。

 さて、緩和曲線をレイアウトに組み込むにはフレキシブルレールが最適な事は分かりました。
DSCN6952.jpg
DSCN6957.jpg
 では同じとはいかないまでもそれに近い効果を市販の組線路でやることは全く不可能でしょうか。
 今回実験線に使ったファイントラックのレールは「たまたま私が持っていたレール」だけを使ったという点でハンデがあります。
 がその手持ちの中で実験してみるのも無意味ではないと思います。
DSCN6966.jpg
 243R最急曲線と541Rの緩和曲線をまず試しました。
 これ自体がかなり無理のありそうな組み合わせですが真円のリバースカーブよりは幾分見栄えはします。
 走行性も悪くありませんがこの組み合わせは鉄コレの小型車両向きという気もしますし、その場合なら効果は絶大でしょう。

 
DSCN6965.jpg
 243Rと103Rと541Rの組み合わせ!
 これは完全に「できるかな」レベル。
 ここまで来ると走りの質感とか見た目の改善とかはどこかに行っています(笑)


 103Rが15°の設定なのでどうにか行けるかと思いましたが140R以上推奨の鉄コレ20M車がぎりぎりクリアできた(それも個体差の要素が大きそうです)ほかは全ての実験車が脱線しました。
 流石にこういう極端なのは無理かと。

 但し、140R・177Rとの組み合わせで鉄コレ車両を走らせるならあるいは…という気もします。

 組線路はフレキシブルの様に無段階で径の調整ができない上に直線からの切り替わりでどうしても違和感が出るのは避けられませんが、それでも径の組み合わせが適切ならばたとえばお座敷運転でもスペースを節約しつつ雄大なカーブが楽しめるのではないかと思えました。

 今回は殆どお遊びのレベルの実験ですがそれなりに意義はあったのではないかと思います。
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2015年03月22日

カラーブックスの「イベント列車」

 カラーブックス鉄道本ネタから。

 今回は「イベント列車」を書こうと思います。
DSCN6318.jpg
 この本もリリース当時に新刊を買った物ですが、あの頃はサロンエクスプレス東京が話題になり客車改装によるイベント車がブームになり始めたタイミングでした。
 今は亡き「みやび」もバリバリの現役車として掲載されています。
DSCN6320.jpg
 これらのイベント車のルーツと言うと旧客改修のお座敷列車がそれにあたりますが、外見上は旧客そのまんまで車内で麻雀大会を演じている写真なんかが付いてきたりして後のジョイフルトレインとはかなり雰囲気が違います。
 SLブームやブルトレブームなんかを経て「乗るために乗る」というそれまでになかったニーズがそろそろ現れかけた時期の試行錯誤感が今読み返してみると強く感じられる所です。
DSCN6319.jpg
 で、今読み返して思いだすのですが、ここに掲載された編成の中に私自身が実際に乗った物がひとつもありません。
 田舎者にはこの手の列車は依然敷居が高かったという事でしょう。

 さて、この本が出て以降の変化としては485系や165系の余剰対策(?)として電車や機動車のイベント車が登場した事とか、内装ばかりか外装にまで大きく手を加えて種車がわからないレベルまでいじられるようになったという点でしょうか。
 それに付随して地方私鉄の一部にまでこの勢いが波及して優等列車を中心にサービス面での底上げが図られたのではないかと言う点も挙げられます。
 して見るとこれらのイベント列車の隆盛はある意味「鉄道のチューニングカー・デコトラ化」とも言えない事もありません(笑)
DSCN6321.jpg
 実車も自由形並みに自由にアレンジがされる時代の到来は明らかに鉄道趣味自体の進化・或いは変質をも招いたと言えます。
 ですが、その割にこれらに刺激された自由形のモデルが専門誌を飾る率が意外に少ない現状を見ると鉄道模型の趣味の方が現実に置いていかれているような錯覚さえ受けます。 
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2015年03月21日

カーブの質感向上へのアプローチを考える4・「長編成と緩曲線」

 緩和曲線実験シリーズその3です。

 前回触れたように緩和曲線は見た目に「カーブを雄大に見せる効果が大きく、そのメリットは長大編成で生きるのでは」という仮説を立てました。
 「長大」というには少し短いですがKATOの旧型153系新快速色の6連で同様に試してみます。
DSCN6955.jpg

 結果は以下の写真の通りです。
DSCN6956.jpgDSCN6957.jpg

 カーブが緩やかになるほど連結面のずれは減少し、編成物らしいリアルさと動感が感じられます。
 意外だったのは急な方の354Rの側から見ても結構編成がかっこよく見える事でした。昔の鉄道写真によくあった「カーブの立ち上がりで正面を向いた特急列車」のそれに似ています。
DSCN6962.jpgDSCN6961.jpg
 反対に900R径の方を手前に持ってくるときつい曲線が奥に押しやられる形になるので遠近感が強調されたような見え方になります。シーナリィの設定次第ではかなり雄大な風景に見えそうです。

 走行性は鉄コレとほとんど変わりませんが流石に243Rの部分では車体同士のずれが物凄い事になります。
 レイアウトで実践するならここはどうにかして隠すべきでしょう。但し走行性はこれほどの急カーブでも道床付の組線路らしく非常に安定しています。
 特に緩和曲線を経て急カーブに進入しているので減速もごく自然なのが編成物では特に印象的です。

 お座敷運転で編成物が高速でいきなり急カーブに入ると減速ショックが最後尾の車両にまで派手に伝わって興醒めになる場面は多くのユーザーが経験していると思います。

 さて900Rの緩曲線でリバースカーブを作ろうとするとレイアウトの奥行は最低でも1800ミリは必要という事になります。
 それを頭に入れて今回のカーブを計測してみた所では緩和曲線と組線路の組み合わせ、一部に900R以上、おそらくは1000R前後のアプローチの区間もあるのですが、測ってみた奥行きはアプローチの組線路を243Rから317Rに換算し直した場合で大体830ミリとなりました。
 これなら固定レイアウトとしてはぎりぎり許容範囲でしょうし、元々の243Rだと更に74ミリ奥行きは小さくなります。
DSCN6959.jpg
 緩和曲線を上手く使えばリバースカーブのあるレイアウトでもそれなりの奥行の節約効果は期待できることがわかります。 
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