昭和40年代の鉄道本(笑)から

 今回のブログは何やら古本屋の店先みたいな感じになってしまいました(汗)

 帰省中のひまな折は実家の本棚を漁って子供の頃~学生時代に読んだ本を発掘するのも一つの楽しみにしています。
 親戚巡りなんかとちがってわずかな時間を拾っても出来ますし。

 今は「乗り物全般」の図鑑が主流のようですが昔は「鉄道」だけで図鑑が成立していた時代がありました。
 学研の図鑑「機関車・電車」は今でも私のバイブルのひとつなのですが小学館がそれよりやや遅れて学習百科図鑑の一冊で「鉄道」を出していた事があります。

 学研のそれと違って正面図や真横からの図がない点アカデミックさに欠ける印象(笑)でしたが斜め前からのアングルの図版が主なので絵本としては楽しめました。
 蒸気機関車に限って言えば学研のそれよりも精緻な絵柄で好感が持てます。


 そしてSLブームの頃からブルトレブームの直前位のタイミングで購入していた「鉄道関連の入門書」
 もちろん児童書なのですが文章が簡潔なのに内容がやたらと濃い物があって結構侮れません。

 ブルトレブームの折には10近く下の私の弟も一時はまっていた事があるのでその時期の本も何冊かあります。
 実はそれらについては私自身がブルトレブームにやや批判的だったので当時は目を通さなかったのですが、この機会にと読んでみるとこちらもまた楽しめました。

 
 ジュニア入門百科(秋田書店)から。当時鉄道ものに最も力を入れていたシリーズではなかったかと思います。
 タイトルがひねりを利かせていますが、ほかに定番のタイトルが既にラインナップされていたからこそこういうタイトルになっているのではないかと思います。何しろ「鉄道クイズ」だけの本までありますし。

 小学館の入門百科も鉄道系が出ていました。SLブーム真っ盛りの時期にあえて「電車なんでも入門」などというのを出してくる辺りに老舗の意地を感じた気がします。

 実際私はこの本で大手私鉄の構成を把握出来ました。

 何しろ「私鉄電車」自体がない田舎ではこれは貴重な情報源だった訳で。

 ライバル(?)の学研ジュニアチャンピオンコースでは鉄道ネタをほとんど扱わなかったのとは対照的です。

 ケイブンシャ等から豆本サイズの入門書が出回り始めたのは80年代初頭辺りだと記憶しています。

 71年頃に発売された「原色怪獣怪人大百科」辺りがその嚆矢と思われますが、きっかけがそれでしたから主に怪獣・変身物の図鑑が多く「鉄道ネタ」や「女の子向けのネタ」が並び始めた時にはやや違和感が(笑)
 80年代中ごろには「鉄道模型大百科」も出ていた筈ですがその頃になるとTMSかとれいんを読んでいた時期でしたから手を出しませんでした。

 こんな楽しみができるのも捨てずにとっておいたが故ですね。
 いや全く、何でも取っておくものです。

 昨日当ブログの訪問者数が37万を越えました。相変わらずのマイペースですが今後ともよろしくお願いします。

光山鉄道管理局
 HPです。

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