クレイドルレイアウトをやってみる・10・ビル街を配置する



 クレイドルレイアウトの中央部は線路をまたぐ形でビル街になっています。

 設定上私鉄ターミナル駅周囲の商業地域を想定しているのでデパートやホテル、パチンコ屋やファッションビル(笑)が林立していますが、今回のクレイドル化に合わせて奥行き方向にベースを30センチほど継ぎ足して更にビルを配置しました。

 ここで活躍するのがモジュール製作当時はリリースされていなかったジオタウンやジオコレのビル群です。
 特にジオタウンのそれはかなりの大きさなのでこれまで配置に持て余していた物ですがやっと居場所が作れた訳です。

 ここで思った事。

 レイアウトの中にビル街を配置しようとすると大概の場合はエンドレスの内側にビルを配列する事になります。
 スペースの効率上はそれで間違いないのですがエンドレスの大きさで道幅や立て込みが決められてしまい殆どのケースで窮屈なビル街になっていると感じます。

 その典型的な例が「ビルはでかいのに前の通りが片側1車線」という光景です。こういうのは地方都市の裏通り位でしか見ない風景で、しかも周囲に線路がないことが多いです。

 モジュールでビル街を作った際もその不自然さから解放されたビル街を作りたかったと言うのが動機のひとつだったのですがそれですら片側2車線、中央分離帯込みが精一杯でした。
 更に気になるのがビル街の奥行き感です。
 通勤電車が行き交う都市ならばビル街にもかなりの奥行きが欲しい(この辺りは以前触れた「魅力的な俯瞰」とも絡んできます)のですがエンドレスの内側に拘る限りそれは困難な事です。


 とはいえ、以前レイアウトの改修でエンドレス内側の余ったスペースにビル街を仮配置した事がありますが、これは比較的うまくいった方と思います。
 ここでは線路に対して3センチ程度低い所に街並みのベースを置き、更に通りを線路に対して斜めに配置する事で見た目の奥行き感を稼いだものです。

 それはさておき、
 今回の場合は線路の上にビル街の地盤を配置する事でベースの奥行きいっぱいをビル街に使う事が出来ました。
 更に手前から奥に通じる通りを奥に行くほどカーブする配置にし、奥の壁(ホリゾント)が直接見えない様にしています。
 こうする事でモジュールの時よりも大きな奥行きで街並みを作る事が出来ました。

 手前側の線路には小規模なホーム(これも照明付きです。実は運転会の時に最も注目されたのがここの部分でした。周りが明るいと他の照明は目立ちませんがこういう「覗きたくなる所」に照明があると効果的なようです)が配置され電車が行きかう光景の真上に奥行きたっぷりなビル街が並ぶ。

 これが私の狙った風景づくりでした。
 特に夜景では効果的なようです。

 私自身の腕の雑さや不器用さは差し引かなければなりませんがスケール感のある風景と言う点は達成しつつあると思います。

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