2016年08月31日

S660に思うこと

 今回はS660絡みで話をしたいと思います。
 実は前回のはなしの後もう一度試乗してS660のオーダーを入れてしまいました。
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 スポーツカーの定義として私なりの考えを追加して考えると
 「同じ目的地まで行くのにわざわざ回り道してでも運転していたくなるクルマ」
 「移動がルーチンワークにならないクルマ」
 と言うのも加えましょう。
 いずれにしろ実用性よりも多分にエモーショナルな要素が大きいですが。

 さてこのS660、その威力を堪能できるのはどういう場所でしょうか。
 多分やろうと思えばサーキットでそこそこ飛ばせるクルマではありますがそれにしては絶対的な馬力は不足。
 都心辺りを流す様な用途だとシフトチェンジが頻繁過ぎて疲れるだけ。
 ましてや片道500キロ以上の泊り掛けのロングクルージングはホテル利用の一人旅以外は非現実的。
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 それどころか物入れも絶対的なスペースもないので買い物にすら使えない。

 価格的には手頃ですが実用性皆無な点を思うとはっきり言ってCVT仕様以外は「都会者には向かないクルマ」なのは確かと思えます。
 都会で「胸のすくオープンエアモータリング」がやりたかったら、私だったらバイクを選びます。
 (事実、私の知り合いの都心在住者の間のバイクの普及率の高さには驚かされました。実を云いますと以前ビートを買おうとした時に必ず躊躇したのが「これならスクーターでもできる」と言う現実が頭をよぎったのも一因でした。イナカ者のくせにw)
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 私の私見ですがこのS660と言うクルマは「イナカ者が半径100キロ以内の範囲で乗り回す時に最大の威力を発揮できるクルマ」と見ています。
 そしてそれこそが私がS660にオーダーを入れた最大の理由だったりします。
 ここでの「100キロ」というのは「片道2時間以内の日帰り圏、但し高速を除く」と言う意味です。

 私の現在の環境に当てはめるなら自宅の周囲の50キロ圏内には山越えが必要な幹線道路が3本、普段行き付けない方面を入れると5〜6本はあります。
 それらはアップダウンは勿論つづら折れあり狭路ありの典型的な「山村の田舎道」
 又、山の麓を迂回するルートにしてもカーブが連続する田舎道ばかりです。
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 重心が高く頭が振り回されやすいミニバンやSUVにとってこれらの道を常用する事は「仕事」以外の何物でもありません。
 勿論ミニバンにはミニバンの魅力はありそれは私も非常に重視はしているのですが、少なくとも上述の道を楽しんで走るにはあまり向いていないクルマなのも確かです。

 S660はまさにそういう道を楽しむためのクルマだと思って差し支えないのではないでしょうか。
 だから絶対的な速さや加速力が3ナンバースポーツに劣るにせよそんな事はこのクルマにとってそれほどネガにはならないと見ています。

 上述の範囲でしたら一度のお出かけで持ち歩いたり持ち帰る荷物も知れていますし
(助手席に買い物かごを載せるならスーパーの買い物くらいは余裕で可能。フットスペースの奥行きは意外にあるので床置きで買い物袋を飲みこませるくらいはできます)
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逆に現在主流の3ナンバースポーツの99.9%はこの点では私にとっては過剰性能もいい所。
 今回一渡り見回してみても最低限の遠出に対応しているマツダロードスター以外は全く興味を持てませんでした。

 もし、遠出に使ってお土産もいっぱい買って帰るとか片道500キロ以上の帰省に使うというなら5ナンバーのミニバンの方がはるかに使える車です。
 (本当はスポーツワゴンも入れたかったのですが今出ているのはカローラとシャトルを除けばどれもこれもウすらデカすぎ。
 特に海外市場しか見ていない車幅の設定は地方都市の路地で必ず致命的な弱点になります)

 スポーツセダンを選んでも「私設新幹線」以上の働きはしないしそれだと本物の新幹線には逆立ちしても勝てません。
ですからS660と言うのは乗り手よりもかなり使用環境を選ぶ車ではないかと。

 少なくともイナカ者のクルマ好きには福音とも言える車と思います。
 まあ、同じ事はワークスとかコペンでもいえる事ですが。
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2016年08月30日

偉大なる凡庸の系譜・番外編・「TOMIXの木造アパート」

 偉大なる凡庸・ストラクチャー編です。
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 この間、行きつけの中古屋でジャンク品のストラクチャーが並んでいるのを見つけました。
 どれもそこそこの年代物、且つ定番商品でキットは素組みとはいえ組み立て済み、完成品もベース裏に接着剤の跡が残っている上にベースの端にパウダーが付いている部分があった事から一定期間はレイアウトで使われていた可能性が高い様です。

 その中から使えそうな2,3軒を購入させて頂きました。
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 今回紹介するのはTOMIXの木造アパート。
 街角で見かける頻度こそ高いですが、あまりに当たり前にあり過ぎて見過ごされがちな「普通の建物」の典型です。
 ですが以前紹介した近郊住宅と同様に「その普通さ」こそがこの建物の最大の武器とも言えます。
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 こうして背景もないシチュエーションにぽつんと置かれるとこれほど寒々しい雰囲気を感じさせる建物もありません。
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 ですが、これがシーナリィ、とまでは行かずとも他の建物の中に紛れ込むと周囲の風景が一気にリアルに変わるという驚くべき特徴を持っています。
 たとえばそれが「商店街やビル街の裏」なんて場合であってもこれがあると街並みの厚みがまるで違います。
 特にその威力が発揮されるのが「線路の脇」
 地方都市以上のロケーションだと線路の沿線にこういう建物が必ずあると言っても良いほどですが「木造モルタル造りのアパート」の最大公約数的なデザインを巧みにモデル化している所が素晴らしいと思う所です。

 こういうストラクチャーを作るとTOMIXは実にうまい。
 恐らく製品化に当たっては事前にかなりの取材をしていたのではないでしょうか。

 ジオコレでも似た様なコンセプトの長屋がいくつか製品化されていますが微妙にデザインが外れているのかディフォルメのセンスが不足しているのか、このアパートほど「普通」に見えないのです。
 だからジオコレだけで下町を構成させるとレトロだけれど何か違う様な印象を感じさせる事があります。
 ところがそこにTOMIXのこのアパートが紛れ込むとジオコレ建造物の個性が薄められ街並みトータルでのリアリティが向上するのです。

 地味ですが本当に凄いアイテムではないでしょうか。

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2016年08月29日

くじ運とオロ11のはなし

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 今回も帰省の戦利品から。

 今回のは車両そのものよりもその購入経緯がわたし的に自慢物でしたので紹介したいと思います。

 まず最初に書いておきたいことは、私という人間は中古モデルで変わったものを見つける頻度こそ高いのですがくじ運自体は全くと言って良いほど運がありません。
 宝くじでも500円以上当たった事などありませんし、その他のくじでも大したものを当てられない人間です。

 そのくせうちの子供は元日のイトーヨーカドーのガラポンでMP3プレーヤーを当てたり、兄弟などは年末のガラポンで温泉旅行を引き当てているのでこれは私だけの特性のようです。

 が、今回の帰省で故郷の中古ショップのくじ(一定額以上の買い物で引き当てる奴)で一等を引き当てたのはとてもうれしい物がありました。
 もっともこのショップ、これまでに東京の支店を含めて少なくとも50回近く引いて「末等のうまい棒」しか当てていなかったのですが(汗)
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 その一等というのが「1000円の商品券」
 まあ、私のくじ運に照らし合わせてみればこんなものかもしれないですが。
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 早速、それで購入したのがKATOのオロ11だったりします。

 10系のグリーン車はこれまでに2,3両入線しているのですがどれもこれも「GMのキットメイク品」
 完成品としてはこれが最初の入線だったりします。

 モデルとしては客車として特に珍しい物ではありませんが、中古ショップではなかなか見掛けない一品です。
 グリーンの帯の入った小さな窓の連続するオロ11の特徴は完成品モデルでは一層引き立ちます。
 また、屋根上ではこれまた特徴的なクーラーの並びがスペシャリティ(笑)を掻き立てます。

 なにしろキットメイクではサッシの色刺しが面倒な上に私の腕のつたなさから気に入った出来にならないのが常ですから。
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 でもって実家の仮設線路ではグラスカステンに牽引されるという間抜けを晒したりします。
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2016年08月28日

帰省土産の客車・貨車たち

 帰省の戦利品のはなしから。
 車での帰省のメリットは「経路沿いの中古屋に思い立ったら寄れる」事にあります。

 実際、今回のアイテム類は往路や故郷で入手できたものばかりです。
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 ナインスケールのカ3000とツム1000.
 当時の箱付きで300円・・・って全く当時の価格そのまんまなのですが(笑)
 ツムなんかはKATOからも扉が開閉までするHGみたいなモデルが出ていますが、私などからすればナインスケールので十分と思います。
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 KATOのオハ35&オハ47
 客車版「偉大なる凡庸」の双璧(もちろんわたし的に・・・ですが)
 特に当鉄道のオハ35系はすべてTOMIXの奴ばかりなのでKATOの仕様は結構新鮮に見えます。
 割合最近の製品なので細密感は40年前のモデルのTOMIXを上回ります。
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 初期TOMIXのワキ1000とワサフ100
 こちらは某時計屋さんのジャンクコーナーにて
 先月初めの上京の時のアイテムで今回の帰省時のものではないのですがついでという事で。
 こちらは意外なほどにコンディションが良かったのでどこかのデッドストック品と推察されます。
 造形はリベットがかなり強調された、人によってはラフに見えるかもしれない物ですがわたし的にはむしろこれ位の方が郷愁を感じさせてくれます。

 とはいえ、この間紹介した特急便に比べると華やかさには些か欠けますが。
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2016年08月27日

レイアウトの掃除のはなし

 今回はレイアウトの掃除のはなしから

 運転時などは線路上の汚れやほこりは大敵ですから本線上にクリーニングカーを走らせたりクリーニング棒を回したりと線路のメンテナンスにはそれなりに手を掛けます。
 ですが問題は「線路じゃない所」の汚れです。

 つまり建物の屋根とか地面とかに溜まった埃やら欠落したフォーリッジなんかの屑の扱いです。
 特に樹木用のフォーリッジの脱落が多いのなんのって。
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 先日のターミナル駅モジュールなんかがいい例ですがレイアウト自体に防塵カバーを掛けたところで長い間には細かな埃が進入しますし、むしろそういう埃の方ががんこに付着する事が多い気がします。
 これを後から落とすのが如何に大変か(笑)

 棚幡線みたいにごく小さい規模のレイアウトだったら建物やアクセサリをベースの固定してもそれほど影響はありませんが畳一枚を超える規模の固定レイアウトだと間違いなく「メンテナンスで嫌気がさす事請け合い」な程掃除に忙殺されます。
 メインのレイアウトではそれを見越してシーナリィは分割して取り外せるようにしてあるのですが、それにしたところで長期間店晒しだと何となくおっくうになる気もしますね。

 これまでの自分の経験から言うと「布団」「洗濯物」「ソファ系の家具」が埃の三大発生源の様です。
 つまり私のレイアウトは上記のどれかが必ずレイアウトに近接している訳で(爆)
 以前ならこれに「猫の毛」なんてのも加わります。
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 大体にして洗濯場に近接している上にこの時期だと部屋干しが標準となるレイアウトルーム(兼寝室兼布団部屋・爆)に埃の起きない訳がないのであって 精々が窓を開けて通風を確保する位しか対策しにくいのも実情です。
 こんな悩み、専用のレイアウトルームのある向きにはなかなか理解しがたいのではないかと。

 とはいえ、清掃を決めて一旦エンジンが掛かると意外なほどに億劫な感じが無くなるのは我ながら不思議です。
 これなどは好きで作ったレイアウトだからこそなのでしょう。

 ですが一度清掃してしまうとやはり年単位でメンテしなくなりますから結局はいたちごっこですが。
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2016年08月26日

カラーブックスから「日本の私鉄・相模鉄道」

 今回はカラーブックスネタから

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 「日本の私鉄・相模鉄道」の古本を入手しました。

 実は私の親類の一人が海老名市に住んでいる関係で、相模鉄道自体の馴染みはそこそこあるのですが、見掛ける列車は殆どが本書が出た後の新型ばかり。
 ですから本書に登場する車両類は個性的ではあるものの幾分レトロに属するものばかりという事になります。
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 相模鉄道の場合、今でこそ(通勤電車の規格化の進行に伴い)他社に比べて十人並みの印象の電車ばかりなのですが本書の出た頃はアルミカー6000系を始めとして結構個性的な電車が花盛りだった時期です。
 私としても6000系の存在は故郷にいた頃(つまり昭和50年代)から有名でしたし、独特のモダンな前面やディスク丸出しの台車なんかにはしびれたものです(笑)

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 本書でも主力は5000系や6000系。
 その他にそれまでの歴代の相鉄車が俯瞰できる構成で「相鉄入門」としてはなかなか要領よくまとめられています。

 ところで本書に出てくる相鉄車の半分近くは最近になって鉄コレでバンバンリリースされています。
 それらのいくつかは昨年の前半に随分と増備されました。
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 不思議な事にそれらの鉄コレモデルは殆どが事業者限定品で現住地や故郷の模型屋ではまず見ないはずです。
 ところがこれまで増備された鉄コレの大半が地元や故郷の中古ショップの出物ばかりなのです。

 してみると相鉄ファンというのは案外全国にまんべんなく分布している物なのかもしれません。

 そんな訳ですから、本書の入手は結構いいタイミングだったと言えます。
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2016年08月25日

ターミナル駅ビルモジュールの建設・12・ちょっとしたお遊び(笑)

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 今年の5月のグランシップイベントで製作したターミナル駅のモジュール工作の思い出ばなしも概ね佳境に入って来ました。
 今回はちょっとしたお遊びから。

 グランシップのイベントではクラブのメンバーによる新作モジュールもいくつか並んだのですがその中にゴジラが登場する奴がありました。

 題材が重なるのでこちらのモジュールではやらなかったのですが、怪獣をモジュールに持ち込むというのは運転会なんかでは時折出て来るお遊びだったりします。
 今回のモジュールでも駅ビルや超高層ビルに照明が入ると中々の雰囲気になるのでイベント前のお遊びという事で何枚か手持ちのソフビと組み合わせてみました。
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 ゴジラとくればメカゴジラ。
 銀色のボディはビル街との相性も良く個人的にお気に入りです。
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 でもってガメラ。
 ゴジラよりも10年後に登場し、その間に高度経済成長を成し遂げていた銀座のビル街を初登場作で蹂躙している怪獣ですが意外と超高層ビルとの組み合わせが少なかった怪獣でもあります。
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 デザインのインパクトではガメラを上回るギャオス。
 夜行性と言う設定の怪獣でもありこれまた夜景との相性がいい怪獣です。

 グランシップ出撃直前にこんな事をやっている私って一体。
 しかもグランシップ当日に私がこのモジュールに持ち込んだのはゴジラでもガルパンでもない別な作品のミニシーンだったりします。
 それについては次の機会に。
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2016年08月24日

S660のはなし

 今回は少し趣向の違うはなしです。
 まあ、たまにはテツドウモケイでない話もいいかと。
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 エドワードは実際虫けらみたいだった。だが、虫けらと同じく五分の魂はあったのだ。
 彼女の言葉に打ちひしがれてはいたが、正にこの瞬間、彼は車を買う決心をつけたのである。

 「ちくしょうめ」とエドワードは内心言った。
 「一生に一度くらいやりたい事をやろう。モードなんかくそくらえだ!」

 そして次の朝、彼は厚板ガラスの御殿の中に入って行き、ピカピカのエナメルと鈍く光る金属の壮麗さに包まれてどっかりと腰を据えている商品の中から、自分でも驚くほどの無頓着さで、あの自動車を買った。
 自動車を買うなんて、実に簡単な事じゃないか!



 彼は心身ともに新しい持ち物の虜になっていた。
 それは彼にとってロマンスであり、冒険であり、また望みながらかつて得たためしのない全てのものに相当したのである。

〜(創元推理文庫 クリスティ短編集2「エドワードロビンソンは男でござる」から引用)

 私にとってスポーツカーとはまさにそうやって買われるものと思います(笑)

 自分の身の丈に合った小ささの、それでいて単なる大馬力車でない、基本からスポーツカーの文法に乗っ取って作られた車はかねてから私の欲しいクルマのひとつです。

 20年ほど前、同じホンダから出たビートはその条件にぴったりのクルマでしたが肝心の私が長い事逡巡している間に生産が打ち切られ、以来20年後悔にも似た気持ちを持ち続けていたものです。
 昨春、そのビートの後継と目されるS660が登場した時あの頃の思いが再び首をもたげました。

 私の年齢から言ってもこの種の純然たるスポーツカーを乗り回せるのは今回がほぼぎりぎりのタイミングと言えます。
 そんな訳で先日、S-MX登場の頃以来ご無沙汰しまくりだった地元のホンダディーラーに行きそこにあった試乗車のS660を走らせてもらってきた訳です。

 さて、これまでの私の車歴から言うと軽自動車、リッターカー、クロカン四駆、ミニバン、セダンと大概のジャンルのクルマを網羅してきた感じがします。
 その中には2〜4速がクロスした5速MT、リッター100馬力オーバーの車とか、四輪独立懸架のミッドシップ四駆、スポーツセダンが後方でパイロン化するコラムシフト車なんてのもあります。
 (こう書くと如何にも凄そうですが車名を挙げればみんな笑いますw)
 ですが純然たるスポーツカーの文法で作られたスポーツカーと言う奴だけはこれまで自分のクルマとして乗った事がありません。
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 後輪駆動で、超低重心、曲がるのが楽しく、運転中はドライバーがミッションを介してエンジンとおしゃべりしている様なクルマ。
 ざっくり言って私がスポーツカーに求めるのはそういう条件です。
 更に自分の足とするならば外寸は可能な限り小さく小回りが利く事も必須な条件です。

 先に書いた通りここ20年位この条件を満たす国産車は全くの絶無でした。
 MR-Sかマツダロードスター辺りがぎりぎりでそれに近い性能を持っていたのですがこれすら私には大きすぎたのです。
(但し「ただ速いだけ」でいいなら今の国産車は結構条件を満たします。ハイト系軽自動車のターボでもかなり速い筈でしょう)

 後輪駆動に拘った理由は、以前テラノのDE車に載っていた経験が関係しています。
 何しろ乗用車としては許し難いレベルの足回りのプアさとエンジンのトロくささは今思い出しても笑えるほどだったのですがフラットダートに持ち込んでリアを流すような走り方をすると結構面白かったのです。
 これなどは足回りが貧弱だからこその楽しみでした(笑)
 これがFFだと馬鹿力の駆動が前輪に掛かり続けるので運転している方もそれに引っ張られる感覚で馬力があればある程「暴れ馬の牽いた馬車の御者気分」になります。
 これはこれでFF特有の魅力なのですが車との一体感の点でピンとこないのも確かです。

 これに対しミッドシップの回頭性の良さは悪くはありません。軽いフロントに駆動の掛かるリアが後から押す感覚は今にして思えば中々自然だったと思います。
 ただ、私が以前乗っていたミッドシップのクルマ、とにかく重くて燃費が悪かった上に「私の車歴で一二を争う車高と重心の高さ」も付いて来たのでミッドシップの本領はあくまでおまけみたいなレベルでした。
 (べしゃ雪の道であまりに重すぎて「ステアリングをいっぱいに切った状態で交差点を直進、縁石にタイヤがぶつかるまで停まらなかった」事すらあります)

 余談はさておき、
 繰り返しますが、そんな訳で「ミッドシップの後輪駆動、足回りもそこそこ固められ、軽規格内に収まるスポーツカー」というS660の登場はまさに福音だった訳です。
 早速試乗を申し込みディーラーの隅っこにあった白のS660αに乗り込みました。
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 覚悟はしていましたが兎に角全てが低い。
 シートに座りこむのも低いバスタブに滑り込むが如しで一旦座ると当分降りたくなくなります(笑)
 天井も低ければ前方視界も低いのなんのって。普段これより50センチか1メートルは視点の高いクルマに乗っているとこれが結構新鮮です。
 室内の狭さはミニバンに慣れた身には犯罪的ですがスポーツカーを求める向きには悪くありません。
 ただ、メータを始めインパネ周りの造形は私の年代にはコケ脅かしが過ぎました。

 特にデジタルの速度計の回りを針が回転するタコメータというのは視点の移動が大きく直感的な情報収集の点でいささか無理があります。
(昔のデジタルメータはタコメータがバーグラフ表示だったのですが)

 さてエンジンを始動し、走りだします。
 ここ数年、マニュアルミッション車と言うと消防団の積載車(15年前の日産アトラス)位しかないのでそれと同じ要領でシフトアップするとそれほど違和感なく発進します。
 が、やはりそこはスポーツカー。
 シフトストロークが短くまるで電気のスイッチでも入れるような感覚でギアチェンジできるのですがクラッチのタイミングがずれるとすぐがくつきます(汗)
要は回転落ちよりもシフトアップの方が早すぎるという事なのですがシャレードのGT-XXに乗っていた時もこんな感じでしたから私のシフトテクニックはこの20年進歩がありません(大汗)
 しかもクラッチがこれ又重い。シフトチェンジは気合が必要な車ではあります。

 悪い意味で意外だったのがエンジン音。
 後で知ったのですがS660のエンジンは多少のチューンナップがされているもののNBOXと同じものだそうですが、そのせいかシートバックの後ろから響き渡るエンジン音は「ザーッ」と言うノイズとなって伝わります。
 このエンジン音、どこかで聞いた様な気がしたのですが以前乗っていたエスティマハイブリッドのミラーサイクルエンジンのそれにそっくり(笑)
 スポーツカーに乗ってハイブリッドミニバンのサウンドを聞かされるとは思いませんでした。
 少なくともこの点ではタントやアリオンには負けています。
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 今回は屋根を開けて走りませんでしたがそれでも室内のベンチレーションはこれまで私が乗ってきた車の中では一二を争う通風性の良さを見せます。その秘密は「真後ろにもパワーウィンドーがある」点。
 これが開くと意外なほど風通しが良くなるので冬の日の昼間はこれだけで十分なほどです。
 但し前述の「エンジンノイズ」も盛大に侵入しますがw。

 公道に出て試乗コースを走りまわった範囲では街乗りに関する限り6速MTでも4速の範囲で走った方が活発な感じでした。
 最もこのクルマの真価が発揮されるのは後述するつづら折れの続くアップダウンコースと心得ているので全て平地の街中ではまだ真価はわかりませんが。
 とはいえ意識的にクイックなレーンチェンジをやって見ると実に俊敏に曲がってくれます。これこそがこのクルマの最大の値打ちでしょう。

 試乗を終えて降りると膝ががくがくして頭が少しボーっとしました。まるで異世界から帰還でもしたような感じとでも言えば良いでしょうか。
 ただ軽自動車の試乗をやっただけなのにこれほどの非日常感を感じたのは初めてでした。
 この間試乗した現行型のコペンですらもう少し日常感はあったのですがS660の感覚はそれを大きく凌ぎます。

 駆動形式は勿論、エンジン搭載位置から根本的に異なりドライビングポジションも乗用車ベースと全く違うS660は小さくてもスーパーカー並みの感覚を与えてくれます。
 最も非日常性も善し悪しで、このクルマ、まともなトランク自体ついていない上に室内の余裕も絶無に等しい。
 巻き取り式のロールトップを収納するケースがフロントコンパートメントの中にあるにはあるのですが「RM MODELS10冊分程度のスペース」(笑)
 室内にはカップホルダーすらなし(実はあるのですが運転席後方の運転中には絶対使えない場所だったりします)
 それどころかCDの掛かるステレオすらありません(チューナーにI-PODを接続して聴くシステム!)

 後方視界は「アトラスの消防積載車よりましな程度」でセダン感覚で乗ると必ずバックの車庫入れが怖くなると思います。
 その点はホンダも気にしていた様でメーカーオプションでバックモニターが存在します。事実これは非常に便利なアイテムで私でも一発で車庫入れができました(爆)
 因みにカーナビもこのモニタにI−PHONEを接続してホンダのサイト経由で地図情報を使う物らしいです。
 ですがこれだとジャイロがないのでトンネル内の分岐が連続する首都高とかはどうなるのか?

 そう、このクルマのあからさまな欠点は「徹底した日常性のなさ」だったりします。
 何しろスタッドレスタイヤを買ってもこのクルマ単独では運ぶ手段がないのですから(店と自宅の間を4往復すればあるいは・・・爆)

 しかし、それほどあからさまな欠点を持っていながらそれでもこのクルマは非常に魅力的です。
 それゆえにS660は実にスポーツカーらしいクルマと思います。
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2016年08月23日

今月の古書から・TOMIXディオラマワールド

 先日アパートとかのストラクチャーを買った某中古ショップでは同じユーザーからの出物と思われる鉄道模型関連の書籍も何冊か置いてありました。
 今回はその中から見つけた一冊から
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 「TOMIX DIORAMA WORLD」
 15年位前に出ていたTOMIXのジオラマ写真集です。
 あの頃のTOMIXのカタログを見ると大概、見開きで雄大なジオラマが掲載されていたものです。
 本書はそれらの写真をグラビアサイズに纏めたものですが、カタログでは毎年バラバラに掲載されているので何冊か通してみても散漫な印象になりがちなところを大判の一冊に纏めたのですから満腹感は半端ありません。

 というよりも「なんでこんな凄いジオラマを今まで見逃していたんだろう」とすら思えるほどです。

 その一例として下の写真を。
DSCN6551.jpg
(上掲書P54から引用)
 遠景に冬の平野と山々を配置し、真ん中に川、手前側に駅と小さな町が配された、それだけのものです。
 もしこれを実景として見たとしても「どうという事のない普通の風景」でしかないかもしれません。
 少なくとも「新日本百景」なんかには絶対出てこない景色です(笑)

 ですがこれが「既成品を使ったNゲージスケールのジオラマ(もしくはレイアウトの一部)」となるとこの印象は大いに違ってきます。
 少しでもNゲージをやった人間ならこのジオラマの奥行きが常識外れのサイズである事にまず気付くはずです。
 手前から奥の鉄橋に掛けての部分ですら優に畳一枚かそれ以上の面積と奥行きを使っているはず。



 遠景の山々を入れたら恐らくこのジオラマのサイズは最低でも畳3枚かそれ以上と思われます。

 (但し、遠景に強遠近法を使った場合は多少奥行きは小さくはなります。後で読み返して見たら4M四方のスペースを使っているとの事。3畳どころか十畳間のサイズですね)

 それだけのサイズのベースに小駅ひとつ分くらいしか敷かれていない線路。
 これほど贅沢にスペースを使ったジオラマというのは少なくとも個人のレイアウトでは絶無に等しいと思います。

 ですがそれを実行しているからこそずば抜けたパノラマ感とリアリティが実現していると言って良いでしょう。
DSCN6550.jpg
(上掲書P52より引用)
 しかもこのレベルのパノラミックなジオラマがムック1冊分の分量で纏められているのですからこれをゴージャスと呼ばずに何と呼ぶのか。

 この事からも分る様に本書に登場する「ジオラマ」は従来のレイアウトとかセクションとかと根本的に異なる発想で製作されている事がわかります。
 運転目的のレイアウトでなく撮影目的の、「特撮映画のミニチュアセット」に非常に近いコンセプトなのです。

 あとがきを見たら本作のジオラマを製作していたのは「彩美」
 東宝作品を中心に映像用のミニチュアセットを手掛けていたスタッフの作品でした。

 メーカーの宣材という性質上既成品のストラクチャーや線路への加工には制約があった筈です。
 実際、注意して見てもTOMIX製品については大掛かりな加工のものは殆ど無く(少なくとも材料が何か分らないほどのものはない)この点では拍子抜けするほどです。

 ですが既成品がただ配置されているだけなのにこれほどのパノラミック感とリアリティ。
 驚かされると同時に製作の配置のセンスの良さにも脱帽させられます。

 そう、「こういうパノラミックな風景を組み込んだレイアウトをやりたい」というのが私の理想のひとつなのですが本書のジオラマはかなりその線に近い物と言えます。
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posted by 光山市交通局 at 06:00| 岩手 ☔| Comment(0) | 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月22日

922形電車のリペアのはなし

 世間では先日JAMが終わり「鉄夏」も一区切りという所でしょうか。
 今年も行けなかった(汗)

IMG_0566-photo.jpg
 私の方は実を言いますと今月は帰省やお盆や「諸般の事情」という奴で自宅で殆ど鉄道模型を走らせたりいじったりを殆どやっていませんでした。

 流石にこれが第3週にもなってくると少し落ち着かなくなります。
 先日の日曜日は久しぶりにモデルいじりをやらかしました。

 物はこの間紹介したマイクロの922形。
DSCN6669.jpg
 いじるとは言っても欠損パーツの補充によるレストアですが。

 だいぶ抜け落ちていた碍子は銀河モデルの交流電機用で代用・・・と行ったのですがサイズがまるで合わず穴を貫通して碍子がぽろぽろ落っこちます(汗)
 やむなくクリアボンドをてんこ盛りしてパテ代わりにして差し込むという豪快さんなリペアとなりました。
 これに高圧線を燐青銅線で張回せば形にはなりそうです。
DSCN6670.jpg
 もっと豪快さんなのはパンタの補充。
 これも行きつけのショップにあったASSYに0系用が無かったのでTOMIXのE4系用PS201Nパンタで代用、
 マイクロの取り付け方式はTOMIXとほぼ同じながらこちらは取付穴の幅よりパンタの寸法が微妙に広いので少し無理にはめ込みました。

 おまけに欠損していたパンタが4基なのに入手できたのは2基。
 先頭車のパンタについては次の機会にお預けです。

 ただ、TOMIXのパンタは碍子を白の別パーツで表現しているので見た目の細密感だけはリペア前を上回りました。

 「工作」と言えるほどのレベルでもないのですが、こんな事でもやっていると精神的には落ち着きます。
 やはり私にとって鉄道模型は良くも悪くも『趣味』なんだなあと再認識するひと時でした。
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