悪戦苦闘(汗)

お盆の午後の話です。
夕方からの用事にまだ間があったので手持ちの車両をいくつか走らせようと引っ張り出しました。
その中のある電気機関車(M社のEF-XXとでもしておきましょうか)をレールに乗せてパワーパックのレオスタットをひねり・・・
ヘッドライトは点灯するのですがうんともすんとも言いません。全くの不動状態です。
これまでここまで走らなかった例がない訳ではないのですがこういう場合、大抵は接触不良というよりも駆動系の問題であることが多かったので分解・確認することにしました(無謀)

ばらした際の写真は上げませんが取り出したモーターに通電するとどうにか回ります。
台車周辺をチェックすると妙に粘度の高そうなオイルがこってりと(笑)
やはり駆動系の固着と見たのですが、あいにく手元には洗浄剤もグリースもなし。だめもとでやむなく組み直して再度確認したところとろとろとですが動き出しました。
完動品ほどスムーズとは行きませんがとりあえず仮説は立証された訳です。
ですがここまで確認するのに小一時間(汗)
この動力、構造は以前改造した他社の電気機関車のそれと似ていたこともあって状況把握にはまごつきませんでしたがやはり精密機械である事には変わりなく組みなおしには慎重さが要求されると感じました。
少なくとも「用事が迫っている精神状態でやるべきことではない」という事だけは実感しました(笑)
このままでほっとくのも何ですから近いうちに本格的なオーバーホールが必要です。洗浄剤とグリス、オイルを用意して本格的にかかるつもりです。
今回の経験を生かせれば今後の同種のトラブルへの対処やメンテナンスの充実にもつながる訳ですし。

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この記事へのコメント
そんなこともあるんですね・・・
どうも、M社製の機関車はばらすのが大変なのでどうしても避けてるのが現状です。
オイルの粘度が高そうに見えたのは確かですがそれが直ちに固着の原因となったかはまだ確認していません。
購入直後の試走ではスムーズだったので可能性はありますが…
ギアやジョイントのかみ合わせの問題も考えられますし。
>M社製の機関車はばらすのが大変なので~
私もそう思います。
今回は普通の電機だった事もあって思ったよりは機構はわかりやすかったですがそれでもばらしはお勧めできないですね。
重りと配線を兼ねたつくりになっているようで、主に鉛と電極との接点を磨いてやると電通が良くなりました。
動力部分は今流行のフライホイールや6連装波動エンジンは付いていないので、ギア部分を綿棒などでゴミを取り除きました。無水アルコールを使用しましたが、金属部品はともかく、30年前のプラスチックへの影響は未知数なのでチョッと心配です。
いくつか動力ユニットをばらしてみて気づくのですが金属製のウェイト自体が導線代わりになっている構造のモデルは多いですね。
特に機関車では多いですが、改造時なんかでウェイト切削時の鉄粉などを挟み込むと試運転で一発ショートの悲劇が(泣)
無水アルコールにかぎらずケミカル系のプラへの影響は未知の所が多いですね。
もっともこれは新素材全般にいえる不安ですが、プラのN車両が出て50年近くになろうというのにこの種の不安が消えない事には個人的にですがそろそろ違和感を感じ始めています。
そういえば、古いダイキャストは経年変化でそりが出たり、クラックができる。という話がありました。
確かに私のものでも、ダイキャストが反ってしまったものがいくつかありますが、大丈夫だったでしょうか。
今は、それがこわくて、なかなか分解できないのです。(二度と組み立てられないかもと思うと・・・)
ダイカストの経年劣化は動力を組み込んでいる鉄道模型の場合致命的なトラブルになりますね。
同じダイカスト製のミニカーや超合金ではこの種の劣化(殊に変形)のトラブルをあまり聞かないのですが鉄道模型のそれとは何か違いがあるのでしょうか。不思議ではあります。