週刊SL鉄道模型・火の見やぐら
週刊SL鉄道模型の第8号。
今回の付属品は「火の見やぐら」です。
実はこのアイテムはジオコレで出た時には手を出さなかったアイテムでした。
というのも、既にモジュール上でGMのそれを組み込んでいたからで同じ題材のモデルを二つ揃えるのもどうかと思っていたからです。
ですが火の見やぐらは実際には「町単位で存在する」事の多い建物で(分団単位ではなく)地域によっては比較的近接した所に複数存在する場合もままあるものです。
(これは火の見やぐらが「町内のランドマーク兼村の格の象徴」という意味合いを持っている事と無関係ではないと思います。佐々木那の「村の少年団」と言う戦前の小説の中で「新しい火の見やぐらを自慢して脇を通る人ごとにやぐらにお辞儀をさせる悪童」の描写があったりします)
ですのでレイアウトの設定によっては近接した所にふたつの火の見やぐらがあってもそれほど不自然ではありません。むしろそこから「隣り合う街の仲の悪さ」などの裏設定を作る事も可能です。
それはさておき、私の計画している改修ではこの火の見やぐらは先ず使う予定のないアイテムなのですが、実際に組み立ててみるとGMのそれとは違う味を感じました。
キットはGMのそれより骨太な感じですが骨組みの構造が微妙に違うので「同じもののコピー」と言う印象はありません。
また、GMのは積載車小屋の上にやぐらが載る形態なのに対してこちらは単独の建造物で設置場所の自由度は高くなっています。
なので作ってすぐにレイアウトの適当な場所に配置できる即席ランドマークとして優れたアイテムに感じました。
こうなると「単品で買っていなくて良かった」などと不埒な感想を(笑)皮肉な事ですがこの「週刊SL~」を買って初めて魅力を再発見したアイテムではあります。
個人的な要望(と言いますか手を加えるポイント)ですがGMにしろジオコレにしろ火の見やぐらと積載車小屋まではアイテムがあるのですが大概の消防団に存在する「団員の詰所」がないのは少し残念です。
これは外見上「住宅より少し粗末で駅の詰め所より少し豪華」という微妙な立ち位置の建物が多いのでユーザーにとってはセンスと腕の見せ所かもしれません。
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