2012を振り返る・1・今年の車両から
2012年を回顧する。
これまでの回顧ネタでやらなかった「その年の思い出のモデル」の話を今回初めてやりたいと思います。
但し、それらの基準はあくまでも私の主観。新車中古、N・Z・16番HOを問わずという極めていいかげんなものですのでそこのところはご容赦願います。


下津井電鉄のモハ103(Z)
今年唯一のZゲージ軌間モデルです。実はキットの素組みとはいえ、モーター、ギアレベルでの分解・再組み立てによって構成された初めての動力車という事でエントリーしました。
せっかく作ったのに活躍の場が鉄博風モジュールのエンドレス内のみというある意味不憫なモデルではありました。

リリプットのCタンク(HO)
外国型の蒸気ですが走行性は文句なし。ダイキャストの車体をベースに適度にディテールアップされた姿はこれまでの日本型16番にない優れたバランス感覚を持ち、HOに対する認識を一変させました。
これほどのモデルが中古とは言え、1万円を切る位の値段で買えるという所にモデルや趣味に対する彼我の差を痛感させられました。

フライッシュマンのDB86蒸気(N)
「Nで小型の機関車のモデルは走りもそれなり」という常識を一変させたモデルでした。TOMIXのKSKタイプCタンクと大して変わらない大きさなのにDタンクでスケールアウトなし。
それでスローもよく効き、蒸気機関車らしい走りを堪能できる一品でした。
「外国型だから」という偏見を抜きにすればこれだけの走りのモデルがまだ見つかると言う好例と言えます。しかもこれが「外箱がなかったから」というだけの理由で数千円で買えたのは幸運としか言いようがありません。

カツミ模型店のED70(16番)
40年近く前のモデルでディテーリングではマイクロのNゲージ並みのレベルですが真鍮ボディ特有の質感にはまた特別の魅力を感じました。
モデルの造形としてもある種の懐かしさと温かみを感じさせる造りで2モーターゆえの走りの強力さと併せ、思い出に残るモデルです。

マイクロの南海「こうや号」(N)
30年前ならNゲージのモデルでこれがモデル化されるなど夢のまた夢と思っておりました。
私鉄の優等列車のモデル化としてはかなり長い事待たされたモデルです。適度に短い編成でレイアウト向けである事も魅力ですがあの個性的かつ複雑な前頭部を見事にモデル化した所に凄さを感じました。


TOMIXのカニ24・23(N)
6月の「いわて平泉号」を再現させるための肝と言える車両でした。自力での改造車でしたがルーバーのスム-シングやら塗装のやり直しやら、出来はともかく「自分だけの車両をものした」という満足感、それだけの理由でエントリーされました(汗)
ですので、繰り返しますが出来については目をつぶってください。



宮沢模型のC54(16番)
これも初めて旧モデルのレストアに挑戦した車両です。
私をこの趣味に引き込んだ機関士(故人)の形見と言えるモデルでその意味でも重要な機種でしたが、車体のリペイントやリペア、動力機構の再調整などで16番モデルの構造把握や調整のノウハウの見当がつけられたという点でも非常に大きな存在価値を感じます。
何しろこいつを走らせたいばっかりに天賞堂に動力パーツを買いにゆく羽目になろうとは思いませんでした(笑)


プラッツの「けいおん!」ラッピング電車(N)
当レイアウト初の「痛電」とでも言いましょうか。「車体全体をデカールでくるむ」という豪快な技法に挑戦させたという意味でも意義深い車両ではありました。
何よりレイアウトの電気街にこれほど似合う車両が他にあるでしょうか(笑)


天賞堂のC52(16番)
これまで当鉄道に入線した車両の中で断トツの高額商品でした。自分の趣味のあり方や拘りのポイントについていろいろと考えさせられたロコでありました。
しかしこれまで見てきた機関車のモデルの中では細密度、印象把握を含めたモデル化のバランスの良さ、加えて走行のスムーズさの点でも断トツの出来を誇るロコでもあります。


KATOのC56(N)
Nゲージの小型テンダー蒸気機関車の中ではこれまた断トツの出来と思えるモデルです。なにしろ同じメーカーの16番モデルと比較しても全く引けを取りません。
ここまでで紹介してきたモデルの中で趣味性を別にすればトータルバランスの高さで「誰にでもお勧めできる」唯一のモデルといえます。
ここまで書いてきて思ったのですが「私個人の今回のベストテン」の基準として「自分がそのモデルに何を感じたか、自分の趣味の掘り下げにいかに貢献しているか、どれだけそのモデルから学んだか」を重視して選んでいた事がわかります。
正直、思いつくままに挙げていったモデルたちですがその過程でもまた自分の趣味のポリシーがどの辺にあったのかを再確認できるいい機会となりました。
もっとも「移り気が強くてお粗末」というきわめていい加減なポリシーでしたが(汗)
今回のベストテンで新製品はわずかふたつ。外国型が2機種、キットやレストアや改造モデルが3機種。
ゲージ比率が16番・HOが4、Nが5、Z(Nナロー)が1というばらけっぷり。
それだけにバイヤーズガイドとしては全く役に立ちませんがそこはご容赦ください。
光山鉄道管理局
HPです。

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これまでの回顧ネタでやらなかった「その年の思い出のモデル」の話を今回初めてやりたいと思います。
但し、それらの基準はあくまでも私の主観。新車中古、N・Z・16番HOを問わずという極めていいかげんなものですのでそこのところはご容赦願います。


下津井電鉄のモハ103(Z)
今年唯一のZゲージ軌間モデルです。実はキットの素組みとはいえ、モーター、ギアレベルでの分解・再組み立てによって構成された初めての動力車という事でエントリーしました。
せっかく作ったのに活躍の場が鉄博風モジュールのエンドレス内のみというある意味不憫なモデルではありました。

リリプットのCタンク(HO)
外国型の蒸気ですが走行性は文句なし。ダイキャストの車体をベースに適度にディテールアップされた姿はこれまでの日本型16番にない優れたバランス感覚を持ち、HOに対する認識を一変させました。
これほどのモデルが中古とは言え、1万円を切る位の値段で買えるという所にモデルや趣味に対する彼我の差を痛感させられました。

フライッシュマンのDB86蒸気(N)
「Nで小型の機関車のモデルは走りもそれなり」という常識を一変させたモデルでした。TOMIXのKSKタイプCタンクと大して変わらない大きさなのにDタンクでスケールアウトなし。
それでスローもよく効き、蒸気機関車らしい走りを堪能できる一品でした。
「外国型だから」という偏見を抜きにすればこれだけの走りのモデルがまだ見つかると言う好例と言えます。しかもこれが「外箱がなかったから」というだけの理由で数千円で買えたのは幸運としか言いようがありません。

カツミ模型店のED70(16番)
40年近く前のモデルでディテーリングではマイクロのNゲージ並みのレベルですが真鍮ボディ特有の質感にはまた特別の魅力を感じました。
モデルの造形としてもある種の懐かしさと温かみを感じさせる造りで2モーターゆえの走りの強力さと併せ、思い出に残るモデルです。

マイクロの南海「こうや号」(N)
30年前ならNゲージのモデルでこれがモデル化されるなど夢のまた夢と思っておりました。
私鉄の優等列車のモデル化としてはかなり長い事待たされたモデルです。適度に短い編成でレイアウト向けである事も魅力ですがあの個性的かつ複雑な前頭部を見事にモデル化した所に凄さを感じました。


TOMIXのカニ24・23(N)
6月の「いわて平泉号」を再現させるための肝と言える車両でした。自力での改造車でしたがルーバーのスム-シングやら塗装のやり直しやら、出来はともかく「自分だけの車両をものした」という満足感、それだけの理由でエントリーされました(汗)
ですので、繰り返しますが出来については目をつぶってください。



宮沢模型のC54(16番)
これも初めて旧モデルのレストアに挑戦した車両です。
私をこの趣味に引き込んだ機関士(故人)の形見と言えるモデルでその意味でも重要な機種でしたが、車体のリペイントやリペア、動力機構の再調整などで16番モデルの構造把握や調整のノウハウの見当がつけられたという点でも非常に大きな存在価値を感じます。
何しろこいつを走らせたいばっかりに天賞堂に動力パーツを買いにゆく羽目になろうとは思いませんでした(笑)


プラッツの「けいおん!」ラッピング電車(N)
当レイアウト初の「痛電」とでも言いましょうか。「車体全体をデカールでくるむ」という豪快な技法に挑戦させたという意味でも意義深い車両ではありました。
何よりレイアウトの電気街にこれほど似合う車両が他にあるでしょうか(笑)


天賞堂のC52(16番)
これまで当鉄道に入線した車両の中で断トツの高額商品でした。自分の趣味のあり方や拘りのポイントについていろいろと考えさせられたロコでありました。
しかしこれまで見てきた機関車のモデルの中では細密度、印象把握を含めたモデル化のバランスの良さ、加えて走行のスムーズさの点でも断トツの出来を誇るロコでもあります。


KATOのC56(N)
Nゲージの小型テンダー蒸気機関車の中ではこれまた断トツの出来と思えるモデルです。なにしろ同じメーカーの16番モデルと比較しても全く引けを取りません。
ここまでで紹介してきたモデルの中で趣味性を別にすればトータルバランスの高さで「誰にでもお勧めできる」唯一のモデルといえます。
ここまで書いてきて思ったのですが「私個人の今回のベストテン」の基準として「自分がそのモデルに何を感じたか、自分の趣味の掘り下げにいかに貢献しているか、どれだけそのモデルから学んだか」を重視して選んでいた事がわかります。
正直、思いつくままに挙げていったモデルたちですがその過程でもまた自分の趣味のポリシーがどの辺にあったのかを再確認できるいい機会となりました。
もっとも「移り気が強くてお粗末」というきわめていい加減なポリシーでしたが(汗)
今回のベストテンで新製品はわずかふたつ。外国型が2機種、キットやレストアや改造モデルが3機種。
ゲージ比率が16番・HOが4、Nが5、Z(Nナロー)が1というばらけっぷり。
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