C54のレストア・2

今回は16番(HO)のはなしです。
この夏の課題のひとつであったC54のレストア。
スムーズさに欠ける動力の処置として動力伝達のゴムシャフトを新品に交換。
車輪や接点の清掃など試しましたが大した効果が出ません。
走行時のがたつきの原因ですが走行時に第3動輪が浮き上がりやすい様なのでイコライザを分解調整したのですが変化なし。
このモデルはシャシーがダイカストの様ですが経年変化で微妙に変形した可能性も考えられます。
(以前エンドウのEF57のベンチレータで変形現象を見ていますから16番でも可能性がないとはいえません)
あとはテンダーのウェイトを追加して集電性能を上げる位しか思いつきませんでした。

上回りは譲渡時に欠損していたコンプレッサーのパーツを追加。
変形した部分を可能な限りやっとこで修正した位です。
仕上げにラッカーでセミクロスブラックを全体に吹きました。
このC54の場合ポンコツ感の原因のひとつが40年ちかく手入れされていない外装の古ぼけ感にあったと思われましたが、実際リペイントするだけで結構見違えたのは感涙物です。
こういう時にブラスと言う素材のメリットは最大に出せる事を再認識しました。

こんな状態から

こうなりました。
一応形だけはレストアしたC54ですが今後も折を見て手を入れる積りです。

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この記事へのコメント
ブラス製品なので、プラへの塗装と違い、しっとり馴染んでいる様にも見えます。
一瞬、本物?って思いましたからね・・・・。
プラに比べるとブラスは塗料の融通が利くのが有難いポイントと思います。
前の古ぼけぶりが目立っていただけにリペイントの効果は大きかったですね。