「芝生の達人」を導入する(大汗)
今回はレイアウト改修に伴うアイテムのはなしから。

NOCHの「芝生の達人」です。
今後クレイドルレイアウトの改修、葉純線の改修等で使用頻度が増えそうなので買ってみました。
実際、レイアウトを一つ作る位でこんなのを買ってたらかなりコストパフォーマンス悪いですし。
原理は細かくカットしたグラス繊維を静電気を使って「立った状態で植毛する」ものです。
要するに昔セルロイドの下敷きで頭をこすると髪の毛が静電気で逆立つというあれです(例えがおっさんくさいですね汗)
歌舞伎町の仮店舗で営業中のホビーセンターカトーの扱いで、昨年暮れに行ったときには品切れで買えなかった物で期待は高かったです。
手順は先ず、白いカップの中に細かく刻んだフィールドグラス(NOCHでは「達人芝」と呼んでいます)を入れます。
次に、草地にしたい所にベースの上にボンドを塗布しておき、更に本体から伸びたワニ口グリップを草を生やしたい部分の周辺に挟みます。
後は上からグラスを散布するという、至って単純な行程です。

今回はクレイドルレイアウトの土手部分の植栽に使いました。280Rのリバースカーブ内側の全面ですので結構な面積になります。
達人芝ですが各種の色を揃えた入門セットがあり、これだと複数の色のブレンドがしやすいのでこれを中心に使いました。
(小袋ひとつ程度で今回の土手位のスペースはOKなようです)
カップ内にプラス、グリップからマイナス(逆かな?)の電気が通電しており特に前者はカップ内部に角の様な電極が生えています。作動中にうっかり指など近づけるとびりっときますのでここが注意点です(笑)
散布には網状のフルイと先のすぼまったノズルの2種類、その内側に使うらしい穴のあいた円盤2枚(草の長さに応じて使い分ける様です)を装着します。
実際にやって観た感触ですが作業中は本体が音を立てる訳ではないのでどれだけの効果が上がっているかがとっさにはわかりにくいですがノズルを使った場合先端部からグラスが綿あめ状にもりもり生えてくる(笑)ので見た目に分かりやすいです。
実際よほどの広範囲でもない限りはノズルの方が無難かもしれません。
散布時にはかなりのグラスがこぼれるので下に新聞紙でも敷いて置きこぼれたグラスはその都度カップに戻して使うと無駄もなく効率的でした。
小さなレイアウトやセクション、あるいは今回の様にシーナリィを分割したパーツとして造る場合にはこの方が有効でしょう。

これまでは単純にグラスを撒いて接着するとこのように寝てしまうことが多かったのですが

達人では噂に違わずグラスが立っているのを確認できました。
ですがグラスの立ち方が一様で平均化しているために見ようによっては「これなら植毛シートでも代用できる」感じもしないではありません。
ただ、このアイテムの真価は「ユーザーの好みの色にブレンドした草地が作れること」「長さの異なる草を使える事」「ボンドの塗布範囲や形状を工夫する事でシートでは困難な複雑なベース形状に対応できる事」にあると思います。
その意味では次に予定している葉純線の改修こそがこのアイテムの価値を真に試す場と言えるかもしれません。
とはいえ、このアイテム自体はコストパフォーマンスの点では個人が使うにはいささか過剰性能(何しろ本体とボンド、グラスまで入れると先日発売のKATOの「和」のひと編成並みの値段になります。実を言いますとこのアイテムを買った事もあって先日の秋葉行きでは「和」が買えなかった側面もありました。その意味では先日紹介の「和」格安中古は大変有難かったといえます)
使用頻度を思えばジオラマ業者が仕事で使うか、あるいは同好の士何人かで使い回すのが現実的且つコスト面では有利と思います。
とはいえ、アイテムとしては悪くありませんでした。今後の活躍が期待されます。
光山鉄道管理局
HPです。

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NOCHの「芝生の達人」です。
今後クレイドルレイアウトの改修、葉純線の改修等で使用頻度が増えそうなので買ってみました。
実際、レイアウトを一つ作る位でこんなのを買ってたらかなりコストパフォーマンス悪いですし。
原理は細かくカットしたグラス繊維を静電気を使って「立った状態で植毛する」ものです。
要するに昔セルロイドの下敷きで頭をこすると髪の毛が静電気で逆立つというあれです(例えがおっさんくさいですね汗)
歌舞伎町の仮店舗で営業中のホビーセンターカトーの扱いで、昨年暮れに行ったときには品切れで買えなかった物で期待は高かったです。
手順は先ず、白いカップの中に細かく刻んだフィールドグラス(NOCHでは「達人芝」と呼んでいます)を入れます。
次に、草地にしたい所にベースの上にボンドを塗布しておき、更に本体から伸びたワニ口グリップを草を生やしたい部分の周辺に挟みます。
後は上からグラスを散布するという、至って単純な行程です。

今回はクレイドルレイアウトの土手部分の植栽に使いました。280Rのリバースカーブ内側の全面ですので結構な面積になります。
達人芝ですが各種の色を揃えた入門セットがあり、これだと複数の色のブレンドがしやすいのでこれを中心に使いました。
(小袋ひとつ程度で今回の土手位のスペースはOKなようです)
カップ内にプラス、グリップからマイナス(逆かな?)の電気が通電しており特に前者はカップ内部に角の様な電極が生えています。作動中にうっかり指など近づけるとびりっときますのでここが注意点です(笑)
散布には網状のフルイと先のすぼまったノズルの2種類、その内側に使うらしい穴のあいた円盤2枚(草の長さに応じて使い分ける様です)を装着します。
実際にやって観た感触ですが作業中は本体が音を立てる訳ではないのでどれだけの効果が上がっているかがとっさにはわかりにくいですがノズルを使った場合先端部からグラスが綿あめ状にもりもり生えてくる(笑)ので見た目に分かりやすいです。
実際よほどの広範囲でもない限りはノズルの方が無難かもしれません。
散布時にはかなりのグラスがこぼれるので下に新聞紙でも敷いて置きこぼれたグラスはその都度カップに戻して使うと無駄もなく効率的でした。
小さなレイアウトやセクション、あるいは今回の様にシーナリィを分割したパーツとして造る場合にはこの方が有効でしょう。

これまでは単純にグラスを撒いて接着するとこのように寝てしまうことが多かったのですが

達人では噂に違わずグラスが立っているのを確認できました。
ですがグラスの立ち方が一様で平均化しているために見ようによっては「これなら植毛シートでも代用できる」感じもしないではありません。
ただ、このアイテムの真価は「ユーザーの好みの色にブレンドした草地が作れること」「長さの異なる草を使える事」「ボンドの塗布範囲や形状を工夫する事でシートでは困難な複雑なベース形状に対応できる事」にあると思います。
その意味では次に予定している葉純線の改修こそがこのアイテムの価値を真に試す場と言えるかもしれません。
とはいえ、このアイテム自体はコストパフォーマンスの点では個人が使うにはいささか過剰性能(何しろ本体とボンド、グラスまで入れると先日発売のKATOの「和」のひと編成並みの値段になります。実を言いますとこのアイテムを買った事もあって先日の秋葉行きでは「和」が買えなかった側面もありました。その意味では先日紹介の「和」格安中古は大変有難かったといえます)
使用頻度を思えばジオラマ業者が仕事で使うか、あるいは同好の士何人かで使い回すのが現実的且つコスト面では有利と思います。
とはいえ、アイテムとしては悪くありませんでした。今後の活躍が期待されます。
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この記事へのコメント
はじめまして
“芝生の達人” 良いですね。
一度実演しているのを見たことがあり、私もいつか買いたいなと思っています。
今年の正月も、買う気満々で大阪の模型店で探したのですが、どこも品切れ中でした。
もっとも、いざその場になれば、高価なものなので本当に買うかどうか解りませんが(笑)
コメントありがとうございます。
東京も昨年クリスマス前の時点で品切れ状態でしたのでかなりの人気アイテムだったようです。
私は昨年出た本の付属DVDでの使用場面を見たことがきっかけでした(笑)
本文では書き忘れましたが、この製品は本体に日本語の説明書がないので購入時には予め広告などで使用方法を予習していたほうがいいかもしれません。
仰るとおり価格はネックですが使い方に習熟すればかなり使えそうなアイテムと思います。