あの日から1年

 あれから1年です。

 私にとっての影響はごく間接的な物ですが1年経っても抜けられない物を感じさせられます。

 昨年の今日体感した震度5以上の揺れと、帰宅後に見たTVの映像の衝撃。
 そしてその夕方からの故郷との連絡不通状態に随分気をもんだ事。

 翌々日辺りからのガソリン・牛乳・パン等の品不足状態。
 翌週辺りからの計画停電。
 その間震源域から数百キロから千キロ近く離れているのに断続的に起こる余震。

 さらに現住地でも活発化する地震活動。

 私の所ですらそれまでの日常が突然「非常時」に変質してしまった感覚が強かったのですから激震地のそれは想像する事すら難しいものがあります。

 これは1年経った位で忘れられるような性質の変化ではないと思います。

 これからもあの日の衝撃とその後の事が心の中で一定の場所を占め続けて行く事になるのだろうと思います。

 ですがそんな折でも趣味の活動を再開し、それを続けることで心の安定をある程度は取り戻せる事を知った事は数少ないながらもひとつの収穫だったと思います。
 また、このブログやSNS等を中心にネット上で交流している方々のその後の活動を拝見したりコメントのやり取りをできた事もネットの予想以上の効用でした。

 激震地におられる方々の何人かも同じ感触をより強く持っているのではないかと思います。
 (とはいえ、あれ以来明らかに活動を縮小されていたり、無事を確認して以後全く音沙汰のない方もおられる所に彼の地での災害の影響の大きさを感じさせられるのですが)

 私たち自身これから来るかもしれない次の災害に対する準備は未だに十分とは言い難いですが、心構えとは別に少しづつでも積み重ねて行かなければならないと感じています。

 最後にこの一連の災害で亡くなられた方々に改めて冥福をお祈りいたします。

(今回の記事は本ブログ・MkⅡ・SNS共通の内容でアップさせて頂きます)

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この記事へのコメント

2012年03月12日 23:16
もう1年にもなるんですよね・・・・。
早いモンです、今まで経験したことが無い揺れ、そして経験した事も無い長期停電や物資不足・・・・。
いつ、どこで起きてもおかしくない震災、普段からの備えが重要であると思い知らされた震災でもありました。
2012年03月13日 23:09
>hidakamiさん

 私にはこの一年はこれまでになく長く感じられました。

「3月まで」と「それ以降」で全ての「ものの感じ方」が変わってしまった事がその原因かもしれません。
 
 特に「用心」と「節約」の観念での変化が大きいですね。今回のような全てに常識破りの災害だと尚更かもしれません。

 余談ですがあれ以来「AC」のCFに一種のトラウマを感じるようになりました。CF自体に罪はないのですが…

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