モジュールのプランニング


 今回のモジュール製作で考えた条件として一般の人の目に触れる運転会での使用を前提としている事が先ず考えられました。
 それらの人達はモジュールの風景も楽しむでしょうが、それと同じ位に長編成の列車群が行き交う様を楽しむのではないかと考えました。今回のフォーマットでは接続部分が規格に合致していればその範囲内でカーブを組む事も可能なようでしたが、初めての製作という事もあって線路配置については基本をいじらずに直線のみで構成する事としました。
 全長900㎜は20メートル級車輌に換算して7~8両分の長さに相当します。この幅一杯に直線が敷かれれば編成としての列車を格好良く見せる事が出来そうでした。

 次にシーナリィですが、最初の計画では線路のすぐ脇を台地としてその上にビル街を配し、その前の通りに路面電車線を並べようと考えました。この時点ではTOMIXの自動運転ユニットの使用を前提に直線の行ったり来たりプラスポイントの自動操作によって本線を跨ぐ橋の上にも電車を走らせようかと考えました。

 しかし、このプランは線路配置に無理がある事や造りが大掛かりになることから初めてのモジュール製作としてはかなり手に余りそうな感じがしてきた事から一旦白紙に戻しました。
 初めての作なのでまずは単純でも風景をきちんと作る方を優先させようと考え直した訳です。

 こうして再び配置しなおした物が上の写真です。
「都市近郊の普通の沿線風景」をモチーフに平地の町並みと台地状の丘を組み合わせる方向で製作する事としました。
(続く)

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