「週刊SL~」のレイアウトプランに思うこと
週刊SLのレイアウトのはなしですが、今回は以前YANチョさんが小レイアウトについて語られていた事を絡めた内容です。

長編成を考えなければエンドレスの運転で自己完結できるという点で小レイアウトには独自の魅力があります。
限られたサイズの中に「鉄道」をイメージさせる要素を詰め込んでひとつにまとめる所にその魅力がある訳ですが、これは「箱庭」と言うよりも「幕の内弁当」のそれに近いイメージと思います。
ですからここは幕の内弁当らしくリアリティよりも「運転する楽しさ」「作る楽しさ」を優先して作り込むのも小レイアウトの王道ではないかと感じます。
実際、昭和20年代から30年代にかけてTMSなんかで見かける16番(HO)の小レイアウトにはこの「幕の内弁当」的な物が多かったと思います。
そのコンセプトをNゲージに転化した物が今回3シリーズ目になる講談社の「週刊鉄道模型シリーズ」ではないかと思える訳です。
とはいえ、私がこのシリーズに燃えたのは今回の第3弾になってからなのですが。


実は今回のレイアウトを見て私の中でイメージを結んだ16番レイアウトがあります。
昭和38年の「模型と工作」の別冊に出ていた「折り畳み式レイアウト」の「しいのみ鉄道」がそれです。
まだ小学校にも入っていなかった頃にであって以来「こういうのをつくりたい」と何度思ったことか(笑)
このレイアウトは私にとってのレイアウトの原点のひとつなのですが今回のトラックプランが「しいのみ」をほうふつとさせたのです。
案外こんな所も今回の購読-工作につながっている気がします。


この「しいのみ鉄道」ですが私の推測ではその前年にTMSで発表された中村狂介氏の「三津根鉄道」(後に別冊「小レイアウトと小型車両」にまとめられます)をひな型にしているようです。
こちらは「しいのみ」より大きいサイズですがトラックプランやシーナリィの設定、折り畳み式である所など共通点も多いです。
この「三津根鉄道」ですが「しいのみ」と違う最大のポイントがターンテーブルを装備している所でした。
こうなるとますます「週刊SL」のレイアウトに似て来ます(笑)
ですから今回の工作はある意味子供の頃やりたかった事を追体験している側面も確かにあると思います。


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長編成を考えなければエンドレスの運転で自己完結できるという点で小レイアウトには独自の魅力があります。
限られたサイズの中に「鉄道」をイメージさせる要素を詰め込んでひとつにまとめる所にその魅力がある訳ですが、これは「箱庭」と言うよりも「幕の内弁当」のそれに近いイメージと思います。
ですからここは幕の内弁当らしくリアリティよりも「運転する楽しさ」「作る楽しさ」を優先して作り込むのも小レイアウトの王道ではないかと感じます。
実際、昭和20年代から30年代にかけてTMSなんかで見かける16番(HO)の小レイアウトにはこの「幕の内弁当」的な物が多かったと思います。
そのコンセプトをNゲージに転化した物が今回3シリーズ目になる講談社の「週刊鉄道模型シリーズ」ではないかと思える訳です。
とはいえ、私がこのシリーズに燃えたのは今回の第3弾になってからなのですが。


実は今回のレイアウトを見て私の中でイメージを結んだ16番レイアウトがあります。
昭和38年の「模型と工作」の別冊に出ていた「折り畳み式レイアウト」の「しいのみ鉄道」がそれです。
まだ小学校にも入っていなかった頃にであって以来「こういうのをつくりたい」と何度思ったことか(笑)
このレイアウトは私にとってのレイアウトの原点のひとつなのですが今回のトラックプランが「しいのみ」をほうふつとさせたのです。
案外こんな所も今回の購読-工作につながっている気がします。


この「しいのみ鉄道」ですが私の推測ではその前年にTMSで発表された中村狂介氏の「三津根鉄道」(後に別冊「小レイアウトと小型車両」にまとめられます)をひな型にしているようです。
こちらは「しいのみ」より大きいサイズですがトラックプランやシーナリィの設定、折り畳み式である所など共通点も多いです。
この「三津根鉄道」ですが「しいのみ」と違う最大のポイントがターンテーブルを装備している所でした。
こうなるとますます「週刊SL」のレイアウトに似て来ます(笑)
ですから今回の工作はある意味子供の頃やりたかった事を追体験している側面も確かにあると思います。


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この記事へのコメント
全く仰られる通りだと思います。
昔はこういう箱庭的なレイアウトが,非現実的すぎて
好きになれませんでしたけど,鉄道模型の世界観で捉えれば
逆に鉄道模型でしか表せない方法なのだと認識しています。
要するに楽しむ側の人間が,どんな世界観であろうと
きちんと感情移入が出来れば,何も問題ないのだと思いました。
動くものを心配なく動かせる事の重要性を見出せた様な気がします。
私も昔はそうでしたし今でも市販のデスクトップレイアウトには違和感を感じているのですが、最近はそうした違和感の原因は「これまで良いトラックプランに恵まれなかったから」ではないかと思い始めています。
本来こういう幕の内弁当みたいなのは盆栽やモバイルオーディオと同じで小さな枠の中でも感情移入できる日本人に向いている気がします。
その意味ではこの手の箱庭レイアウトは今後面白くなるジャンルになるのではないでしょうか。