24系ツアー列車のモデル再現の可能性のはなし2・カニの悩み

ツアー号(笑)のNゲージ再現のおはなし。
前回KATOの14系の使用を断念した話をしましたが続きです。

そこで登場したのが一昨年暮れに格安入線を果たした「さよなら富士・はやぶさ」セットの14系。
TOMIXは台車マウントのアーノルドカプラーが標準なのでこういう場合にはもってこいです。
ところがこちらはこちらで使える車両が両端のスハネフ14のみ(中間のオロネとオハネは窓回りがまるで違うために使用不能)おまけに14系のシンボル(笑)の「煙突&わざわざ目立つように塗られた床下発電機」付きであります。
もうこれはこれで目をつぶるしかありません。中間のオロネとオハネはいずれも14系で以前中古を入手していたものを利用。これでも15形よりはましです。
何より今回の編成の特徴である「オロネとの連結面に車掌室の来るオハネフ」だけはどうにか再現できます。
ところが更に今回の編成再現を困難にしているのが肝心のカニ24でした。

実は今回のカニは23番車。
エンジン換装などの近代化改装を行なったのは良いのですがおかげで側面のルーバーがスムージングされて全くなく、上から見たときにエンジンのダクトが4基から2基に半減していると言う代物なのです。
ツアー中に回送の姿を見たときに妙な違和感を感じたのですが、その理由は変則的な編成だけではなくカニ自体が普通と違っていたからのようです。
オマケにボディの真ん中にはこれでもかと言うくらいでかいJRマーク(汗)
つまりばら売りのカニを使う場合でも改造必須と言う事になります(大体セット品にこの型のカニ24があるかどうかすら疑わしい)
あまりにもカッコが違いすぎて「なんちゃって」がやりにくい事夥しいです(汗)
ついでに言うなら機関車側の次位のオハネフも車端に縦の雨どいの入ったマニアックな外見(笑)こちらはこちらでTOMIXの「さよなら日本海」でわざわざ新規金型でモデル化されるという事ですが(実際、今回の編成はもと日本海の車両がメインです。カニだけ今回の「さよなら~」と別の奴なのが問題を更に厄介に)まさかこれだけのためにセットは買えないです(大汗)
あと忘れちゃいけない車端の「反射板」
それにしても個人の思い出が加わるとモデルのリアリティ追求に走りたくなる気持ちが少しだけ分かったような気がします。
ちょっと思い出しただけでまさかここまでのあら捜しができるとは自分でも思いませんでした。
これはどこかで踏みとどまらないと道を踏み外しそうな気がします。

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この記事へのコメント
突き詰めれば詰めるほど行き詰まる。
これはもうモデラーの性なんでしょうね(笑)。
あっさりと略して「それ風」にしちゃうか
意地でも頑張ってみるか・・・。
でもこうやって色んな事をあれやこれやと
考えてる間って幸せですよね~♪。
メーカーの思惑は知りませんけど(笑)。
私はもっぱら、雰囲気で満足しております。
でも、実際に乗られた車両に近いイメージにしたい気持ちもわかりますね・・・・。
大切な思い出ですからね。
時間をかけてじっくり悩むのも模型の楽しみでもあります。
>あっさりと略して「それ風」にしちゃうか意地でも頑張ってみるか・・・。
そのどっちにも徹しきれないのが私の問題でして(大汗)
仰る通りプランを考える時が一番楽しいですし無難です。が、カニの件では先日少し進展がありましたのでいずれブログで触れる積りです。
大体こんな編成、まずメーカーでは出さないでしょうし(笑)
きりのない所をどこで踏みとどまるかが一番の問題ですね。
実車を見た時の違和感があったせいでカニには少しこだわってみたいですがその一方で「中間車は14系でもいいや」と言う辺りに私のいい加減さが垣間見えます。