中古モデルとレイアウトのご利益のはなし
今回は中古モデルばかり買っているうちに思いついたことを(汗)
当レイアウト開業(とは言っても殆どなし崩し的に線路を通しただけなので開業式典もなかったのですが)以来所属の車両増備のピッチは急速に上がりました。
最初の予定ではここまで増えるとは考えてもいなかったのですが…
最もジャンク寸前とかそれに近いレベルの物も多いのでコストはそれほど掛かっていないのですが。
Nの場合、大概の地域で中古モデルが入手しやすく(H●RD OFFや●代書店など)安価な出物に当たりやすいという事情もあるのですが、それ以上に「ひとたびレイアウトを持ってしまうと『この列車を自分のレイアウトで走らせたい』という欲求から入線させてしまう」と言う要因が大きいと感じます。
この事は以前にも書きましたが。
ですので購入した車両は必ずレイアウト上で走らせます。
(場合によっては運転会のモジュール上でデビューというのもあるのですが)
ある鉄道模型の入門書の著者であるM氏がかつて言われた事ですが「レイアウトを持っていると本当に気に入ったごく少ない編成に収斂されてゆく」という境地にはまだ達していない様ですね(汗)
中古モデルが多いという事は必然的に走りに問題を抱えたモデルに当たる確率も高くなるのですがそんなモデルに当たってもそれを捨てる事が出来なくなるという弊害(?)もあります。
走らせたくて入線させたモデルですから走らなければ意地でも走らせたくなるというこれまでとは別の欲求が出てくるのです。
これがパンタの欠落とかカプラーの劣化とかですとASSYで対応したり(同一形式の場合、別のメーカーのパーツを付けてしまう荒技も使います)でけりの付く事も多いのですが、問題は動力車です。
これまでに最初はギアの注油、清掃から始まって台車をばらして埃取りをしたり動力を分解してシャフトを交換したり通電をやりなおしたり、遂には動力をコンバートさせたものまで色々やりました。
(もっともそこまでして「新品同様の走りまで復活させた」ものが絶無という辺りに自分の腕の限界を感じるのですが)
その過程で、動力からモデルの年式を類推したり動力機構の構成を腰だめで覚えてしまえるメリットもあります。
ですがそれがこうじてくると、走りにくいモデルを見てどの辺に問題がありそうかの見当がある程度付けられる様になって来ます。
すると更に中古やジャンクに手を出すのを恐れなくなり安物車両が増えて行くという悪循環が(大汗)
結果、珍しい(或いは変わっている・骨董品とも言います)モデルばかりで少しも利殖にならないラインナップとなるという最大の弊害も生む訳です。
ですがこうしたモデルをレイアウト上で走らせる喜びは価格の割には結構大きいと思います。
手の掛かる子どもほど可愛いとも言いますし。
ですがこれらの大前提として「レイアウトを持っている」という要因は非常に大きいと思います。
重要なのは「実物通りかとかどこまで細かくできているか」という(私にとっては)瑣末なことよりも「自分のレイアウトで元気に且つリアルに走ってくれるか」の方になってきます。
大体この種の細密さはNどころかHOや16番ですらレイアウトやお座敷で走らせる時には「ちょっと離れて見るとどうでもよくなる」レベルの話ですし(但し、ケースにでも入れて日がな一日眺めると言うような場合にはこれは非常に大きな問題となります)
こういうのもレイアウトを持つ事のご利益のひとつかもしれません。
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