今月の入線車・秩父デキ300
今回は少し毛色の変わった入線車から。
ものはマイクロの秩父デキ300。
このところ中古ショップでも結構な高値でしたがやっと安価な出物を見つけて入線させました。
このカラーリングには少し曰くがありまして(笑)
大昔(と言っても昭和40年代前半くらいの話なのですが)私の故郷に鉱山鉄道というのがありました。
当時(も今も)JRは交流電化路線ばかりでしたがこの鉱山鉄道だけは直流1500Vでして活躍する機関車も直流のEDがメインでした。
後にこの鉄道が廃止になった際に機関車類は殆どが秩父鉄道へ譲渡されたのですが、青ボディに白線というカラーリングは後にそのまま秩父鉄道でも標準塗装として採用されたと聞きます。
デキ300自体はその鉱山鉄道の物ではないのですが当時の縁を偲べる唯一のNモデルと言えます。
このいきさつを知るまでは独特のカラーリングが「工場の入れ替え機」みたいに見えていたのですがつくづく人間とは勝手な物です。
余談ですがこの鉱山鉄道では戦前4110タンクロコを所有していたと言う話も聞きましたし、戦後は一時期電車も走っていた事があるそうです。
阪和鉄道から国鉄を経由して譲渡されたクモハ20(阪和時代はモヨ100。当時の最高速度記録を打ち立てた知る人ぞ知る名機らしいです)が活躍していましたし、国鉄乗り入れで単行のディーゼルカーが上野まで直通運転していた事もある等、なかなか面白い鉄道だった様です。
この電車だけでもリリースを待つか自作するかしてみたいのですが、いつになる事やら。
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