キハ81と「下りはつかり」

本日KATOのキハ81系が入線しました。
このモデルは先頃レジェンドコレクションとしてかなりグレードアップしていますが、今回のは旧製品の7連セットです。
レジェンド~にも魅力を感じない訳ではなかったのですが、コストの問題と既に入線しているキハ82系、キハ181系がいずれも旧製品なので3編成を並べた時にディテーリングの差が大きくなる事を恐れた結果でもあります。
さて、キハ81と言うと連想されるのは「はつかり」です。
私個人はキハ81系時代のはつかりには馴染みがないのですが、以前取り上げた事のある鉄道ミステリのアンソロジーの第一弾「下りはつかり」の主役がキハ81だった事もあって以前から導入を考えていた機種ではありました。
この作品では福島県の浅見川の橋梁を「はつかり」が通過する所がトリックの主要な眼目となっています。
「赤い練り羊羹を連想させる」鉄橋を通過するキハ81のローアングルを背景にしたスナップ写真はいつかモデル化してみたいミニシーンとして30年来温めているモチーフですが実現するのはいつの事やら(笑)

キハ81特有の愛嬌のある前面の造形は旧製品とはいえ流石はKATOのモデルと思います。
ここからはネタばれになります。ご注意ください。
このシーンの再現をするには既存モデルに二つの加工が必要です。
ひとつは釣り人。フィギュア自体はKATOやプライザーから出ていますが釣竿を持つ手を左にする加工、併せて上着に鏡影文字のイニシャルを描きこむ加工が必要です。
もうひとつが鉄橋の片方に事故によるオイルの汚れを加える加工です。
どちらも手間がかかるような物とは思えませんが、一番の難物はジオラマその物をどう作るか(必ずしも浅見川橋梁の引き写しである必要はないとは思いますが)ですね。

にほんブログ村
現在参加中です。ご参考になったり、良かったと思われたならクリックをお願いします。
この記事へのコメント