レイアウトの夜景を考える・3

 まずは動画から。数年前に撮った実車の映像です。


 闇夜のカシオペア。実際田舎を走る時はこんな感じです。


 澄んだ空の満月ですとこれくらいの明るさが得られます。この写真は大体3秒程度の開放で撮っています。

 夜景についての考察、前回の続きです。
 これまで旅行や帰省のたびに沿線の夜景を眺めたりビデオに収めたりしてチェックするのですが、よほどのビル街(例えば東京の丸の内)でもない限り室内灯だけで明るい夜景と言うのは殆ど見掛けません。

 夜景を魅力的に見せる上では街灯やライトアップ、マンションやアパートの通路の照明等の「裸の灯り」が大きな要素を占めています。

 余談ですがこれまで夜景を見ていて気付いたのは同じ街でも「南から北」を眺めるより「北から南」を眺めた方が夜景がきれいに見える傾向があります。
 南向きの壁面には窓が多いのですが夜間は大抵の窓にカーテンが下りているので明るくない事が多いのに対し建物の北側(特にアパートやマンション)は通路がある事が多いために裸照明が目立ちやすい事が関係していると思われます。

 同じ理屈で言うなら通りに面した所が明るいのは街灯の他、家々の門燈も大いに影響しています。

 そしてもうひとつ、夜景の中でとりわけ魅力的なのは「夜間の工事現場」です。
 その理由は工事用の大型照明が周囲の建物に対するライトアップの効果を持つために建物の陰影を強調しやすい事が挙げられると思います。
(この種の深夜工事は年度末になると住宅地でも結構見かけます)
 そこまでは行かないにしても都市部の町並みは通りのライトなどの効果で建物の壁面が浮かび上がりやすい傾向はあると思います。

 最後にこっそり混ぜましたが(笑)レイアウトに試験的に照明を組み込んでみた映像です。ビルの窓が全部光っている等の粗はありますがご勘弁を。
(この項続きます)

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この記事へのコメント

2011年07月05日 22:48
こんばんは。

夜行列車がめっきり減ってしまった現在、列車から眺める夜景は相当長い期間、ご無沙汰してますね・・・・。
これからも、そんな機会に恵まれるかも不安なのですが、夜行列車が全盛期の頃は、睡眠するどころか、逆に目が覚めてしまい窓にかじり付いて夜景を楽しんでいたものでした。
遠くにヤード灯が見えてくると、それを目でず~っと追っかけたりしていたものです。

現在、列車から見る夜景で特に好きなのが、(新幹線ですが)日没後の東北新幹線で東京方面から帰ってくると白石蔵王を過ぎて間もなくすると、遠くに仙台市街の街明かりが散りばめた様に広がってきます。
これは新幹線開業間もない頃、東京の会社へ就職して、実家に帰省する頃からお気に入りの夜景で、忙しい都会の仕事から解放された唯一の癒しでしたね。
す~っと、その街明かりに吸い込まれる様に走行する新幹線、仙台駅に近づくと、高層ビルが寄り添う様に迫ってくる様子が何とも言えません・・・・。
「三つ子の魂、百まで」では無いのですが、若い頃の思いが現在でも生きている様です。
2011年07月06日 23:13
>hidakamiさん

 私の場合、帰省で利用する新幹線が最終かそれに近い物が多かったので「夜汽車=新幹線」という妙な刷り込みができてしまいました(笑)

 仙台辺りまではそこそこ街の灯りが目立つのですが、一関以北は帰省なのにいつ見ても寂しさを感じました。
(極めつけは北上駅で闇夜に一つだけぽつんと点いていた「サタケの籾摺器」のネオンでしょうか。盛岡に近づくとまた少しづつ灯りが増えてゆき帰ってきた気分になります)

 尤も、今住んでいる所も寂しさでは負けていないのですが(汗)

 夜行は無くなっても私にとっては夜汽車は依然として「普通に使う存在」という気がします。

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