モデルの質感と細密度のはなし




 前回の続きです。
 
 プラとか金属とか、あるいは紙とか言った素材によるモデルの善し悪しを語るには細密感と質感のどちらを優先するかという要因も少なからず関係していると思います。
 これまでは何でもかんでも「細密にできるか否か」という基準だけで測ってきたためにその辺りが論点としてぼやけていた印象もあるのですが、今書いた様に運転派・レイアウト派の比率

が上がってくるならこれは今後の鉄道模型を考える上で面白い課題だと思います。

 さて、これと同じ事は16番のモデルにも言えます。
 天賞堂の超細密C58と30年前の宮沢の普及モデルのC58。

 並べてみると(もっと言うとそれを写真に撮ると)細密感の差はお話しにならないほど明らかです。
 では「実際に手にとって見て」宮沢のそれは明らかに劣っているかというと案外そうでもないのです。

 天賞堂の精密だけどどこか華奢で線の細いイメージに対して宮沢のは骨太でタフそうな印象があり天賞堂以上に「走らせてみたくなる」のです。
 「蒸気機関車ゆえの迫力」という点ではむしろ宮沢の方が上回っている印象すら受けます。

 これも金属ボディの持つ安心感の要因が大きいと思えます。
 迫力の点でもNだと大雑把に見える造形が16番だとNより大きい分、マッスとしての重量感が感じられやすいと思いました。

 それは確かに「迫力と重量感があって、細密である」に越したことは無いと思います。
 ですがもしどちらかを選ばなければならなくなった時なら、私なら細密さよりも全体の印象と迫力のほうを選ぶと思います。
 私にとっては鉄道模型は走らせるものであって戸棚の飾りにはしたくないですし、その目で見ると細かすぎるディテーリングは必ずしも重要ではないからです。

 但し、これはあくまでも「走らせる模型」としての前提です。飾る場合だったらこの結論もまた違ってきます。

 今回の話は我ながら思い切ったことを書いたと思います。
 ですが走らせる楽しみを覚えたからこそこういう事も書けるようになったのかなあとも思えます。 

光山鉄道管理局
 HPです。

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