HOタンク機に思う「ガイシャ」の魅力のはなし

 今回はGW入線のHOモデルの話から。

 某有名中古ショップで入手したリリプットのBR75(と言うかその原型かバリエーションのvlcタンク)タンク機です。
 当ラインナップ初の外国型蒸気ですがどうかするとNの中古蒸気よりも安価な値段でした。

 それでいて走りっぷりは良好でディテーリングも悪くありません。
 車体はダイカストの様ですがブラスモデルにないどっしりとした量感はなかなかの迫力です。
 見慣れない青のカラーリングを気にしなければ中々良いデザインの機関車と思います。

 さて、この蒸気を買った理由ですが真横から見たデザインを見ておわかりの様にC10とC12を足して2で割った様な感じに惹かれたからだったりします。
 それでいてデザインの洗練度は日本型蒸気より高く、非常にスマートな感じを受けます。

 実は以前NでアーノルドのV100型DLを買った時にも感じていた事ですが日本型にも似た様な機種(この場合はDD13か16)があるにも拘らずデザインセンスが優れている点で外国型の魅力にはまりつつあります。

 不思議な事ですがクルマの世界では「ガイシャ党」というのはクルマ好きの中で結構な勢力を占めているのに鉄道模型については外国型のファンはどうしても傍流のまた傍流といった立ち位置の事が多い事を感じざるを得ません。
 その点は専門誌での扱いやブログやHPの数などからも窺い知れます。

 外国の鉄道に触れる機会が少ないことや「クルマは自分で実物を買える=実車の魅力を体感しやすい」と言う要素が大きいとは思うのですが、それにしても不思議なことではあります。
(とはいえ外国型のファンで「日本型には興味がない」と言う方も勿論いるのですが)

 私の場合メインが日本型でレイアウトもやっている関係で「日本型と並べても違和感のない範囲」という縛りをつけているのですが(ですからラインゴルドやアムトラックの編成がレイアウトを走る事はない)その範囲で観ても走りやデザインの洗練度、模型としての魅力と言う点で外国型・海外メーカーの製品は侮れない物を感じています。

 (それを端的に感じるのがZゲージです。私の触った範囲内ですがミニクラブ並みに洗練された走りのできる日本型のZゲージには未だにお目に掛かれません)

 又、HOゲージの場合ですが日本型よりも信頼性が高い事、走りに重厚感がある事、細密感とディフォルメのバランスのとり方が上手い事も大きな魅力です。そして何よりも「メカニカルなアクションを眺める時、日本型よりも面白い、魅力的なものが多い」ところが素晴らしいのです。

 現実的な観点で言うとこれに加えてそれだけの魅力を持ちながら驚くほど価格がリーズナブルである点も大きな魅力なのですが(但し、ブラスモデルや日本メーカーの輸出用モデルは別ですが)

 実を言うと昨年16番に足を踏み入れた時には外国型HOが好きになるなどとは全く考えもしませんでしたから自分でもこの点は意外だったりします。

 しばらくは中古メインである点は変わらないにしろHOについては今後外国型の比率は高くなりそうな予感がします。

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