「むかしのNゲージの金属モデル」に思うこと


 今回は先日入線した(しなの)マイクロエースの157系を手にとっていてふと思ったことから。
 ブラスあるいは金属の板材を使ったモデルの独特の質感にはプラ成形にはない魅力が感じられます。

 ブラスの場合、追加パーツ如何で際限なく細密化できる(とはいえ砂撒き管に穴があくほどのレベルではありませんが)利点はあるのですが、それだけでブラスの優位性を語れるかと言うと疑問を感じます。
 天賞堂のプラのC58辺りだと10年前のブラスモデルと同等かそれ以上の細密モデルを安価に実現していますし。

 むしろ私の場合「金属モデルならではの質感」の方に魅力を感じるようになってきました。

 先日のしなのの157系は細密度で言うならKATOや今のマイクロのそれとはまるで勝負になりません。
 ですがスパッと抜けた窓やサッシ、肉薄なボディにぴったり張り付いたガラスの表現、手に持った時の不思議な安心感、塗装の質感といったところではしなののモデルの方に依然としてアドバンテージがあるように感じます。

 同様な事はエンドウの阪急6300系でも感じましたし、TOMIXのキハ35系でもそうです。

 Nの場合、レイアウトを走らせている限りは遠目で眺める事も多いので多少細密でもわからない場合があるのですが、逆にぱっと見の印象だとブラスモデルの質感の方がより目立つ事も多いのです。
 そう考えると80年代のエンドウやしなののNゲージモデルのポリシーの明確さが理解しやすい感じもします。

 とはいえ、あの当時はレイアウトの普及率も今より低かった上にレンタルレイアウトなんて言う業態もありませんでしたからせっかくのポリシーも理解される前にポしゃってしまったのが今になっては惜しい気もします。
 (もっともしなのの117系みたいに遠目で見ても致命的な造形ミスのある奴もあるので一概には言えませんが)
 あのポリシーは21世紀の今なら少しは理解されやすくなっているのではないでしょうか。

光山鉄道管理局
 HPです。

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この記事へのコメント

2012年12月16日 09:39
おはようございます。
Nのブラス製品は,もう語り草になってしまいましたね。
確かにプラ製品には敵わない部分も多いですが
仰る通り,真鍮には金属ならでわの光沢と質感が魅力的かと思います。
私が最初に買ったエンドウのDD51も,そんな出来が大好きな車両でした。
京阪3000系もシャープで良かったですし。
まぁ,ちょっと高価だったのが辛い所でしたけどね(笑)。
2012年12月16日 22:29
>YANチョさん

 エンドウも最初の時期は他社と競合する車種が多かったのが伸び悩んだ原因と思います。

 最近では小メーカーを中心にNのブラス車両が結構出ており、どうかすると貨車1両がプラの電車一編成分のお値段というのも珍しくなくなりましたね。

 そこまで細密でなくともブラスの質感を生かした安価なモデルという行き方も今ならありではないかと思います。
 プラ並みの生産量(販売量)が確保できれば意外にコストダウンできる気もしますし(とはいえ、それが一番難しいと思うのですが)

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