MODEMOのグリーンムーバー
この間、16番の走行性能に魅力を感じつつもNの路面電車へ中々移行できないと言う話をしましたが、その理由のひとつがラインナップの豊富さと定期的に新車がリリースされるペースのよさが挙げられます。
その一翼を担っているのがMODEMOの車両ですが今回の新車は中々思い切ったリリースと思います。
ものは広島電鉄のグリーンムーバー。
全車低床構造の5車体3台車。おそらくMODEMOとしては単独では最も長い「30メートル級電車」でもあります。
同タイプの車両としては、輸入モデルで以前コンビーノ(本車のベースモデル)を店頭で見かけたことがあるのですがあまりの高さに手が出なかった記憶があります。
ですから国内メーカーのモデルとしてのリリースはとにかく朗報でした。
1万3千円超の定価はMODEMOとしても高価な方ですがあれに比べれば(笑)
最近のMODEMOの美点として低速性能のよさとヘッドライトが点灯式になった事がありますが今回のモデルにもそれは引き継がれています。
ただ、最小通過半径が140Rとなっているものの、私のレイアウト上の走行テストではスピードが上がると脱線しやすくなるようなので「路面電車らしいスピードでの走行」が望ましいようです。
5車体3台車と言う特殊な構造の車両なので設計は大変だったと思いますが、大きな窓を通して非常に長いドライブシャフトの動きが視認できてしまう所はリアル派にはマイナス点でしょう。
室内灯の組み付けも今の時点ではデメリットが大きそうです。
真横から見るとちょっとした線路の凹凸で車体の連なりが波打ちやすく、特に先頭部がアゴ上がり気味になる点は注意を要するところです。他の連接車体と違い貫通幌が短いのでどうかすると直線でも車体間の隙間が見えてしまう点も注意点といえます。
以上のように欠点も多少はあるのですがそれを補って間なりある魅力を感じてもいます。
140Rのミニカーブで5つの車体がきちんとカーブの曲がりにフィットしてくれる楽しさは他の車両では中々味わえない個性でしょう。
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