2015年04月30日

鉄道模型と「三つ子の魂百まで」のはなし

 昨日当ブログ移転以来の訪問者数が5万を超えました。
 相変わらず鉄道模型の話ばかりのブログですが今後ともよろしくお願いします。

 よく諺に「三つ子の魂100まで」とか言いますが今回はそれに関連した話です。
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 ここ10年位鉄コレなんかで50年位前の私鉄車両が随分とモデル化されていますが、それらに私が飛びついてしまう率は非常に高い物があります。
 先日も埼玉詣での折に事業者特注品の東武の6000系に飛びついたりしたのですがこういうのも今回が初めてではありません。
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 例えば同じ東武の1700系とか東急の7000系、或いは京阪の1900系、純粋にオリジナルではないですが京王の5000系なんかがそれに相当します。
 国鉄車両でもクモハ52系やモハ32系に手を出しています。
SNShouo71IMG_3562.jpg
 時期的に昭和30年代後半前後に登場したり活躍していた編成が非常に多いのですがなぜこの時期の、しかもそれほどメジャーとも思えない物に手を出してしまうのか自分でもわからなかったのですが最近になって得心がいきました。
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 上に挙げた車両のほぼすべてが私が幼少時に殆ど絵本代わりに読んでいた「模型と工作・鉄道模型ハンドブック(昭和39年版)」に登場していた車両ばかりなのです。
 当時の事ですから当然16番ですが工作記事ですが、あの頃の私にとっては車両の珍しさも去る事ながらそれらを模型として手元に置ける、走らせられるという事がなかなかの魅力だったと思います。。

 鉄コレ以外でも例えば都営地下鉄6000系、キハ35-900、近鉄のあおぞら号なども本書に掲載されており、しかもその殆どがここ数年の入線車です。
 購入時にはさのみ意識していなかった事ですがこうして振り返って見ると意外なほどに合致率が高いです。

 これらに共通しているのは実車に殆ど馴染みがなくこのハンドブックにしか載っていない様な(少なくとも当時のキシャの絵本なんかでは見かけない)車両ばかりである事でしょうか。
 この本ではあおぞら号や151系の様な華やかな編成はごく少ないのですが、恐らくは「短編成でまとまるので工作の手間が掛からない」「同じ理由で運転用途にも好適」と言った基準でこれらの車両がセレクトされていたものと思われます。
 してみるとメジャー級の特急車両とかが少ないのも納得しますし絵本や図鑑とは異なるポリシーであるのも当然と言えば言えます。

 それが絵本代わりに読んでいた当時の幼児の心の底に刷り込まれた揚句、50年近く経ってからの鉄道模型の購買行動に無意識に影響を与えてしまった。
 振り返って見るとそうとしか思えません(笑)

 考えようによっては全く恐ろしい事ではあります。
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2015年04月28日

DD51とD51の協調運転のはなし

 先日入線したエンドウのDD51のちょっとした使い道から(笑)
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 DD51は造形こそ今の水準から見れば大雑把な部類ですが走りは今でも悪くない性能を見せます。
 エンドウが意図した様に同社の24系を引かせても良いですし、旧客編成や貨物列車の牽引に使っても悪くはありません。

 が、折角入線したのなら少し変わった編成を試してみたくなります。

 その目で見た場合、以前から時々紹介している盛岡機関区の50年史の写真に面白い物があります。
DSCN7173.jpg
 かつてD51の3重連で名を馳せた東北本線(現在はIGR)の奥中山峠。
 ここでは昭和30年代の終わり頃から昭和43年の完全電化までのごく短い期間ですがこの区間はDD51の天下だった時期があります。
 それまでのD51を駆逐してしまったDD51ですが乗務員の慣熟の意味もあったのか一時期、D51と重連を組んでいた時期があり、その写真がこれです。
 
 廃車回送でない証拠にD51からは煙が派手に出ています(笑)
 当該書によるとDD51は初期の頃1号機〜4号機までが全国に先駆けて盛岡機関区に配備されていたそうで、写真をよく見るとそれぞれ細部が異なる1・2・3号機のスナップ写真が視認できます。
DSCN7168.jpgDSCN7170.jpg
 さて、幸いと言いますか私の手元には重連用にモータを抜いたKATOのD51旧製品があります。
 模型の場合、動力を内蔵した機関車同士の重連ですとモータの協調に苦労する所ですが、動力なしロコなら問題なく使えます。
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 という訳で早速試してみるところが如何にも安直ですが。
 牽引される貨車もなるだけ当時の雰囲気に合わせる形でワキ5000やタキ3000等を中心に揃えてみました。
DSCN7176.jpg
 因みに同じ場所では昭和43年の電化時期には「ED75とDD51」という組み合わせで慣熟運転や回送がされていた時期もあります(写真を見るとED75のパンタが上がっていますのでこれは回送ではない様です)
 こういうのは無煙化や電化に伴う独特の風景ですがこれを追体験できるのもモデルならではですね。
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2015年04月27日

エンドウのNゲージDD51が入線して・・・

 今月のジャンク車から
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 エンドウのDD51を先日地元の中古ショップで見つけました。

 エンドウのN機関車はEF58を振り出しにEF57、EF15と続いてきましたが同時期にリリースされた24系25型を牽引できる物がなく、辛うじてこのDD51がどうにか似合う機関車だったと言えます。
 事によると24系牽引機と言う事でラインナップされた物かもしれません。
 そのDD51自体も当初からTOMIX、あまり時間を開けずにKATOからもリリースされましたからエンドウ版は終始影の薄い存在だったとも言えます。
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 とはいえ他の機種から動力ユニットを流用しにくい機種でもあるのでそれなりに力の入ったロコだったとも言えます。
 エンドウの機関車で唯一標準で前照灯が点灯しますし。

 それを別としてもオール金属製の車体は細密度も低ければ白帯がシールで表現と他社に比べてラフな雰囲気が強いのも確かです。ただ、金属のプレス抜きで表現された手すり類はメルクリンミニクラブと同じ表現で板状の造形にも拘らず意外に好ましい雰囲気があります。
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 一方で走りっぷりは40年以上前の機関車としては十分合格点。と言いますかこれまで入線させたエンドウの機関車の中ではピカイチに属する部類と思います。

 精密な外観に物を言わせるというよりも編成物の先頭に立つ機関車としての運転時の雰囲気を重視したモデルと言えそうです。

 それにしても、これほどメジャー級のロコでありながら当レイアウトでDD51は少数派です。
 電車メインのレイアウトで活躍の場自体が少ない事も影響しているのですが。
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2015年04月26日

「妖星ゴラス」に鉄道模型とレイアウトの魅力を観る(笑)

 私の鉄道模型趣味、レイアウト志向のバックグラウンドのひとつとして「黄金期の特撮映画・テレビのミニチュア描写」があります。自分が凄いと感じたミニチュアシーンやパノラミックな構図の中には「こういうのをレイアウトでやってみたい」と思える物も多々あります。

 そこで今回から「ミニチュア特撮に見るレイアウト的な魅力」を感想を交えて私なりに書いてみたいと思います。
 このシリーズは3年くらい前からサブブログでシリーズ化していたものですが、当ブログに上げるに当たって一部増補・改訂をくわえています。 
DSCN2035.jpg
 その第一回目は「妖星ゴラス」
 ストーリーは地球の約6000倍の質量をもつ怪星ゴラスが地球への衝突コースを取って突き進む中、人類が「地球の軌道を変える事によって衝突を回避しようとする」という破天荒極まりないものです。
 「アルマゲドン」の逆の発想ですが、ストーリーを聞くだけだとバカバカしいのですがその破天荒さに説得力を与えるために、噴射口となる南極に無数のジェットパイプを建設するシーンを加えています。
 このために緻密且つスケールの大きなミニチュアセットが組まれ、そこに丹念な描写を加える事で意外なほど引き込まれるものとなっています。

DSCN2036.jpg
 それだけに何よりも見どころとなるのは南極のジェットパイプの建設シーンです。

 資材を積んで南極の海を突き進む船団を俯瞰で見せ、その上空をヘリが横切って行くカット。
 溶接の火花を散らす無数のジェットパイプの骨組みをなめる様に進んでゆく空撮カット。

 それらの中心にジェットパイプ計画の本部・制御部と目される大型のドーム
 その頂部にある小さなドームが開きそこに吸い込まれる様に着陸するVTOL機(それまでの空撮はこのVTOLの視点だったことを暗示する)

 これらの一連のカットはその殆どがミニチュアのみで表現され実にパノラミックな情景を構成しています。
 静止したミニチュアでは表現できない動的なジオラマの魅力でありまさにレイアウトの魅力と重なる部分と思える所です。
 言い換えれば「フィルムに出現した大レイアウト」とでもいえましょうか。

 そもそも「特撮映画」というと「怪獣が町を破壊する」「大災害で都市が崩壊する」と言ったものを売りにする事が多いものですが、本作の特撮の魅力はそれとは全く逆の「巨大施設の建設シーン」にあるというのが凄い点です。

 しかも本作のミニチュア描写の魅力はここだけではありません。
 ゴラスの接近に備えて続々と避難するクルマの群れ(こんなシーンまでミニチュアで再現されている!)ゴラスの引力で生じる高潮に呑まれる勝鬨橋周辺や有楽町周辺の実にパノラミックな構図のミニチュアも大きな見どころのひとつです。
2011-1011-044.jpg
 ここでようやく鉄道模型らしい話ができますが、クライマックス近くで高潮に呑まれる東海道線の列車シーン。
 その先頭に立つのはED16。当時としても無闇に渋い車種選択です。
 波の大きさに違和感を与えない事を狙ったのか市販の鉄道模型では見られない様な一抱えもある大型のミニチュアが製作されているのですが本編ではほとんど判別できないのが辛い所です。
 (没カットではもっとクリアな画質で撮られた物があります)

 ラストシーンなどは利根川にセットが組まれたという「半分水没した東京&大阪の市街地のシーン」
 こちらは屋外撮影ゆえに自然光の威力が最大に発揮され「ミニチュアなのがわかっていても引き込まれる」という点でも稀代の名シーンと思います。

 本作では興業上の必要から怪獣も一応出るのですが殆ど添え物的な扱いで作り手もあまり乗り気でなかった様子が伺えます。むしろその直前の工事現場の陥没シーン(走行する雪上車を載せたまま地面が急に落ち込んで行く描写が秀逸)にかなりの気合を感じました。

 ここでは書きませんでしたが宇宙船や宇宙ステーションの描写も実に生き生きとしておりミニチュア描写の積み重ねそのものが作品全体の主役ではないかと思えるほどの完成度を持っていると思います。
 メカデザインのレトロさやミニチュアそのものに拒否反応を示す向きにはお勧めしにくい所もあるのですがレイアウトを楽しんでいる方々なら何かしら触発される所のある一篇と思います。
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2015年04月25日

鉄コレの「埋蔵金編成」から・新潟交通編

 鉄コレの埋蔵金編成から
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 今回は新潟交通を取り上げます。
 今は無き新潟交通ですが鉄コレでは第2弾でモワが登場以来、思い出したように機種が加えられており、意外にラインナップが充実しています。
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 中には第3弾の小田急2200に排障器を付けた2200系2連とか第10弾の様にキハ41000系の気動車の動力を外して付随車に用いたクハ37という変わり種まであり数の割にはバラエティに富んでいるのが面白い所です。

 今回並べたラインナップは見た目に違和感が大きい元小田急の2200を除いた5両。
 何れも通常品のブラインドパッケージだけで構成された組み合わせです。
 DSCN7040.jpg
 それでも湘南色のトーンをいじった様な独特のカラーリングと車両のサイズの差が小さいラインナップなので結構統一性のとれた組み合わせになっている所が嬉しいところです。
DSCN7044.jpgDSCN7046.jpg
 動力化しているのは前述のモワの他第6弾のモハ11のみ。
 これだけでも単行で十分様になりますが、モハ11は上述の第10弾のクハ37を組み合わせるとどちらも前面が二枚窓なのでそれなりに編成の統一がとれる様に見えるのが面白い所です。
(こんな編成が実在したかは知りませんがw)
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2015年04月24日

「走らない電気釜」の競演(爆)

 先日の平日休に引っ張り出した年代物電車の自宅運転会から。
 『電気釜』と呼ばれる485系や183系のモデルはKATO,TOMIX、マイクロエースの3社を中心にこれまで連綿とリリースされ続けた鉄道模型の定番モデルです。
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 583系や381系なんかも含めるとこの手の電気釜ノーズの特急電車は大概のNゲージャーや、或いは16番コレクターの何割かに確実に普及しているのではないでしょうか。
 その証拠にこれまで私が参加してきた運転会でこれらの編成のどれか、或いは全てが何らかの形で必ず運行されます。あまりに普及しているせいか10連以上のフル編成とか機関車が先頭に繋がっているとかでないと目立てないのではないかと思えるほどです。

 ですが今回の運転は間違っても運転会で自慢できない双璧の組み合わせです。
 フル編成でないからとか特別なウリが無いとか言う以前の問題。
 「走りに難がある編成」の組み合わせだからです。自宅で走らせる分には自己責任で済みますし、エージングの繰り返しなどで走れるコンディションに持って行くのに時間がかかっても迷惑にはなりません(汗)
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 「電気釜ノーズ」としては最古のモデルである学研の485系、昨年にも紹介した1980年頃のしなのマイクロの183系の組み合わせです。
 どちらも走りはお世辞にもスムーズとは言えません。前者はモーター自体が安定しませんし、後者のノイズの凄まじさとそれに反比例する「遅さ」は特に寒い時などに顕著に出てしまいます。
 夏場はそれほどでもないのである意味「走らせるのに気候と季節を選ぶ」という実に個性的なモデル(笑)ではあります。
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 そんな訳で運転会に供するにはかなり難のあるモデルなのですが、造形についてはあの頃のメーカーの苦労とポリシーの違いが感じられます。学研などは他に手本になるモデルの無い時期に手探りで作った様な感じがあり、黎明期のNゲージの匂いが感じ取れます。
 しなのの183系も細密感では難があるとはいえ、明らかにKATOやTOMIXとは異なるベクトルでの製品化を目指しているのが透けて見えます(ディテーリングよりも素材の質感と肉薄ボディによるクリーンな印象造りを優先させた印象です)

 どちらも中古で40年近く前のモデルで走行ノイズの騒がしさはこれまでのモデルのどれよりもひどいのですが、それでも見ている方は結構楽しめる運転会ができました。

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2015年04月23日

カラーブックスの「鉄道写真入門」から

 今回はカラーブックスネタから
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 今回は鉄道ネタでもシリーズ中変わり種の部類に入る「鉄道写真入門」を取り上げます。
 「撮り鉄」という言葉の登場を待つまでもなく、昭和30年代終わり頃から始まるSLブーム、50年代半ばのブルトレブームの御利益も相まって「鉄道趣味」の中でも「写真撮影」は最もメジャーな物でした。

 次点で「録音」「切符のコレクション」「鉄道用品のコレクション」「鉄道模型」と続くというのが少なくとも80年代終わり頃までの鉄道趣味のステイタスだったと記憶しています。
 その割に鉄道写真そのものを取り上げたカラーブックスの登場は意外に遅くブルトレブームも過ぎ去った昭和61年が本書の初版です。


 ですが件の2大ムーブメントの後の出版だけに流行への便乗臭がなく、ごく冷静な筆致で説明されているのが本書の大きな特徴であり、美点と思います。
 一口に鉄道写真と言っても形式写真、列車写真、記録写真(模型雑誌で有難がられるのはもっぱらこの写真)、観賞用写真と目的の違いは意外に大きく、観賞用の情緒的な写真は模型のディテーリングにはほとんど役に立ちませんし、逆に記録用写真の大半は素人が見てもどこがおもしろいのか理解されない事が殆どです。
 ですから目的の違いによる撮影テクニックを大雑把にもきちんと叙述している点、実用書としての本書の価値は今でも高い物を感じます。
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 ・・・などと偉そうに書きましたが、本書を買った当時の私は自他ともに認めるカメラ音痴。
 銀塩カメラを使って撮影した写真などこれまでの人生の中で100枚もありません。
 ですから本書も購入この方「観賞用として楽しむ」使い方しかしてきませんでしたし、それで満足できていました。


 ところが21世紀に入りデジカメの登場でその私如きがカメラ片手に(模型写真ばっかりですが)年に5000枚以上撮影する事になろうとは(笑)
 ここに来て実用書としての本書の意義が急にクローズアップされてきた訳です。
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 私の場合レイアウト中心の写真ですが、どちらかというと観賞用や形式写真、列車写真のノウハウは必要でしょう。
 これからよく勉強しなくては。
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 余談ですが本書の隠れた特徴として「地方私鉄の写真が意外に多い」というのがあります。
 上述の様にSL,ブルトレのブームの後、鉄道へのノスタルジーを掻き立ててくれるジャンルとして筆者が地方私鉄に注目したことは容易に想像できますが今にして思えばこれはなかなかの慧眼だったと思います。


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2015年04月21日

鉄コレの「埋蔵金編成」から・一畑電気鉄道編

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 鉄コレの埋蔵金編成のはなしから
 今回は一畑電気鉄道編です。
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 鉄コレの第3弾で「黄色のボディに青いラインが入った派手な南海ズームカー」が出ているのを見た時の衝撃は今でも忘れられません。
 これが一畑電鉄への譲渡車と知ったのはその時が初めてです。
 それまで地方私鉄への譲渡車と言うとオリジナルよりも地味なカラーリングになるものと勝手に思っていたのでこれは結構な驚きでした。

 そのインパクトゆえに(笑)第3弾の中では割合早く動力化して楽しませてもらいました。

 後にえちぜん鉄道や三岐鉄道なんかのかなり派手なモデルも出ましたが、これらが積み重なるにつれて免疫(笑)と同時にオリジナルとは別の魅力を感じるようになりましたが。
 その一畑電鉄ですが鉄コレでは結構コンスタントにモデル化されている部類です。
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 京王5000系ベースの2104&2114形が最近ではポピュラーですが、それ以前の西武451系ベースのデハ80&クハ180(第7弾)やデハ3(第12弾)もアイボリーに青い線というカラーリングが中々シックで西武の仕様より好ましいくらいです。
 後はこの頃の鉄コレでは珍しかった荷物電車のデハニ52もリリースされており、先ずはバランスの取れたラインナップと思います。
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 とはいえ並べて見ると16M級と17・18・20M級電車の混成軍ですが(笑)
 この中ではデハニ52が今の目で見ると結構面白そうです。当初は制御車としてスタートしながら後に電装化されパンタを搭載、運用中はドアが自動でなかった為に他と異なるカラーリングで区別された上に末期にはお座敷電車に改装、その後も映画の撮影用に使われるなどその変転ぶりが面白い(笑)
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2015年04月20日

懐かしの入門書から「16番鉄道模型とレイアウトの製作」

 今回は先日の秋葉行きの折某古書店で入手した入門書から。
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 誠文堂新光社の「16番鉄道模型とレイアウトの製作」
 この本の存在は40年ほど前に科学教材社のカタログに掲載されていたので知っていたのですが、あの頃でさえNゲージが勃興期だった折、わざわざ16番の入門書を買う意味を見つけられずこれまで見送ってきた経緯のあるものです。
 ですが前述の古書店で現物がリーズナブルな値段で並んでいるのを見つけ、帰りの電車の中で読むつもりで購入しました。
 この本、ファンの持ち物というよりも学校図書館辺りの蔵書と推定されハードカバーの表紙はくたびれている物の中身の方は割合ちゃんとしたコンディションでした。
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 車両工作の項では「模型と工作のハンドブック」の印象から漠然とペーパー車体の車両工作がメインかと思っていたのですが前半にかなりのボリュームで「既存キットの組み立て方」が載っていたのには意外な感じがしました。
 プラモデルとは異なり配線部分で最低限のハンダ付けさえできればあとはドライバーとやっとこで組み上がるのがあの当時のキット品でしたからこの構成自体は当然だったとは言えます。
DSCN7250.jpg
 その記事の中にはカツミのED70も掲載されていますがこれは3年位前に私自身が中古のモデルを入線させていたものです。
 あの時点でも16番モデルにしてはなかなか朴訥な感じがして好きなモデルなのですが「まさか昭和37年に既に出ていた模型」だとは思いませんでした。
 とすればあの当時ならかなりのハイディテーリングモデルだった事になります。
DSCN6336.jpg


 後半のレイアウトの製作記事の方はごく俯瞰的に技法が語られており、Nゲージの様に「本書の為にオリジナルのレイアウトを作って見ました」なんて展開ではありません(笑)
 あの当時レイアウトの持つステイタスが

 ここで眼を引くのはファンの作例写真です。
 作者の名前が名字しかないので確定的な事は言えませんが折り畳み式レイアウトの「中村氏製作」というのは中村汪介氏、組み立て式レイアウトの「山崎氏製作」というのは山崎喜陽氏と推察されます。
 恐らく折り畳み式レイアウトはTMS別冊の「小レイアウトと小型車両」に出ていたそれと同じものでしょう。
DSCN7251.jpg
 ですが最後に出てきた「鴨居の上のレイアウト」で紹介されたアメリカ風を中心とした雰囲気のレイアウトにはどこかで見た様な不思議な印象を感じました。
 作者の名前を見ると「関沢氏製作」とあります。
 これは関沢新一氏の事ではないかと思います。

 関沢氏のレイアウトと言うと家の中を一周しながら四季を巡る16番のそれが有名ですが恐らくそれ以前に作られた第一次がこの鴨居の上のレイアウトだったのではないでしょうか。
 本書の初版が昭和37年ですからその可能性はかなり高いと思います。

 どこかで観た様なというのも道理、この写真に出てくる建物類やパーツの一部が後の家を一周するレイアウトや関沢氏が編集していた時期の「季刊蒸気機関車」に掲載されているのを見たからではないかと思われます。
 まさかこんな写真に出会えるとは思っていませんでしたからこれが本書での一番の収穫でした。

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2015年04月19日

鉄道模型にふと欲しくなった物(笑)

 今回の話ははっきり言って酔っぱらいの戯言に近い内容ですがご勘弁を。
 第一実現の可能性が全く考慮されていません(汗)

 レイアウトで列車を走らせていてふと「あったらいいな」と思ったもの。
 そのひとつに「どの車両にも使えるスケールスピード準拠の速度計」があります。
DSCN3915.jpg
 レイアウトで列車を走らせる時はスケールスピードに基づいて運転するというのは一種の原則みたいなもの(あるいはそれ自体が憧れと言う事もあるかもしれません)ですがなかなかこれが客観的に見られないものです。

 昔のレイアウト本なんかでは「1秒間に何センチ走るか」を基準にスケールスピードを割り出す図表が付いていましたが「ストップウォッチ片手に同時に走る列車を計測する」と言うのは案外難しいものですし、加速中、減速中だとこの手は通用しません。
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 勢いスケールスピードが見る者の主観に近いものになってしまいある人には丁度良い速度が他の人から見れば速すぎるという事にもなりがちです。
 一部のパワーパックでは電流計や電圧系で速度計の代用に近い物がありますがこれもギア比やコンディションの異なる動力車で同じ速さでも異なる数値が出たり、あるいはその逆に同じ表示で異なる速度となる弱点があると思います(速度計と言うよりタコメータに近い)

 実車の速度計の様な物はNでは難しいでしょうがごく小型の物ならHOでもできそうな気がしますし、Nでもレイアウト上ならループコイル式オービスの要領で線路の側にいくつもセンサを仕込む事で擬似的に速度計の代わりができるかもしれない(但し計測区間が限定される弱点はありそうです)
 技術上の課題は多いでしょうが個人のお座敷運転レベルでは無理でも大掛かりなレンタルレイアウトのコントローラにでもこれがあれば走行距離が長い分それなりに面白そうな気もします。
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