趣味の原点を振り返る30・最初のN蒸機(?)C10のはなし

世間はクリスマスですが今日は一日出勤でいつもと余り変わらない週末であります(汗)
趣味の原点を振り返るシリーズ(笑)半年ぶり位の記載となります。何しろ書き手の思い出した順に書きなぐるだけのシリーズですので次がいつなのかも見当もつきません。
ともあれ、今回は私自身つい先日まで忘れていた思い出話です。
私が最初に購入したNゲージサイズの蒸気機関車ですが、実はD51でも無ければC11でもありません。
実はC10が最初の蒸気でした。
こう書くと面食らう方、「ひょっとしたらあれのことか?」と思われる方、反応はいろいろとあると思います。
昭和46年か47年頃と記憶しています。親類の機関士の16番模型に触れて「鉄道模型」の楽しみを知りつつあった私がある模型店の店頭で見つけたもの。
それが童友社のNゲージプラモデルの列車とレールのセットでした。
箱のサイズも結構大きくエンドレスにプラスしてポイントやクロスレールも付属、ある程度複雑な線路配置も可能なセットだったと記憶しています。
車両の構成は機関車C10とワム80000、タム、ワム23000、トラ、トムフという組み合わせでこれまた「列車」をそこそこ楽しめるボリュームがありました。
但し、どれもオールプラ製(レールや車輪を含めて)のキット形式で機関車の駆動も乾電池式。単3電池をワム8に内蔵して機関車を動かす形式でした。
当時は私も小学校低学年の事とて貨車はどうにかできたものの機関車をきちんと走れる様に作る事ができず早々と挫折してしまいました。
今ではどれもこれも現存していません。今思えば勿体無い話ではありました。
ですが、この経験が意識、無意識を問わず後のNゲージ参入、鉄道模型趣味への前段階として果たした役割は大きかったと思えます。
・・・とか言いつつそんな経験をつい先日まで忘れていたのですが(汗)

それを思い出させたきっかけは中古ショップでマイクロのC10の出物を見つけた事です。
NのC10は私の趣味の中断中にリリースされた物らしくこれまで実物を目にする機会がほとんどありませんでした。
実際もっと早く出会っていれば今回の事も早く思い出せていたかもしれません。
そんな訳で四十何年かぶりの再会兼リベンジを果たした訳です。
ロッドの一部に欠落があったので比較的安価でしたが、それでも「実際に走れるC10が入線した」感慨は大きかったですね。

マイクロの蒸気は腰高が目立つ事が多いのですが、このC10に限ればC12やC56に比べてそれほど目立ちません(とはいえ実物よりはやや縦長のプロポーションのようです)
何より貨車が1両付属しているのがご愛嬌です。まさか電池をこれに積めという意味ではなかろうなと(笑)
余談ですが童友社のこのシリーズは線路と貨車の構成はそのままでC11、C58のバリエーションがあったようです。1975年度版の工作ガイドブック(科学教材社)には鉄道模型ではなくプラモデルのコーナーに写真付きで掲載されていた記憶があるのですが私の手元の77年度版には記載がありません。おそらく76年頃にはもう無くなっていたのではないかと推察されます。
後に「鉄道模型考古学」(NEKO)の隅っこのほうにC58の車体だけが掲載されていましたが、それを見て思ったのは「これ買わなくて良かった」というものでした。C10辺りだとどうにか実物の面影が保たれていたのですがC58の方はあまりにも違いすぎでしたので(機関車とテンダーをC10サイズに圧縮して一体化したようなすさまじい代物でした。これをC58と思い込むにはかなりの修行が必要ではないかと)

にほんブログ村

にほんブログ村
現在参加中です。気に入ったり参考になったらクリックをお願いします。
この記事へのコメント
次から次と、見せていただく車両群に指をくわえて羨ましがっています。
正直私もここまで増えるとは思っていませんでした。(汗)
但し、在籍している機関車の七割位は中古なのでコストは意外にかかっていないと思います。
何しろ一機三桁~千円台というのも結構ありますし。
ただ、地元に中古ショップがあるというのがかなり寄与しているのは確かですね。
模型考古学・・・・(^_^;)
先日、カトーのC11を改造して10を造ってみましたが、独特な給水暖め器が面白いです。
リリース時期がNゲージの黎明期に重なっているので余り話題にならないアイテムではないかと思います。
私も実物を取っておけば話題の証拠ぐらいにはなったのではと今更ながらに後悔しきりで(汗)
C11改造のC10も面白そうですね。