「大陸横断超特急」
今回は毛色を変えて映画のはなしです。
先日BSで掛かっていたのですが放映を知らずにクライマックスしか観られなかった鉄道アクション映画。
(尤もその前に地上波のロードショー番組で二度観ているのですが)
「大陸横断超特急」77年頃の作品です。
この作品ロードショー公開の時は「機関車が駅舎の中に突っ込んでくる」という実にインパクトのあるポスターがあちこちに貼りだされておりまして当時中学生だった私もかなり衝撃を受けた記憶があります。
ストーリーはこれまたコメディタッチのアクションドラマといった趣ですがストーリーについては割愛します。
ここでも見どころはまず前半主人公が特急列車から何度も振り落とされては再度追いかけてとび乗る繰り返しの展開。
これもアクションコメディの定番的な部分だったのですが今回の視聴ではその辺をごっそりと見逃しましたので(汗)一気にクライマックスへ飛びます。
後半の画になるシーンは列車とパトカー、あるいは列車と狙撃ヘリ2機が絡む追跡劇です。
今年の正月頃に取り上げた「キートンの大列車追跡」では列車同士の追跡劇という一線上の画面構成が主でしたが、本作では並走するパトカーと列車という組み合わせ、更に空からの攻撃と列車という立体的な画面構成でパノラマ感を強調しています。この点で鉄道アクションとしての進化を感じさせられました。
この画面構成は例えば後の「西部警察」の地方ロケなんかでもよく観られる画作りと思います。
そしてクライマックスはシカゴ駅の構内に列車が突っ込む(ちなみに上野駅と同様の櫛形ホームの終端駅)シーン。
直前に主人公が自分の乗った客車との連結をはずして脱出するアクション(これはカサンドラクロスと同様に「走る密室からの脱出劇」の定番)を挟んで、切り離された列車の前半部が車止めを突破。
そのまま駅舎の壁を突き破りショッピングコーナーを突っ切り改札口のわきからコンコースに侵入!
コンコースの柱をなぎ倒し中央部に展示してあったスポーツカーに接触してようやく止まります。
これらの一連の流れを実物大の機関車(台車部が無い所から見て撮影用のハリボテの可能性が高いですが)を使って一気に見せるクライマックスはいつ見ても大迫力物です。
このシーンですが車体のみとはいえ、実物大のセットを実物大の機関車が突入するという豪快なものでミニチュアでは表現し難い迫力がありました。この点でカサンドラクロスとはあらゆる意味で対極の爽快感があります(笑)
実際に乗降客や駅員、警官などのエキストラとの絡みも多いですし。
ところで、本作を観ていて個人的に印象に残った役者ですが、主演のジーンワイルダーなどよりも敵の首領役で最後に大銃撃戦をやらかす「No6」パトリックマクグーハンだったりします。この辺りは私の偏った趣味性がばれますね。
光山鉄道管理局
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(尤もその前に地上波のロードショー番組で二度観ているのですが)
「大陸横断超特急」77年頃の作品です。
この作品ロードショー公開の時は「機関車が駅舎の中に突っ込んでくる」という実にインパクトのあるポスターがあちこちに貼りだされておりまして当時中学生だった私もかなり衝撃を受けた記憶があります。
ストーリーはこれまたコメディタッチのアクションドラマといった趣ですがストーリーについては割愛します。
ここでも見どころはまず前半主人公が特急列車から何度も振り落とされては再度追いかけてとび乗る繰り返しの展開。
これもアクションコメディの定番的な部分だったのですが今回の視聴ではその辺をごっそりと見逃しましたので(汗)一気にクライマックスへ飛びます。
後半の画になるシーンは列車とパトカー、あるいは列車と狙撃ヘリ2機が絡む追跡劇です。
今年の正月頃に取り上げた「キートンの大列車追跡」では列車同士の追跡劇という一線上の画面構成が主でしたが、本作では並走するパトカーと列車という組み合わせ、更に空からの攻撃と列車という立体的な画面構成でパノラマ感を強調しています。この点で鉄道アクションとしての進化を感じさせられました。
この画面構成は例えば後の「西部警察」の地方ロケなんかでもよく観られる画作りと思います。
そしてクライマックスはシカゴ駅の構内に列車が突っ込む(ちなみに上野駅と同様の櫛形ホームの終端駅)シーン。
直前に主人公が自分の乗った客車との連結をはずして脱出するアクション(これはカサンドラクロスと同様に「走る密室からの脱出劇」の定番)を挟んで、切り離された列車の前半部が車止めを突破。
そのまま駅舎の壁を突き破りショッピングコーナーを突っ切り改札口のわきからコンコースに侵入!
コンコースの柱をなぎ倒し中央部に展示してあったスポーツカーに接触してようやく止まります。
これらの一連の流れを実物大の機関車(台車部が無い所から見て撮影用のハリボテの可能性が高いですが)を使って一気に見せるクライマックスはいつ見ても大迫力物です。
このシーンですが車体のみとはいえ、実物大のセットを実物大の機関車が突入するという豪快なものでミニチュアでは表現し難い迫力がありました。この点でカサンドラクロスとはあらゆる意味で対極の爽快感があります(笑)
実際に乗降客や駅員、警官などのエキストラとの絡みも多いですし。
ところで、本作を観ていて個人的に印象に残った役者ですが、主演のジーンワイルダーなどよりも敵の首領役で最後に大銃撃戦をやらかす「No6」パトリックマクグーハンだったりします。この辺りは私の偏った趣味性がばれますね。
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