2016年10月25日

ドラマ「鉄道公安官」から「山口線・SL大追跡」

先日までCSで放映されていたドラマから。
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1979(昭和54)年に放映された「鉄道公安官」(テレビ朝日・東映)です。
20年近く前になるのですが東映の一般ドラマのOP・EDを年代順に並べたLDが出ていた事があり、その中の一本にこの作品があったので「OPだけは観た事がある」という不思議な経緯を持つ番組でもあります。
お陰で「本編は1秒も観ていないのにOPだけは知っている」という奇妙な番組でもありました。
このOPは他の刑事物と異なり主演俳優が一切登場せずサーカスの主題歌に乗って列車の走行風景が延々と続くという異色さで印象に残っています。
それどころか家内のコレクションのアナログレコードの中にこの番組の主題歌シングルまであったりします(笑)

元々東映もテレビ朝日(昭和51年以前はNETと呼称)も鉄道公安官ものに強いところでして古くは特別機動捜査隊の前枠で「JNR公安36号(後に鉄道公安36号と改題)」をやっていましたし、最近では宇津井健の「さすらい刑事旅情編」なんかが有名です。
その間飛び飛びの形で西郷輝彦主演の「新幹線公安官」なんてのもやっていてこちらは観た事がありますし、実家のどこかにノヴェライズが埋まっているはずです。

まあ、それは置いておいて、

この作品をかいつまんで説明すると東京鉄道公安室内の捜査部署である通称「ゼロ課」の活躍を描くものです。ゼロ課に所属する鉄道公安官は通常私服で捜査活動を行うせいか、事件が原則鉄道絡みである事を除けば殆ど普通の刑事物と変わりありません。そんな事もあって「俺たちの勲章」さながらに全国各地でロケを実施した「股旅刑事物」の様相を呈しています(笑)

主演は東映ドラマでは珍しい石立鉄男。この人のイメージとしては「パパと呼ばないで」のユニオン映画系の3枚目か「夜明けの刑事」に代表される大映テレビ系のハードボイルドな演技のどちらかのイメージがありますが本作はやや前者寄りのキャラクターです。
他には「東京コンバット」の三橋達也「あぶない刑事」の中条静雄「西部警察」の加納竜「大戦隊ゴーグルファイブ」の赤間良次と見事にアクション刑事物の面子が揃います。
DSCN8462.jpg
と、予備知識はそれくらいにして
今回取り上げるのは「山口線・SL大追跡」というはなし。
数年前の強盗事件で盗んだ大金を隠したまま服役していた脱獄囚が警官に撃たれて死亡。ところがその直前に乗っていたタクシーの中に金のありかを示した紙を隠していた事から運転手親子が強盗仲間に狙われる。
ここまではどこにでもある刑事物の展開ですが、公安官物らしく「その親子が山口線のSL列車に乗りに行った」為に犯人はもとよりゼロ課の面々までもが山口線に御出場します。
これだけでも随分と強引な展開ですがそうでもしないと話が進みません。

画面的な見どころは山口線を走るC57を公安官の乗る330セドリックが追跡、並走する一連のカットでこれでもかと言うくらいにC57の流し撮り映像が拝めます。
DSCN8460.jpg
これだけでは肝心の鉄道ばなしになりませんがここで登場するのがC57の牽引する12系やまぐち号
うちの鉄道にも何故かKATO(初期モデル)と中村精密(ジャンクからの再生品)が在籍しています。
中でも中村のは走行不能状態からどうにかこうにか再生させた代物で「やまぐち号」がどうこう言う前に私個人には思い出深いモデルです。

その過程で運転手の弟で山口の公安官をやっている星正人(二代目「刑事くん」)が登場して大活躍。
ラストでそのままゼロ課に編入してしまうというオチになりますが、ここまでの話の中で「どれだけ偶然が重なっているか」数えるだけでも楽しめたりします。
あの頃の刑事物はこの手の「偶然重積型」の展開が多かったのですが本作のそれは群を抜いています(笑)

それは置いておいて、本作では旧国鉄の当時の看板列車が毎回ひとつは登場しますし、「フレイトライナー強奪」なんて見るからに期待したくなる(実はまだ未見なのでこれから観ようと)話もあったりします。

聞く所では暮れにDVD−BOXも出るそうなので今回の放映を知らなかった向きも今からでも観る事はできそうですね。
光山鉄道管理局
HPです。

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posted by 光山市交通局 at 06:00| 岩手 ☁| Comment(4) | 映画・映像・小説など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちわです。

鉄道公安官、なつかしいドラマです。
と言っても、内容・出演者ともに何も覚えていません(笑)
でも、このサーカスの歌った「ホームタウン急行」とOPだけは記憶にあります。
いや、ホームタウン急行を聞くと、そのOPを思い出すというくらいのトラウマになっています(^-^;
不思議です(爆)
でもそのOPシーンとそこに流れるこの歌は非常に印象的だったという事でしょう(^^)
Posted by がおう☆ at 2016年10月25日 14:59
>がおう☆さん

 この番組は私の所では放映されていなかったドラマなので旧作なのに新作気分で観られたという不思議な感覚のドラマでした。

 「ホームタウン急行」名曲ですが当時はA面の「アメリカンフィーリング」の方がメジャーだったらしく、家内はじめ大半のユーザーがそっち目当てでレコードを買っていたそうで(笑)

 因みにこのC57の回からOPの曲が変更され如何にも刑事物みたいなテーマ曲(でも画面は一切変更なし)になり「ホームタウン急行」はEDに行ってしまいました。

 
Posted by 光山市交通局 at 2016年10月25日 22:13
FCブログ「ホビーのごった煮」では何度か書き込んでいますが、こちらのブログには初めて書き込みます。

「鉄道公安官」はずーっと昔に再放送があったのを覚えていますが、ホームタウン急行のメロディはうっすらと記憶にありますね。

鉄道公安官といえば、以前動画サイトで見た「ちびっこ大捜査線」という鉄道マニアの少年が友達とともに新幹線にただ乗りして大井川鉄道のかわねじ号に乗るというエピソードを見ましたが、何かの場面で鉄道マニアの少年の家にプラレールがあったのを覚えています。

「山口線・SL大追跡」というタイトルからして、鉄道公安官のオンエアと同時期にSLやまぐち号が誕生したのでそれを絡めたネタでは?と思いながら読みましたが、同じ東映制作の「銀河鉄道999」のアニメスペシャルのオープニングでは「C57-1を999号に見立てた映像」が使われているそうで、やまぐち号の運行開始と同時期に撮影されたのではないか?と感じました。

SLやまぐち号というと、僕の中では草野唯雄さんの小説「山口線貴婦人号」という小説を思い出しますが、トンネルに入ろうとしたやまぐち号を撮ろうとした撮り鉄のタクシー運転手が転落死した殺人事件にやまぐち号がどう絡んでくるのか想像しながら読みました。
Posted by 時間ですよ、しんこちゃんたびたび at 2017年09月16日 18:26
>時間ですよ、しんこちゃんたびたびさん

 お久しぶりです。

 題材が題材でブルトレブームがそこそこ重なっていたせいか、子供がキーワードになる話が多かったですね。そういえば「七人の刑事」のブルトレネタもそうでした(笑)

>「銀河鉄道999」のアニメスペシャルのオープニング〜
 このOPは東映ビデオのTVアニメ主題歌集のDVDで見る事ができます。

 これの何が凄いって、C57のテンダーに「999号のロゴが実写合成アニメで表現されている」ところです!特撮としてもかなり手間のかかる表現ですが(移動する列車に合成したロゴがずれないように一コマ一コマ重ね描きしなければならない)そこまでするよりC57に999号のポスターでも貼って撮影した方がよほど楽だったのでは?とか余計な心配をしたくなる怪作です。

 実際の999号(劇場公開当時に設定されたミステリー列車)はEF65が牽引する12系客車でしたが(笑)

 ブルトレついでに当時の「ゲームセンターあらし」でも「あらし号」というゲーセン内蔵のブルトレミステリー列車が登場する話があります。
 原作とアニメでは若干話が違いますが、原作では「後補機にEF65が繫がった、つまり両端に機関車が付いている」珍妙なブルトレでした。

 
Posted by 光山市交通局 at 2017年09月16日 22:04
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