風邪で寝込んでいる時に読む本・・・?

先日のブログにも書きました風邪ですが、先日の検査でA型インフルエンザという事が判明。
 予防接種はしていたのですが そのせいで他の症状はあっても熱だけは出ていなかった様です。

 そんな訳で三日ほど臥辱状態を余儀なくされておりました。
 こういうときはテレビも何となく苦痛ですし鉄道模型というわけにも行きません。
 寝ていてもできる気晴らしといえば読書くらいでしょうか。

 市島春城の「読書八境」の一節にも病中の読書という項目がありますが

 病辱もまた読書の一境である。苦痛ある疾患もしくは熱に困しむ病は例外だが、否らざる病人で長く臥蓐に余儀なくさるゝ場合において、その慰安となりその消悶の具となるものはただ読書あるのみだ。

 平素繁劇の人はかかる場合でなければ書物に親しむ機会がない。さるが故に此種の人は病中を楽天地として喜ぶものもある。病中は接客の煩もなく、何等清閑を妨げるものもないから、羈旅(旅行中)以上に読書に耽けることができる。

 多くの場合精神が沈静して自然サブゼクテーヴになつているから、静思熟考も出来、随つて読書によつて受け入れることも多いので、読書人はたまさか微恙(軽い病気)に罹りたいと思うことすらある。

(原文に一部補足とかな使いの変更を加えていますがご了承願います)

 私の場合上記ほどには「平素繁劇」でもない人間ですが寝込んでいるときほど読書量が増えるのは事実です。
 それもどちらかというと「再読が殆ど」ですが。


 「鉄道模型考古学」シリーズ
 こういうときに一番読みでのある本です(笑)次点に来るのが同じMOOKの「ミニチュアカー考古学」とか。
 実物の車両や車について語った本はそれこそいくらでもあるのですが、「それらのモケイそのもの」を体系づけて纏めた本というのは意外に少なく、それだけに中古モデルを入手したときなど拾い読みする程度の使い方になってしまうのですが、今回のような時は一気読みしてしまいます。

 ただ、本が重すぎて長時間寝ながら読むにはつらいですが(汗)


 「二笑亭綺譚」(式部隆三郎著)
 昭和の初期に普請道楽が昂じた富豪の一狂人が立てたとされる「二笑亭」という怪建築の探訪記を中心に纏めたものです。
 この建物、言葉では説明しがたいのですが兎に角何から何まで規格外に出来上がっている建物でした。

 三つ目の蜘蛛が歯を剥いている様にも見える正面ファザード、土蔵の中に屹立するどこにも登れない梯子、廊下の両端に向かい合わされた胸突き八丁の二つの階段、基本木造建築なのに天井の梁にこれでもかと使われている鉄骨の群れ。
 およそ屋敷のあらゆる要素が詰め込まれているのにその大半が目的不明だったりあるべき所になかったりと見ているだけで不安感を駆り立てられる構造だった事が感じられました。
 (WEBで検索すればそれらの写真の一部を見ることはできます)
 実録系怪談話などで「お化け屋敷」とか「人食い屋敷」とかの話はよく聞きますが、「建物の存在そのものが怪物性を感じさせる(施主の意思はどうであれ)」建物としては空前の存在だったのではと思います。

 WEBでこの建物の存在を知ったとき、私も最初は一種のお化け屋敷でも覗くような興味から見始めたのですが、本書を読んで強く感じたのは著者も書くように「これだけのものを作り上げようとした当主のエネルギッシュさ」と「異常としか言いようのない拘りの強さ」でした。これは文章よりも写真やモデルを見た時により強く感じるところです。

 と同時に、趣味人とかマニアとか言われる人種には程度の差こそあれこうした「二笑亭」的な内面世界を無意識的に持っているはずとも思い至ります。

 以前から折に触れて書いている大レイアウトや趣味の行き方についての考察ですが、今回本書に触れた事で又思う所ができましたので後で纏めて上げたいと思います。
 とはいえ、病み上がりの頭で読むにはとても刺激の強い本だったことも確かです。この感想も上手く纏まりません(汗)

 なお、今回の当ブログは一部メインブログとの内容の重複があります。書きたい事は多いのですがまだ本調子でないもので(汗)後勘弁ください。

光山鉄道管理局
 HPです。

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