フライッシュマンのBタンク

今回は外国型のミニSLのはなしから




 思ったのですが前回の98といい、日本のファンには未だに外国型アレルギーが根強い事を感じます。
 小型機の世界ではB20等を除くと国産機が極端に少なく明治の輸入機が結構後まで生き残っているケースが多いので日本型レイアウトに組み込んでも案外違和感はないのですが、それでも関心は極端に低いと言わざるを得ません。
 おかげで日本型ならこんな値段はあり得ないのではと思える価格で入手できるのは有難い事ですが…

 紹介するのはフライッシュマンのBタンク。
 昭和47年ころのTMSで紹介されたのを読んだ記憶があります。
 最初、手に取った時から「少し大きいんじゃないか」と感じたのですが98と重連を組ませて余りの大きさの差に仰天しました。
 Bタンクですが殆どKSKCタンクに匹敵するかそれ以上のサイズです。

 横幅もかなり広く建築限界にはかなりシビアなタイプと言えます。
 実際モジュールのエンドレスを走行させた所、直線部にある自作の鉄橋に引っ掛かり脱線しました。これまでC58クラスでもそんな事はなかったのですが。



 このでかさですが恐らくフライッシュマンとしてはかなり初期のモデルでフルスケールのサイズでは動力を組み込めなかったからではないかと想像されます。
(初期のNモデルでは後で紹介するミニトリックスのT3等の様に最初トレーラーでリリースされ、後から自走できる様になった経緯のモデルがある位です)

 ただ、オーバーサイズなだけにロッド周りの表現は今見ても一級品と言えます。
 およそ玩具らしい所など感じられない繊細さで、うっかり子供に持たせる事を躊躇しそうなほどです。

 走行性は98とKSKの間、やや98寄りと言った所でしょうか。
 先日入線を果たした週刊SLのBタンクと真っ向から対置するドイツ型SLです。


光山鉄道管理局
 HPです。

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