「原鉄道模型博物館」へゆく

 昨日は駅の運転会でしたが、今日はたまたま平日休だったので子供を連れて外へ繰り出しました。
 とはいっても天候は昨日とは打って変わって雨模様でしたが(涙)

 今回の目的地は横浜。
 湘南新宿ラインが通って以来意外に近くなった印象です。が、私がここを訪れるのは殆ど10年ぶりくらいでしょうか。
 目的地は言うまでもなく「原鉄道模型博物館」です。横浜駅から徒歩5分、駅からも目立つ高層建築の三井ビルの2階です。

 館内の写真が撮れませんので少し伝えにくい所もあるのですがOゲージ、一番ゲージ中心の車両モデルの精緻さは興奮物でした。
 博物館によくあるカッコだけの再現モデルと異なり殆どの模型が「(主に伝達機構や台車周りですが)実車と同じ機構で自走できる」のが特徴です。
 そのせいかどれもこれもが不思議な説得力を持っていて展示品なのに妙に生き生きして見えるのが面白く感じました。

 ですが一番凄かったのがレイアウトです。
 一番ゲージやOゲージクラスのシーナリィ付のレイアウト自体、日本では珍しいものですが線形の設定、シーナリィの密度、配置のセンスとどれをとっても隙がありません。
 カーブを上手く使った線形設定も実に巧みですし、間に通路を挟むことで適度な距離感を与え視点を下げると強遠近法の効果が得られる山の配置も見事でした。
 実物に近い走り味と音を再現するためあえてレールに鉄を使っているとの事ですが実際その通過音は重量感を感じさせ、私の知っている模型の音のどれよりもリアルなものでした。

 「最高の車両モデルを最高のトラックプラン且つ最高のシーナリィのなかで走らせる」というのは世の鉄道模型ファン全てが持つ理想形と思いますがおそらくここのレイアウトが最もその理想に近い存在なのは間違いないと思います。
 実際、もし私が一人で来ていたらここに何時間でもじっとしていた事でしょう(笑)
 来館者の中で年代を問わず女性客の注目度が高かったのも印象的です。正直レイアウトを見ていてこれほど女性の感嘆符とため息を傍から聞いたことはなかったのではないかと(笑)

 隣室には横浜周辺を再現した16番の大レイアウトもありましたが一番ゲージのあれを見た後ではどうにも見劣りした感じでやり切れませんでした。
 16番の展示用としては最高レベルなのですが、トラックプランやシーナリィの配列への拘りがOや一番ゲージのそれより希薄に感じられたのが要因でしょう。

 お土産も当然のようにこの博物館のブックレットです。本当はDVDも欲しかったのですが予算が許しませんでした。
 薄手の本ですが内容はこれまた中々濃く帰りの電車で最初から最後まで読みふけっていて飽きません。

 ワタシ的には一度本気で見出すと何時間でも時間がつぶせそうな施設でした。
 この次は何とか時間をつくってひとりで観に行こうかと思います(汗)

光山鉄道管理局
 HPです。

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