試走の落とし穴


今回の画像は本題とは関係ありません。
つい先日所用で上京の折に秋葉原の中古ショップでかねて欲しいと思っていた蒸気機関車の中古を見つけました。
その店には他と同様に試運転の為の試走コースがあり購入前にチェックして走る事を確認したうえで安心して手に入れた訳です。
帰宅後、先日も紹介したターンテーブルに載せるべくその機関車を走らせ始めたら・・・
見事にパワーパックのブレーカが落ちました。
何度やり直しても駄目。他の機関車はクリアするのですが・・・
良く調べてみたらターンテーブルのアプローチ線路の勾配の掛かり口で先輪または従輪が通電をかねた動力ユニットのウエイトに干渉してショートしたらしい事が判明しました。
そこで平地にエンドレスを敷き直し試走させると今度はすいすい走り出しました。
ここで教訓&ふと思ったことを。
ショップでも少し良心的な所では購入前に試走させて動力やライトの店頭をチェックしてくれますが、大抵の場合が直線1・2本を往復させるだけの事が多いですね。
店のスペースの関係もあって贅沢はいえないのですが、実際にはレイアウトやお座敷運転ではカーブもあれば勾配もあり、それらの条件をクリアできるか否かは実際に走らせてみないと解らないと言う事です。
最小回転半径についてはカタログや説明書である程度はわかる事もありますが、勾配については今回の様な登れる登れない以前のレベルでトラブルが起きる可能性については全くノーマークでした。
今回のような「遠出のついでに購入する」様な場合、こういうケースも起こりうる事を頭に入れて多少覚悟がいるかもしれません(笑)仮に返品する場合でも近所のショップよりも手間も掛かるでしょうし。
今回のケースについてはとりあえずアプローチ部分の勾配を緩和する(またはターンテーブルをベースに埋め込む際に接続する線路との勾配を除く)処理が必要のようです。
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