2019年04月19日

ナローゲージ80の蒸気機関車

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今年の上半期はやたらに新車の増備が多いです。

 TOMIXの四季島、KATOのE353、鉄コレ28弾と大物が集中した上に自分のくじ運の悪さからトレーラーコレクションとNewDaysの鉄コレを実質箱買い同然で買ってしまったのが大きな要因ですが、今回のは新車攻勢のトドメのアイテムとなりました。
本当に財布がすっからかんです(涙)
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 今回の入線は鉄コレナローゲージ80の蒸気機関車トータルセット。
 かねて待望されたナローの蒸機のリリースです。

 製品は黒と緑色の2タイプが出ており大概のユーザーは黒を選択している様ですが、私は敢えて緑を選択しました。アーノルドの「緑のT2蒸気」の印象に釣られたせいもあります(笑)

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 さて今回のセットの特徴のひとつは鉄コレとしては恐らく初めての「動力と走行パーツが同梱」という点。
しかも動力は鉄コレオリジナルではなくTOMIXのパーシー用(と言いますか「週刊SL鉄道模型」の購読者プレゼントの「B10用」でもあります)の動力なのも異色です。
(なので動力のパッケージは「TOMIX」のそれです)

 これに別パーツのボディかぶせる事で即走行可能となります。ペアを組む貨車の方も走行化パーツが付属しており抜かりはありません

 走りっぷりはB10そのまんまの実用上問題ない走り。B10ではやや物足りなく感じるスローもスケールが倍近いナローサイズならぎりぎりリアルに走れます。
私の持っている宮沢模型の16番Bタンクだとキャブの中一杯にモーターが占領していましたが、今回のモデルはNの動力を転用しているメリットでキャブの向こう側もしっかりと透けて見えます。
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 ボディと足回りのバランスにやや不満がありますが、何よりナローの蒸気機関車が、手軽に入手できる様になったのですから凄い話です。

 個人的の思うのですがこの動力ユニットだけでもばら売りしてくれれば、思い思いにオリジナルの車体を架装してオリジナルの蒸機を作れる様になるので有難いですが(もちろんナローで)
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ところで、今さっき気がついたのですが「この機関車、どこに石炭(もしくは薪)を積んでいるのでしょうか?」
(実車では炭庫のないタンク機が結構ありますが、素人丸出しの疑問で済みません汗)

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2019年03月20日

エンドウのチ1000

 今回紹介するのは今年最初の16番モデル。
 と言っても自慢できるほどではない昔のモデルの中古です。先日近場の中古ショップで見つけた貨車ですが。
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 エンドウのチ1000がそれです。
 実はここの貨車はこれまでにも白いワム80000などを入線させていますが従来のブラス系貨車はKATO、あるいは当のエンドウのキットも含めたプラ製品に比べてモールドの甘さが目立ち(プレス一発で一部ディテールまで表現しなければならない金属製のハンデもありますが)店頭で見かけても最近はあえて手を出さない事も多かったものです。
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 今回のチ1000は実質シャシに車輪がついたレベルの構造ですから上記のハンデはごく少ない上に、積荷の丸太に本物の木を使っているのでリアリティは満点。この質感の良さはエンドウでも1、2を争うと思います。
(同じ様な構造でありながらNのチ1タイプが、見るからにおもちゃくさいプラパーツの丸太を使って萎えさせているのとは対照的。少なくとも16番の矜持は感じますw)それらを銅線を捩ったワイヤーで括り付けているという、量産品でありながらどこか手作り感漂う作りに温かみすら感じます。
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 何よりオムニバス編成を組ませた時のアクセントとしてかなりいい味を出す貨車だと思うので、運転が楽しみになるという人徳のある貨車ではないかとと思います。次回までにカプラーを変えておかないと(笑)
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2018年06月27日

鉄コレ猫屋線キハ7・ホハフ20

 実を言いますと先日出た鉄コレナローの新製品のキハ7、発売日を勘違いしていたせいで予約をしそびれてしまっていました。
 それに気が付いたのは発売日の後。文字通り後の祭り(汗)
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 ネット界隈を調べてみたら場所によってはほぼ瞬殺に近い勢いで売れたらしく、あちこちで売り切れの声を聴かされました。
 これはもうだめだろうと半ばあきらめていたのですが、先日の上京の折、銀座の時計屋さんを覗いたら「ありましたありました」


 売り切れの情報は大概値引きのある量販店の場合であって、都内でも定価販売している店だったら意外に残っている様です。
 尤も私の場合同じ店のポイントが溜まっていたのでそれを使う形で3割引き程度の出費で済ませましたが。
 何事もあきらめないものですね(笑)


 今回のモデルの特徴は何と言っても前後のバスケット。
 いかにも軽便の車両と言う趣を感じさせてくれます。
 マルーンとアイボリーのツートンもそこそこクラシカルな落ち着きがありますし。
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 そしてやはり猫屋線と来るとどうしても屋外撮影をやりたくなります。
 早速キハ7を庭先に引っ張り出しました。
 背景がもろに雑草ですがそこはご勘弁を。
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 今回も思いますがこのモデルも吊るしで使うのは様になりません。
 ウェザリングと墨入れは必須でしょうね。

 余談ですがこの時計屋さんを後にして秋葉原の某メーカー直営ショップを覗いたら私が買ったのと同じモデルが「車輪交換、動力化済」のすぐ走れる状態で割安価格で並んでいたのに驚きました。

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2018年02月07日

とある不動のジャンクモデル

 今回はある意味恥さらしな内容ですが、ジャンクばっかり漁っているとこういう事もあるというはなしです。
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 先日とある中古屋で見つけたHOのジャンクモデル。
 ROCOの電気機関車ですがクロコダイルタイプの雰囲気がなかなかよかったので買ってみようかと思いました。
 まあ、他店に比べて異様なほど格安だったのも事実ですが。
 因みにこの店はエバグリなんかと違ってジャンクの試走をさせてくれないところなので購入自体が一種の賭けとなります。

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 これまでの経験上、この種のジャンクモデルは走行系の問題というとモーターがいかれているか、ギアのかみ合わせが悪いかのどちらかである事が多いものです。
 前者だとモーターの交換が必須なので手間とコストがバカになりません。ただ外国型、それもHOではこうしたトラブルはごく少ないものです。後者だったらギアのかみ合わせの微調整でどうにかなる事も多いので購入を決断してしまいました。


 帰宅後、線路に載せて通電。
 モーターは回りましたしライトも点灯したのでやはりこれは走行系のトラブルと思い分解してみました。
 ただ、「モーターが何の抵抗もなく空回りしている点に不安を覚えましたが。

 モーターは確かに回転していましたがモーターとギアを結ぶベルトが固着してギアに伝達できていないことが判明。
 ベルトドライブの動力車は外国型のモデルにちょくちょくあるタイプですが、本来ある程度弾力性がある筈のベルトががちがちになっているので走る訳がありません。
 おそらく同じタイプのベルトに交換すればある程度はどうにかなりそうですが、以前のC50 のチューブの件でも明らかなように現住地ではこの種のパーツの入手が絶望的なので、ネットで探すか上京でもして当たってみるかくらいしか手が打てません。
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 もっともモデル自体の雰囲気はなかなかなので当面は戸棚の飾り物として機能はしてくれそうですが。

 いずれにしろじっくり腰を据えてレストアするつもりです。

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2017年12月19日

鉄コレの猫屋線・ウェザリングしてみる(汗)

先日紹介した鉄コレの猫屋線ナローの機関車。

かねて書いていた様にこの手の機関車や貨車がピカピカというのはどうにもしっくりきません。
折角トミーテックがナローの普及に挑戦したモデルなのですからいじれるものなら弄り回したい。上手い下手は置いておいてもウェザリングと墨入れくらいはやりたいものです。

というわけで先日、かねて懸案の墨入れとウェザリングをやって見ました。

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先日ホビセンで入手した墨入れ用のガンダムマーカーとPebeoの墨入れマーカーの出番です。ガンダムマーカーの方は原色に近い成形色の素材にはちょうどいい薄さと思いますがこのモデルではややあっさりしすぎの感じもあります。Pebeoの方はかなり濃い目なのでラジエーターグリルなどの大きめのスリットへの色差しには好適に感じました。
色のはみ出しはエナメル溶剤で拭き取りどうにか見られる様にし、ガンダムマーカーは主に側面の扉の色差しなどに使い分けました。

ウェザリングはタミヤのウェザリングマスターを使用、主に錆色とサンドカラーを重ねたり使い分けました。特に足回りはウェザリングするとしないとでは大きく印象が変わる様です。
これまでウェザリングマスターは主にレイアウトの建物類に使ってきましたが、車両に使うのはあまりやってきませんでした。今回のナローモデルでようやく本領が発揮できた気がします。

汚れっぷりがやや強めになってしまいましたが、同様の処理は貨車にも試行。
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写真撮影ですが、この種のモデルは屋外撮影が似合うと思い、久しぶりに庭先にモデルを持ち出して見ました。部屋の中では薄汚れた印象しかなかったのですが自然光の中、庭先に出してみると程よい感じがします(自画自賛)

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2017年12月17日

今月の新車から・猫屋線のBタイプ機関車

 12月の新車から
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 昨年の今頃に第一弾が出て1年ほどの間に急速にラインアップを充実させている「鉄道コレクション・猫屋線シリーズ」ですが第3弾のアイテムは待望のB型機関車と客車、貨車の組み合わせ2セットです。
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 これまでは同一モデルの色替えの組み合わせだったのに今回は機関車の形状違いが2タイプというのが凄い!
L字型ボディと凸型ボディはどちらもかねて欲しかった待望のリリース!
 どちらにするか迷う余地などなく「どちらも買え!!」と迫ってくるラインナップです。
 特に凸型はシリーズ随一の味のあるデザインがグッド。
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 貨車はト、ワフの2タイプですがどちらもボギー車。昔風に言うなら「ムキ」とでもいいましょうか。
 客車の方は正直味も素っ気もなさ過ぎて今ひとつでした。第二弾に出ていたデッキ付き客車と組み合わせた方がこの機関車には似合う気がします。

 前にも書きましたが、ナローのモデルは下ろしたてのピカピカではなんだか様になりません。最低墨入れは必須。ウェザリング推奨と言えましょう(とか言いつつこれまでのモデルでまだやっていないのですが)
 先日の秋葉行きで買った墨入れ用のガンダムマーカー(何故かホビセンで入手w)の初仕事がこれになりそうです。

 動力は一昨年リリースの二軸専用動力をコンバートするのですがこれも今はお預けです。
 実はこの動力も予約していたのですが手違いで1両分しか入手できていません。
 ただ、この場合動力の規格が同じなのでひとつの動力を気分に合わせて使いまわすというのも軽便の模型らしくていいのかもしれません。

 「ボックスとコックス」(二人の人物が一人用の部屋を昼夜交互に使いまわすはなし)という喜劇を思い出させる展開ではあります(笑)

 それにしても4年ほど前から中断している16番セクション、猫屋線を組み合わせる形で何とか形にしたいものです。

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2017年10月14日

16番プラ製スハ44系のはなし

今年初の16番モデル(ナローを除く)のはなしから。
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懐加減の都合もあるのですが、うちの場合16番のモデルの殆どが「安いか、ちょっと変わっているか、あるいはその両方か」と言う理由で買われる事が多いです。
殊に客車や貨車などは正直自慢できるようなラインナップではありません。


トミーHOスケールの12系とかエンドウ辺りの大昔のワム8とか、まあそんなのばかりと思って頂けるといいかと。

今回入線したのも安さが決め手なのですが、物が「青大将のスハ44系」なのでスペシャル感はそこそこあります。

この間とある中古屋で見つけたのですが完成品の客車にしては異様なほどの安さだったので店員さんに聞いてみたら
「中村精密のプラキットのキットメイク品」らしいとの由。
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そういえば昭和50年代初め頃にそんなのが出ていたのを思い出しましたが、あそこのは10系客車のイメージが強かったのでよもやスハ44系がと少し意外でした。
手に取ってみると確かにプラの質感ですし、屋根上の縮緬表現もブラスモデルよりもモールドがきつめです。

これで1両2000円弱と言うのは確かに安かったので飛びついてしまったのですが、青大将だけに中間カプラーがドローバーだったのには往生します。
つまり中間のスハ44だけだと手持ちの機関車につなげられない。
結局、編成端部にケーディを装備したスハフを2両掘り出し3連編成で購入しました。
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16番の客車も、ブラスの細密モデルはかなり細密感が強いですが、このモデルの場合ディテーリングよりもシル、ヘッダ周りのシャープな造形で点数を稼いでいる印象です。
屋根上の縮緬表現がきつ目なのが気になると言えば言えますが、悪くはありません。
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 ただ、側面と妻面の間の隙間はちょっと気になりますが修正できるかどうかはこれからチェックです。

それを除けばウェイトもそこそこ効いていて16番の客車としては十分使える部類です。
暇ができたらC52かED75にでも牽かせてみようかと思います。
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2017年07月26日

ナローゲージ80 キハ11白帯塗装とホハ1新塗装

 先日のグランシップのイベントでナロー系の展示を見ていた時に気づいた事。
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 「あっ!鉄コレ猫屋線のホハがもう出ていたのか!」
 そう気づいた時にはすでに遅し。
 現住地のショップはもとより上京の折に秋葉や新宿を廻っても既に第二弾は売り切れになっていました。
 (そのくせ第一弾はどこでも売れ残りがあるのが妙に腹立たしく感じられたりしてw)
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 そんな訳で新車を入手する事はもうできないと思っていました。

 ところがこの間静岡に出張った時に駅のショップを覗いてみたら第2弾が一つだけ残っているのを発見!
 私にとっては嬉しいサプライズとなりました。しかも価格は東京の量販店より微妙に安かったですし。

 今年の初めに紹介した第1弾ですが、今にして思えば「鉄コレでナローが出た!」という驚きと嬉しさばかりが先行して余り冷静に評価していなかった気がします。

 あれから専門誌やらネットなどの評判を見ても「ナローにしては味も素っ気もない造形」とか「デザインに面白みがない」とかの評価が意外に多く「言われてみれば確かにそうか」という気になってしまったりします。
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 今回の第二弾はその点に意を尽くしたのか、デッキ付きのダブルルーフ客車(ある意味「軽便鉄道の客車」のイメージに忠実といえます)をリリースして来ました。
 これを牽引するのはレールバス風の気動車なのは第一弾と同じなのですが、いわゆる湘南顔で前回よりはメリハリのある造形で割合好感が持てます。
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 何よりも白帯付き旧塗装が個人的に好きなカラーリングだったのも有難いですし。

 また、今回のモデルではダミーとして軽便鉄道の定番「朝顔型カプラー」が付いているのが嬉しい。しかも予備が二個ついているので単行に使ったりするばかりでなく自作や改造にも使えそうです。

 第一弾の時も思いましたが、ナローの車輛にノスタルジーを感じるなら最低でもウェザリングは必須と思います。
 もちろんできれば、それらしいシーナリィの付いた線路に乗せてみたいところです。
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2017年01月08日

鉄道コレクションのナロー・「猫屋線 キハ1・ホハフ50形」

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 今年最初の平日休は、子供の冬休みと重なった事もあったので秋葉原と中野に繰り出しました(爆)
 先日始まった某アニメで「一大脱衣大会」の舞台と化していた秋葉原ですが、現実はむしろいつもより長閑な位で割合ゆったりと買い物ができました。
(初売りの時はどうだったのでしょうか)
 ショップを覗くと「鉄道模型の福袋の群れ」に季節を感じますが流石に高すぎて手が出せず。

 そこで購入したのは11月に出ていながら私が気づかないまま年を越していたという鉄コレの新車です。
 尤もこれとて、昨年来たまりにたまっていた某カメラ屋さんのポイントをフルに使ったのですが・・・
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 「鉄道コレクション・ナローゲージ80猫屋線キハ1・ホハフ50形」の2両組。
 鉄コレ10周年の新境地開拓と言う感じの野心作と思いますが、発売から2カ月近く経っているのに結構売れ残っていました。これは動力ユニットも同様で「もう買えないんじゃないのか?」と思っていた私は肩透かしを食った感じです。

 プロトタイプが存在しないフリーである事、そして何より一般レベルでナローの認知度が低い事がその要因かもしれません。
 ですが、私にとっては「初めての16番スケールの軽便鉄道」で何か新しい事に挑戦すべき新年に買う最初の新車にはふさわしい気がします(なお、NのナローであればZゲージの線路を使う下津井電鉄の電車をやっています)
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 パッケージから出すとやはり16番スケール。軽便ゆえの小型車な筈なのにエンドウのキハ02辺りより大きい感じすらします。客車の方もカラーリング以外は共通点がない造形で軽便の編成にありがちな独特のちぐはぐ感が逆に呑気と言うか長閑さを感じさせます。プラの成形色そのまんまに見える車体ですがここはウェザリングをしてやると結構映えるのではないでしょうか。

 動力はNの鉄コレの17M級を使用。性能には定評のあるユニットだけに走行性自体は特にいつもと違いません。ただ、軽便特有のフォルムとマッスはNに比べると迫力すら感じますしスロー(これでもNだったら時速40〜60キロに相当しますが)を効かせながら140Rのミニカーブを走る様はなかなか心地よいです。
 外観で言うと少し腰高感があるのが惜しいですが。

 ところでこのモデルの初運転はミニSLレイアウトの棚幡線の上でした。
 言うまでもなくスケールは150分の1のNスケール。普通に考えたらナローとはいえHOスケールの車両は違和感があると思うのが自然です。

 ところがNのシーナリィの中に持ち込まれたキハ1は意外なほどに違和感がありません。
 とくに運転台から見て手前側にキハ1が居ると程よい遠近感が感じられ却ってリアルにすら見えます。
 これは意外な拾い物でした。
DSCN7525.jpg
 こういう構図、実車の鉄道写真ではよく見られるものですが、レイアウト上でも異なるスケールの組み合わせでかなり遠近感を伴うリアリティが出せます。
 但し効果的なのはローアングルに限定されますが)

 この出来を考えるとこれが売れていないのが不思議な位です。軽便鉄道の魅力のひとつは「鉄道そのものの原点ともいえる素朴さ」にあると思うのですがそれを再認識させる上ではなかなかに好適なアイテムではないかと思います。
 この季節だったら炬燵の天板の上でぐるぐる回りさせても楽しそうですし、何かのシーナリィと組み合わせると更にリアルです。
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2016年07月30日

日本型HOゲージの50年の思い出から・クモハ40のはなし

 昭和39年版の「模型と工作 臨時増刊・鉄道模型ハンドブック」(技術出版)から50年前の16番モデル工作とそれ以降のNモデルの思い出を語るある意味支離滅裂な企画(汗)
 但し今回は諸般の事情(笑)でいつもと少し趣が変わります。


 何故なら今回紹介するモデルが「16番モデル」だからでそれもあってこちらのブログで先行公開させて頂こうかと思います。
 今回はクモハ40から。
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 両運転台で単行でも運転を楽しめると言うメリットもあってクモハ40は16番工作向けの素材としては好適と思いますが本書でもきちんと取り上げられています。
ただ、ハードボイルドと言いますか、他の工作記事で前振りに来る実車の解説とか作り手の意欲を刺激するような文句は一切なしでいきなり製作記事に入るところは上記のメリットの大きいモデルだけに少しもったいない気もします。

工作は例によってペーパー車体にバルサの屋根板の組み合わせ。
103系と違ってシルもヘッダもある上に車体のコーナー部を曲面処理する必要のある旧国なので1両だけでもなかなか作り応えのあるモデルと思います。ただ、当時は103系始め151系や153系等の新型電車が爆発的なペースで発表されファンの心を大いになびかせていた時期だけにクモハ40の様な旧国に関心が向きにくい所はあったのではないでしょうか。
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 そのクモハ40ですが私のところではNではなくKATOの16番と言う形で入線しています。
 これも記憶に間違いがなければKATOの16番では初の電車モデルだったと思います。

 恐らくクモハ40自体は他のメーカーからもブラスのモデルがいくつも出ていると思いますが、モデルとしてはそれほど注目度の高い機種ではありません。
 それを敢えてKATOがプラで出したという事は単行でも運転できるメリットを重視した結果ではないかと思います(同様の印象は同じ16番のTOMIXの高松事平電鉄5000でも感じますが)
1336632554.jpg
 ペーパーともブラスとも異なるプラ造形の旧国という事で素材の違いからくる印象の差は感じやすい気がしますが多少の肉厚感はあるにせよプラならではの細密感の高さは流石プラモデル大国日本の電車モデルと言った感じです。
 尤も、CADを駆使して設計されたと思しき造形には可愛げのなさを感じる向きもあるかもしれません。

 ですが縁側なんかでゆったりゆらゆらと走らせて楽しむ分にはとても楽しめるモデルなのも確かです。 
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2016年07月16日

トラムウェイのC12が入線する

 先日近所の中古ショップへ出かけた折、そこの16番の出物が異様なほど増えているのを見つけて驚きました。
 未組み立のピノチオのキットなんて現住地ではまずお目に掛かれない代物です。
 カツミやエンドウのモデルはもとより、最近では定番のKATO・TOMIXの16番モデルもいくつか出ておりました。
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 その時に私の目に付いたのはトラムウェイのC12。
 機関車系のモデルが少なかったので余計目に付いたものです。
 その時はそのまま見流していたのですが値段も手頃だったので少し気になっていました。
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 今日になって出直してみたらまだ残っていたので(その他諸般の事情もあるのですが)遂に財布を開いてしまいました。
 奥ではこれより安い落札額もあるのですが、秋葉辺りの中古ショップでは中々付かない値付けでしたし。

 最近のモデルだけにボディ周りの細密感は非常に高い物がある一方でナンバープレートのない(それどころか取り付けガイドすらなし)煙室扉は少し違和感があります。
 動力のギアの処理は見た目に少し安っぽさも感じますが、実際に試走させた範囲では最近の16番の水準内と思います。
DSCN6337.jpgDSCN6339.jpgDSCN6338.jpg
 ただ、唯一文句の付けどころなのがキャブの内部(笑)
 バックプレート真後ろの床上にでんと何かの回路が鎮座しているのが結構目立ちます。
 説明書によると一応「ライトのオンオフスイッチ」らしいですがボディの細密感が非常に高く、キャブ内もちゃんと向こうに抜けている(昔のNはキャブ内にモーターが詰まっているのが普通だったので尚更アドバンスです)だけに回路の無造作感とのギャップが凄いです。

 入線させたC12を先日同じ店で買ったガーダー橋の上を走らせ、あおりで覗きながらハイボールをちびちび飲る。
 この間書いた「飲みながら鉄道模型」の実践です(笑)
 模型とは言え、機関車はローアングルで見るのが一番様になります。
 しかもNよりスローの効く16番やHOの走りはこういう用途にぴったりです。
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 なるほど、これは酔えます。
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2016年06月06日

HOのハイスラー式ギアード蒸気機関車のはなし

この間のトレインフェスタの記事でラージスケールのハイスラー蒸機の話をした折に触れたHOモデルのはなしをば。
先日の上京の折に某時計店で入手した中古モデルです。
DSCN5637.jpg

これがハイスラー式蒸気機関車、リリプット製です。
「ハイスラー」と聞いて馴染みのない向きも多いと思いますが通常の機関車が動輪に対して並行にシリンダを配置しているのに対して急曲線の多い線区等で牽引力を稼ぎたい機関車に用いられる「ギアードロコ」の一種です。
こう書いてもまだわかりにくいですが(汗)
動輪を組み込んだ台車にロッドから直接動輪に伝達するのではなく、自動車と同じようにギアを介して動輪を駆動する形式と言えば少しはわかりやすいのではないかと。
DSCN5639.jpg
この種のものは一括して「ギアードロコ」と呼ばれる事が多く普通のファンでも知っていそうな物として「シェイギアードロコ」があります(因みにシェイもハイスラーも蒸気機関車の名前としては聞いていて不思議な語感ですが前者は考案者、後者はメーカーの名前から来ています)
シェイの場合は機関車の側面に直列二気筒又は3気筒のシリンダが並ぶのでかなり目立つ(ついでにギアも露出している)ので覚えやすいとはいえます。
DSCN5640.jpg
今回のハイスラー式は駆動用シャフトに対してシリンダが前から見てV字型に配置されているのが特徴。
蒸気機関車で「V型2気筒」なんて書けるのがこのロコの特色です(笑)

時計屋さんの中古棚でこのハイスラーが並んでいるのを見た時には衝動的に「欲しい!」とか思ってしまいました。
しかもお値段も最近のN蒸気の半額程度。
つい財布を開いてしまいました(あほですなあ)

さて、このハイスラーですがモデルとしては相当な年代物らしくはこのスポンジはボロボロに劣化。
説明書も紙が盛大に変色していたりするのですが、モデル自体はしっかりしている様で走行性にもこれと言った瑕疵は見られません。
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そしてこの「走り」がハイスラー最大の面白いところです。
実はこの機関車の伝達機構は16番の電車なんかでよく使われるMPギア駆動によく似ています。
MPギアの場合「床下でプロペラシャフトが回転する」という最近の電車では考えられない様な駆動なのですが、殊ハイスラーではこの駆動法はぴったりなのです。
モータから伸びたシャフトにクランクをモールドさせて上述のシリンダにつなげる形式は正にハイスラーそのもの。

試走させると床下でクランクシャフトが回転するのが見えてこれがなかなかに楽しいのです。
まあ、見ようによっては「FRの自動車の動力伝達モデル」に見えなくもないのですが(笑)
動画です

このハイスラー、HO以上のサイズのモデルで楽しめるモデルと言えます。
Nでもできない事はないでしょうがこの機関車は「真横かやや煽りぎみのローアングルで床下を覗きこむように駆動機構を眺めるのが一番楽しいから」です。
その意味ではまさにHO向けと言えましょう。
カプラーもケーディーなので手持ちの貨車は直ちにつなげられますし。
DSCN5642.jpg
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2016年05月10日

今月の16番・「エンドウのキハ02」のはなし

 先日入手した16番の中古モデルから。
DSCN5539.jpg
 物はエンドウのキハ02です。
 これは少なくとも昭和50年代頃まではエンドウの16番入門モデルの定番だったアイテムで「これ1両あれば鉄道が開業できる」と言う点でNゲージにおけるTOMIXのキハ02と並ぶ立ち位置を持つモデルです。
 
 あの頃の16番モデルの常で車体は金属製、動力は1軸駆動で「テツドウモケイ」の基本はきっちり押さえたものと言えます。
 同じようなステイタスとしては同じエンドウのB20がありますが両者に共通しているのは「一応スケールモデルである」点。
 他社のモデルが走行性重視の立場とは言え自由形のショーティ主体なのに対してかなり訴求力のある特徴となっていたと思います。
DSCN5541.jpg
(更に言うならこの2者は「あとからスケールモデルの増備が進んでもレイアウト、又はコレクションのマスコット的存在となるので余り邪魔にならない」という利点ももちます。

 このキハ02、私が16番を始めた頃から折があれば入手したいモデルだったのですがこれまで奥にしろ中古屋にしろ適当な値段のモデルになかなか当たらず何度か見逃してきたモデルであります。
 今回秋葉の某中古屋でやっとこさ出物を見つけたものですが、安いだけあってくたびれ具合も半端ありませんでした。
DSCN5540.jpg
 ボディは所々塗装の剥離がありましたし走行性も時々突っかかりがあります。
 とはいえ、この種の16番モデルは動力系のリペアや調整が比較的容易である事が多いので敢えて買ってみる値打ちはありそうに思えました。

 16番だけあって手に持つとずっしり重いですし、当時のNゲージ並みに車内はモータとウェイトがぎっしりと詰まっています。
 造形やディテーリングも今の目で見ると細密性がどうこう言えるレベルではないのですが、これ又あの頃の16番らしい朴訥さが感じられるのがこのモデルの人徳と言えます。

 これから追々調整やウェザリング等を試してみる積りです。
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2016年02月19日

天賞堂の16番ED75のはなし

 今回は久しぶりに16番モデルのはなしですが、最初は思い出ばなしから
DSCN9586.jpg
 2、3年ほど前の帰省のときのことです。
 故郷のとある古物屋の中で中古の16番モデルが並んでいるのを見つけました。
 その中でガラスケースに入ってひときわ目立つ扱いを受けていたのが「天賞堂の16番モデルのED75」でした。

 私が個人的にED75への思い入れがある事はこれまでにも度々触れていますが、その時も一瞬欲しくなったのは事実です。
 ですがそこのお値段と言うのが「1両10万円」
 見たところ昭和40年代〜50年代にかけて製造されたモデルの様だったのですが何としても割高感が強くその時は諦めざるを得ませんでした。
DSCN0506.jpg
 TOMIXの16番でもこれの半額以下ですが、後にそのTOMIXの75が中古で(中古ですから更に安い)手に入った時には「あのとき手を出さなくてよかった」と思ったものです。

 さて、先日の上京の折に休み時間を縫って某中古ショップに出向いたのですが、そこの品の中に「天賞堂のED75」があるのを見つけました。
 なんと値札には「1万円を更に割り込むバーゲン価格」が記されています。
 これには心底驚きました。

 一応専門店系のショップなので、ここまで安いのには何かあるのではないかと思い店員さんに尋ねてみると
 「動力が入ってないから」とこれまたシンプルな返事を頂きました。
DSCN9585.jpg
 この75、重連用のトレーラーだったらしいです。
 ですが外見上はまごう事無き「あの店にあった75そのもの」の造形ですからこれは食指が動きました。
 動力が無くてもTOMIXの75と組み合わせる事は可能(カプラーもケーディーでしたし)店頭で試走させて見ると台車の転がりもスムーズなものです。
 何よりTOMIXのNゲージHGモデル並みのお値段が魅力的でした。

 早速財布を開き持ち帰りました。
DSCN9588.jpg
 箱に書かれていた前ユーザーの筆跡からするとこの75は「1974年モデル」の様です。
 この年はTOMIXの前身である「トミーナインスケール」から初の日本型機関車としてED75がリリースされた年でもあります。
 ですから「トミーナインスケールのED75と同い年」という計算になります(笑)

 ですがそこはブラス細密モデルで鳴らした天賞堂。
 上述の現行TOMIXの16番ED75と並べて見ても細密度や造形では引けを取っていません。
 流石にHゴムに白が入っている辺りは時代の差を感じますがそれでも重連を組ませて困る様な外見上の差はありません。
 (但しやや天賞堂の方が腰が低いので幾分凸凹感がありますが)
DSCN9587.jpg
 何よりモータやギアが入っていないので「戸棚の飾り物」として使う分にも抵抗感が少ないのが有難い所です。
DSCN9589.jpg
 当レイアウトでは最大勢力を誇るED75ですが、まさか「16番が2両も入線する」事になるとは思いませんでした。何事も待って見るものです。

 ところでこの天賞堂ED75を弄っているうちにいくつか思う所があったのでそれについては追々書いていきたいと思います。

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2015年12月29日

エンドウの「ED66」

今回は16番のフリーモデルから。
DSCN8450.jpg
カツミかエンドウのED66。
16番機関車の中古としては異例の3500円で並んでおりました。
同じフリーでもEB10やアメリカ形のDBはもう少し高かったと思います。
DSCN8452.jpg
コンディションは16番のジャンクとしてもかなりいい方で普通のED電気として殆ど不満のない走りをしました。
勿論レストア作業も一切なしです。
DSCN8451.jpg
ライトも点灯しますし特に外見上の疵も見当たりません。
して見るとこのモデルが安かったのは純粋に不人気だったからかもしれません。

見ての通りこのモデルはEF66のボディを短縮してEDサイズに収めたものです。
同じメーカーからは更に切り詰めたEB66と言うのも出ていますがこちらはショーティとは言えプラレール的な可愛らしさがあります。

それに比べるとこのED66妙に可愛げがありません。
台車もEF66に準拠していますし、フリーにしては珍しく別パーツ化された避雷器があったり屋根上の引き通し線もきちんと表現されていてそこそこ細密感もあります。
ですが、それでもこのモデル模型とも玩具ともつかない割り切りの悪さの様なものを感じてしまいます。

恐らくディフォルメの中途半端さもその印象を強めているのではないでしょうか。

とまあ、通常のモデルと考えると悪口しか出てこない感じもするのですが、これを改造又はフリー化のベースと考えると逆に魅力的です。
EF66のED版と言う設定で独自のモディファイをして見るもよし、単に色の塗り替えだけでも色々やって見たくなる感じがします。

私などは名鉄レッドとか伊豆急カラーとかを試してみたいですが。
何しろ走りが良いのは分かっているのでその意味でも気が楽です。
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2015年11月06日

カツミのEB10をレストアしてみる

 先日紹介したカツミ模型店の16番「EB10」型機関車のその後です。
DSCN8449.jpg
 カラーリングは実車にはなかったと思う「金太郎塗装」ですがかつて工作ガイドブックの写真で見た様な「懐かしさ」と纏まりの良さが感じられて好きなモデルでした。
 コンディションははっきり言ってジャンク同然ですが、この手のモデルは耐久性は結構あるので走らせる様に調整するのは容易と見て購入しました。

 で、その帰りに天●堂で交換用のパンタやらカプラーやら買って帰ってきたのですが「交換パーツと車両本体がほぼ同額だった」所に如何にこのモデルが安かったかが伺われます。

 帰宅後さっそく調整に入りました。

 ですが線路に載せて通電しても反応なし。
 動力系にトラブルがあると少し厄介ですがこの手のモデルの場合モーターに致命的なトラブルが無ければ大概走りは復活できるのでばらして調整します。

 このモデルのモーターはシャシにねじ止めされていますがねじを緩めてモータのマウントを微調整してやると予想通り走り出しました。
 モータの焼ける匂いを漂わせながら意外と元気のいい走りを見せます。
DSCN8489.jpg

 見た目のプロポーションがほとんど同じなのにプラレールのそれとは明らかに走りの質感が違う辺り模型屋さんの矜持を見る思いがしました。

パンタグラフはエンドウ製の奴ですが電車用なので厳密にはこのロコに似合うかどうか。
 それでも元の奴がシューが欠落していた上に不自然に上に跳ね上がっていたので結構落ち着いた印象にすることはできました。
DSCN8490.jpg
 ベーカー式だったカプラーは変形がひどかったのとうちの貨車の大半がKATOカプラーなので片方をケーディーに交換しました。
 オリジナルにはあった前面の飾り帯は剥落していたので新たに貼り付けます。
 素材は「ジオコレの照明ユニットの遮光材だったアルミテープ。ナンバーがなかったので一続きに貼りましたがなんだか路線バスにでもありそうな印象に一変(笑)
DSC_0989.jpgDSC_0990.jpg
 とりあえず形としてはそこそこ落ち着きましたがボディの古ぼけっぷりはそのまんまです。

 こいつの活躍についてはいずれ改めて。
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2015年11月05日

カツミの「EB10形電気機関車」から

今回は16番フリーの機関車の話から
 この間も触れました「工作ガイドブック」から始まる話です。
SNShouo71IMG_3374.jpg

 私の持っているのは77年版ですが当時はNと16番ではラインアップの差が大きく車両カタログとしては16番のページの方が楽しめた時代でした。
 それらの中にはスケールモデルだけではなくいわゆる「フリー」と呼ばれる一連のショーティモデルもカラーで掲載されていて結構楽しませてもらいました。

 その中にはEF58やEF66を短縮したものもあったのですが中でもひときわ目を引いたのがEH10を短縮した「EB10」のモデルです。
 なかでもグレーとオレンジのツートンのそれの印象は鮮烈でした。

 昔のDLなんかでちらほら見かけたカラーリングですがEH10自体そうしたDLのデザインの系譜を受け継いだ機種なので余計似合って見えたのかもしれません。
DSC_1135.jpg
 上掲書でこれが紹介されているページ、よく見ると「形の違うEB10がふたつ載っています」が上のほうのがスケール機のEB10です(笑)

 まあ、それは置いておいて
 そんな懐かしのモデルが先日中野の中古屋の店頭にあったのは偶然とはいえ何か因縁めいたものを感じたものです。


 後述の理由もあってジャンク品同然のお値段だったので一もにもなく飛びついてしまいました。
DSCN8448.jpg
 コンディションはご覧の通り。
 年代相応にくたびれた感じです。模型と言うよりはアンティークタッチの玩具と捉えた方が良いかもしれません。

 ですがそれゆえに素朴な魅力も感じられるのも確かです。
 さてこれがジャンク並みに安かった理由はごく単純です。
 「走らないから」

 とはいえこれまでの経験から言ってこの手のモデルは動力系の構造がごく単純な事が多く、上手く行けばちょっとの調整で再び走行可能になる事が多いからです。
 最悪でもギアかモータの交換で済むだろうと思い購入を決断しました。
DSCN8449.jpg
 一歩間違えると銭失いになるかもしれませんが、これだけ朴訥なモデルだと単なる飾り物にしても悪くはないでしょう。
 (言い訳)
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2015年02月27日

111系横須賀色の誤算(汗)

 今回は16番モデルの失敗談から

 正直な話、安ければ何でも飛びつく物ではありません。
 中古モデルやジャンク品ばかり漁っているとこういう事もたまにはあるのですが今回は久しぶりにそれを実感しています。
DSCN6003.jpg
 物は近所の中古ショップで見つけたカツミの16番111系4連。
 M車込みで1万円ちょっとと言う値段につい釣られてしまいました。

 その時点では「T車の車輪がポロポロ外れる」位しか疵を見つけられませんでしたし、M車も一応走行可能だという事で掘り出し物を見つけた気分でいた物です。
 帰宅後台車枠を修正し、T車の車輪はどうにか換装しました。
 実際、M車の方もそこそこスムーズに走りましたし。

 ですが計算違いはここからでした。
 M車単独では確かに走るのですがT車を1両でもつなぐと電圧か容量の不足でまるで走らないのです。

DSCN8202.jpg
 パワーパックは以前紹介したTOMIXの通称「ミニコンポ」。
 DC出力で最大2Aはあるので本来なら余裕で走る筈なのですがこのモデルのM車は2個モータ仕様な上にT車は全て室内灯と前照灯を標準装備。
 それもLEDでない米粒電球を1両辺り4個以上装備しているのでN仕様やKATOスタンダード辺りのパックでは出力不足なようです。

 そういえば同じ2M仕様だった同じカツミのED70もKATOのパックでは「やっとこさ走る」と言うレベルでしたし。

 つまり昔の16番準拠の電圧と容量のパックでないとまともに走らない可能性が高そうです。
 まさかこのひと編成のために専用のパックは買えないので当分は飾り物になりそうです。
 全く腐ります。
DSCN6002.jpg

 肝心のモデルそのものですが、これが「絵に描いた様な70年代の16番模型」と言った感じです。
 造形は昔のグリ完の111系並み。ディテーリングなど無いに等しいレベルです。
 最近の細密志向のファンから見ればNゲージ以上にオモチャ臭いモデルと感じるのではないでしょうか。
 参考までにGMの最初の頃の111系の写真も出してみました。
DSCN8153.jpg
 少なくともディテーリングの点では大きな差がない事が分かります。

 とはいえ、サイズの大きさからくる迫力は腐っても16番。
 ブラス造形特有の肉薄なボディはNのブラスモデル同様に素材の質感を感じさせる部分です。
 少なくとも外見に関する限り個人的に不満は感じません。

 何より私の好みであるスカ色仕様というのはポイント高かったです。
 湘南色だったら多分買っていなかったでしょう。

 こんなのまで買わせたのですから恐るべしスカ色(笑)

 一昨年はHOモデルは中古のBR38だけでしたが今振り返ると昨年はEF58、ED75、DD13と結構な当たり年だった事に気付きます。
 どれもこれも「今時の16番ユーザー」が手を出さない代物ばかりでしたが(笑)
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2015年01月04日

意外なる「2014年最後の入線車」から

 元日入線で気を吐いたKATOのD51東北仕様ですが、実は昨年の最後の入線車にもサプライズがありました。

 これまでのブログでは鉄コレの第20弾が最後の入線と書きましたし、事実大晦日の夕方までは私もそう思っていたのですがまさかまだあとが出てくるとは(驚)
 それも16番のモデルです。
DSCN6234.jpg
 故郷で土産物を漁った帰り、故郷の行きつけの中古ショップを覗いて驚きのモデルを見つけました。
 天賞堂の16番キハ11標準色。もちろんM車です。

 16番のモデルが並んでいる事自体が田舎の中古屋では相当珍しいのですがしかも天賞堂製。
 おまけにお値段は先述したKATOのD51とほぼ同等ですからこのメーカーの中古としては信じ難い値段です(尤もそのわけは後に解りましたが)
DSCN6226.jpg
 キハ11ですから当然単行での運用は可能。
 短編成でスローの効いた走行を楽しむという私の16番のポリシーともぴったり合致します。

 驚きを押し隠しつつ(大袈裟)早速店員さんに物を出して貰い手に取ったのですが
 ショーウィンドウを向いた側は普通だったのですが裏返してみると足回り一帯に「スノーパウダーのウェザリング」が
 しかもその一部は車輪の踏面にまで侵食しています。
DSCN6229.jpg
 事によると不動品の可能性も出てきますが、動力側の台車はどうにか無事の様です。
 少しの間逡巡しましたが最悪の場合動力を差し替える事で対応できると判断して購入しました。

 帰宅後ドライバーなどでパウダーをこそげ落とした後、クリーニングして線路に載せます。
 最初は少しカタ付いたものの、ライト、室内灯を点灯させて走り出したのにはほっとします。

 走るとなればこれは結構な拾いモノです。

 天賞堂製らしく車体周りの造形には隙がありませんし、前面などは単純な縮小モデルと微妙に異なる表情を感じさせます(私がよくKATOの16番モデルに感じる様な「かっちりし過ぎて表情を感じにくい」ところが不思議と天賞堂にはありません)
 また、カラーリングも微妙な淡さがありこれも好印象です。
DSCN6223.jpg
 前ユーザーによるウェザリングはややしつこいくらいでこれが安価だった理由の一つと思いますが、それでも掘り出し物だったのには間違いないと思います。
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2014年09月23日

KATOの16番スハ43から

客車ネタのその3、今回は16番です。
DSC_0003.jpg
今回は16番の車両から。
DSC_0003.jpg

 先日中古ショップで見つけた物です。
 物はKATOのスハ43系客車。
 これまで16番の客車というと昔のNゲージのそれを巨大化させたような12系が3両あるっきりでイベント列車位しか組めなかったのでタイムリーな見つけものでした。
 スハ43系ならどうにかこうにかC52とかED70にも合いますし。

 値段は同じKATOのNゲージ客車と殆ど同額程度です。
DSC_0005.jpg
 とは言う物のいざ実際に箱から出してみるとこれまた「KATOのNゲージのスハ43を巨大化させたような」印象になっている所が面白いです。
 もちろん16番ですからディテーリングはNのそれとは比較になりませんし、特に台車周りの精密感は流石は16番。
 おまけに別パーツで「開きかけの窓」まで付属している親切さです。

 ですが全体の造形の印象が妙にカチッとしているところはNゲージのKATO製品のそれを思わせます。
 前のTOMYの12系はNゲージの12系(香港製)をそっくり拡大したまんまでしたが、こちらは「16番相当の細密感を出していながらNのKATO製品に近いポリシーでモデル化されている」という点で異なります。
 その意味では先日紹介したC56なんかに近いかもしれません。最もあちらは先に16番が出てからNがリリースされているのですが。
DSC_0004.jpg
 台車の転がりの良さは無類。この点では一部の16番専業メーカーよりも良好な感じです。

 いずれにしても最近増備著しい(それでいて安物ばかりですが)16番&HOの機関車の良いパートナーとなりそうです。
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2014年08月19日

16番のTOMIX ED75

 今回は16番ネタです。
DSCN0506.jpg
 これまた中古ですがTOMIXのED75の出物がありました。
 天賞堂とかカツミ辺りのブラス電機に比べれば安いとはいえ、16番ともなれば結構な値段となる筈ですがこれはNの新車の75の2両分程度。
 なので中古の16番の機関車としてはかなり安価な部類です。

DSCN0507.jpg
 以前のKATOのC56の時がそうだったように「後付けパーツが殆ど取りつけ済み」だった事(つまり「手垢が付いている」)のが安価だった理由の様でした。
 とはいえ普段16番の後付けパーツの組み込みではN以上に死ぬ思いを繰り返している身としてはかなり有難いのですが。

 加えて私の現住地では実車のED75自体が居ませんので「地元での馴染みのなさ」という物も安さにつながった気もします。
DSCN0509.jpg

 こちらのED75、TOMIXのNゲージ仕様と比べるとバージョンアップ感が著しいのに驚かされます。
 この辺はKATOのそれに比べると特徴的な所と思います。


 ディテーリングはもちろんですが、全体の印象として機関車特有のマッス感、重厚感がNのそれよりも強く感じられ「ああ、16番のモデルを買ったんだ」という満足感が感じられるのです。
 同じ細密モデルでありながらKATOの16番機関車が(良い意味ですが)巨大化した細密Nモデルと言った趣の華奢さを感じさせるのとは異なる感覚でした。

 この印象を言葉で表現するのは非常に難しいです。

 モデルとしての印象把握も(特に前面窓の大きさの比率)は一部の16番メーカーのブラスモデルのそれよりも良好でした。
 付属パーツも新品の時点ではかなり豊富だったようでこれを見ていると「これ、全部自分で取り付けられただろうか」と不安になる位です。
 KATOのDD51なんかですらこれの半分位のパーツなのにかなり手こずりましたから(汗)

 ただ、軟質プラを使った手すり類は随所で曲がりを生じているので少し損をしているのも確かです。
 事によるとここは真鍮線か燐青銅線に買えた方がすっきりしそうな気もします。

 さて、肝心の走行性。
 一つ気になったのは台車枠の部分が実車に準拠する形で「首を振らない」構造なので急カーブのクリアに不安を感じる事でした。実際には700R程度のカーブではどうという事のないレベルでしたし、動力性能はスローのスムーズさはまったく16番サイズならではの美点な上にどことなくパワフルさすら感じさせる走りの質感を誇ります。

 おまけにこのED75は「機関士のフィギュアまで付いている」という驚異の親切設計(爆)
 この辺はNとの差別化が微妙にずれている気もします。
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2014年06月17日

16番のDD13のはなし



 先日の秋葉行きの収穫から
 今回は久しぶりの16番モデルの話です。

 最近秋葉等の中古ショップを覗くとKATOのDE10の出物によく当たります。
 大体1万円前後の値段で入手できますから16番の機関車の中では相当にリーズナブルな部類でしょう。
 又、機種的にも客貨両方に対応でき使いでのある機関車と言えます。
 事実初めて16番をやろうという向きには個人的にかなりお勧めできる機種です。


 ・・・などと書いてきましたが、今回の入線車はDE10ではありません。
 私個人的にはDE10でもまだ大袈裟な感じがしていてもう少し小型の機関車で良いのが欲しいというのが正直なところでした。
 この辺は16番やHOといえども走らせて楽しみたいという意図が多分にあるのですが。
DSCN0162.jpg
 その意味で欲しかったのはDD13でした。
 これにはもうひとつ、C58やC54などといった現役の国鉄型蒸気と並べても違和感が少ないというメリットもあります。
 ですがこれまで中古といえどもDD13の出物と言うのは玉数が少ない上にちゃんとした物はそれなりに高価なのが玉にきずです。


 そんな訳で秋葉等へ出向くたびにDD13を探し回るというのがここ2年位の日課になっておりました(笑)
 そしてやっと先日見つけたのがこのモデルです。

 1975年頃にリリースされたマイクロキャストの1次型DD13です。
DSCN0160.jpg
 これは16番機関車がまだまだブラス主体だった時期にコストダウンによる普及を目指して出された物です。
 車体は当時は珍しかったプラ成形構造。又動力ユニットも既存の輸出用機関車のそれを流用と当時としては可能な限りのコスト軽減策を用いています。
 但しそのしわ寄せもそれなりにあって動力が流用品な為に実車よりやや間延びした車体になっている事、プラ造形のノウハウがまだ十分でなかったために当時としては相当に彫りの深い、悪く言えばどぎつい印象のボンネット周りになってしまっているなどの問題もあります。

DSCN0159.jpg
 全体的に欧州メーカーの昔の機関車っぽい、あるいはダイヤペットのダイカストミニカーをそっくり鉄道模型にしたと言った趣ではあります。
 ナインスケールのDD13をそっくり大きくした感じと言うのもあながち外れではないでしょう。
 とはいえ、値段はリーズナブル(何しろ40年近く前のモデルですし)な上に走行性も悪くなく私の狙っていた条件にはぴたりでした。

 色は経年変化でそこそこくすんでいますがそれでも良く言えば古参機っぽい感じです。
 ただカプラーがベーカー型だったのだけは頂けなかったのでその足で天賞堂へ出向きケーディーカプラーを購入、帰宅後さっそく付け替えました。

DSCN0158.jpg
 このDD13、飾り物にするよりバンバン走らせて楽しみたい所です。

 それにしても16番の中古は田舎よりも都会のショップの方が買いやすくて有難いです。
 これまで私の買った中古HOモデルの9割方は首都圏のショップの購入ですし。
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2014年03月03日

「トミー製HOのEF58」のはなし

 先日入手の骨董品。

 今年最初に入線した16番モデルですが昨年はHOが1両入線したきりですので事によるとこれが今年最初で最後かもしれません(汗)
 TOMIXのEF58、茶色です。


 厳密には「TOMIX」ではなく「TOMY HOスケール」ですが。
 写真を見ると一見して30年前のNゲージモデルの様にも見えますが、実はこれは37年前にトミーが初めて出したプラ製16番のモデルです。
 昨年、同じトミーのHO版12系が入線していますが本来はこのEF58と組み合わせるモデルでした。
 当時の定価は5500円。同時期のKATOのNゲージのEF65が3500円だったのを考えると如何に安価だったかがわかります。

 先に「30年前のNゲージの様」と書きましたが実際ボディは殆どプラの一体成型みたいな印象ですし窓ガラス部ははめ込みでないのでボディのプラの厚みと相まって見事なまでの「金壺眼」状態。
 動力も3軸の台車毎にモーターを内蔵させたウェイト兼用の巨大パワートラックみたいな構造のようでここもNゲージ的です。

 この製品は旧ナインスケールと同様に香港製で先に紹介した12系などは先行発売されていたNゲージのそれをそっくり大きくしたようなモデルでした。
 生憎香港製の動力車は80年代初めのEF65が最後でEF58のNゲージモデルは出ませんでしたが、事によるとEF58もNの仕様も出す積りだったのかもしれません。

 だとすると逆もまた真なりでこのモデルをNゲージのサイズに縮小したそのまんまのモデルになっていた可能性もあります(笑)
 走行性はところどころで引っかかりを感じましたがこれは車輪の汚れやギアのマッチングの問題と思われるものの、これまた相当にナインスケールのそれに近い走りっぷりでした。

 とはいえ、プラ成形が今の物と比べ物にならないほど安っぽかった事や先輪ののっぺらボーな車輪などの煮詰めの甘さもかなり目立ちます。
 実際当時もほとんど売れなかった様ですが、上記の部分にもう少し配慮があればブレイクしたかもしれないモデルとは感じました。

 少なくとも「飾って楽しむ」レベルのモデルとは言い難いのも確かですが、運転に割り切って作られたと考えればこれはこれで悪くはないとも思います。

 もっとも、私も最低先台車の車輪はスポーク付きに、ベーカーカプラーも片側はケーディーに交換、後は適当にディテールアップさせて再入線させてみたいと思います。
 これ位安いと殆ど「走ってナンボ」のレベルですし。

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2013年12月26日

リリプットの「8800蒸機」から

 「鉄道模型」としては今年唯一のHOモデルの入線です。
 原鉄道模型博物館からの帰りにこういうモデルに当たるという事は「何かに惹かれた」様な気もするのですが。

 リリプットのドイツ38形蒸機。
 日本ではこれとよく似た設計の機関車がドイツから輸入され8800形蒸機となりました。
 8800は後の8620のお手本になったとされています。

 その意味では細部のディテールなどを手直しすれば8800ぽくはできる(筈の)機関車とも言えます。
 (但し、テンダーは3軸にする必要がありますが)


 とはいえテンダーの造形が個性的、と言いますか重油専燃機かと疑ってみたくなるスタイルが面白く感じます。
 キャブ内には一応バックプレートも造形されていますし。
 相当な年代物らしくそれなりに使いこまれた外見ですが走行には支障ないようなので手を出してしまいました。
 これでも2000円を大きく切ります。

 個人的には車両そのものの魅力を堪能するにはNよりもHOの方が有利な気はするのですが、そうなったらそうなったでメカニズムの個性が際立ちやすい外国形に目が行ってしまう傾向がここ2,3年続いています。
 走りも良好ですしメカの動く魅力も十分。それでいてNの新車よりもかなり安価な事が多いと個人的には良い事づくめではあります。
 ダイキャスト成形のボディも意外なほどの迫力と細密感がありますし。

 面白いのが機関車部とテンダーとの連結部。カーブで伸縮させる事で急カーブへの対応と直線部での短い連結間距離を両立させているのが良い配慮ではあります。
 実際走らせるまで「こんなに機炭距離が短くて大丈夫?」といぶかりましたから。

 強いて問題を上げるとカプラーが独特なのでケーディーへの交換が必須(しかも大概の場合ワンタッチとはいかない)という所でしょうか。

 実はこの38、先日の運転会でクラブのメンバーの一人が今回の私と同じ目論みのもとでNゲージのモデルを入線させたばかりの機種です。
 ゲージこそ違いますが何たる偶然か同形機を私も入手できたことになります。

 元々欧州のHOモデルは良い意味で「玩具」としてスタートした物が多いせいか走行性への配慮が日本型とは比べ物にならない位優れている事が多く中古であってもよほどのトラブルを抱えていない限り安心して走らせられる美点があります。
 最近はNゲージ系メーカーを中心に日本形でも走行性への配慮がされ始めたモデルも増えて来ましたが。
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2013年11月25日

アリィのEF65とEF66がやって来た(笑)

 今回は16番スケールのモデルから。
 但し今回は鉄道模型ではなくプラモデルです。

 Nゲージャーには「マイクロエース」で知られるアリイの16番プラモデル。
 その中のEF65とEF66のキット組み品を見つけました。
 2両合わせてNの中古機関車1両よりも安価という所がいかにもプラモデル的です。
 と、言いますかいくらプラモとはいえ走れるモデルで一両525円というのは(驚)

 サイズ的にはさすがに16番。迫力がまるで違うのですが細部の作りは所々プラモデル的です。
 このモデルの場合ギアを組み込んだ動輪が付いておりモーターさえあれば自走も可能なのが特徴です。
 但し、モーターはマブチのRE180、単3電池4本で駆動するタイプです。

 今回もモデルは当然の様にモーターが組み込まれ単3電池を組み込むと勇ましい唸りを上げてくれました。
 ただ、走りはいかにもプラモデルといった感じです(笑)し、シャシが頼りなくモーターとウェイトの重量に耐え切れずにしなっている様子もあります。


 これを出した当時のアリイは鉄道模型メーカーではなかったので造形に隙も散見されますが全体としては朴訥な印象で70年代のモデルの様な感じもあります。

 さて、これを入手したからにはどこかしら手を加えたいのが正直なところです。

 大昔の事ですが昭和20年代から16番のレイアウトをやっていた宍戸圭一博士は晩年にこの手のプラ16番を動力化・改造していました。
 EF65の場合は片側にデッキを増設しEF67タイプに改装していたというから本格的です。

 そこまでは行かないまでもどうにか「鉄道模型」として自走させたいのが個人的な感情ではあります。
 一番確実そうなのは床板から自作、インサイドギアの動力装置を組み込むものですが、適当なサイズがあればパワートラックの利用も考えられます。
 (牽引を考慮しなければ多少かるくても可…とも思えますが)

 外見上では肉厚感丸出しの前面にガラスをはめ込んでスム-シングしたい所です。
 カラーリングはブルトレ仕様はありきたりなので一般色か茶色も良いかなと(笑)
 来年の16番モデル工作はこいつのレストアに費やされそうです。

 それにしてもNのペーパー車体モデルと言い今回のプラモといい、最近搦め手みたいな車両工作が続きますね(爆)

 さきほど、当ブログの訪問者数が57万を超えているのに気が付きました。
 相変わらずの内容ですが今後ともよろしくお願いします。
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2013年09月03日

16番C58レストアのその後(汗)

 先日ハンダ付けで随分と手こずった(とか言いつつ殆ど私のミスなのですが)宮沢のC58のその後です。


 こちらが補修前のC58です。
 前回修正を要した前部とは別に前のカプラーが欠損、しかもどこかに落としたものらしく随所に歪みが出ていましたが走行自体は昨年のC54よりもスムーズでした。
 やっとこ、ピンセットペンチなどでできうる限り歪みは修正。外れた前面部も先述の通りはんだ付けをやり直しました。
 あとはラッカースプレーでリペイント。
 色がのるだけでかなり良くなったように錯覚させる辺り、やはり塗装は偉大です(笑)

 リアルさとか細密さとかとは別次元(とはいえ当時も結構な値段だったはず)なレベルですが、どうにか形にはなりつつあります。
 あとは前面カプラーをマグネマティックかKATOカプラーに変更の予定です。

 細かな事ですが前のオーナーだった親類の機関士(先年物故)がやっていた様にランボードに銀を刺そうか思案中です。
 実車にそういう仕様があったかは別として、当時の思い出を大事にするならそれもありではないかと。

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2013年08月29日

今月の失敗談・ハンダ付けの罠(大汗)


 さて猛暑も一段落し、朝夕はそれなりに涼しかった昨日は今月最後の平日休です。
 夏中暑さに茹だっていた身としては有難い気候だったので「鉄夏」の締めくくりにふさわしい事をやってきました。

 とはいえお恥ずかしい事夥しい展開でもあったのですが(大汗)

 まずは昨年からの課題だった宮沢のC58(もちろん16番)のレストア作業。
 高細密化ではなくあくまでも当時の状態に近づける事が目的でしたので破損部のリペアとリペイントが中心になります。

 そこで登場するのが先日買い揃えた塗料剥離剤とフラックス、はんだも模型用の低温タイプを用意し体制は万全です。
 庭の一角にテーブルを用意し、電源もOK。
 フラックスの使用は初めてでしたし(これ、後への伏線ですw)有害ガスなどへの対処とはいえ私としては前代未聞の「アウトドアはんだ付け」となりました。
 まあ、これをやるために涼しくなるのを待っていたのですが。

 手順は鏝にはんだを少量付けて予めフラックスを塗った部分に押し当てる。これだけで十分なはずでした。
 ところが肝心のはんだがダマになるばかりで全く接着しません。

 温度設定のミスでもなさそうですし、塗装もきれいに剥がしていたので下地処理の問題とも思えません。

 こうしてひたすら格闘すること1時間半。それでもくっつかず。

 いよいよダメかと思ったその時、

 フラックスの様子が変な事にやっと気づきました。

 あわてて見返すとフラックスと思っていたのが「塗料の剥離剤」だった事を知った時の脱力感ときたら(大汗)

 これがキットメイクであれば剥離剤なんか使わないので間違える事もなかったのですが初のはんだ付け工作が「既存モデルの補修」だったことが最大の敗因と言えます。
 塗料剥離を先月やってから猛暑にかまけて丸ひと月半放置していたので、剥離剤とフラックスの瓶がどっちがどっちだったかすっかり失念していました。
 全く年は取りたくないですね。

 早速フラックスを塗り直しはんだを流し込むとあれほど手こずった部分がたった2分で(!)固着完了したのには思わずがっくりです。
 見事なくらいにはんだが流し込まれたのには涙がでました。
 補修箇所が1箇所、接着点も4か所だけなのでキサゲだって10分も掛けません。全くあの1時間半は何だったのかと(涙)

 とはいえ、やってみると案外はんだ工作も(うまい下手は別として)そう難しくはない気はしてきました。
 わたし的には準備段階の儀式化された手順が面倒ですが、まあ、それも慣れの問題なのでしょう。
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2013年03月12日

春のあらしと「縁側HO運転会」

 暖かくなってきたのは良いのですが、先週末は時ならぬ春のあらし。
 晴れているのに周囲は妙に埃っぽく、天気雨に加えて強風まで吹き荒れる天候でした。
 花粉や黄砂も相当に飛び交っていそうです。

 夕方には外に留めておいた車が埃で真っ白になりました。

 こういう時は下手に外出するより家の中でモデルの運転でもしているほうが少し気が利いている気がします。
 そんな訳で前回走らせなかった車両を中心に16番&HOゲージの即席運転会です。


 16番に関しては機関車と路面電車、小型車両中心で行く方針ですが、今回は路面電車編です。
 TOMIXの名鉄モ510、トラムウェイの東急デハ60なんかは1両だけで走らせても風情を感じさせて良い雰囲気です。これを見ていると3年前から中断している16番セクションの着工を急がなければと少し焦ります。
 
 リマの連接トラムは細密度でこそ上の二つに劣りますが全体の印象の良さでは上回ります。
 ただ中古車の悲しさで前進は良いのですが後退時は走りが今二つくらいです。
 この点は購入時に散々店員さんに念を押されているので文句は言えませんし、調整が未だにうまく言っていない証左なのですが(汗)

 最後にカツミのED70。
 今回唯一のブラスモデルで且つ一番の年代物ですが重厚感のある走行は流石でした。
 ただ、こちらも接触不良からか時折パックのブレーカを落としていました。どこかでショートするポイントがある筈なので要チェックです。

 これまでHOや16番のモデルを増備してきて改めて思うのですが、事前の先入観ほどにはお金が掛からない印象でした。キットを作ったり外国型の中古を買う分にはNと大差ないコストの様に思います。

 細密度では劣っても物理的なマッスの大きさから来る迫力と重厚感、走行性のスムーズさはそれを補って余りあります。Nとは魅力のベクトルが違う気がするので転向する気もありませんし、HOも当面は並立させるつもりです。

 ただ、その場合でも「走らせる事を前提に愉しむ」と言う方針は変わりません。いくら細密でも走らせなかったらただの「モータのついた飾り物」に過ぎませんから。

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2012年12月13日

C52蒸気機関車でにやにやする(汗)


 前回あんな事を書いてまでくさした感のある天賞堂のC52。

 C52好きの私からするならきわめて満足感の高いモデルです。
 ベースの8200を瀬の八対応にするために改造し全身にパイピングを纏った独特のルックスは正に「走るスチームパンク」
 これが表現できるのは16番以上のブラスモデルのみでしょう。

 どのアングルから見ても細密感、凝縮感のあるディテーリングを感じさせる所が凄いです。

 C52を特徴づける3シリンダゆえの高いボイラー位置、やや小径の車輪を使う事でC53や外国型の3シリンダ機に見られがちな不安定感を抑えたプロポーションもまた魅力です。
 このプロポーションを違和感なく造形できるのも16番ならではと言えます。

 マイクロのNゲージC52は車輪が太すぎる欠点があり実車より鈍重な印象だったのですがこちらでは全くそういう事がありません。
 
 走行性ときたらちょっとパワーパックのレオスタットをひねるだけでするすると走りだす所など到底20年以上前のモデルとは思えません。
 スローも加減速も十二分に合格点です。

 これまで私が購入してきたあらゆる機関車の中で文句なくベスト1と言えるモデル、これが今回のC52でした。

 ここまで読んでお分かりでしょう。
 鉄道模型趣味私なりのポリシーからすれば、このC52はいまどきの16番モデルの問題点を象徴するモデルと思います。

 ですが一方で単なる「C52ファン・あるいはミーハー」の立場で言うならこれ以上のモデルはないのです(爆)
 要は視点を変えれば同じモデルでもこれ位違う事が書けるという一例ですね。

 今だってデジカメに撮ったC52のあらゆるアングルの写真を休憩時間の旅に眺めてニヤニヤしている私がいたりするのですから(大恥)

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2012年10月15日

C58復活におどろいたはなし



 先日のニュースには驚きました。

 盛岡の県営運動公園の近く(正確には隣接の交通公園)で保存されていたC58が動態復活して釜石線を走るとのこと。
 これまで帰省のたびにあの界隈は必ず通り、当然実物を目にしていましたが、まさかあれが走るとは。
 
 なにしろこのところはいつ見ても車体にカバーが掛けられ復活どころかそろそろ解体か等といらぬ心配をしていましたから驚きと同時に嬉しさが先に立ちます。


 ですが驚いた理由はそれだけではありません。

 実は私のところでもこの夏親類から譲りうけた16番のC58のレストアが本格化する当てがついたばかりでしたから。
 このC58、C54や宮沢Bタンクとともに入庫してはいたのですがC54の復活を優先するためにパーツの一部(テンダ台車や通電カプラ、後部カプラーなど)を供出、順序としては後回しになっていたものです。
 不足のパーツのあてがどうにか付いたことから金曜日に仮組みしたところでした。

 その時点ではこのニュースについては何も知りませんでしたが
 まったくなんという偶然(驚)

 走行性ですがはっきり言ってC54よりスムーズで元気も良く、走りに関しては集電を除けばほぼ問題はありません。
 ですのでレストアの要点は集電機構と上回りの修正・化粧直しが主となります。

 この機関車を持っていた親類の機関士は先年物故していますが国鉄を退職する時には件のC58はすでに運動公園の飾り物になっていました。
 退職後30年近く存命でしたから、恐らく何度かはその前を通っている筈です(言い忘れましたがこのC58はオハ35やワム80000と一緒に表の通りから良く見えるところに展示されていました)
 「あのC58が再び走り出す」と聞いたら草葉の陰でどんな感慨にふける事でしょうか。

 そう思うとレストアもあだやおろそかにできない気がしてきました。

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2012年09月23日

C54のレストア・2


 今回は16番(HO)のはなしです。
 この夏の課題のひとつであったC54のレストア。

 スムーズさに欠ける動力の処置として動力伝達のゴムシャフトを新品に交換。
 車輪や接点の清掃など試しましたが大した効果が出ません。

 走行時のがたつきの原因ですが走行時に第3動輪が浮き上がりやすい様なのでイコライザを分解調整したのですが変化なし。
 このモデルはシャシーがダイカストの様ですが経年変化で微妙に変形した可能性も考えられます。
(以前エンドウのEF57のベンチレータで変形現象を見ていますから16番でも可能性がないとはいえません)

 あとはテンダーのウェイトを追加して集電性能を上げる位しか思いつきませんでした。

 上回りは譲渡時に欠損していたコンプレッサーのパーツを追加。
 変形した部分を可能な限りやっとこで修正した位です。

 仕上げにラッカーでセミクロスブラックを全体に吹きました。
 このC54の場合ポンコツ感の原因のひとつが40年ちかく手入れされていない外装の古ぼけ感にあったと思われましたが、実際リペイントするだけで結構見違えたのは感涙物です。
 こういう時にブラスと言う素材のメリットは最大に出せる事を再認識しました。

こんな状態から

 こうなりました。
 一応形だけはレストアしたC54ですが今後も折を見て手を入れる積りです。

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2012年09月14日

HO車両のカプラーのはなし

 先日のJAM土産で購入していたケーディーカプラー、この間の平日休を使って手持ちの機関車などに片端から装着する作業を行いました。


 2月に入線のアメリカ型DB、8月に親類から譲渡を受けたBタンクとC54、そして当鉄道最新の16番(爆笑)トミーの12系などです。
 これまでの16番ラインナップでは車両の絶対数が少ないのにカプラーの形態が千差万別。ベーカー型、X2F、ヨーロッパタイプやKATOカプラーなど。
 これらはKATOカプラーがケーディと下位互換を持つのを除けば全く互換性なしです。

 Nより歴史が長いのは分かりますがあまりにひどい気もします。

 私が子供の頃、機関士の親類の方が作っていた16番モデルは100%ベーカー型カプラーでした。形態には物凄く難のあるカプラーでしたが簡単な装置で自動解放が可能でしたし、あの当時田舎の模型店でも簡単に手に入る手軽さは大きな武器だったと思います。今でも年式の古い中古モデルではこのタイプが多いです。

 昔の雑誌などではX2Fを装着した例もちらほらありますが先日中古のDBを買うまで実物は見た事がありませんでした。
 とはいえ、私が16番に手を染めた昨年の時点では天賞堂やTOMIXがケーディーを標準装備、KATOカプラーが下位互換を持っており全体としての趨勢はケーディー有利に働いていると感じます。

 実際、このカプラーを観ると機能面と外見のバランスがよく取れたカプラーと思います。
 ナックル部分の裏側に小さなスプリングが仕込まれているのは実車と異なるかもしれないですがワタシ的には如何にも精密そうなメカニカルな印象を与えてくれています。
  
 解放機能もごく簡単な装置で装備可能なようですが最近小型機と二軸貨車ばかりが増えている当レイアウトにとってはこれも大きなメリットとなります。

 …とまあ、ケーディーをほめちぎっておりますがこのカプラーの最大の欠点は「田舎では買いにくい事」この一点に尽きます。
 N用を置いているショップでさえHO用はなく、そもそもそこまで16番に熱心な田舎の模型屋さんが急速に減っている現状は辛い物があります。
 だからJAM見学のついでにケーディーカプラーだけ買って帰って来るというある意味間抜けな買い物をする羽目になります。

 ネット通販嫌い(らしい)私でもこうなると使わざるを得なくなるかもしれません。

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2012年09月13日

「トミー」のHO12系


 今回は16番の話から。

 このところの車両増備で機関車はかなり揃ってきていますがそれが牽引する車両となると二軸貨車が殆どでした。
 おまけにN顔負けのローコスト攻勢で増備してきた事もあって、編成物の客車や電車はなかなか揃わないというのが現状です。

 おかげで単機回送の機関車ばかりという状況でした。
 これはこれで結構魅力的ではあるのですが、例えば現在レストア中のC54とかに牽かせる客車があればとかねて感じていました。

 そんな折に1両当たり1000円という中古客車を見つければこれに飛びつくのは理の当然(笑)と言えましょう。

 12系3両。
 トミーの16番です。

 こう書くと疑問を持つ向きもあると思いますが実は今から35年前、NでTOMIXがスタートした直後位のタイミングで香港製の16番がリリースされていた事があります。
 そのラインナップは当時Nでも出ていなかったEF58がメインでしたがそれに組ませるトレーラーとして12系も出ていたのです。

 当時の専門誌では(既に出ていた香港製の)「Nの12系をそのまま大きくしたような」と書かれていた代物です。
 実際ベーカーカプラーが異様に長いカプラーポケットを介して台車マウントされている所なんかは、Nそのまんまなのですが、(もちろん当時の)Nと比べればそこそこ細密な気がします。
 ですが車輪のディテールなしののっぺりは(当時のナインスケールでは普通でしたが)これまで16番の車両では見た事のない豪快さで(笑)

 何より16番特有の迫力は明らかにNのそれとは一線を画すものです。
 加えて当時の16番専業メーカーですらめったにやらなかった「座席の標準装備」はこのモデルの美点と言えます。

 そんな訳で私としては入線にさして対して抵抗は感じませんでした。
 何より3両組で隣に置いてあった10系客車1両より安いですし(笑)
 
 ですが正式入線に際しての課題はやはりカプラーです。
 できるだけ早くKATOかケーディーのそれに交換しなければ機関車とつながりません。

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2012年09月04日

クモハ40に室内灯を組み込む

 この夏にやった工作らしい事といえば16番関連が多かった気がします。C54やBタンクのレストアとか、そしてクモハ40の室内灯の組み込みとかでした。

 以前TOMIXの琴電で室内灯を試していたのでこちらの電車でもぜひやりたかった事です。
 TOMIXのそれはNの室内灯を共用していましたがKATOは16番専用品をおごっています。

 電球と白色LEDの二つのタイプがありましたが、今回は車両の性質を考え電球の仕様です。

 車体の分解は良くも悪くもN車両のそれと同じ。
 正直拍子抜けするほどでした。まあ、有難いことでもあるのですが。


 装着後のテストでは思ったよりも明るい印象です。明るすぎて困る程ではありませんが。
 室内灯はNでも結構映える装備ですが16番は車体が大きいだけに効果抜群でした。

 室内灯の据付は今後は16番の車両ではすべて試したい所です。


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2012年08月31日

16番C54の復活改修・・・中


 ここ2ヶ月(具体的には梅雨明けの翌日から)、暑さにかまけてレイアウトの改修の類は殆ど出来ませんでした。
 その一方で台所の隅でも(笑)出来る車両関係の工作やレストアがこの時期の主な活動となります。
 この傾向はここ数年殆ど変わっていません。

 今回は先日の帰省でやってきた16番C54のモデルのレストアを。

 何しろここ20年以上手付かずだったうえにあちこちに破損や歪みを生じていたのでどうしたものかと思っていたのですがねじ回し一本である程度の分解・調整は出来る構造のようです。

 埃や汚れのひどいボディでしたが、ブラス(真鍮)製のボディなので足回りを外して水洗いして汚れを落とし、足回りは調整と注油を施したところどうにか走る事だけは可能になりました。
 歪みや曲がりは出来る範囲でやっとこで修正(なんと豪快な;^−^)

 但しイコライザの動作は今一つなのと集電が安定しない(蒸気なのに時折足回りでスパークが見える)のでそこは要改善です。
 とは言うもののこれが最後に走ったのを見たのはもう30年近く前でしたから少し懐かしい気がしました。

 あとは欠落しているパーツの補充が効くかどうかと半田付けが必要な工程をどうするかに課題がありそうです。

 先日JAMを見た帰りに某時計店に出向いて16番用のコンプレッサーと給水ポンプ、ケーディーカプラーなどは仕入れてきました。
 ですがC54自体が珍しい機種だったせいかナンバープレートは見つからずじまい。

 とりあえずはこれらを活用して形はどうにかしようと思います。
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2012年08月11日

帰省してきました・3・つぼみ堂Bタンクの思い出


 先日帰省の折に親類の機関士の遺族から譲り受けて頂いた16番蒸気の話の続きです。

 その中でもつぼみ堂(?)のBタンクは「私が生まれて初めて手に取った鉄道模型」と言う意味でも思い出深く、かつ記念碑的な意味を感じるものでした。
 私が小学校に入る前に入線していたもので、家の棚の中の直線レールの上を行ったり来たりするだけの運転形態だったのにそれがとても楽しく感じられ訪問のたびに必ず動かしてもらっていた機種でもありました。

 今回改めて譲渡していただいたのですが最後に運転してから少なくとも30年以上は経過していたのと、親類の死後きちんと管理されていなかった(精密モデルなのでおいそれと管理できないのも無理もないと思うのですが)ためにカプラーは欠損しスカートには歪みを生じていました。
 帰宅後、早速試走させてみましたが、モータが空転するだけでまるで走らず少し残念に思いました。

 ですが空転すると言うことは通電だけは出来ていると判断できたので、動力をチェックしたところモータのマウント位置が経年変化で微妙にずれてしまい、車輪側のギアとかみ合っていないためと判明しました。
 早速モータを1ミリくらい前方にずらし、併せて歪んでいたスカートをミニペンチで修正。

 再度レールオンすると、
 あの頃と同じ元気さで走り始めたのには不覚にも涙が出ました。本当に何もかもあの頃のままに見えたのです。

 実際にはヘッドライトの配線が切断し電球も欠損しているのでライトが点灯しないのですが。

 モデルそのものについてですが、見ての通り完全なフリー形態です。
 以前紹介したエンドウのB20と比べてもはるかに背が高く寸詰まりでナローのコッペルに近い印象のロコです。
 せめてこれに似合うような客車(坊ちゃん列車のそれに近いような)でもあればよかったのですがあの当時もそういうモデルはなかった記憶があります。

 昔は16番・HOでもこういうエントリーモデルが10種類以上あったのですが今は殆ど見ませんね。

 ですが今回の復活運転をやってみてフリーモデルでも模型としての魅力を強く感じました。
 走る模型としての素朴な魅力、更には簡単な工作で個性を出せる点をアピールできるこうした安価で使いでのあるSLモデルというのが今のHOや16番には必要に思えます。

 今思い出したのですが「つぼみ堂」と言うメーカーがなくなってからもう35年以上たつのですね。

(追記)あれから再度調べてみたのですがモデルは宮沢模型製らしいと判明しました。

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2012年08月10日

帰省してきました2・16番のC54再生計画


 今回の帰省でのモデル面での収穫にして新たなる課題のはなしから。

 以前から折に触れて書いていますが私がこの趣味に入るきっかけを作ってくれた機関士がおりました。
 数年前に物故して以来折を見てその親類のところを訪ね挨拶に伺いつつ仏壇に手を合わせるのが恒例になっています。
 今回もそうしたのですが、その折にご家族の方から手渡されたもの。

 親類がかつて持っていた16番の蒸気のモデルでした。
 遺族の方で管理できないので良かったら使ってもらえないかと言う申し出でした。

 物は以前このブログでも紹介した事のあるC58とC54、フリーのBタンクの3種。
 Bタンクはつぼみ堂、C58と54は宮沢模型辺りのものではないかと推察されます。

 ただしどれも保存状態は最悪でした。
 親類が手を付けなくなってからかなりの期間放置されていたらしい事とその間に落下か何かによる破損があったらしいのですがパーツの欠落や部材の変形などが随所に見られました。
 ほとんど現状渡しで頂いたのですが少し不憫な気がしました。

 走行その他はこの時点ではチェックできませんでしたが恐らくかなりの確率で自走も困難なのではないかと思えました。

 これらのモデルですが眺めているうちに何とか自分で出来うる範囲でレストアしたいと思えてきました。
 ブラス製なので最低限の金工具があれば多少の修正は効くと思われたので、礼を述べて有難く頂いて来ました。

 あとは欠落しているパーツの補充が効くかどうかと半田付けが必要な工程をどうするかに課題がありそうでした。

 これで宿題が増えました。


 帰宅後、早速線路とパックを出して実験です。
 C58/54ともにテンダからも集電する構造のようですがC54ではテンダ側の連結ピンが欠落していたため最初は動作不能でした。
 が、ピンの構造がC58と同じだったらしくテンダをコンバートすることで集電を確保できました。

 但し走りはどちらもかくつきがひどくスムーズさはありません。
 動力系の調整と集電の確保がまず課題の第一と思います。

 とはいえ、最初思っていたよりは走行系は動くようです。

 車体については落とすかぶつけるかして変形した所があったので出来る範囲、ペンチとやっとこで修正をしました。
 それでもC58はカプラー、C54は公式側の給水機などが最初から外れてしまっておりリペアパーツの補充を要します。

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2012年06月24日

秋葉の見つけもの・B20

 先日の秋葉を覗きから。

 実は今回の目論みはKATOのHO(16番)モデルのEF210を買おうかというものでした。
 新車でも恐らく1万円内外位で売っているのではないかと思われましたからこういうついでの時の買い物には悪くありません。
 実際EF210はありましたし、当地よりも安価な値段だったのですがそこは秋葉原。

 ところが、そのEF210よりも魅力的な出物(私にとって、ですが)が見つかってしまい、結局お目当てを買えずに帰ってきてしまいました。恐るべし秋葉原。

 エンドウの16番のB20蒸気機関車。

 Nゲージでは殆どお目に掛かれない、ましてや自走できる奴ときたら無闇な値段と工作力を要求される高嶺の花なのですが、HOだと殆どエントリー機並みの値段と造形(笑)です。
 車体はダイカストのようで重量感はあるのですが細部の造形は同時期のトミカと同じかそれより劣ると言った印象です。

 とはいうものの悪い印象は感じません。

 一応スケール機ですし、スローも同サイズのNよりは効きます。

 ただ、カプラーが今や懐かしいベーカー型だったのでKATOなんかの貨車との連結が出来ないので帰宅後に手持ちのマグネマティックカプラーに交換しました。
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2012年05月10日

今月の入線車・KATOのクモハ40


 今回もGWの入線車の話から。
 何しろ「究極の鉄道模型展」を見に行った後ですからどこかしらにその影響を感じます(笑)

 16番KATOのクモハ40。
 かねてから、もし見つかれば手に入れたいと思っていた機種でした。
  両運転台の旧国で運用がしやすいこと、車両自体が地味ながら魅力を感じていたからです。

 とはいえ、実際はそれだけでなく「究極〜」で展示されていた旧型電車モデルを見た後なので「何とか見つけたい」と言う気分になっていたのもあります。
 故郷でも現住地でも見つけられなかったモデルですがそこは流石東京。1両だけ中古があったのを見つけました。

 ぱっと見ではただの箱のような印象ですがよく見ると手すりもベンチレータも付いていません。
 幸い別バーツがすべて付属していたので付けられるだけ付けてみるとなかなか見違えます。

 先ほど見た「究極のラージスケール」には及ばないものの(笑)Nのモデルでは難しい豊かな表情を見せてくれました。

 動力は片側駆動でパワートラックのような台車内にモータを組み込んでいるような感じの動力でしたが試走ではなかなかスムーズな走りを感じました。
 

 ところで本モデルは発売時の吊るしの状態でしたが、箱やその他の状態を見ると一定期間は走行されていた形跡がありました。
 よほど大事に使われていたのか、手すりはともかくベンチレータくらいは付けたくなるのが人情ですが…
 とはいえ、何も無い状態で走行させても余り楽しくない気もします。
 この状態ですと顔などは穴だらけですし。



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2012年04月29日

KATOのEF510の衝撃(笑)


 この間の平日休のこと。

 行きつけの模型店で何の気なしに駄弁っていた時にご店主が「そう言えば」と出してきたのが
 KATOの16番EF510の予告パンフレットでした。

 予価が1万3千円台(正確には13440円)!

 最初はミスプリか何かの間違いではないかと一瞬疑いました。
 「ゼロがひとつ落ちているんじゃないか?」「13万なんて天●堂じゃあるまいし」などとひとしきりあったのですが、
 後を読むとどうも本当にこの値段らしい。
 「手すりのところが穴だけとか(笑)」「実は動力なしとか」

 
 ですがよく読んでみると
 ディテーリングは若干落としてあるものの後付けによる改造可。
 驚いた事にこのタイプのスケールモデルで最小回転半径が360ミリまで可能。

 値段も小回り性も殆どNの高級モデル並みのスペックです。
 (とはいえ、メルクリンをはじめとする欧州HOゲージは現地では大体これくらいのスペックなのですが)
 何しろ先日私が「安い!」とばかりに手を出してしまった同じKATOの中古C56並みかそれ以下の値付けなのです。

 これらはいずれも16番・HOのエントリーモデルとして気軽に「走る鉄道模型」を楽しんでもらおうというポリシーによる物のようです。
 言われてみればこれまでの16番ですと「超高級(高価)スケールモデル」か「デザインが寸詰まりでプラレール並みのディテーリングのエントリーモデル(もっと言うなら走行用モデル)」のどちらかしかなくNのキハ20系や鉄コレのように「スケールモデルのエントリーモデル」として認知されうる製品がありませんでした。
 (この点については思うところもあるのですがいずれ触れるつもりです)
 過去にキットなどでそういう製品もあったようですが精々上級機の3割引程度の価格でした。

 直接比較は難しいと思いますが同スケールの天●堂の同型機が30万近いですから単純に「上級機の15分の1の値段」というのはかなり衝撃的な価格ではあります。
 しかもあちらは恐らく360Rなんて曲がりきれないでしょうし。

 KATOもなかなか思い切った事をしてくれるものです。
 おそらく都会の量販店などでは1万円を切る可能性もあるかもしれません。

 これまで「凄いことは凄いけれど無闇に高い」という16番・HOの常識を良い方向でひっくり返してくれる事になるのか、期待大です。
(なお、写真はNのモデルです)

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