「偉大なる凡庸」の系譜・EF58

 しばらく止まっていました「偉大なる凡庸シリーズ」(汗)第3弾はEF58を取り上げます。

 こいつはこいつで新車入線率が7両中最初の1両だけ。後は全てが中古で3桁価格で入手できたものも多い機種です。
 要はモデルとしても大人気だった分出物も多かったということでしょう。

 構成比はエンドウ2、TOMIX1、KATO4の計7両。うちエンドウの1両がロストナンバーなので実質6機となります。
 唯一新車で購入したのは製品が出てすぐに飛びついたエンドウの58でしたが、数年前に親類に譲渡してしまい欠番となりました。これはいまだに後悔の種です。

 これ以外は北星牽引のためにわざわざ探した横ルーバータイプのKATOの58ですら中古でしたし、茶色の2両などはジャンクさながらに袋詰めで売られていた物だったりします。
 当然中身は旧動力ですが、そのせいか最近のモデルで難しくなっている「140Rのカーブのクリア」が可能な点で手放せない存在です。

 近年のモデルになると従来台車マウントが標準だったエアタンクが車体側についてきたり、前端につかみ棒がついていたりと細密化・リアル化の進展が著しい事を実感させられる点で興味深い機種でもあります。
(最も本当にリアルを言い出したら「動輪台車が回転する」時点で既にリアルでないのですが。この辺りの事については考察の余地は大いにあります)

 このロコも引っ張る車両の種類を選ばない点で実に重宝する機種です。EF65やED75と異なりカラーリングの差異が大きい上に重連や補機連結でペアを組ませるロコ(例えばEF16)のバラエティも楽しめる点でなかなかあなどれません。
 ただ、これだけのバリエーションがあるのに登場時のデッキ付きのバージョンが少ないのは不思議ですが。

 何しろ昭和29年に衝突事故を起こしている関係で「ゴジラとの相性までもが抜群」という別の意味でも万能機ですから(笑)

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この記事へのコメント

2012年07月09日 21:57
こんばんは。
EF58は国鉄機関車の名機ですね。
長いボディと湘南スタイルのお顔は,EF65や
EF81とは明らかに違う印象ですし。

皆嫌がるのですが,個人的にはシールドビーム化した
晩年の姿も捨て難い魅力があるんです(笑)。
阪和線でボロボロになっても,健気に頑張る姿に
色んな想いを馳せていた事を思い出しました。
実車も奇跡の復活を望みたいとこです。
2012年07月10日 18:43
>YANチョさん

 形式としてはメジャーなEF58ですが旧型電機と新型電機の間の過渡的なデザインとは言えると思います。
 他に似た様なデザインの機種もありませんし。

 それゆえに印象にはよく残る形式でしたね。

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