キハ82の話・2・大掃除(笑)



 先日入線したキハ82系。造形のあっさり感やモデルとしての古さについては個人的には承知して購入したので後悔はしなかったのですが、実は一番のウィークポイントはコンディションでした。

 先日の80系の時も足回りの汚れっぷりに驚かされましたが、今回のキハ82系はそれ以上です。
 パッケージに入っていた時点で動力車のキシ80の台車に埃が絡みついているのが見えるほどでした。当然ゴムタイヤも完全に劣化して粉々でした。
 今回ばかりは分解整備が避けられないと見て早速先日来活躍中のホーザンピンセット軍団(笑)の出動と相成りました。

 動力台車を外して驚くのは台車と車体側の集電板の間にまで埃が一塊になって詰まっていた事です。当然ドライブシャフトとモータを繋ぐジョイント部からも大量のゴミが摘み出されました。
 台車のギアもかみ合わせの全てにゴミが白く詰まっており洗浄と掻き出しに一苦労です。ですがこういう時にもピンセット軍団は大活躍でした。

 これは個人的な想像ですが、前ユーザーの時には殆ど、あるいは全くメンテナンスがされない状態で使われていたのではないかと思われます。いずれにしてもこうまでなってはまともに走れる状態とは思えません。
 それだけに是非走りを復活させて見たい気持ちが出てきます。なかなか歯ごたえのありそうな個体と言えました(笑)

 埃取りと車輪の洗浄、再組み立てといったこれまでの同種の調整だと1両に2・30分は掛かっていたのですが、これだけの汚れっぷりの個体の調整だったのに実際には15分ほどでキシの動力を復活できました。慣れの要素もあるかもしれませんが道具を変えた効果もかなりの割合で寄与していたのではないでしょうか。

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