大レイアウトを考える・8・俯瞰の魅力・2

 今回も前回に続いて俯瞰の魅力の話です。

 子供時代、山の中に住んでいた余録で通学路では必ず街の俯瞰を毎日眺める生活でした。
 又、実家の田舎の家は近くを通る幹線を通過する列車を盆地を挟んでパノラマで眺める事のできる環境でした。

 今にして思えばその環境は後になってレイアウトをイメージする上で少なからぬ影響とインスピレーションを与えてくれていた様に思います。

 以来旅行や帰省では俯瞰で街の全体を眺めるのが楽しみの一つとなっています。
 何とかと煙は高い所が好きと言いますし(笑)

 さて、そんな経験も交えて理想の俯瞰というものを考えてみたいのですが。
 
 ひとつには地形の要素があるでしょう。おもに川の曲がり・山の起伏によって形作られた自然の地形がレイアウト上に再現できればそれだけでかなり雄大なイメージを与える事が出来ると思います。

 そしてもうひとつ、街並みの要素。
 単なる家やビルの羅列では魅力的な俯瞰が出来るとは思えません。
 俯瞰で眺めただけでその街の性格が見えてくるような眺めが必要ではないでしょうか。
 都市一つとってもそのなりたちが城下町か門前町か宿場町かで見え方が違うでしょうし、商業都市か工業都市か、あるいはベッドタウンかでも違った風景になる筈です。

 そして重要なのがそれらの「連続性」ではないでしょうか。
 レイアウトが単なる風景の一点だけをモデル化するのではなく「隣町はどうなっているのか」「どちらが東京(或いは大阪)なのか」「どちらに海があるのか」が明確である事(島国の日本の風景をモデル化するならこれは避けて通れない条件です)は鉄道そのもののモデル化であるレイアウト、それもある程度以上の規模の物では必須の条件と言えます。

 これらのモチーフが具体的であれば作り手の主張が見える俯瞰が作れるのではないかと考えます。

 以前CSで観たアメリカのテレビ番組の「世界の鉄道・旅と模型(TRUCK AHEAD)」に紹介されている海外の著名な大レイアウトはどれもこれも鉄道と産業の繋がり・鉄道と周囲の地勢の繋がりが視覚的に表現されている物が多く、流石に彼の地はセンスといい見せ場の作り方といい一日の長があると感心しきりでした。

 今の日本のレイアウトはその点でいまだ揺籃期と言いますか、一部のトップレイアウトを除けばヴィネット的な切り取られた風景の羅列に終始しているレベルの物が多く、レイアウトの外側を意識出来ない幕の内弁当みたいな雰囲気を感じる事が多いと感じます。

 一言でいえば「ローアングルではそれらしく見えても俯瞰では散漫なイメージしか見えない」物が多い。それはレンタルレイアウトでも一部を除けば同じ印象です。

 流石にこればかりはモデルを作って実験するという訳にはいきません(笑)が心に留めておきたい考えではあります。

 今回はわれながらずいぶんと偉そうな内容になっている気がします。自分の腕のなさを棚にあげて全く何を言ってるんだか(汗)

 そんな訳で今回も最後は動画でお茶を濁します。昨年の年越し運転から


 E351スーパーあずさとE257かいじの走行シーンですが、同じレイアウトの向きと風景を差し替えているので以前の動画とつなげるとなんとなくでかいレイアウトを走らせているような錯覚を感じ・・・ないでしょうか(大汗)



 以前上げたE351とE257の動画です。

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この記事へのコメント

2011年02月17日 22:56
こんばんは。

これは、これは・・・・。
1枚目は岩山展望台からの盛岡市内の眺めですね。
久しく行ってないので、雪が解けて春になったら行ってみたくなりました。
紫波の新山からの夜景も絶景ですよね。
ローカルな話でスミマセンでした。(汗)
2011年02月18日 17:44
>hidakamiさん

 仰るとおり岩山展望台の写真です(笑)
 今年の初めに撮影したものですが、頂上までクルマで登るのが怖かった事(汗)

 他の写真は長野と東京で撮影したものです。

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