第二モジュール製作05・川の製作と失敗

山と並行して川の水面の製作も行いました。
今回の川はモジュールと言う性格上、深さが稼げないので他で見る様な川底を作ってレジンやリアリスティックウォータなどを流し込むやり方は使えません。
結局一枚の板に水の色を塗りこみその上から透明素材を重ね塗りする方法を取りました。
アクリル絵の具で着色しその上から波に見えるように木工ボンドをやや厚めに塗って乾燥させます。余り厚塗りすると内部に白濁部を作りやすいので2・3回に分け、一回毎に1・2日かけて乾燥させました。
但しこのままでは梅雨時などの湿気が多い時期や誤って水をこぼしてしまった時に再び白濁する恐れが十分にあったので表面に水性ニスで2・3回コーティングしました。ここまでのやり方は工芸のデコパージュの方法の応用です。
多少白濁が残りましたが、余り気にならないレベルです。又、この方法の利点として、材料が入手しやすい物なので補修が容易と言う事も上げられます。


さて、ここまでは良かったのですが、出来上がった水面をベースに取り付けてみたら愕然としました。
・・・水面のこの青さ・・・・・・川というよりまるで南の海のそれではありませんか。
製作開始時に「水といえば青」という勝手な思い込みから青系の絵の具ばかり揃えて出来上がるまでその不自然さに全く気付かなかったのです。
実際の川は余程の清流でない限りこんな青ではない訳で・・・
結局ここまで作っておきながら水面部分は急遽リテイクとなりました。
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