2017年01月31日

六半のDE10

 先日の運転会でも軽く紹介しましたが昨年暮れに入線させたZゲージの機関車から。

 今回増備されたZゲージモデルはこれまでとは逆に「初めに牽引される車両ありき」でチョイスされた物です。
 つまり、これまで増備してきた二軸貨車が似合いそうな機関車と言う事で。実は今回のロコが初めて「単品を新車で購入したもの」だったりします(汗)流石に地元のショップではZゲージ自体殆ど見ませんからこの間の上京の折に値引きの良い量販店を探して見つけたものです。
 
DSCN7647.jpg
 ものは六半のDE10。

 DE10はNでも16番でも使い勝手の良い万能機ですからZでも当然出ていていいDLといえます。
 が、小スケールでは動力の処理が大変そうな「小型のボンネット機関車」ですからメーカーも大変だったのではなんて事を考えてしまいます。
DSCN7649.jpg
 見た印象では「C11に輪を掛けて小さい」のに改めて驚きます。
 手すりの処理はメルクリンでもよくやっている金属のエッチング打ち抜き素材の様ですがこれが強度と細密度のバランスをよく取っている印象でした。
 この辺は40年間の技術進歩という奴なのでしょう。

 しかもN同様に「チェーンがモールドされている」のが凄い。
 ナンバーは固定の様ですが、さすがにここまで小さいモデルで「ナンバー付け替え機能」なんてあったら確実に目をやられますからこれはこれで仕方ないのではないかと。

何れにしろこれだけアップで撮影しても破綻のない造形が出来ているので外見は十分に合格点だと思います。
DSCN7648.jpg
 そして、走行性も流石にスムーズ。蒸機程にはレールオンに手間が掛からないのは運転会では有難いポイントです。
 先に「二軸貨車が似合う」と書きましたが、物が入替機なだけにコンテナ貨車なんかひかせても違和感ありませんし、旧客の牽引も中々様になります。牽引する題材を選ばないという点ではこれまで入線させてきたZロコの中では文句なしに一番でしょう。

 NでもZでもDE10は万能機(偉大なる凡庸ともいう)ですね。
光山鉄道管理局
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2017年01月30日

「Nゲージレイアウトプラン集50」

 先日入手した鉄道模型本から
 前回のは40年以上前の古書ですがこちらは昨年の夏に初版というこの種の本ではバリバリの新刊と言えます。
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 実は本書は昨年鉄道博物館の売店で見つけていたのですがその時は手持ちがなくて買えず、後になって地元の本屋を廻っても見つけられなかったという代物でした。

 今回はどうにか入手できましたが、専門書一つ買うにも東京の本屋でないと見つからないという辺りに地方との格差のような物をつい感じてしまったりします。

 それはさておき、その一冊というのは

 「Nゲージレイアウトプラン集50」(池田邦彦著 技術評論社刊)

 扉のあおりに「KATOユニトラック&TOMIXファイントラック全50プランを収録」とある通り市販の組線路を最大限に活用するポリシーで構成されたプラン集です。
 メーカーの出版物でない「普通の本屋で買えそうな単行本」としてはおそらく日本初の本格的な「レイアウトプラン集」ではないでしょうか。

 ベースのサイズは一般的な900×600と畳一枚分の1800×900がメインで最後の数プランがそれ以上のいわゆる「大レイアウト」に割かれているという日本で使うプラン集としては王道の構成です。

 本書の特徴は「シーナリィのモチーフを先行させ、それに合わせる形でトラックプランを構成するパターンが多い」事と完成予想図をイラストや写真で表示している点です。

 メーカーサイドのプラン集(とは言っても私が持っているのは殆どが2,30年以上前の奴ですが)ではどちらかというと「運転パターンや運転目的がトラックプランに先行する事が多い」のが常でしたからここでまず本書に惹かれてしまいます。
 目次を斜め観するだけでも
「工場専用線をテーマにした自動運転向けプラン」
「国鉄電車ファンのための瀬戸内風プラン」
「小高い丘に聳える天守閣と併用橋の組み合わせ」
「タタミ1畳に要素いっぱい 充実の江ノ島電鉄を」
 といった調子で目次を見るだけでワクワクしてきます(笑)

 また一方で「大カーブの愉楽」「デルタ線の効用」「複線オーバルとヤードのコンビネーション」といった組線路を用いるメリットを最大に生かしたり、組線路では困難とされていた要素に斬りこむヒントを与えるなど、お座敷運転に慣れた運転派をレイアウトに引き込んだり、既にレイアウトを作っている層への配慮もぬかりありません。

 それらの完成予想図は大半がイラストで処理されているのですが、これがまた予想図としては的確な表現で完成後のイメージがとても分かりやすいです。

 上述の様に線路についてはユニトラックとファイントラックのどちらかを使う前提でプランが構成されていますが、一方でストラクチャーについてはメーカーの出版物ではやりにくい「ライバルメーカー同士のちゃんぽん」が使われている辺りにレイアウトとしての不思議なリアリティを感じさせてくれます。
 ジオコレとジオタウン、GMのストラクチャーも加わった風景処理は、アイテムのセレクトに意を用いる事で「作者のイメージする街並みにどれだけ近づけるか」を感じさせます。
 (そこまではいいのですがビル街の角地に判で押したように「ジオタウンの商業ビル」ばかりが使われているのは風景の画一化の面ではあまり感心しないですが)

 とにかく本書は日本初の本格的なレイアウトプラン集の単行本であり決定版と言っても差し支えない内容と思います。
 唯一難点は一冊3千円近いお値段ですが、複数のメーカーのレイアウトプラン集を揃えてもそれ位のコストはかかる気もしますから、中身の濃さと合わせるとコストパフォーマンスはかなりいい方だと思います。

 本書の作者は(わたし的には)「陸蒸機からひかりまで」の再来を思わせる「列車紳士録」の著者として印象深い方ですが、漫画家としても一線で活躍されておられているというのは本書のプロフィールで初めて知りました。
 なるほど本書のシーナリィテリングの見事さには漫画家やイラストレーターとしてのセンスがかなり反映していたと思います。
 
 一般書として出された鉄道模型の新刊本としては久しぶりの名著だと思います。
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2017年01月29日

今月の中古モデルから・マイクロのED72

 元日入線のDD13に続く今年二番目の中古モデルから。
DSCN7534.jpg
 マイクロエースのED72。
 ED72は数年前に試作機を入線させていますが、今回は量産機を見つけました。
 (下の写真は試作機です)
DSCN6682.jpg
 SGを搭載して一般客車の牽引にも対応させた九州向け電機ですがED73をストレッチして中間台車を加えた様なフォルム(いや、逆にED73の方がED72をショーティにしたのか汗)は、間延びした感じが無くむしろのびやかにすら見えるほどです。

 このプロポーションの良さがED72の魅力のひとつです。
DSCN7535.jpg
 加えてED73同様に私の琴線をくすぐる「逆スラントノーズの前面」!
 鳩胸とか言う通称もあるのですがどういう訳かこの前面を見ると妙にワクワクする私がいます。
 そんな訳で久しぶりに店頭での衝動買いを決意させたモデルです(あのKATOのDD13すら一晩迷ったのにw)

 造形はオレンジ色の成形色丸出しの碍子と屋上配線のパーツに違和感を感じる物の他についてはED72の特徴を良く捉えていると思います。
DSCN7536.jpg
 走行性はこのメーカーのモデルでは毎度書いていますが「いつものマイクロの走り」
 当時はスムーズさを感じさせるはしりっぷりでしたが、最近はKATOやTOMIXがより走りを洗練させてきたので相対的に見劣りを感じさせるところもあります。

 とはいっても不満もそれほど感じません。

 個人的に好きな機種だけにED72について書きだすとおよそ理性的でない、まるで支離滅裂な書き方になってしまいますね(大汗)
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2017年01月28日

鉄道博物館にて

 一昨日このブログの訪問者数が15万を超えました。
 全く進歩の無い内容で恐縮ですがこれからもよろしくお願い致します。
 さて、この間のブログでも書きましたが前に鉄道博物館へ出かけた折に書き落としていたネタがあったのでこの機会にいくつか。

 その日の昼食(と言っても相当に遅かったのですが)は今回初めて日本食堂で食べる事になりました。

こういう場所でメニューの頭に「食堂車の」とか「駅食堂の」とか頭についてくるとなんだか食べたくなるから不思議です。

因みに私の場合、食堂車という所で飯を食べた経験は生憎ありません。

東北新幹線で大晦日の最終で帰省した折にそこのビュッフェでカレーライスを食ったくらいです。

あの頃は末期的と言いますか「メニューがカレーライス、ラーメン、うな重」の3つしかなく、しかも当時の相場から見ても無闇に高い。

 しかも立ち食いで「後ろの順番待ちを気にしながら早々にかっ込む」といった按配で「グルメ」と言う言葉からは14万8千光年くらいは遠い所にある食事でありました。

味なんかは推して知るべしです。

そんな痛い目にあっていながら「本格的な食堂車の料理が食える」というのはそれなりに好奇心をかきたてられました。
IMG_0992-photo.jpg

 注文したのは「スパゲッティベロネーズ」と称する「とんかつの乗ったスパゲッティ」
 食堂車と言うよりも、むかしのデパートの最上階にでもありそうな感じのメニューです。

さっそく喫食

 カツは衣がバリバリしていて肉は薄く(商品としてのカツは衣が厚いのが常識だったw)、パスタに掛かるソースはこれまた異様なほど薄味で具が全くなし。

 平たく言えば「まずい」の1語なのですが、今回ばかりは「このまずさが懐かしい!!」

 正直言いまして食堂で大枚はたいて「まずくてうれしかった」と言う経験を初めて味わいました。
 まさに昭和40年代のテイストがバリバリです。

 私の子供の頃なんかはこういうメニューに随分と憧れたものです。
 これと同じものを家で出されたら怒り狂うこと必至と思うのですが、食堂車でこれが出たら結構嬉しそうに食べていたのではないでしょうか。


IMG_1309-photo.jpg
 それと賄い丼セットと言う奴も頼んでいました。
 こちらがまた「ご飯の上にミートソースがかかり、更にメンチカツと温泉卵が載っている」という量の割に無闇にカロリーの高そうな代物です。

 これを食べていて「大いなる驀進」の中原ひとみや「特急にっぽん」のフランキー堺とかもこういうのを食べていたのかとか妙な事を考えたりします(笑)
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 最初、プリクラかと思いましたが3DSのゲームのアイテムをダウンロードするものらしいです。
 博物館に来るときに使ったニューシャトルのSUICAに記録された改札記録に反応するものらしいというのがおもしろそうだったのでやってみたら出てきたのはレシートが一枚。これを使うには更にゲームソフトを買わなければならないと聞いて一気に萎えます。
 うちの子供は3DSを持ってはいますが、これのためにソフトをわざわざ新調するほどでもないので結局無駄になりました(汗)
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 帰途の大宮駅前広場にて
 こじゃれたモニュメントですが東北新幹線の開業一番列車の車輪だそうです。
 余った車輪を使ってレイアウトの駅前広場にこういうのも良いかもしれません。
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2017年01月27日

「模型機関車・その魅力の世界」

 先日の秋葉行きで入手できた書籍から。
 今回は面白い事に同じ鉄道模型を扱う書籍でありながら片や45年前の年代物、片や昨年夏に出たばかりの新刊だったりします。
DSCN7533.jpg
 今回はまず「年代物」の方から。

 Guy R Williams著「模型機関車/この魅力の世界」(実業之日本社)

 日本版の初版は1970年ですから相当な年代物です。
 装丁もなかなかずっしりとした物です。
 「外箱の付いた鉄道模型の本」というのはこの当時相当に珍しかったと思いますが、それらもひっくるめるとある意味「書斎のステイタスにはもってこい」といった重厚感があります。
 本書は当時の価格で4000円だそうなので今の感覚では間違いなく1万円超えの一冊にはなるでしょう(尤も古本なので3分の1位の値段で買えましたが)

 写真集ならいざ知らず、鉄道模型の総論を書いた本でこれほど重厚な一冊にはこれまでお目に掛かった事がありません。

 内容は1970年までの鉄道模型の歴史、各スケールの変遷、機関車、客車など車両ジャンルごとの模型の概観、更にはレイアウトにもかなりのボリュームを割いて俯瞰しています。
 まず印象的だったのは写真の豊富さ。
 車両ひとつとっても歴史的なヴィンテージモデルや当時の最新モデル、更には日本のEF58の16番モデルまで掲載されている充実度。
 それと同じ密度でレイアウトやストラクチャーの項まで設けられていますからすごい。

 ただ、発行時期から言ってNゲージはまだ発展期だったので記述はやや薄いですし、Zゲージは影も形もありません。一方でOゲージやラージモデルにも結構ボリュームを割いて書いたあったりするので当時の鉄道模型界を俯瞰するには十分と言えます。

 JOHN ALLENのGD LINEひとつとっても本書で初めてまみえる写真が数枚掲載されていますからこれだけでも貴重ですし、それらの写真が結構大きなサイズで掲載されているのでそれらを眺めているだけで十二分に酔っぱらえます。
 

 更に本書で特徴的なのは「各ジャンルごとの鉄道模型マニアの生態(と拘り)」を生き生きと描いている点で、ここまで描いたのは他の模型本でも滅多に見られない特徴です。
 本書の作者は鉄道模型のマニアではなく交通関連全般を守備範囲とするライターだったそうなので、それらのマニアの嗜好や生態についての描写は他のライターに比べて一歩引いた視点から(つまり一般寄り)の視点で書かれているのが本書のもう一つの特徴と言えます。

 そんな事もあったので著者についてもっとよく知りたいと思いネットで検索してみたのですがヒットした著書を見ると帆船模型や飛行機模型の本なんかも出てきたりします(笑)

 読みようによってはややシニカルに見えるところもありますが、読んでいて頷けるところも多いので少しは共感を持って読めます。

 そんな訳でかなりのボリュームだったにもかかわらず一気に読破できました。

 但し、本書の中で特に鉄道模型の歴史に関する記述には誤りも結構多いそうです。
 その点は当時のTMSのミキストでも触れられていましたし、英国の専門誌では「写真の豊富さに比べ記述が不適切」とまで書かれていたそうです。

 なのでその点は割り引いて考える必要はありますが、それでもここまで読みやすいジャンルとしての鉄道模型の俯瞰本は後にも先にも殆ど無かったと思います。
 (カラーブックスの「鉄道模型」が質的に肉薄する程度)

 そういう意味では今読んでも楽しめる一冊だったのは間違いありません。
 本書の記述には色々と触発される所もあったのでこれから何回か取り上げる事もあろうかと思いますがそれについては次の機会に。
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2017年01月26日

新春の運転会から「流し撮りしまくる(汗)」

新春の運転会から。
DSCN7561.jpg
 今回のモジュールレイアウトは差し渡し7メートル×3.6メートルの長さを持ちます。
 そこをフル編成の列車たちが走るのは壮観の一語ですが、同時に流し撮りの写真を収めるのも楽しみのひとつです。
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 うまく撮れるのは10枚撮って1,2枚くらいのペースですが失敗作も含めてこの場でいくつか公開してみます。
DSCN7584.jpgDSCN7629.jpgDSCN7608.jpgDSCN7610.jpg
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 周りに他の客がいない時など、撮れるチャンスは限られるのですがそれでもやってみると面白いです。
 
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2017年01月24日

ドックサイダー小型蒸機のはなし

 先日中古を見つけた骨董モデルのはなし。

DSCN7549.jpg
 トミーナインスケールからもかつて出ていたBACHMANNのドックサイダータイプBタンク。
 これの同形は以前にも入線させていたのですが今回の物はロッド類が「フルワーキングバルブ」されたかなり古い仕様です。
 (ドックサイダー自体は車体は当時のまま今でも見かけますがロッド類はこの頃よりも簡略化されています)
DSCN7546.jpg
 古いだけあって片側のロッドの一部が欠落しており試走ではそこが引っ掛かって当初はまともに走りませんでした。
 コレクションと称して死蔵させる気はさらさらないので走行に支障ない範囲でロッドの一部を外さざるを得ませんでした。
 相当に古いモデルであることを考え合わせると走行性はまあ、年式相応という所でしょう。決して「クリーム」ではありません。

DSCN7545.jpg
 ですがモデルとしてみた場合50年近く前のモデルとは思えない位にロッド周りの精密さが凄い。
 無事だった反対側(日本型でいう「非公式側」)のロッドのアクションを見るとあまりの物々しさに圧倒されます。
 あまりにロッド周りが複雑すぎてかなり横幅を取っているのでレイアウト上では「建築限界が心配になる」くらいです(笑)

 とはいうものの、TOMIX以前のナインスケールでは米国型車両の発売当初から日本型の貨車が出て以降もKSKタイプCタンクが出るまでラインナップの主力を成していたロコでした。
 なにしろセット販売で「日本型貨車を引っ張っているセット」なんてのまであった位ですし、71年当時はTMS誌上でもフライッシュマンやミニトリックスのT3に伍して高評価を得ていたロコでもあります。
 ですから当時のドックサイダーを(好き嫌い、車両の趣味性は置いておいても)レイアウト上で活躍させていたNゲージャーは結構多かったのではないかと推測されます。


 あの頃は日本型の車輛も建物もラインナップが不十分でしたから「線路があって車輛が走れば鉄道である」という程度のポリシーでレイアウトを作らざるを得ずかなり国際色豊かな線路上になっているケースが多かったですから。
 このドックサイダーの最初のユーザーも(足回りのくたびれ具合から考えても)かなりこれを使い込んでいたようです。
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2017年01月23日

あの頃の「とれいん」のはなし

 模型もそうなのですが古本や書籍を探したりこれはというものを見つけたりするには都会、それも東京の様な所は実に便利な所だと思います。

 今回の秋葉行きでは(安さに惹かれてという面もあったのですが)創刊前後の時期のTMSも買いましたが同時に「とれいん」の方も創刊前後の時期の号が安く手に入りました。

 ですので、今回はそちらについても書きたいと思います。
 とれいんの創刊はTMSに遅れる事25年程経た1975年。
DSCN7543.jpg
 この頃はTMSは高級趣味誌としての地位を確立しておりモデルの世界でも0番から16番へのシフトチェンジがとうに過ぎた頃。
 NゲージがTMS誌上ですら「9ミリゲージ」と呼称されていた頃で16番モデルにとっては黄金期又は絶頂期ともいえる時期です。
 レイアウト製作もお金持ちのマニアから市井のファンでも多少手近なものになり、20年前ではあり得なかった「完成品をコレクションする」趣味が定着し始めた時期。

 つまり鉄道模型の趣味が一種の変革期に差し掛かっていた時期でもあると思います。

 いつもなら「帰りの電車の車内で読むくつろぎ本」として買うのが昔のとれいんなのですが今回ばかりは少し違う視点での購入となりました。 
 今回入手できたのは創刊3号に当たる1975年3月号と6月号。

 普通これ位の時期はまだ雑誌としての方向性が固まりきらず色々と試行錯誤がされやすい時期といえます。
DSCN7544.jpg
 専門誌らしく模型の製作記事にもそれなりにボリュームが割かれているのですがホビールーム訪問とか趣味についてのエッセイなどにもページが割かれており全般に「鉄道模型を愉しむ視点」が重視されている事が雑誌全体を特徴づけています。
 随筆や製品紹介、そして実物記事もTMSと違った視点が意識されている感じがしました。

 創刊直後だけあって熱気は感じますが、それはTMSがかつて持っていた「唯一の専門誌」としてのそれではなく「ひとつの雑誌としての熱気」です。
 この頃は既に実物誌はピクトリアルどころか鉄道ファン・鉄道ジャーナルが出ていましたし、感覚的にとれいんに近い空気を持つ雑誌の「蒸気機関車」が休刊して数年経過したタイミングでもありました。
 そんな状況下では「鉄道趣味を代表する」とか「この世界を背負ってたつ」とかよりも「既存誌と異なる視点、主張をどこに置くか」が雑誌の存在を主張するポリシーになるのも当然であり、そこがTMSと異なる部分と思います。

 それゆえにこの頃のとれいんにはTMSにない独特の軽やかさが感じられました。
 どんなジャンルでもそうなのですが専門誌が複数あるという事は同じ対象でもそれぞれ異なる視点からのアプローチがされる事で趣味全体の深みや広がりが生まれてきやすいものです。

 そうした意味からも鉄道模型誌がふたつになったという事はそれだけで趣味としての鉄道模型の広がりを意味していたと思います。
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2017年01月22日

中村精密のブラス客車たち

 先日入線した変わり種の客車から。
DSCN7063.jpg
 当鉄道には中村精密とマイクロエースのふたつの7100が在籍しています。
 このうち中村精密の場合は機関車自体は無動力で次位につく客車の開拓使号の方が動力化されているいわゆる「ユーレイ」構成です。

 で、当時はこれに繋がる客車と言うのも単品で出ていたのですが、今となるとこれが出物が無いかあっても馬鹿高い!
 Nゲージでは7100以外にまともに繋がる機関車が無い事もあるのですが、どうも当時から流通数が少なかったようです。

 そんな訳で一時期河合商会の似た客車を使っていたのですが中村の開拓使号に繋ぐとオーバーな位でかすぎて使い物になりませんでした。
 (マイクロの7100と繋いでも不自然にでかい)
DSCN7060.jpg
 ですから中村の7100を入線させて以来中村製の客車と言うのは欲しい車両のひとつだった訳です。
 とはいえ上述の事情もあって「中古客車1両に1万円も出せません}
 そんな状況が4年位続きましたか。

 そんな折も折、ようやく1両辺り3桁(それも500円をそうはみ出さない)で3両入手できました。
DSCN7058.jpgDSCN7057.jpg
 いざ実際に手に取って見ると「客車なのに無暗に重い」
 最近のKATOのタンク機並みかそれ以上の重さです。
 幸い、台車の転がり抵抗は少ない方なので中村の開拓使号ではどうにか牽引できます。

 流石中村だけあってスムーズさに欠けるもののやたら強力な中村動力の強みはこの開拓使号でも健在でした。
DSCN7055.jpgDSCN7065.jpgDSCN7064.jpg
 ボディ造形は当時でも珍しかったオールブラス車体の客車で細密度をどうこう言える感じではないのですがルーフや窓の形状で特徴が出しやすい客車なのでその意味では印象一発な造形の多かった当時のブラス造形は非常に向いていると思います。

 それに真っ黄色な車体はレイアウトでは非常に映えますし。
光山鉄道管理局
 HPです。本日「クルマ履歴」の項一部追加しました。

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2017年01月21日

冬の日は屋根を外して

 今回は久しぶりにクルマのはなしから
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 今年最初の平日休となった先日、天気も良し、という事でS660の初オープンドライブと洒落こみました。

 「オープンドライブ」というと大概の人は夏とか行楽シーズンを連想される向きも多いと思いますが、本来は晴れた冬の日にやるのが一番似合うのだそうです。
 そういえばアガサクリスティの短編小説で懸賞の賞金を当てたサラリーマンがスポーツカーを買い、クリスマスの夜に独り雪の郊外を駆け巡るという話がありました。テレビでドラマ化された画面でもやっぱり外套と風防眼鏡をかけた主人公が真夜中の雪道をオープンカーでかっ飛ばしていましたが、そこまでは行かないにせよ冬のドライブをオープンで楽しむというのには一種独特の憧れみたいなのがあったのも確かです。
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 この間の雪で朝の路面状態はご覧の通り。
 とはいえ陽が高くなるとそれなりに暖かくなるところは故郷の岩手とはさすがに違います(笑)

 スタッドレスを履いているせいで舗装路でもコーナーでのタイヤの食いつきは今ひとつ。
 と言うか夏タイヤでは殆ど経験しなかった「横滑り防止装置の作動」が割合頻繁に見られます。
 S660のコーナリング性能は結構タイヤの性能にも依存しているようですね。
IMG_1359-photo.jpgIMG_1361-photo.jpg
 冬場のオープン走行と言うと結構な寒さを想像される向きも多そうですが、S660の場合、後方の窓を解放するとリアのエンジンの余熱が感じられるのと、頭上からの風が上手く後方へ整流されるので外気温が8度前後であればヒーターなしでもそこそこ凌げます。

 エアコン作動時も一応ミッドモードがあるのでウエストラインから下は意外に寒くならないですね。ただ、軽自動車の悲しさでエアコンが意外とエンジンの負担になるのであまり使わない様にはしていますが。

 それはさておき

 屋根を外し、オープンでうららかな小春日和の峠を走ってみると、冬の日のオープン走行というのは他の季節にはない独特の雰囲気がある事を発見しました。
 それは主に陽の高さの違いから来る日差しの雰囲気にもあると思います。

 屋根のない頭上に広がる青空は夏の様な厳しさも秋の様な青さもない代わりに独特のぬくもりを感じさせます。
 そこに雪の乗った屋根とか冬枯れの梢とかが視界に入ってくるとまるで走りながら日向ぼっこでもしている様な長閑さがあります。

IMG_1363-photo.jpg
 それに気付くと、信号待ちとかで好い雰囲気の空を見ると頭上にカメラ(スマホ)をかざして冬空の写真を撮ってみたくなりました。

 上の写真の何枚かはそうして撮ったものですが、余計なものが随分と写りこんでいるものの冬の日のオープンドライブの思い出としては悪くない気もします(自画自賛)

 それにしてもS660の楽しさはまったく季節を選びません。今年はどこへ行こうかと今から考えていたりして(笑)


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