今月の鉄道映画「キートンの大列車追跡」


 今回は久しぶりにDVDのおはなしから。

 帰省中にワゴンセールで見つけた(ワゴンセールなどでは結構前から出ている定番商品のひとつです)「キートンの大列車追跡(原題THE GENERAL)」
 帰途の新幹線の中で観る積りで購入しました。

 本作については以前TMSで取り上げられた事があり(75年3月号)一度は観ておきたかったものです。
 もうひとつ、サイレント映画なので音を出さなくても楽しめるため車中で視聴しても余り迷惑にはなるまいという思惑も(笑)

 ストーリーは南北戦争にまつわる実話を基にコメディタッチで脚色したものだそうですがここでは割愛します。
 ここで登場する蒸気機関車のGENERAL号の実物はアメリカでは日本の弁慶号並みの知名度とTMSで書かれておりました。

 冒頭部分はややまだるっこしさを感じますが一旦機関車アクションに掛かると展開もスピーディになり一気に観られました。
 無表情な顔のまま仕草やアクションで笑いを取るのがキートンの持ち味の様ですが、実際本作ではかなり危険な鉄道がらみのアクションを事もなげにやっているのが見てとれます。

 ただ、それに負けないのが機関車自体のアクションでした。
 3両の機関車や列車が単線上で追いつ追われつする追跡劇は87年前の当時としてはかなりのスペクタクルだったと思います。

 なにしろ当時はCGどころかミニチュア特撮も確立していない時期ですからこの手のアクションは全て実物を使った撮影となります。
(とはいえ一部にスクリーンプロセスらしい場面も観られるのですが)
 ですから脱線シーンや衝突・転覆シーンも当然本物。クライマックスで橋ごと機関車が川に墜ちるシーンも実車で撮影されています。
 これなら時代の違いもなにもない訳で、87年前でも今の映画と変わらない迫力が伝わります。

 退避線のポイントを巧みに使って迫ってくる列車をやり過ごしたり線路上に障害物や貨車を置いて走路を妨害する描写などは鉄道アクションというよりもカースタントのそれを連想させる迫力とスピーディさを感じました。
 主役を追跡する敵の機関車からして車体いっぱいに兵士が貼りつきながら発砲してきますし、主役の機関車も走行しながら列車砲で反撃したりします。
 この辺りはカーチェイスでも定番の描写ですし、ハリウッド映画のカースタントの源流はあんがい本作辺りにあるのかもしれません。

 と、いう訳で最初の予想以上に堪能できる作品でした。
 実際キートン自身自作の中で最も気に入っていた作品らしいですし。

 さて、鉄道がらみのアクション映画は実は最近もう一本見ているのですがこれについては別の機会に。

光山鉄道管理局
 HPです。

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