2017年01月24日

ドックサイダー小型蒸機のはなし

 先日中古を見つけた骨董モデルのはなし。

DSCN7549.jpg
 トミーナインスケールからもかつて出ていたBACHMANNのドックサイダータイプBタンク。
 これの同形は以前にも入線させていたのですが今回の物はロッド類が「フルワーキングバルブ」されたかなり古い仕様です。
 (ドックサイダー自体は車体は当時のまま今でも見かけますがロッド類はこの頃よりも簡略化されています)
DSCN7546.jpg
 古いだけあって片側のロッドの一部が欠落しており試走ではそこが引っ掛かって当初はまともに走りませんでした。
 コレクションと称して死蔵させる気はさらさらないので走行に支障ない範囲でロッドの一部を外さざるを得ませんでした。
 相当に古いモデルであることを考え合わせると走行性はまあ、年式相応という所でしょう。決して「クリーム」ではありません。

DSCN7545.jpg
 ですがモデルとしてみた場合50年近く前のモデルとは思えない位にロッド周りの精密さが凄い。
 無事だった反対側(日本型でいう「非公式側」)のロッドのアクションを見るとあまりの物々しさに圧倒されます。
 あまりにロッド周りが複雑すぎてかなり横幅を取っているのでレイアウト上では「建築限界が心配になる」くらいです(笑)

 とはいうものの、TOMIX以前のナインスケールでは米国型車両の発売当初から日本型の貨車が出て以降もKSKタイプCタンクが出るまでラインナップの主力を成していたロコでした。
 なにしろセット販売で「日本型貨車を引っ張っているセット」なんてのまであった位ですし、71年当時はTMS誌上でもフライッシュマンやミニトリックスのT3に伍して高評価を得ていたロコでもあります。
 ですから当時のドックサイダーを(好き嫌い、車両の趣味性は置いておいても)レイアウト上で活躍させていたNゲージャーは結構多かったのではないかと推測されます。


 あの頃は日本型の車輛も建物もラインナップが不十分でしたから「線路があって車輛が走れば鉄道である」という程度のポリシーでレイアウトを作らざるを得ずかなり国際色豊かな線路上になっているケースが多かったですから。
 このドックサイダーの最初のユーザーも(足回りのくたびれ具合から考えても)かなりこれを使い込んでいたようです。
光山鉄道管理局
 HPです。

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posted by 光山市交通局 at 06:00| 岩手 ☀| Comment(3) | 車両・蒸気機関車 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ドックサイダーって作りやすいらしく、HO級ですら入門機として戦前から販売されており、あのジョン・アレン氏も一号機がドックサイダー(HOスケール)だったとか…

ちなみに実機について自分もよく知らなかったのですが、TMS90年1月号のミキストに図面(米国の雑誌MR原図を基に画いた図だとか)が乗っていました。
・全長(連結器の端から反対の端)=29フィート1インチ
・動輪径=直径48インチ(ちなみにホイールベースは7フィート)
・全高(煙突先端)=14フィート2と3/8インチ
・ボイラ中心高さ=7フィート10インチ

…全長約8.9m、動輪径約1.2mでホイールベース約2.1m、全高約4.3m(?)、ボイラ中心約2.3m…米国の車両限界でも高すぎないか?
(しかし1/87という雑誌の上にHOの人形を置いてみるとドアにぴたりと合う)
もし本当にこの数値なら、バックマンのあれが大きいのはオーバースケールではなく実物がそうだったということになるんですが…
Posted by レサレサ at 2017年01月25日 00:00
>レサレサさん

 ドックサイダーはアメリカ型蒸機の定番モデルらしいですが、他の大型蒸機に比べれば確かにかわいらしく見えるのでしょう。
 ただ、日本やドイツの小型機に比べるとボイラ周りの太さのせいかずんぐりしたプロポーションがいろんな意味で個性的に見えるのも確かです。

 当時のTOMYみたいにこれに日本型二軸貨車を牽かせるとなるとカタログの写真を見ても違和感バリバリに見えはしますが(笑)

 全長に比べるとホイールベースが異様なほど短いので意外なほど小回りが効くのはこのロコの美点です。
Posted by 光山市交通局 at 2017年01月26日 23:33
いまさらながら前回の書き込みの補足。

TMSの記事ですが次の号に実機の写真があり、ロッド類はこの複雑なので正しいそうです。
ちなみに高すぎるんじゃないかといった車高は、こっちの号にあった図面だとテンダーつきに改造機が14フィート1インチになっていてやはり4m以上の高さのようです。
(ちなみにテンダーのホイールベースが12フィート、台車1つ1つが5フィート)

・・・結論から申し上げます。
「ドックサイダーは1/160スケールモデルでも、日本NゲージC62(車高3980o)より背が高い」
(バックマンのは適正かどうかわかりませんが)
Posted by レサレサ at 2017年01月30日 00:08
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