鉄道ミステリとNゲージを語る16 「機関車、草原に」とC52

 今回は「急行出雲」所収の河野典生作「機関車・草原に」から  鉄道ミステリアンソロジーとはいえ、光文社時代の鮎川哲也は推理物に限定せずに幻想譚やSF、怪談まで幅を持たせたバラエティ豊かなセレクトで読者を魅了しました。  その中でも本作は特に異色なハードSFとして描かれた物です。  北極海での核爆発事故をきっかけに海浜都…

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