2017年03月05日

今月のジャンクから・TOMIXの富士重工車

 今月のジャンク車から。
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 「富士重工」というと一般にはスバルのクルマのイメージが強いと思いますが、富士重工としては船や飛行機も手掛ける乗り物の総合百貨店みたいなメーカーでした。

 当然鉄道関係も車両の製造などをしていた訳ですが、Nゲージのモデルで「富士重工」の名を冠したモデルは珍しいと思います。

 モノはTOMIXから出ていた「富士重工 LE-Car」
 近代型の二軸のレールバスで昭和末期から平成はじめにかけて雨後の筍のように出現した第3セクター鉄道の旅客用に製造されていたものです。

 この頃のレールバスはまだ二軸が主体だった頃。 
 TOMIXの二軸動力は香港製のキハ02以来絶えてなかったのですが、将来のバリエーション拡大を見越してか新型動力を奢っての登場となりました。
 カタログモデルとしては他に樽見鉄道のハイモ180というのがあり(これについては後述)今もカタログに載っていたと思います。
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 今回行きつけの中古屋で1両500円でジャンク売りされていたものですが動力車の他にトレーラーと樽見仕様のトレーラーが同じ値段で置いていたので動力車としては結構なコストパフォーマンスではあります。

 件のLe−Carですが当初は目論見通りにあちこちの第3セクターに出ていた様ですが、鉄道事業そのものの頭打ち傾向に加えて信楽高原鉄道の事故などでレールバス自体の衝突安全性の問題がクローズアップされる等した事、2002年に富士重工が製造から撤退した事などから急激にその姿が見られなくなり現在では一部の小私鉄に残るのみとなっている様です。

 上述の樽見ハイモも現在は紀州鉄道に譲渡されているそうで。

 とは言う物の、うちの棚幡線なんかでは十二分に新鋭車臭いモダンなデザインで気を吐きます。
 ジャンクゆえに気になっていた走行性能もまずまずで、ドローバーを介して2連走行にも対応します。ただ140Rの側線進入ではS字カーブが曲がりきれず脱線が頻発。やはり2軸としては異様に長いホイールベースが祟っているようです。

 おまけにショップが検品をきちんとやっていなかったらしく台車周りからこんもりと埃が出てきたのには参りましたが(笑)
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 そして件の樽見のハイモもトレーラーが入手できました。

 見た目だけは棚幡線も平成初め頃位にはずいぶん近代化した様な気が(笑)
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2017年03月04日

DD13入線!・・・但しトミカの(笑)

 今回はDD13のモデルのはなし。
 元日に昨年夏にリリースされたばかりのKATOのDD13が入線しましたが、それから三月とあけずにまたもや後期形DD13が入線しました。
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 来月はたしかTOMIXも40周年記念モデルと称してリニューアル版のDD13をリリース予定で、昨年来時ならぬ「DD13ウォーズ」の様相を呈している感があります。

 今回入線したのもトミーの製品ですが、実はこれ「TOMIX」ではありません。
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 以前リリースされていた「トミカのDD13」だったりします。
 先日行きつけの中古ショップで出物を見つけたものですが、トミカのDD13は店頭ではたびたび見ていたものの、実物を手に取るのは初めてです(汗)

 トミカは製品の性格から「外箱のサイズに合わせてスケールとサイズが決定される」ためNサイズとは言いながら結構寸詰まりで小ぶりなのが特徴です。
 そのくせNの線路にはきっちり載りますから面白い。
 とはいえカプラーは玩具によくあるひっかけ式だったりします。
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 前面手すりが意外と細かく、香港TOMIXよりはるかに良い印象です。手すりの間のチェーンまでモールドされている辺りは当時出ていたKATO製品を多分に意識していそうです。一方で側面手すりは全て省略されているのはトミカのコストの制約を考えると無理もありません。

 造形はボディカラーごとに色分けしたパーツを組み合わせたものでトミカとしても思い切った構造ですが、これなどはEF65などでN、それもTOMIX辺りでも常套手段にしていたやり方です。
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 これを取り上げた鉄道模型関連の書籍なんかではよく「プロポーションの似ているDD11に改造しては?」なんてのを見かけましたが確かにこれを見ているとそう言う衝動にかられます(笑)
 ただ、貨車をユーレイ化してトレーラーにするにしても、カプラーや足回りなどクリアしなければならない問題は多いですが、これについては気長に検討してみたいです。

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2017年03月03日

今月号の鉄道模型雑誌から

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 通常、私が毎月読んでいる鉄道模型の専門誌は書店に取り置きして購読しているTMSです。
 何故定期購読の形にしているかと言いますとこの趣味を始めた昭和50年頃はTMSは書店ではまず見掛けず、模型店で扱われていたのは入荷が一定しない(このため、私の手持ちの当時のTMSにはけっこう欠落した号が多かった)と言う環境だった思い出があり、更に現住地でTMSがコンスタントに置かれている書店が少ないという事情がありました。

 少し前振りが長くなりました。
 鉄道模型の専門誌にはこのほかに「とれいん」「RM MODELS」「N」の4誌が出ていますがRMMとNはTMSに比べると置いてある書店が多い事、とれいんとRMMの結構かさばるサイズなどの要因があってコンスタントに買うことがありません(それ以上に財布の負担の面もありますか。4誌一緒に買うと客車が2両くらい、或いは鉄コレの4連セットが買えますし)

 ですから同じ月にTMSの他の雑誌を一緒に買うという事は今でもめったにない事ですし、ましていちどきに3冊以上買うなんて事はさらに少ない(と言うかそんな事をした記憶がない)です。

 その珍しい事が今月は起こりました。

 TMSが製作記の発表の場と言う構成(それ故に特集らしい特集はここ20年くらいない)なのに対して後発3誌はなにがしかの特集記事がメインに来る事が多いので、その特集に気に入ったものがあれば買うというノリになるからです。

 今月、TMSの他にRMMとNも一緒に買ったというのは私にとってたぶん初めてのことだと思いますが、要は私の琴線に触れる特集記事が重なったという要因があります。
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 RMMの特集は「走らせよう!レイアウト〜快適に楽しむヒントを聞きました〜」
 タイトルだけだとピンと来ないのですが「レイアウトを長く楽しむコツ」とでも言い換えれば良いでしょうか。レイアウトの保守、改修、運用に焦点を当てた内容で実際にレイアウトを持っている層には参考になる内容でした。更に41年かけて完成に持って行ったという日本版GD LINEみたいな存在になりつつある北市正弘氏の「新諸国鉄道」を久しぶりに見られたというのも大きなポイントです。
 40年前のTMSに掲載されて以来、折に触れて拡張と進化の過程が紹介されていましたが41年目にして完成となるとこれだけでひとつのロマン(死語)です。
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 「N」の特集は「記憶に残るモデル100・歴史を彩ったヒーローたち」
 こちらはNゲージの登場以来現在まで発売されてきたモデルの中から100モデルを抽出し思い出話に浸ると言う企画。ここ10年の間に中古やジャンク品で旧型モデルが増えている私の嗜好にはまった内容です。一部筆者の独断も感じられますが、これは本来そういう企画なので酒の席でモデルの思い出談義でもしている様な感覚で読めました。

 行きつけの本屋に「とれいん」が置いていなかったので何ですが、TMSがいつも通りに製作記主体の構成なのでこの2誌を合わせるといつもの月と違う「読むお祭り騒ぎ」の様相です(笑)

 ところで米国の伝統ある専門誌「MODEL RAILRODER」がこの間通巻1000号に達したそうです。
 こちらではTMSが先日900号越えを果たし、RMMは通巻260号、隔月刊のNは「Vol100へカウントダウン」のアオリがありますが通巻93号。
 キャリアではMRにはとてもかなわない物のどの雑誌もそれなりに歳を重ねていますね。

 それにしてもこれを書いていてふと思いましたが「TMS」「RMM」「N」「MR」なんて頭文字が羅列されると第三者から見るとまるで暗号か呪文の様に見えますね(笑)

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2017年03月02日

ターミナル駅モジュールの再改修・その3・ビル街を修正する

先日から取り掛かっているターミナル駅モジュールの改修作業。
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 今回はモジュール左側に組み込むビル街のモディファイを中心に行ないました。
 前に製作した時は運転会に出すために工期第一の突貫作業だったのでキットは素組み、配置も建物同士の感覚が妙に空いたスカスカな状態だったのでまずそこの修正です。

 前のモジュールからベース毎切り出して作業していますが。
 実際、建物類を固定したモジュールとかレイアウトという奴は一旦組みあがってしまうと解体でもしない限りは後から手を加えるのが難しいのでこういう機会でもないとなかなか手が出ません。
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 取り外した建物類はまずプラの質感を消すために未塗装の部分は最低限エナメルの墨入れを行いメリハリを付けました。
 更に内部に照明を組み込むために内貼りと窓へのテーピング(これまでは全部の窓が光っていた)を行います。
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 まったくどれもこれも5年前にやっておけばよかったのにというレベルです。
 照明はジオコレの電池式LEDからAC電源のテープLED切り出しに変更。これの問題は光量が強すぎる事で窓の内張りに上質紙を使うなどして光を少しでも弱める方向です。
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 スカスカだったビル配置もこの機会にできるだけ密集させ(これは同時にAC電源化で引き通し線が長くなったLED配線を通しやすくする意味もあります)少しでも都会らしくしたいと思います。

 余談ですがGMのキットを使ったホテルですが製作当初は東●インとして作っていたのですが、まさか当のGMがそのまんまの●横インを製品化するとは思わなかったので今回の改修を機に改名させておこうと思います。
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 これらの改修で漏光は最小限に抑えられ、全部の窓が光るまぬけさ加減も少しですが改善されました。
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2017年02月28日

カトーとカツミ・ふたつの「K」のED70(笑)

 実はこのブログを書くまで「KATO」も「KTM」もおなじ「K」で始まる事を失念しておりました(笑)
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 先日入線を果たしたNゲージのED70。
 帰宅後早速ナンバーを付けて前に紹介していたカツミの16番ED70と揃い踏みです。
 (因みにナンバーは7号機にしましたがこれに深い意味はありません)
 尤も、16番の方は40年以上前の旧モデル。しかも箱から出してみたらパンタのプラ部品が劣化していてバラバラになる一歩手前の状態だったのには焦りましたが(リペアのパンタを買わねば汗)
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 大きさが違うのは当然ですが、それ以外にもプラとブラスの素材の違いから来る質感の違いも感じられます。カツミのED70を見ていると大きさの差から来るマッス感が独特の迫力を感じさせますし、ブラスゆえの肉薄な車体の表現は今見ても結構好ましく感じられます。
 対してKATOのED70はNサイズゆえのディテーリングの凝縮感があたかも精密機械の様なイメージで琴線を刺激します。プラゆえにどこか肉厚な感じを抱かせるところもあるのですが、KATOのモデルに関する限りはそうネガティブな印象を持たせません。
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 ディテーリングに関してはNと16番では「付いている物は付いている」と言う点ではほぼ同レベル。
 特に屋根上機器なんかを見ると16番ではややスカスカに感じられる所もNだったら凝縮感があると感じさせる分得をしています。ただし前面の手すり部分がKATOのそれがプラ丸出しの質感なのは惜しい所です。
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 とはいえ、前にも書きましたがカツミの40年前のED70にはあの頃の「モケイらしさ」が横溢した素朴さが魅力に感じられます。お座敷で走らせると意味もなくニコニコしてしまう楽しさがあります(それなりに走りががさつではあるのですが)実はこれはTOMIXのNゲージED70に近い感覚でもあります。
 それに対してKATOのED70の特徴は一言で言って「洗練」
 走りのスムーズさと造形の確かさはまさに21世紀のNゲージの姿といえます。
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 同じ形式のモデル化でも時代や規格の違いで印象は異なるのですが、それぞれにはそれぞれの良さがある。
 以前書いた事がある同じKATO同士の比較になった16番とNのC56の時は同じモデルをそっくし縮小したような感覚でしたが今回はそれとは違い、同じ模型化でもキャラクターの違いが感じられてたのしい物があります。
 そんな事を感じさせる今回の比較でした。

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2017年02月26日

今月の新車・KATOのED70

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 先日来あちこちのブログなどで話題のKATOのED70。
 今日になってようやくショップに行って引き取る事ができました。

 そんな訳でこのブログもいつもより遅めの更新となった次第です。

 松本吉之氏の「鉄道模型考古学・N」が最初に出た時、その中でTOMIXのED70が紹介された時「プラ量産のNゲージ化では最初で最後の製品となるでしょう」と書かれていまして、読んだ私もそう思っていたのですが、まさかそれから2社も追随するなんて想像もできませんでした。

 しかもKATOがED70を手掛けるなど当時は予想だに出来なかったです(もう一社はマイクロエース)
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 当鉄道ではED70はNゲージモデルはTOMIX,マイクロが既に入線しており、それとは別にカツミの16番モデルも持っています(但しどれもこれもジャンクか中古ですが)
 ED75以降の機能一点張り風でどれも同じ顔に見える交流機のラインナップの中でED70やED72は独特の表情を持つ顔がまず魅力ですし、全体の雰囲気もどことなく朴訥な感じで私の好みに合った機関車でした。

 今回のKATOの70ですが店頭で試走のためにパッケージから出された瞬間から「これまでのED70の製品とは違うぞ」と言うオーラが感じられて驚きました。
 細密度の高さは勿論ですが、ED70らしさの表現がなかなかのものです。
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 まだ買ったばかりでナンバーも入れていないのですが、そこがややまぬけに見える他は非常に良く出来ています。走行性もスムーズの一語ですが最近のNモデルはどれもこれも走りがスムーズなので敢えて書き加える事が思いつきません。
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 しいて難を言えば屋上機器の配線の一部に白色プラ丸出しの所があるくらいでしょうか。

 さて、前述の通りED70はTOMIXとマイクロからも既に製品化されています。早速手持ちの同形機と並べてみたのですが製品化の時期がそれぞれ10年単位で開いているのでメーカー間の善し悪しと言うよりもNゲージの歴史の流れを見る様な感慨があります。
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 前面手すり類の表現などは「後になるほど細密化している」のがよくわかります(KATOの70は購入時手すりの一部が抜けかかっていたのですがピンセットで修正可能でした)
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 床下機器ではエアタンク(?)周りの表現に進化の跡を感じます。TOMIXは一塊のダイカスト表現、マイクロはプラですがやはりひと塊になっていますがKATOの時代になってようやく各タンクが分離した造形になっているのが分かります。模型は手にとって裏側を見る機会が多いですからここは心憎い所です。
 (上からマイクロ、TOMIX、KATOの順です)

 TOMIXは香港製でモータだけ日本製と言う変則的な構成なのですが走りっぷりはまさに重戦車の如きノイズで豪快に走ります。マイクロは当時としてはスムーズな方だった筈ですが流石にKATOと比べると見劣りしています。まあ、何れも実用上の問題は殆ど無いので後はユーザーの感じ方次第でしょう。

 同じ事は造形に関してもいえる所でマイクロがやや腰高に見える他はKATOとマイクロの差はそれほど大きいものではありません。TOMIXも細密度を別にすればかなり健闘している印象です(但しTOMIXはジャンク品だったので欠落していたパンタと一部屋上機器を交換しています)

 上述した16番のED70(但し40年以上前のモデルです)との比較は追々あげてみたいと思います。
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2017年02月25日

レイアウトの入門書に思うこと(汗)

 先日のはなしです。
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 私の所属しているクラブの駄弁りの中で「レイアウトやジオラマの入門書で適当なのはないか?」という話題が出ていました。
 で、私も含めたメンバーがあれこれ候補を出し合ったのですが、意外と候補の数が少ないのに我ながら驚いてしまいました。

 鉄道模型の全くのビギナーで、これからレイアウトをやろうという人向けの書籍で今、普通に本屋で買える定番書というのは意外と少ない気がします。
 それというのも殆どがムック形式(雑誌扱いの書籍)なため一定期間しか本屋に並ばない事が多い(大概年末に集中しますね)のが大きいのでしょうが、読む側も専門誌や写真集なんかしか読まない事が多いのも関係していそうです。

 KATOやTOMIXのメーカー系の出版物にはレイアウトづくりの基礎を扱ったものもありますが原則模型屋さんにしかないのがネックです。
 尤もレイアウトでも作ろうと決意するような人はまず模型屋さんに行くのが普通なので、これはこれで理に叶ってはいるのですが。
 でもそれならそれで、入門書や専門誌も置いてくれればいいのにとか思うこともあります。

 さて、それでもいくつか入門書の候補が出てきていますが、昔に比べるとこのジャンルも非常にカラフルになったものです。
 以前の入門書は文章主体で写真もモノクロ、厚さもそれなりという感じで、最近の様に活字に親しんでいる層が薄い時代になると2,3ページ開いただけで敬遠されそうです。
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 そこでふと思い出したこと。
 今回のメンバーとのやり取りの中である方が「この手の入門書をいろいろ持っているけれど作った事がない」という意味の事を話していました。
 この手の入門書の場合、これを参考にしてモデルなりレイアウトなりを作るのが本来の行き方なのですが、そういえば私自身の経験に照らし合わせると、入門書だけは40年以上前からいろいろと買ってはいたものの、実際にレイアウトを作ったのはつい10年前。
 言われてみれば私自身も30年近く「入門書を読んでるだけ」状態を続けてきたわけです(汗)
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 実際最近の入門書はカラフルな写真が満載な上に「レイアウトひとつつくるだけで一冊本が書けてしまう」ので読みでも非常にあるので読み終えた頃になると「作らない先からレイアウトを作ってしまった気になってしまう」事もしばしばでした。
 昔の「レイアウト全書」「レイアウトテクニック」辺りの製作記ともなると当代のハイクラスレイアウトばかりが載っているので「読んでるだけでいいや」なんて気分になる事すらあったくらいです。
 (その私がなぜレイアウトを作る気になったのかについては以前にも触れていますが、次の機会に改めてリライトしてみる積りです)
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 おそらくこんな風に「入門書は買っているけれどレイアウトの製作にふん切れない」という潜在層はまだまだ多いと思います。
 実際、最近随分とカラフルになっているこの手のノウハウ本を読んでいると「読んでいるだけで作った様な気になってしまう」事も多そうですし。
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 当時、入門書を読んでいて感じた事は製作の大変さよりも「事前の準備の大変さ」の方が大きい気がします。
 スペースの確保然り、道具や材料の購入然り、殊にレイアウトの場合、模型屋だけでなく画材店やホームセンターで物を揃える事も多いので余計大変そうな印象を与えていると思います。

 レイアウトづくりで大変なのは土台作りとレールの敷設でしょうし、一番面倒くささを感じるのもそこではないかと思います。
 実際はやってみるとそんな事もあまりありませんし、道床付きレールとスタイロフォーム(あとウッドランドシ―ニックスのサブテレイン辺り)の普及で600×900程度のサイズであれば誰でもそこそこの固定レイアウトが作れるようになっています。
 更にシーナリィ作りから先は何をやっても面白いので(運転会とかコンペなどで締切に追われる場合を除いて)何か月かかっても楽しめる趣味である事は間違いありません。
 (ホームや線路際に人形ひとり、樹木一本立てるだけで風景がそれまでとは違って見えるのが面白い所です)

 ですがその「最初の一歩」を踏み出すまでが大変に感じられるところであり、その一歩を踏み出させるのも入門書の重要な役割と思うのですが、これまでに出ている入門書でその一歩を後押しさせる何かが足りない様な感じもするのです。
 だからこそかつての私の様な「入門書だけのファン」も多いのではないかと思えます。

 とはいえ、その「何か」が何であるかが私にもはっきりしないのが難しい所なのですが。
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2017年02月24日

ターミナル駅モジュールの再改修・その2・ビル街を差し込む

 2月最初の平日休、前日が雨でしたので随分と肌寒く(お陰で2回目の土手焼きも中止になりましたが)明け方は逆に気温が高めだったので、その影響で朝は濃霧で開けました。
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 こうして見ると到底2月の気候とは思えません。

 おまけに午後からは当地でもPM2.5の警報が発令。
 外は晴れているのに殆ど外出はできません。
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 そんな折ですので前回紹介したターミナル駅ビルのモジュール改修工事を進める事になります。
 今回はビル街をはめ込むためのベース板のカットですが、ジグソーで盛大に埃を飛ばしているので別にPM2.5もあまり関係なかった気がします。

 (どの道こういう工程はマスク着用ですし)
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 大雑把にカットしたベース板に前のモジュールで使っていたビル街のベースをはめ込みます

 今後ははめ込んだビル街の建物のリペアと照明ユニットの差し替えとなりますが一番大掛かりになりそうなところを先行して行なえただけでも良しとしましょう。

 それにしてもこうあちこちカットと貼り合わせをやっていると徐々にモジュール自体がフランケンシュタインみたいなつぎはぎ状態になって行くのが何ともはやです。

 さて今回はめ込むビル街ですが、前にも書いた通り元々は第二モジュールの差し替え用シーナリィとして使っていたものです。一応夜景対応にしていたので今回再配線してテープLEDを試しに組み込んでみたのですが
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 盛大に漏光してます(汗)
 しかも最初の工事がやっつけだった反動で「全ての窓が光っている」と言うリアルもくそもない状態。
 まずはここから何とかしないといけないですね。

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2017年02月23日

偉大なる凡庸のそれから・D51編

 5年くらい前に書いた「偉大なる凡庸」たちの5年後の現状のはなし。

 第3弾はD51をば。
 実は先週書いた「きかんしゃやえもん」の話はこれの前振りだったりします(笑)
 こちらも前回紹介した時から5年の間に4両も増えました。

 私のラインナップを別にしてもD51は実車の人気もあって16番はもとよりNゲージでも定番中の定番モデルといえます。
 EF65の時と同様にジャンクをまとめ買いするとかなりの確率で入っている事が多いモデルでもあります。
 むしろ65よりも使用線区を選ばないだけに普及もしやすかったのでしょう。それとNでのリリースがSLブームの中の「デゴイチ人気」と重なっている事も大きいと思います。
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 そういえば、この間行きつけのショップに立ち寄った時もお爺さんが中学生くらいのお孫さんにKATOの長野式集煙装置仕様を買い与えている所を見かけましたし(笑)
 これなどはD51というのは世代を超えて親しまれている事を感じさせる一幕ともいえます。

 ただ、KATOの初期型モデルは割合高い確率でギアのかみ合わせの劣化(或いはモーターマウントのがたつき)で不動状態になっている物があるので中古モデルでは注意を必要とする機種でもあります。
 私の場合そうやって当たってしまった不動モデルはモータを抜いて重連用にしてしまいますが。
 
 更にD51が増えた理由としてKATO製のリニューアルという要因もあります。
 初期型のD51はマイクロや中村精密のD62よりも巨大なオーバースケールで同年式のKATO製品の中でないと使いづらいという欠点がありました。
 それが数年前の改良でスケール通りの大きさになったのに伴い、徐々に増備も進んだという面もあります。
 現行のKATOのD51は走りといい細密度といいまさに間然するところがない位の出来でN蒸機の新たなスタンダードになっている感があります。
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 この他、D51としては変わり種に属する「スーパーなめくじ」もマイクロの中古が入りましたし。

 ただ、そうやって増えてもよく見ると殆ど1両1両が時に大胆に、時に微妙に形状や仕様を変えているので邪魔な感じがしないのもD51ならではです。
 KATOの前期モデルですらデフの形状や配線形式が違いますし、案外と見飽きません。
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 この他、16番はありませんが、天賞堂のZゲージのD51も在籍しています。

 この辺りのバリエーションの増え方も実車の数の多さを反映していますね。
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2017年02月21日

鉄道ミステリとNゲージ・20「子供のいる駅」と跨線橋

 久しぶりの「鉄道ミステリとNゲージを語る」ネタ。前回からかなり間が空きました。

 今回は「急行出雲」所収の黒井千次作「子供のいる駅」
 ミステリとは言ってもこの作品は推理ではなくメルヘンというかSF(それも「すこし、ふしぎ」系)チックな一篇です。
(実際、初出が「大人のメルヘン」の一篇だったそうですし)

 ストーリーは、初めての電車のひとり旅に出掛けた少年が味わう普段と違う非日常感を描くと見せて、後半に(子供にとっての)恐怖体験(それが何かはここでは書きません)というサスペンスに移行、
 クライマックスに意外性のあるオチが用意されているという構成ですが、これだけの変転が文庫本ではたったの8ページに凝縮されているところに作者の手腕が感じられます。

 実は本作の初読の時、私はまだ小学生でしたから読んでいてとても身につまされた思い出があります(爆笑)

 私もそうでしたが、初めての電車のひとり旅というのはそれがどんなに短距離でも本人にとっては非日常な体験な訳で、前半で主人公の感じるワクワク感というのは汚れた大人にとって余りに切ない思い出と重なります(笑)
 そして後半のサスペンスは初めての一人旅では誰もが必ず感じる不安の現実化(大人にとってはインシデントでも同じ事が子供にとっては世界の終りみたいな切迫感を感じさせる)も誰しも思い出がある事と思います。尤も、今どきの子供がこの小説のような状況に置かれた時、これほど切迫感を感じるか少し疑わしい気もするのですが(それ位当時と今とでは子供の気質が変わっている気もします)

 そんな訳で、いい歳になってからそんな目で本作を再読すると「大人のメルヘン」の意味も少しわかって来るような気もします。
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 本編解説はこれ位にしてこれがどこで「Nゲージ」と繋がるかと言いますとこの作品では跨線橋が大きな役割を果たしているからです。
(ネタバレになるのでこれ以上は書けません。ぜひ本編をご一読を)

 Nゲージの世界では跨線橋はかなり早い段階から商品化されていたモデルで78年当時でもGMのキットとTOMIXの完成品から選べました。
 特にGMなんかは駅舎もローカルホームも出ない先から跨線橋を出していたくらいで後に車上駅の駅ビルが製品化された折には跨線橋が丸ごと付属していたりもしました。
 私の場合、車上駅は切り継ぎなんかで大きなビルに改造したりしているので結果「跨線橋のキットばかりが余る」という笑えない状況でした。

 後にはユニトラックの登場に併せてKATOも追随しており現在でもこの3社のなかから好みの跨線橋が選択できます。TOMIXのそれもいつの間にか40年近いロングセラーです。
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 ですが今回紹介するのは初の完成品だったTOMIXのそれです。

 この作品のイメージではGMやKATOのそれよりもTOMIXの方が作品の描写に近いと思いますので。
 こちらは流石に駅舎と対向式ホームの後からリリースされています(笑)が、跨線橋が付くだけで駅がなんだか華やかになった様な錯覚を覚えさせる点で魔法の様なアイテムでした。
 しかも、既に駅セットを持っているユーザーでも手軽にバージョンアップできたわけですから跨線橋恐るべし。この辺の展開のうまさは流石プラレールで鳴らした(いい意味での)玩具屋さんらしい所だと思います。

DSCN7734.jpg
 なお、跨線橋が出てくる作品というのは実は他にもあり双葉社の鉄道ミステリ傑作選(これも鮎川哲也監修)の中に泡坂妻男の「階段」というのが収録されています。
 こちらはこちらで「読了の瞬間に一瞬、ぞっとする」独特な展開が印象に残る佳品です。

 また、実録系の怪談話でも「うつむき加減の男の数歩後からついていくと、跨線橋の角を曲がった途端、その男が消えている」という幽霊話があったりします。

 してみると跨線橋というのはミステリの世界では異空間か何かの様に認識されているのでしょうか。
光山鉄道管理局
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posted by 光山市交通局 at 06:00| 岩手 ☁| Comment(0) | ストラクチャー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする