今月の珍車2・マイクロのDD511


 先日の52系快速色といいED41といい、やや珍車チックな入線が続いていますがこれもその一つです。
 とはいえ形式名だけならメジャーな機種ですが。

 今回の入線車はDD51です。
 個人的にはDE10ほどには眼にする機会がなかった機関車ですが、かつては東北本線の主役(とはいえ、蒸気機関車の引退する昭和38年から全線が電化する昭和44年までのごく短い期間でしたが)だった機種でその後も釜石線などでの客車列車の牽引に活躍した機種でもあります。

 入線当時は量産最初のDD512(試作型よりは馴染みのある顔ですがラインの塗り分け線がその後の量産機と異なります)から入っていますが、前述の事情で電化までのつなぎみたいな位置づけだったため、教習、慣熟用として「DD51とD51」「DD51とED75」という変則的な重連が行なわれた事でも地元では面白い機種だったとは言えます。
 さて、今回のDD51ですがマイクロ製のDD511です。

 文字通りのファーストナンバーの試作機でDD13みたいな顔とか屋根周りの造形とかが後の量産型とは異なります。
 言い換えれば後にも先にもこんなカッコのDD51は無い訳で、その意味では珍車くさいとも言えましょう(笑)
 この1号機、秋田機関区所属時代の物だそうですが、私の故郷でも釜石線や横黒線(現・北上線)の無煙化に貢献した機だったようで盛岡機関区の記念写真集にも登場しています。
 この写真集で1号機の存在を知っていた事もあって出来れば入手したいロコだったのですが幸い中古を見つける事が出来ました。

 量産型に比べるとどことなく野暮ったい感じがしますがそこがローカル線には似合いの雰囲気もあります。

光山鉄道管理局
 HPです。昨日更新しました。

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