偉大なる凡庸の系譜・583系

 久しぶりに書く偉大なる凡庸の系譜・今回は「結果として増えてしまった」機種のはなしです。

 583系特急電車。
 「横須賀色好き(これについてはいずれ詳述します)」が嵩じて良く似た色だからという結構いい加減な理由で好きな電車です。

 これは思い出話ですが以前から兼ねて触れています機関士の親類が当時幼少の私を連れて機関区や車両工場の周りを散歩していていた折「あれが新幹線の電車だよ」と教えてくれた電車がありました。
 当時は私の故郷は新幹線など開通していませんでした(そもそも着工すらしていない)からさされた先に青と白の車体の電車があれば一も二もなく「シンカンセンがいる」と思いこむ訳です(笑)
 今にして思えば当時入線直後だった583系の中間車だったのでしょう。

 それから修学旅行や受験旅行(笑)などで583系にはお世話になりました。
 二重窓の中を上下するブラインドとかむやみに高い天井とか乗って見て感じる583系の魅力にはすっかり参ってしまった記憶があります。

 今ですと「特急なのに席が向かい合わせ」とかよくいわれるのですがあの当時は旧客の普通列車が当たり前、475系でも向かい合わせが当たり前でしたから当時は全く気になりませんでした。
 その583系のモデルですが趣味の中断前に入線させた学研のクハネ583以来の付き合いです。

 再開後はTOMIXのHGが出るとすぐ飛びつきましたし(今でも私のラインナップでは珍しい「フル編成の電車」のひとつです)中古屋で学研や香港TOMIXを見ると状態もくそもなく飛びつきました。
 そのくせKATOの583系は今に至るも入線していないのですから不思議です。

 このモデルも人気機種で長期にわたって作られているのせいか9600並みに癖物ぞろいのモデルです。
 学研は西ドイツトリックスのモーターを搭載しているのが売りでしたし、香港TOMIXは当時のTOMIXの標準だったスプリングウォーム伝達を使わない構造。TOMIXのHGは史上初めて581系と583系で先頭車を作り分けて同時リリースという快挙を成し遂げています。


 そして583系というと忘れちゃいけない(?)719系
 ここまで来ると「蓼食う虫も何とやら」のレベルじゃないかと(大汗)

光山鉄道管理局
 HPです。

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この記事へのコメント

2013年04月14日 22:27
私の583系はKATOの旧製品を所有しておりますが、古い学研の製品も今になってはそそられる製品と感じます。
以前は古い製品の車両にはあまり食指が進みませんでしたが、入手困難になった現在では、「欲しい!」のひとことですね。

私も幼少の頃は、駅に停車中の583系の中間車を見て、「新幹線みたいだ」と思っていたひとりでもあります・・・・。
2013年04月15日 22:31
>hidakamiさん

 学研の583系は田舎の中古ショップなんかでは3桁価格くらいでジャンクされているのを結構見かけます。ただ、新製品当時から走行性の悪さで定評(笑)のあったモデルなので走るかどうか。

 クハネは香港TOMIXより印象把握がしっかりしているので悪くないと思います。

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