ローカルレイアウト製作・5・シーナリィ・右側



本線エンドレス部分のシーナリィは田舎・山岳風のそれをメインにしています。
エンドレス右内側の空間には田畑を配置。そこを回り込む形で川を流し、奥のエンドレスと連絡線の間の空間には屏風状に山を配置して連絡線については手前側と奥の線路を視覚的に分断させています。
更に右奥のコーナーにも山塊を配置してローアングル視点で「山が重畳したような」感じに見える様に考慮しました。

…などと尤もらしい事を書きましたが山の骨格とプランニングは殆どスタイロフォーム削り出しの現物合わせでやっつけています(笑)
最初のうちは単なる積木細工にしか見えなかったので焦りに焦って色々と削り、又積み重ねていったのですがやればやるほど山塊が痩せて行くのがわかり又焦ってしまう繰り返しとなりました。
実際にはこの上からプラスターを掛け、更に樹木を追加する訳ですから、むしろもっと薄っぺらな骨格でも問題なかった訳ですが作っている時はそこまで考慮する余裕は殆どなかったですね。
返す返すも焦りは禁物です。
これらの骨組みにプラスターを掛けます。
以前竹取坂の改修で山を作った時にスタイロフォームに直接アクリルを着色した事があるのですが、スタイロフォームにはもともとテカりがあり妙にてかてかした山(自戒を込めて以後この山は「照り焼き山」と呼んでいます)になった反省からあらかじめプラスターでの下地処理を図った次第です。
強度が必要な土手の部分はプラスタークロス、山の表面はプラスターを浸したキッチンタオルを使うというオーソドックスな物ですがいつもと違って今回ばかりは自分の不器用さを改めて思い知らされました。
これまでやってきた山はほとんどが近郊風景に使われる物で微妙な山肌の表現や地形創成を必要としなかったので本格的な山をやって来なかった報いがここにきて一気に噴出してしまった感じです。
結果として「書割の集合体」のような山並みによる取ってつけたような奥行き感(最近登場した「3Dテレビ」を観たような感じと言えば見当がつくでしょうか)になってしまいました。
とはいえ、スペースの制限の中で少しでも風景の奥行きを出そうとの狙いに基づく試みでしたのでその意味では多少成果はあったと思います。

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この記事へのコメント
立体感は配線の時点で充分ですよね。
部分的に奥のレールを隠してストロボ的(見える部分と見えない部分が10cm位づつ交互)に車両が見れる様にしたら面白いな。。。なんて勝手に妄想してました。
すり鉢状のループの内側も『地形を生かした何か』が作れそうで、勝手に妄想を膨らませて楽しませて頂いてますw
線路の遮蔽は主に樹木や竹林で行う方向で対処しています。やはり和風のレイアウト(笑)だと植裁で変化をつけるのが無難そうですね。
ループ内部は大昔の有名レイアウトのGD LINEで湖を配置していたのが印象に残っていたのですが全く同じには出来なかったです(汗)
60×90cmスケールに、どう展開していくのか楽しみに見させてもらっています。
コメントありがとうございます。
製作記は今の所すでに仕上がった所の紹介ですが今後は徐々に改修、改装についてもあげる予定でいます。
鉄道趣味の中でも模型には最近関心を持ち始めたのですが、見れば見るほど皆さんのいろいろな工夫が面白くなってきています。
スタイロフォームを使っていらっしゃるのを見て、「それならわが家にもあった!」なんて思い、いまからちょっとワクワクしています。
これからも参考にさせていただきます
コメントありがとうございます。
スタイロフォームなどもそうですが新素材の登場と普及のおかげもあって以前に比べてレイアウト製作の敷居は大分下がってきたと思います。
ジャンルとしてまだまだ個人の自由度や工夫の余地もあると思いますので挑戦されてみるのも良いと思います。
拙いブログですが今後ともよろしくお願いします。