「トミー」のHO12系
今回は16番の話から。
このところの車両増備で機関車はかなり揃ってきていますがそれが牽引する車両となると二軸貨車が殆どでした。
おまけにN顔負けのローコスト攻勢で増備してきた事もあって、編成物の客車や電車はなかなか揃わないというのが現状です。
おかげで単機回送の機関車ばかりという状況でした。
これはこれで結構魅力的ではあるのですが、例えば現在レストア中のC54とかに牽かせる客車があればとかねて感じていました。
そんな折に1両当たり1000円という中古客車を見つければこれに飛びつくのは理の当然(笑)と言えましょう。
12系3両。
トミーの16番です。
こう書くと疑問を持つ向きもあると思いますが実は今から35年前、NでTOMIXがスタートした直後位のタイミングで香港製の16番がリリースされていた事があります。
そのラインナップは当時Nでも出ていなかったEF58がメインでしたがそれに組ませるトレーラーとして12系も出ていたのです。
当時の専門誌では(既に出ていた香港製の)「Nの12系をそのまま大きくしたような」と書かれていた代物です。
実際ベーカーカプラーが異様に長いカプラーポケットを介して台車マウントされている所なんかは、Nそのまんまなのですが、(もちろん当時の)Nと比べればそこそこ細密な気がします。
ですが車輪のディテールなしののっぺりは(当時のナインスケールでは普通でしたが)これまで16番の車両では見た事のない豪快さで(笑)
何より16番特有の迫力は明らかにNのそれとは一線を画すものです。
加えて当時の16番専業メーカーですらめったにやらなかった「座席の標準装備」はこのモデルの美点と言えます。
そんな訳で私としては入線にさして対して抵抗は感じませんでした。
何より3両組で隣に置いてあった10系客車1両より安いですし(笑)
ですが正式入線に際しての課題はやはりカプラーです。
できるだけ早くKATOかケーディーのそれに交換しなければ機関車とつながりません。
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この記事へのコメント
仰るようにディテールアップの素材としては好適と思います。
モデルの印象も「でっかい鉄コレ」みたいですし。あと車輪だけはどうにかしたいところですね。