KATOのDD54

今月入線の新型機、KATOのDD54です。
このロコは夏にTOMIXの旧型を中古で入手したばかりだったのですが、個人的に形態が好きな機種であった事と最近のKATOロコの造形の良さに惹かれていたので敢えて予約注文するという暴挙(笑)に出たものです。
先日やっと実物を入手したのですが、TOMIXのそれが今から20年以上前にリリースされた物である事を考えると、あらゆる点でバージョンアップが著しいと感じました。

前面を中心とした造形は本機がブルトレ牽引機である事からTOMIXとはプロトタイプが異なるのですがそれを差し引いてもあきれるほどの細密さです。
解放梃子や手すり類が殆ど別パーツで表現されている事、Hゴムの表現力が上がっている事にも驚かされましたがこれらがユーザーによる後付けではなく最初から付いている事にはびっくりです。ここまで来ると殆ど工芸品か何かのノリです。それでいて全体のフォルムの把握もばっちりと来ているのですから外見では不満を全く感じませんでした。
それ以上に驚いたのが走行性です。昨年のC57のスロー性能もピカイチだったのにこのDD54はそれ以上。
スケールスピードで「人が歩く位のスロー」をここまで破綻なくスムーズにきめて見せるNゲージのロコは初めての気がします。そこからの加速も滑らかで「液体式のDLがここまでシルキーに走って良いのか」とすら思えてしまうほどでした。
(むしろこの点では旧式動力のTOMIXの方が走りのガサツさに却ってDLらしさを感じてしまう印象でした)

最近のKATOのロコはTOMIXのHGに刺激されてかずいぶんと気合が入った物が多いですがその勢いを強く感じるロコでした。

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