今月のストラクチャー・キブリの駅前ビル

 今回は昨年秋に購入以来手付かずだった建物キットの話から。
 キブリのビルキットその2です。

 近代的な商業ビルと称する3階建てで相変わらずモダンな造形です。
 ですがこれまた裏返して見ると一転して見るからに実直そうな3階建ての事務所みたいな建物が(笑)
 前作のマンションといい、二つの顔のあるストラクチャーというのは見ていても又作っても楽しいものです(笑)

 ですのでこちらも製作開始です。
 例によって日本風レイアウトに使うには派手すぎる地色ですので塗装は必須。
 特に真っ赤な張り出し部は茶色に塗り替えたのでこれだけでもかなり落ち着いて見えます。

 外側のフレーム風の部分は銀色に。これも日本では良く見る色遣いです。

 一応屋根以外は組み上げた段階です。
 前作のマンションとは打って変わって「華の無い箱」が出来上がりました。よく見ると外壁フレームの奥にテラス状の廊下がありその奥に内壁があると言う非常に凝った構造なのですが出来上がってみるとせっかくの意匠がまるで目立ちません。

 表側でさえそうなのですから実直な壁面の裏側だと更に華がない。
 ただ、この無個性さはどこに持っていっても溶け込める利点があります。

 キブリの他の建物のようにフォルムで見せる訳でもなく、屋上もこれまたのっぺりしているので様になりません。
 改造するなら主に屋上部分でしょう。

 とはいえこのビル、奥に高い建物を配置するとそこそこ見られる風景が作れます。
 他の高層ビルと組み合わせて初めて真価が出せる建物と言うのも面白いとは思います。

光山鉄道管理局
 HPです。

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この記事へのコメント

2013年02月04日 19:20
今晩は。
いつも思う事なのですが,他の方のブログでの
レイアウト制作記事を見ても,ここの様に外国製の
ストラクチャーを改良して工夫している例を見た事がありません。
国産の物だけが当て嵌まるという安直な世界観から
脱却しようと考えるのは稀なんでしょかね?
私的にも色んな可能性を試す方が,個性の育成には
抜群の効果だと思うんですけどね。その喜びも大きいと思いますし。
2013年02月05日 20:48
>YANチョさん

 外国型ストラクチャーの改修、利用はTOMIX、GM登場以前のNレイアウトでは定番の技法でしたが、仰るとおり最近では殆ど見ません。

 ですがこれは世界観の問題だけでなくキットそのものが新品ではまだ高価な事(とはいえ、最近のジオタウンやジオコレも高くなってきているのでその差は縮まりつつありますが)そして何より「売っている店が少ない=知名度が低い」点が大きいと思います。

 ファーラーはともかくキブリやフォルマーなどは大都市部以外ではまず見かけないですし増してや安価な中古となるとかなり偶然に頼った購入方法でないと難しいのが現状です。

 とはいえ

>色んな可能性を試す方が,個性の育成には抜群の効果~

 という点には全面的に賛成します。
 特に近代建築のモデル化では未だに日本のメーカーはこれらの後塵を拝している所が大きいですしユーザーとしても学ぶところが大きいと思います。

 いずれにしろ海外型建造物キットに触れる機会が多くなる事が重要な気がしますね。

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